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| 激突! |
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アニメ第111回放送年5月19日 「激突!蛮竜vs風の傷」 原作少年サンデー2002年2月13日(11号)第252話「聖域の境目」 原作少年サンデー2002年2月20日(12号)第253話「撤退」 原作少年サンデー2002年2月27日(13号)第254話「蛮竜の傷」 ☆ ☆ ☆ アニメ「犬夜叉」、かごめ達が毒によって死にかける絶体絶命のエピソードから11クール目に入ったが、視聴率が9%台〜12%台ところころ変わる。 話にそんな違いはないと思うのだが、この差はどうしてだろう。 今回は待ちに待った「激突」。 画面から気合がほとばしるような作りで、内容もほとんど原作どおり。 あまりに気合が入りすぎて弥勒と睡骨、珊瑚と蛇骨の言葉の応酬まできまじめな演出になってしまった。 原作を読んだ時はここでくすっと笑ったのだが、今日はここもかしこまって見ているような感じ。 取り残され銀骨と雲母もしっかり戦っていたし、邪見の部分など短い挿入も邪魔にはならなかったと思う。 後半部分でオリジナル戦闘シーンが追加されたが、ここはなんだか中途半端。 追加するならするできっちり入れて欲しかった。 いつも大変だなあと思うのが特に主役の5人、必ず平等に台詞が入る。 たとえば原作では犬夜叉とかごめしか話さないところも弥勒、珊瑚、七宝と台詞が追加されることが多い。 これも引き伸ばしの一環なのかそれとも声優さんたちへの配慮なのかはわからないが、これもアニメをくどく感じる要因のひとつだろう。 平行してりんと琥珀の遭遇が入るが今回の殺生丸、いつもより声が低く、話し方もゆっくりで少し老けたような感じがした。 声の印象とは大きなものである。 哀しいことに、未だに蛮骨蛇骨には違和感が残る。 どうやらこれは慣れずに終わるような気がする。 今回水と花の匂いのする奈落まで網羅しているため、詰め込みすぎではないかと心配していたのだが、ちょうどいい配分だった。 やはり、原作どおり作ると進行も早くなってしまうのだろう。 それにしてももうそろそろ名前の紹介も終わってもいいのではないだろうか。 (2003年5月19日の日記)
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| 聖島 |
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アニメ第112回放送年5月26日 「湖面に浮かぶ聖島の結界」 原作少年サンデー2002年3月6日(14号)第255話「聖島」 原作少年サンデー2002年3月13日(15号)第256話「結界の中心」 原作少年サンデー2002年3月20日(16号)第257話「独鈷(どっこ)」 ☆ ☆ ☆ 奈落が残した水と花の匂いに導かれた犬夜叉達は聖島に向かう。 一方聖島に生き仏として祀られている白心上人の世話をする家の息子、新太郎は半月も帰ってこない父を探しに島に行こうとする。 犬夜叉達と新太郎は出会い、共に行くことになるのだが、アニメでは新太郎の父をオリジナルとして掘り下げている。 錫杖が出てきた時はどうなることかと思ったが、白心上人を襲いに来た(と思われた)妖怪達を錫杖を使って撃退しようとするあたり、良かったと思う。 最後の結界破りの錫杖2本刺しは少しおおげさに感じたが。 あるだろうなあと思ってやっぱりあったのが新太郎の姉達の名前。 雪、月、花と揃い踏み、好きなんだろうなあ、こういうのが。 犬夜叉の「坊主の干物」発言もしっかりあってちょっとドキドキ。 前半部分、オリジナルも良く、それ以外は原作どおりで見ていて非常に心地よい。 島に向かう船の中、すでに七宝と雲母が結界の影響を受けているところが2つめのオリジナル。 アニメで七宝が船酔いしているように見えること、新太郎が村長(むらおさ)の息子に設定されていることなど、以前のなずなや水神のエピソードが思い出される。 船が沈んで珊瑚が弥勒を助けるシーン、原作のあっさり感も大笑いしたがアニメのしっとり感もまた良し。 聖島について蛮骨登場。 ひさしぶりにアクションシーンをたっぷり見た気がする。 弥勒が七宝の妖気を使って?結界の中心を探す場面も良かった。 どんなにまじめな場面でもつい七宝と雲母の表情を覗き込んでしまう、とにかく可愛い。 さてその結界を張っていた独鈷だが、本来は修行における「煩悩(迷いや不安、欲求など)」を破壊するための仏具なのだそうだ。 それが「犬夜叉」では結界張りの道具になっているが、実はこれ、犬夜叉プレステ第1弾RPG版にすでに登場している。 1度は犬夜叉達が飛天満天の雷獣退治をする時。 旅のお坊さんが雷獣から村を守るために結界を張っており、犬夜叉達はその結界を破らないと先に進めない。 結界破りにお坊さんからもらうアイテムが独鈷である。 さらに後半、宝王院のステージにも登場する。 しかも犬夜叉達に独鈷の使い方を教えるのは、あの「天海大僧正」である。 犬夜叉達と同じ時代の実在の人物、徳川家康に仕え、川越の無量寿寺を再建した。 この天海僧正があの明智光秀と同一人物だったという説(内田康夫著作より)や家康との関係など、おもしろい逸話がたくさんあるのだが、とてもここでは書ききれない。 ちなみに独鈷、ゲームでは「独鈷杵」として登場するが同じものである。 つい先日北区王子の「名主の滝公園」なる場所へ母のお供で行ったのだが、そこには可愛い「独鈷の滝」があった。 些細なことだがなんだか嬉しい。 最後に例の「きれいはきたない」の歌、桔梗、睡骨だけでなく白心上人にまで続く七人隊から白霊山を貫くテーマとなっているようである。 まだしばらくは聞かされることになりそうだ。 (2003年5月26日の日記)
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| 犬夜叉vs蛮骨 |
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アニメ第113回放送年6月2日 「聖なる独鈷と即身仏の謎」 原作少年サンデー2002年3月20日(16号)第257話「独鈷(どっこ)」 原作少年サンデー2002年3月27日(17号)第258話「即身仏」 ☆ ☆ ☆ 今回になってシリアスな戦いのせいか、大人顔の蛮骨と声が少しなじんできたように思う。 蛮骨の蛮竜の扱いは迫力満点で最高なのだが、「風の傷」に対抗して「蛮竜閃?戦?」はともかく雲を呼び、雷を起こす「竜雷閃?戦?」はやり過ぎだろう。 また爆流破、人間の蛮骨に妖力はないからと四魂のかけらの妖力に頼る部分、首を傾げてしまった。 原作では犬夜叉は最初から使おうとしない。 苦し紛れの細工がどうも裏目に出ているようで、観ていて気の毒になるほどである。 なにしろ今日のエピソードでコミック26巻が終わり、あとコミック4冊分+サンデー分しか残っていないのである。 また原作と異なり、蛮骨の雷がかごめ達を打ち倒し、犬夜叉の怒りが爆発して蛮骨を倒しそうになる。 そこで独鈷が蛮骨を守るための霊力を発動する。 原作では犬夜叉と蛮骨が互角の戦いをしている時点で発動するが、この部分などは無理のない設定と言えるだろう。 ただ、霧骨の毒による全員ダメージの二番煎じと言えないこともないが。 犬夜叉はこのアニメオリジナルで、仲間を攻撃したことに怒り狂っているが、確かに甘い。 煉骨の台詞ではないが、生身の人間をぞろぞろ引き連れている犬夜叉の弱点でもあるのだから。 それだけにかごめの「卑怯者!」の台詞が原作より説得力を持って聞こえるのがなんだかおかしい。 実は原作で、かごめが何に対して「卑怯者」と言っているのかよくわからなかったからである。 しかし「汚ねえもハチの頭もあるか」のハチの頭、一体どこから出てきた言葉なのだろう。 そしてもうひとつのオリジナルは、蛮骨を救った独古が同時にかごめ達をも救っていること。 だが一番良かった部分は新太郎の方、きちんと終わらせたことだろう。 原作では中途半端な扱いで終わってしまった新太郎達であるが、アニメでは父の遺骨と共に父の誇りをも取り戻す。 もうひとつ睡骨を待つ子どもたち。 後に殺戮のために戻ってくる睡骨を知っているこちらとしては何ともせつないが、この時点では誰も今後の睡骨について知らないのだから、仕方がないとも言えるが・・・。 私が不思議に気に入っているのが、蛮骨、琥珀、神無のシーン。 忍び忍びとしつこい蛮骨に「悪心を持つ(蛮骨)」と表情も変えずに皮肉る琥珀、淡々として可愛い神無。 原作では何とも思わなかったシーンだが今ではすっかりお気に入り。 猪肉パーティーの鋼牙を筆頭に、殺生丸一行、桔梗と余った時間は出演者ほぼ勢ぞろいの大サービス、しかも新曲披露のおまけ付き。 次回は鋼牙メインで予告にも登場。 余談だが即身仏は実在する。 生きながらにして土中に入ることを「入定」と言い、3年3ヵ月後に掘り出されて即身仏として祀られる。 代受苦菩薩真如海上人、妙心法師など今でも各地で信仰の対象として祀られているそうである。 (2003年6月2日の日記)
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| 瞬間沸騰 急速冷凍 |
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アニメ第114回放送年6月9日 「鋼牙の孤高なる戦い」 原作少年サンデー2002年4月3日(18号)第259話「爆発」 原作少年サンデー2002年4月10日(19号)第260話「顔」 ☆ ☆ ☆ 地震速報と共に始まった今週のアニメ「犬夜叉」、熱を上げて寝込んでいたが、何とか観た。 なにしろ鋼牙がメインである、「孤高なる戦い」なのである。 それにしてもこのサブタイトル、もう少し何とかならないものか。 今回は鋼牙vs煉骨銀骨の戦闘シーンをたっぷり見せ(途中だれたが)、その中に珊瑚と弥勒のシーンを挟みこんでの引き伸ばしがメイン。 おかげで鋼牙のシーンになると5度ぐらい熱が上がって発火状態になるし、弥勒が出てくると、冷凍庫に放り込まれたかのような悪寒が走る、そのくりかえし。 弥勒ファンにお聞きしたい、「こんな弥勒様が好きですか?」 素直に「はい。」とうなずかれたら「あっ、そうですか。すみません。」と早々に退散するしかないが。 せめてこんなシーンで「弥勒のテーマ」は使わないで欲しい、そればかりを願う。 珊瑚初登場時、琥珀取り戻し時、弥勒行方不明時(無心の件)の犬夜叉もそうだった。 あえて猛々しさを強調することで、後の優しさを効果的に見せようとする手法だろう。 弥勒と珊瑚にも、これからのシーンをより感動的にするために、あえておちゃらけてみせているのかもしれない。 好きか嫌いかと問われれば、私は嫌いである。 久々登場の鋼牙のテーマ(短縮バージョンではあったが)に乗っての戦闘シーン、特に後半は素晴らしかったと思う。 弥勒に比べて大甘採点は許していただきたい、なにせ私は鋼牙ファン。 原作に比べ、影の薄かった煉骨ともはやターミネーターと化した銀骨、ロケットパンチならぬロケット頭突きまで飛び出す騒ぎで、もう銀骨なら何をやっても許す、むしろ拍手喝采、みたいな気分になるのは高熱からくるハイテンションゆえ? ただおもしろい、というよりも気になったのが銀骨の最後、銀骨は煉骨を守るために四魂のかけらを飛ばす。 かけらはしっかり煉骨を守っているように見えたが、鋼牙の足のかけらは鋼牙を守ってはくれなかった、というより反応していない。 鋼牙が助かったのは妖怪ならではの耐性であり、煉骨もかけらに頼らずとも生きている。 七人隊の場合、一応はかけらを失わない限り死にはしない設定である。 この付け足しは天生牙が殺生丸を救った記憶があったんだろうな、と思う。 たしかにアニメでは銀骨の健気さみたいなものを意識したいい形にはなった。 アニメでは凶骨と銀骨、なんだか良かったなと思う。 江川さんともこれでお別れ?とんでもない。 「真・三国無双3」の「曹仁」役で酷使させていただいている。 もちろん満天霧骨の稲田さんも、ついでに人面果の堀さんも、多宝塔の鬼だった川津さんも大好きなおじいちゃん(黄忠)なので酷使中。 話がそれた。 来週は「殺生丸の孤高なる戦い」である。 犬夜叉が鋼牙を背負うシーン(原作にはなし)、蛮骨と桔梗が出会うオリジナル、善 人顔の悪人睡骨、皮一枚で助かる蛇骨と、予告の段階で見どころたっぷりだった。 (2003年6月12日の日記)
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| 善人顔の殺人鬼 |
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アニメ第115回放送年6月16日 「吸い込まれる黒い光」 原作少年サンデー2002年4月17日(20号)第261話「睡骨の村」 ☆ ☆ ☆ 原作においてもこのあたりは犬夜叉&鋼牙組、殺生丸組、珊瑚&弥勒組、睡骨&蛇骨組の出来事が平行して起こっているので、アニメの方も4話ぐらいの分をいったんバラバラに分解して組み立て直した感じ。 前半の大きな変更は桔梗と蛮骨の遭遇だろう。 「時代を越える想い」にもあったな、こんなシーン、と思いながら見た。 ちょっと前には昔懐かし飛天の亡霊が取りついていたが、今回は凶骨と霧骨を弔いながらひとり酒を飲む蛮骨、ここまでは まあいい。 桔梗と遭遇。 とりあえずは殺しもせずにすれ違う。 ここからして違和感。 蛮骨って殺す必要ないなら殺さない、なんてキャラではないように思う。 会ってしまったらとりあえず殺す、そんな冷酷さがあったはず。 まあ相手が桔梗と知っていたから、それも許そう。 ここで桔梗が「おい。」ときた。 台詞も台詞だが、口調もなあと思いながら見る。 そして桔梗は蛮骨に心を入れ替えて生き直すことを勧める。 蛮骨がそれなりの悩みや葛藤を抱えて、それから目を背けようとしていると指摘する。 ここでがっくりと崩れ落ちてしまった、私が。 蛮骨の生き様はそんな甘いものではないし、犬夜叉たちを殺すために生き返ったのが七人隊である。 蛮骨相手に世直し宣言、これは桔梗の方がおかしい。 蛮骨というキャラに深みを持たせようとしたんだろうな、と思う。 このシーン、余計な添え物だが毒にはなっていない。 見なかったことにして後半に進む。 それにしても奈落、七人隊に桔梗を殺すなと命じておきながら、桔梗のことを語ってはいるらしい。 「話には聞いていたが」などと蛮骨は言っていたが、奈落は桔梗についてどう説明したのだろう。 「死人で破魔の矢を使う、すごい美人だ。」とでも言ったのだろうか。 アニメ版蛮骨の口調からあれこれ想像しておかしかった。 今まで私は、自分がこちこちの原作ファンだからアニメオリジナルに対して文句をつけたくなるのだろうと思っていたが、最近気づいた。 原作のキャラが言いそうにないこと、しそうにないことがあまりにも多すぎる。 つまりキャラの本質をつかんでいないのだと思う。 ちゃんと把握していれば、オリジナルの部分をどんなに膨らまそうと不満はないはず。 そこが仕事としてアニメを作る側と、ファンとしてアニメを見る側の越えられない壁なのだろうか。 さて後半、殺生丸は蛇骨相手にいやに苦戦。(闘鬼神は飛ばされるし、後向きで一閃のもとに蛇骨刀を返すわけでもなし) そして善人顔の殺人鬼、ついに登場。 「犬夜叉好きな顔コンテスト」があれば、迷わずこの睡骨に1票!というほど顔も好きだが、目が点々の隈取睡骨より怖さ、凄みの点でもはるかに上。 七人隊に合流していた時は(アニメで)、よくしゃべるチャチキャラに成り下がっていたが、今回の睡骨は蛇骨とも対等に渡り合う大物ぶりで原作に近い。 平田さんの熱演に、鉤爪瞬時取り出し芸も健在と見応え十分だった。 子どもたちを襲おうとするもみずからの善性に止められ、苦しむシーンで桔梗の顔は興ざめだったが。 七人隊のエピソードでは、もはや彷徨える哲学者と化した桔梗、「私を待つ呪うべき宿命の轍」には恐れ入るしかない。 先週土に還った地念児銀骨の江川さん、早々と輪廻転生、睡骨の村人に生まれ変わっておられたが、ここでもあっさりと鉤爪の餌食に。 次回は睡骨最高の見せ場であると共に、睡骨とのお別れの回でもある。 平田さんの名演は見たいが、お別れは寂しい、複雑な心境。 願わくば桔梗様、これ以上余計なことは言わないで下さいまし。 (2003年6月18日の日記)
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| 死の間際 |
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アニメ第116回放送年6月23日 「さらけだされた真実の顔」 原作少年サンデー2002年4月24日(21,22号)第262話「黒い光」 原作少年サンデー2002年5月8日(23号)第263話「睡骨の記憶」 ☆ ☆ ☆ 今回ばかりは犬夜叉組&弥勒組に関してはオリジナルも変更もどうでもいいと思って見ていたが、引っかかったのは琥珀の部分。 迷った珊瑚を救って戻らせるつもりのように見えたが、結果的には先に進ませたことになっていた。 心中とは裏腹のことをしていたことになるのだろうか。 相変わらず三日月背負った殺生丸の孤高なる戦いは、ほぼ原作どおり。 先週の邪見に続いて、殺生丸のもこもこに顔をうずめた幸運者は蛇骨、うらやましい。 ただし「おれの好みじゃねえけどよ。」のカットは残念。 「おれたちはこんなことじゃ死なねえんだよ。」の台詞の色っぽさにはぞくっときた。 初めて蛇骨の声が肌に合った?感じ。 犬夜叉が水に浮かんでいるシーンは、もっと体中がりがり洗いまくっていたんだろうと思っていたのだが、あんなにのどかなものだったのか。 さて本題。 りんを殺そうとして桔梗の矢に射抜かれた睡骨。 目のうるうるはいただけないし、桔梗の顔になんだか違和感。 妙なところでアイキャッチ。 そんなことはどうでもいい。 今回入ったオリジナル。 生前の善人睡骨、わが身を守るために人を殺めてしまう。 善人ゆえに自分を許せず、苦しむ心の隙間に殺人鬼睡骨が住みつく。 七人隊に加わり、善人と悪人の間を行き来する。 そして「何が正しく、何が悪いか」迷っていた。 まずはこの部分。 アニメ的に睡骨をわかりやすく説明しているとは言えるだろう。 好きとはとても言えないが。 ただ、なぜ迷う? 何が正しく、何が悪いか、そんなわかりきったこと。 人殺しが悪いと知っているから善人睡骨は苦しんでいるのではないか? 意識的にではないだろうが、睡骨の心理状態を掘り下げようとして、行き過ぎてしまったのではないかと思う。 もうひとつ、桔梗。 蛮骨との絡みにより、桔梗が睡骨の死に「死人の末路」を見せつけられる設定になっている。 この時の桔梗、死人の哀しみはまとっていても、死人としての自分を惨めな存在とは捉えていないはず。 以前ならともかく現在の桔梗を貶める設定である。 原作の桔梗と睡骨の微妙な雰囲気を生かしきれなかったのが残念だった。 ただし挿入以外の部分は原作に忠実で、これで平田睡骨とのお別れになってしまう。 睡骨に関しては、というより桔梗と睡骨の関係には非常に思い入れが強い。 カップリングとかそういった意味ではなく、大人としての2人の存在感に魅かれているのだと思う。 正直言って犬夜叉、かごめの関係は私にとっては懐かしい青春の思い出。 私自身の感性は、やはりもう少し大人である。 もうひとつおまけ。 来週煉骨が「爆雷筒」を使うが巫法札合戦では爆雷筒は七宝の武器。 どうでもいいが、おもしろい。 松野太紀さんの鋼牙は気絶しっぱなしで今週は声が聞かれないかと思っていたら、予告の最後になんとか登場。 これは嬉しかった。 (2003年6月28日の日記)
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| アニメの醍醐味 〜犬鋼連携&犬鋼漫才 |
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アニメ第117回放送年6月31日 「炎の川に消えたアイツ」 原作少年サンデー2002年5月15日(24号)第264話「炎の川」 原作少年サンデー2002年5月22日(25号)第265話「白霊山の洞穴」 ☆ ☆ ☆ ここまできても「何だかいい人」煉骨。 声の印象もあるが、自分を守って死んだ銀骨への思いや憎々しくても「蛮骨の大兄貴」と敬称?づけで呼ぶところ。 そのあと「ガキに」などとも言っていたが、やはり上品。 原作ではこの辺の煉骨は、初登場時に比べて小者っぽくなってしまっていたのでアニメの方が好印象。 それにしても煉骨の肩の裂け目、木製人形の割れ目みたいになっていたが、後で桔梗が奈落にやられる時も、こんな風になるのだろうか。 とても痛々しい気がする。 今回は煉骨vs犬夜叉&鋼牙戦がメインだが、最猛勝を使って一度犬夜叉を引き離したりの引き伸ばしは良かったと思う。 おかげで犬夜叉モード、狼夜叉モードで主役が二人揃った感じでじっくりたっぷり見ることができた。 煉骨火攻め作戦も原作よりもじっくりたっぷり。 こういった場面は、やはりカラーで動きをつけて音を出して見せてもらうと迫力がある。 ただ、以前鋼牙が煉骨に通せんぼした時も思ったのだが、手足がむき出しのせいか全身姿で動き回るといかにも子どもっぽく見えてしまう。 ここはもう少し工夫して欲しい。 鋼牙がかごめにお礼を言う場面、なにげに鋼牙の手を握りしめている犬夜叉、いいな、こんなの。 かごめも犬夜叉が煉骨と共に爆発?したあたりから、とても可愛い。 ついでに火鼠の衣をかぶってアルプスの少女ハイジ状態の後姿もやっぱり可愛い。 今回はとにかく犬夜叉鋼牙の会話と迫力ある戦闘シーンを十分堪能することができた。 山口勝平さんと松野太紀さんがどんな顔して犬鋼漫才を演じられたのか、見たかったなあと思う。 アニメの醍醐味を感じる素晴らしいエピソードだった。 最後の神楽の後に妖怪がもわっと現れる場面も秀逸。 でも予告で弥勒の「あの台詞」を言ってしまうのはどうかと思う。 いざという時の感動が薄れるような気がするのは私だけだろうか? ところで前回の睡骨の死のエピソードだが、4月以降のアニメ「犬夜叉」の中で、蛮骨初登場(12.8%)、犬夜叉の涙(12.0%)に続く高視聴率(11.4%)となった。 これは嬉しいニュースである。 平田睡骨、もう一度会いたいものである。 ☆ ☆ ☆ 今月のアンケート、予定を変更して、「七人隊声優人気投票」にしてみました。 キャラと声優さんが一番合っていると思う人に投票していただけたら嬉しいです。 (2003年7月1日の日記)
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| 仰々しさも王道なれば |
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アニメ第118回放送2003年7月7日 「白霊山の奥の奥」 原作少年サンデー2002年5月29日(26号)第266話「回廊」 原作少年サンデー2002年6月5日(27号)第267話「限界」 原作少年サンデー2002年6月12日(28号)第268話「白心上人(はくしん しょうにん)」 ☆ ☆ ☆ 弥勒&珊瑚、蛮骨&蛇骨ファンにとって待ちに待ったと言えるかもしれない今回のエピソード。 最近のアニメは本当に気合が入っているが、ちょっと入りすぎでは?と危ぶむほど真っ向勝負の演出。 堂々たると受け止めるか、仰々しいと受け止めるかは、見る側の自由だが私としては後者かも。 もちろん展開も台詞も原作に忠実で冴え渡る弥勒のかっこよさ、珊瑚の愛らしさには私も感動したが。 弥勒人気さらに急上昇の予感大。 私としては、気になるのはやはり鋼牙。 犬夜叉の前ではかごめの肩を抱き寄せたりするものの、犬夜叉が背を向けるとすぐ離すところなど、原作どおりで芸が細かい。 鋼牙も犬夜叉とかごめのことは認めているんだろうな、生来の負けず嫌いであんなこと言ってるけど・・・、などと思ってしまった。 もちろん桔梗のことを知らないから、の前提付きだが。 それから神楽が良かった。 「ありゃヤケクソだな。」のあたり、大神神楽はあまり声を張り上げない方がいい。 艶っぽさと悪女ぶりが絶品。 そして久しぶりの黒髪犬夜叉。 走り方、転がり方がなんだか可愛い。 そして煉骨はどうでもいいとして、蛇骨がついに犬夜叉を襲う。 「三人隊」についてあれこれ並べていたが、「バンレンジャー」と聞こえたのは私の気のせいか? 「極悪超人バンレンジャー」とか。 蛇骨もささやきかけるが良し。 普通に話す声には、最後までなじめないだろう。 対犬戦は、蛇骨にとっても滅びへの最後の一歩。 愛嬌たっぷりの残虐者でありながら、どことなく物悲しい雰囲気を漂わせる蛇骨が好きだがアニメ版蛇骨、汗に震え?に笑い声と危なすぎ。 最後の最後に軟派に戻った弥勒と共に興ざめなのが残念だった。 次回はなんと「神々しい悪意の聖者」ときた、何も言うまい。 予告編で松岡文夫さんの白心上人が登場。 シャーロック・ホームズシリーズ「レディー・フランシスの失踪」などで、吹き替えをされている方だった。 辻谷弥勒氏のHPによると舞台俳優として有名な方らしい。 蛇骨のやられ役で西前&田中コンビも健在。 細かいことをグチャグチャと書いてしまったが最近のアニメは本当に楽しい。 七人隊の終焉に向けて、いっそう盛り上がるのではないかと期待している。 (2003年7月8日の日記)
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| オリジナル不要宣言 |
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アニメ第119回放送2003年7月14日 「神々しい悪意の聖者」 原作少年サンデー2002年6月19日(29号)第269話「暗闇の中」 原作少年サンデー2002年6月26日(30号)第270話「白霊山の異変」 ☆ ☆ ☆ 6時58分録画準備OK、ドキドキしながらテレビの前にスタンバイ。 オープニングが始まって「あれっ?」と思ったこと。 白心上人もすでに登場済み? 七人隊に気を取られて今まで気づかなかったのだが、奈落と共に毎週ちゃんとオープニングを飾っていた。 その白心上人、「白心」だけにもっと地味な印象を持っていたのだが、赤と紫と金色でど派手に登場。 目までも金色ではっきり言って怖い。 ここで引いた子数知れず、ではないかと余計な心配。 白心上人には「ミシミシ」とか「シュー」とか効果音が入っているのだが、アニメではなし。 その存在感だけで十分だった。 白心上人の松岡さん、声がいかにも干からびていてミイラっぽい。 長丁場の台詞も圧巻、怖すぎ、哀しすぎ、素晴らしすぎ。 今回のもう一人の主役は蛇骨。 危ない台詞が多いのでかなり変更されるだろうと思っていたら、逆に「泣けよ、泣いてくれよ。」だの「断末魔」だの原作以上に危ない。 狙いを蛇骨ファンに定めて渾身の力作、今日のアニメはサブタイトルはともかく白心上人を含め、本当に素晴らしかった。 それだけにところどころに挿入されたオリジナルシーン、はっきり言って邪魔だった。 死人続きで七人隊に続き、生前の白心上人を入れた部分は良かったと思う。 飛来骨にお札を貼るのもまあ良しとしよう。 カットバン貼りまくりの、まん丸七宝(夢幻城)が頭に中にボンと浮かんでしまったが。 邪魔だったのはかごめと鋼牙のシーン、蛇骨が妖怪に襲われるシーン。 そこまでしてかごめを出さなければいけないのか? 鋼牙ファンでも、今回のアニメに鋼牙も不要。 原作に忠実に見応えのある展開だっただけに、うるさい以外の何物でもない。 それはともかく次回で蛇骨ともお別れ。寂しい。 煉骨ともお別れ。寂しい。 もうすぐ蛮骨ともお別れ、七人隊とのお別れ、本当に寂しい。 そして入れ替わりに華麗に登場するのが「とげとげ奈落」。 今日も白心上人相手に猫なで声で登場。 森川さんも、普通にしゃべると癒し系。懐かし系。 聞いていて非常に心地よい。 これなら白心上人でなくてもだまされてしまいそう。 予告編の蛮骨「これが最後の大喧嘩」宣言も最高だった。 私にとって草尾蛮骨はこの台詞のために存在した?と思えるほど。 お笑いキャラの蛮骨を期待していたので声が低すぎと思っていたのだが、喧嘩屋の凄みはさすがである。 おなじみの中嶋、西前、田中トリオも健在で嬉しい限り。 それにしても弥勒の風穴、呪いさえなければ最強の武器、うらやましい。 余計なことだが白心上人の強力結界は、弥勒の毒だけでなく、珊瑚の打撲まで一気に治したようである。 恐るべし白心上人。 今回は奈落に抱(いだ)かれ、次回は桔梗に抱(いだ)かれ、幸福な往生を遂げる。 突っ込みどころがもう1ヶ所。 きのう、前のビデオを見直していて、煉骨はロケットランチャーだけでなく、ガトリングガンまで使用していることが発覚。 傭兵稼業などしなくても、武器職人として十分やっていけただろうに、人生を誤ったな、煉骨。 来週はプロ野球のためにお休み。 寂しい1週間が始まった。 (2003年7月14日の日記)
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| さよなら煉骨さよなら蛇骨 |
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アニメ第120回放送2003年7月28日 「さよなら蛇骨の鎮魂歌」 原作少年サンデー2002年7月3日(31号)第271話「鼓動」 原作少年サンデー2002年7月10日(32号)第272話「聖域の消滅」 ☆ ☆ ☆ サブタイトルのわりに、始まったとたんあっさりと魂絶してしまった蛇骨。 (原作では「鼓動」、すでにメインは白心上人に移っていることを示唆している。) 意識があることを犬夜叉が気づいて会話するのと、走馬灯のように?蘇る思い出のシーンは、全国の蛇骨ファンへの最後のサービスか。 原作でもそうだが蛇骨の四魂のかけらを取ろうとしない犬夜叉、こんなところも「甘い」(by蛮骨)と言われる所以だろう。 その後の桔梗と白心上人の場面は大人の世界に突入、原作どおりの息づまるような緊張感。 松岡さんが「わし」と「わたし」とまぜこぜなのはご愛嬌? 幸せ者は白心上人。 奈落に抱かれ、桔梗に抱かれ・・・。 次に幸せなのは羅刹の勘助。 オリジナルアニメを作ってもらえた他に、ここまで桔梗に大事にされて。 同時に「桔梗の魂が自由になる日」のことも思いをめぐらしてしまう。 成仏でも浄化でも同化でもなく、桔梗の魂が自由になる日。 桔梗は常に他人を救うことを生業としてきたが、自分は救われることなく逝き、蘇ってなおさまよい続けている。 桔梗を救うのはかごめか犬夜叉か、とずっと考えてきたがもしかしたら桔梗の魂を救うのは桔梗自身かもしれない。 蛇骨、白心上人に続いて煉骨までもが逝ってしまった。 蛮骨が煉骨にチャンスを与えるオリジナルは秀逸だったと思う。 煉骨は小物ぶりを、蛮骨は大物ぶりをアピールする結果になってはしまったが。 四魂のかけらを3つ入れてもあの程度? 煉骨ファンはがっかりしたかも。 もしくはあの精神面のもろさが煉骨の魅力かも。 煉骨戦後の蛮骨の気合はすごかった。 これから犬夜叉との戦闘シーンが3週間も続きそうな気合である。 つまりアニメスタッフの気合である、これは楽しみ。 余計なオリジナルが少し入ったが、それ以外はまさに原作との真剣勝負、見応えがあった。 七人隊後のアニメがこの気合を持続してくれることを切に願っている。 (2003年7月28日の日記)
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