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★「笑いが転じて不運となす」というか、「笑わせる門には不運来る」というか、やることなすこと裏目に出て、でもは
たから見ればおかしくて仕方がないという「不運」というより「ドジ」なおじさん、それがBASARAの黒田官兵衛です。 最初はね、普通に不幸な普通のおじさんだと思ってなんですよ。 世をすねて、そうですね、同じカプコンの「デビル・メイ・クライ」シリーズのバージルみたいな感じ。 ただ声が小山力也さんだったのと、紹介文の「暗い穴倉のなかからこりもせず動き出す。」の「こりもせず」がなんか引 っかかってたんですけどね。 どっちにしても島津義弘、ザビーに続くパワータイプの鈍足キャラは苦手だなくらいのイメージでした。 だから遊び始めても、官兵衛さんで遊ぶ気にはなかなかなれず。 石垣原での官兵衛さんのテーマ曲が良かったし、ステージにはよく行ったけど、そこでもまあ「・・・ジャック・バウア ー・・・?」と(笑)。 ところが確かあれは三成だったと思います。 ザビー教三英雄編で、別に英雄が誰とも意識せずスタートした途端、「いいぞ、ザビー様ぁ!」 えっ・・・?なに?今の・・・、誰・・・?今の・・・。 思わずリセットして聞き直しましたよ、そしたらジョシー黒田でした・・・。 官兵衛さんがお笑いキャラだったことがそこで判明。 「コレが取れなきゃ、小生に残されたモノは愛しかないんだよ愛しか!」 「だからどうした、ザビー様!」 「これでいいんだよ、ザビー様!」 「ほうっておいてくれ、ザビー様!」 いやあ涙流して笑いましたよ。 で、早速官兵衛さんでプレイ開始、た、楽しいっ! 確かに鈍足だけど、厄当たりがめちゃくちゃ楽しいし、回避キャンセル覚えて厄玉突進長押し覚えて、穴倉落とし10 回連続でできる頃には最強なってましたよ、官兵衛さん。 おたずね者制覇も官兵衛さんが最初、他武将の最強武器取りも、2Pの官兵衛さんにがんばってもらって、敵を倒し たら他武将のおいしいとこ取りで武器ゲット。 三成も大谷も、みんなみんな官兵衛さんにお世話になりました。 これって官兵衛さん大活躍って言うのかな?こき使われてるって言うのかな? 特に毎日〆は「関ヶ原乱入」を官兵衛さん×2で、曲も最高テンションも最高で遊んでました。 台本全集読みながら台詞聞いてると、毛利、大谷&三成トリオはほんと憎らしくなってきますね、官兵衛さんをいじめ 過ぎ! それだけに関ヶ原乱入が楽しくて仕方がないです。 絵巻だと切羽詰まった感じですが、自由合戦だと「これだよこれこれ!小生の目論見は!」と「歓喜」の台詞が入りま す。 これが聞きたかったよ官兵衛さん。 でも「もしかして、鍵のためだけに、この修羅場に割り込んできたのか・・・?」「官兵衛、お前は本当に面白い!」と大 喜びの家康が、自由合戦だと死んじゃうのがなあ・・・。 他におもしろいのが、風魔とのやり取りで、「おい、風切り羽!鳥を一匹打ち落としてくれ!」に始まり、風魔に必死で 頼むのに相手にしてもらえず、途中でしどろもどろになる場面と、三英雄ザビー教ステージで、負けちゃっても「久しぶ りにはしゃいだらスカッとしたな」とケロリとしている場面。 幸せな性格してるなあ、うらやましいです。 天下統一しても「なぜじゃーっ!」な官兵衛さん、ほんと楽しいです。 ただこの人の場合、不運な要素も多分にあるけど、それ以上に口がすべりやすい&根本的にドジな部分があります よね。 不運なだけだと思ってるのは自分だけで、みんなにも指摘されてましたけど。 「フフフ・・・お前の事だ、悪巧みに失敗して捕えられたのだろう?」by孫市。 「官兵衛、今度はなんだ、また悪巧みか?」by家康。 「アンタの弱点は運の悪さじゃねえ・・・。余計な事しか言えねえ、その口の軽さだ」by政宗。 まことにごもっとも(笑)。 それでも見た目通りの愛嬌者じゃないところがまた良いです。 卑屈さ、したたかさ、腹黒さ,弱気な部分も十二分に持っている、もちろん頭の鋭さ(一応知性派)、行動力、爆発力 も。 ただ小細工を効かすのが苦手なのと(鶴姫とか)、生来の不器用さから(風魔とか)失敗も多いんだろうなあと思いま す。 そのくせ優しくされると涙もろい。 北条氏政との掛け合い漫才は何度見ても楽しいし、大阪城を乗っ取るところなど、そのドジっぷりに笑いが止まりませ ん。 そんな官兵衛さんを飄々と演じているのは小山力也さん。 ジャック・バウアー、毛利小五郎、無双の孫悟空など知ってますが、官兵衛さんが過去最高のはまり役だと個人的に は思ってます。 知名度ではジャック・バウアーにかなわないでしょうが(笑)。 ちょうど「戦国BASARA3」が盛りの頃、ツタヤで小山さんの「24」のメッセージをずっと流してる時期があって、毎日 帰りに寄ってましたね。 「睡眠不足で辛かったろう、すまなかった」みたいなこと言ってて思わず笑っちゃいました。 私は当時は「24」は見てなかったのでジャック・バウアーのせいで睡眠不足にはなりませんでしたが、「戦国BASAR A3」の黒田官兵衛のせいで睡眠不足になりました。 小山さんは「ブログ」を時々読ませて頂いていますが、とてもとても感情の豊かな声優さん。 小山さんだからこそ官兵衛さんがこんな楽しいキャラに仕上がったのだろうなあと思います、ありがとうカプコンさん!
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★実際にいたら絶対に好きになれない、でもゲームの中ではどうしても嫌いになれない素敵?紳士な最上義光。 人の名前を覚えないのは絶対わざとだと思ってましたが、そうではないようですね。 忠勝は山下君、、三成は高橋君、、慶次は後田君 、大谷は小川君、お市はお六にお七にお八、宗茂は中島君、まつはうめ、な〜んか微妙に間違ってるところが何とも言えない。 どうやら名前をど忘れしてるか?呼ばないのが孫市、風魔、呼ぶ気がないのが島津に毛利、などなど。 でもひどいのが 官兵衛「貴公の名前、一文字も思い出せない!」 金吾「そこの鍋!」 小十郎「来たまえ!片栗粉十郎君!」 でも家康はともかくかすがはしっかり覚えています、大好きなようです。 宴でPCの昇格した義光ですが、トリッキーで使いづらそうと思って実は敬遠してました。 他にも大友宗麟や金吾さんなど、見てる分にはおもしろいけどなあ、というのと「超優雅一服待受斬り」みたいな当身技。 時折暴発するのがするのが怖くてなかなか使えないです。 でも「超偉大吾輩氷像定礎」覚えたらもう楽しくて(笑)。 これと土下座でひたすら遊んでます、低難易度で。 ただストーリーは意外におもしろくなかったな。 いえおもしろいんだけど、何度も繰り返して遊びたいっておもしろさじゃなかったです。 お料理まつが可愛くて何度かやりましたが。 政宗とはさらっとしか絡まないのが物足りないけど、そんな義光を演じているのは白鳥哲さん。 BASARAで初めて名前を知りましたが、ものすごい肩書の方ですね。 Wikipediaによると声優、俳優、ナレーターはともかく映画監督はびっくりしました。 役にのめりこむあまり、その人物に同調してしまうって、今頃は最上義光みたいな口調で飛び跳ねているんでしょうか、まさかね(笑)。 小悪党だけど一筋縄ではいかない感じ、憎たらしいけど嫌いになれない愛嬌みたいなものをきっちり演じてくれる凄い声優さんです。
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★みんなに金吾とか金吾さんと呼ばれてばかりいるので、宴で雑賀孫市
が「勇者(変な間、笑)小早川秀秋」と呼びかけて、あっそうか小早川秀秋だっけ、このカブトムシ、と。
歴史上もちょっと情けないスタンスにいるだけに、いじられやすいキャラですね〜。 なんかね〜、憎めないけどイラッと来る。 なにこいつ?と思うけど、あっ、可愛い・・・。 天海さんと実は仲いいんじゃないみたいなムービーも登場の宴で、このコンビがなんとなく好きになりました。 無意識の癒し系?な金吾さん。 光秀さんも金吾さんとこに行って良かったです・・・ね・・・? でも使ってみたらけっこう難しいというか手におえない。 3の称号あと1個の時点でPS3壊れた→データ消えた→BASARAも無双もデビルもOROCHIもみんなみ〜んな初 期化され、遊ぶ時間がほとんどないこともあり、黒田官兵衛を2に置いて、1をその他武将にして今は官兵衛さんに働いてもらってます。 他武将は栄光の杯とか常闇の眼鏡とかつけて放りっぱなしです。 なんせ仲間武将もリセットされたので、日本遊技で仲間武将集め、信頼度アップから始めなきゃならないのでタッグど ころじゃないのですよ。 よって他武将がやっとレベル20くらいのとこ、官兵衛さんだけがレベル190突破しました。 特にその恩恵を受けてるのが金吾さんと最上さんと宗麟です。 つまり楽しいけれど使いにくい、ということです。 この3人はレベル100くらいなったら使い始める予定。 OROCHIも出るし、いつになるかはわかりませんが。 そんな金吾さんを演じているのは福山潤さん。 声を聞くのは、たぶんBASARAが初めて。 なので後で「ぬらりひょんの孫」を見た時はびっくりしました。 人間バージョンのリクオは金吾さんに似た感じの気弱な少年でしたが、妖怪バージョンになった時のかっこ良さと言う か、大妖怪の風格と言うか。 福山さん、こんな声出せるんだあと思いました。 一度この声でかっこいい金吾さんも演じて欲しいですね。 BSR48で1位になって、金吾さん主演のドラマCDが作られることになったら。 ま、あり得ない夢ですけどね(笑)。 さっき福山さんの声はBASARAが初めてって書きましたけど、出演作品が多くて結構見てますね、私。 「BLOOD+」「CSI科学捜査班」「LOST」など。 でもごめんなさい、思い出せません。 金吾さんキャラが強烈過ぎるのかも・・・。 そうそうWikipediaによると、森川智之さんと共にアクセルワンを設立とありました。 憧れの小十郎さんと会社を立ち上げたわけですか。 「金吾と小十郎の伝説の野菜販売会社」でしょうか、金吾さん嬉しいだろうなあ。
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★夢見る夢子ちゃんというか恋に恋するお年頃というか、地に根差した感じの強かったいつきの後を継ぐ少女キャラと
しては対照的でしたね。 北と南だし、雪と海だし、巨大ハンマーと連射の弓だし。 森蘭丸といつきが好きだった私としては、彼女と濃姫を受け継ぐ銃使いの雑賀孫市の登場と共に複雑な心境でした。 宴で全員揃ってくれれば文句なしなんですけど。 ただ使ってみればこれは良い。 通常だけでごり押しできる身軽さがツボ。 背水防衛戦、黒田官兵衛の厄当たりでノーダメージクリア覚えるまでは、羽衣系は鶴姫で恐山冥府戦で稼い でました。 一般兵を門の外までおびき出すと復活しないので余計なダメージ受けずに済んだということで。 けっこうめんどくさかったなあ。 敵に回すと官兵衛使いの私にとっては天敵。 官兵衛はとろいので鶴姫になかなか近づけず、しかも鍵探しルートでは終盤敵が強くなる頃にうろうろと迷い込むとい うおバカぶりを発揮するので、チクチクチクチクやられましたよ、ええ。 天才軍師がどーしてこうなったという間抜けぶりでした。 しかも何度も移動が入るし、何より苦痛だったのはカットできずに何度も入るムービー。 鶴姫の「にこっ」がどうしてもっと可愛く作れなかったんでしょう。 無表情なだけにむしろ怖い、それを何度も見せつけられるとかなり煮えくり返るものがありました(笑)。 あと鶴姫のお約束は衣装は第弐のみ。 一気に可愛くなりますね。 今回は風魔に憧れ設定の鶴姫でしたが、気になるのが鶴姫の配下で普段は穏やかなのに船に乗ると血が滾るか っこいいモブさんと絶妙に合いの手入れるおじいちゃん。 この2人は是非セットで仲間として連れ歩きたかったなあ。 もちろん掛け合い漫才付きで。 「なんかこう・・・関ヶ原来ると血がたぎりませんか!?」「たぎるのう」 かっこいい方は奈落さんですよね? おじいちゃんは自信ないけど宝亀さんでしょうか? それにしてもこの子の怖いもの知らずのひたむきさって圧倒されますね。 風魔に逃げまくられても全然めげない、こりない、こたえてない(笑)。 風魔本人を差し置いて、自分の理想像の「宵闇の羽の方」を作って酔ってる感じ、ある意味うらやましいです。 私だったら「私きっと、嫌われてるんだ・・・」とかすごい落ち込みそう・・・。 史実では悲劇のヒロインな鶴姫ですが、BASARAの性格で強くたくましく生き抜くストーリーも作って欲しいなって思 いました。 夢見る恋姫から、地に足付いた女性に育って、右腕としてずっと一緒にいてくれた青年と本物の恋を築き上げる成長 シナリオ。 となると当然出てくるのが悲運の恋人越智安成。 鶴姫のお供で専用グラフィックのあるおじいちゃんと若いかっこいいお兄さんの2人組。 この若い方が越智安成をイメージしてるかと思うのですが、どうでしょう。 大三島にある鶴姫とセットの越智安成の像も髪長いし(束ねてますが)。 ちなみに台本全集では、伊予河野軍武将Мになっています。 おじいちゃんの方は、伊予河野軍武将Gになっています。何の略でしょう。 「まじめ」の「М」か、「MEN」の「M」か。 「G」は「Genki(元気)なGちゃん(じーちゃん)」のGだったら笑えますね。 そんな鶴姫を演じているのは小清水亜美さん。 「BLOOD+」の謝花真央で知ってましたが、鶴姫はまた違ったタイプです。
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★「朝鮮の役の際に秀吉に従った雑賀衆の中に『さやか』と呼ばれる女性がいたという説がある」ことから雑賀孫市が女性になり、声優さんが大原「さやか」さんになったと信じているのは私だけではないはず(笑)。 この「さやか」について検索してみたら、Wikipediaの「沙也可」の項で確かに「文禄・慶長の役(朝鮮においては壬辰倭乱)の際、加藤清正の配下として朝鮮に渡ったが、投降して朝鮮軍に加わり日本軍を撃退したとされる人物」で、「火縄銃や大砲の技術を朝鮮に伝え」たことから、雑賀衆だった可能性もあると書かれています。 司馬遼太郎の「街道をゆく」他関連資料も紹介されてるので、読んでみたいです。 そんな雑賀孫市ですが、女性キャラにする必要がどこに?と思ってしまうほど男前で女らしさ皆無なキャラ、これは限りなく寂しいです。 史実のゲームにおいて女性武将に対する風当たりが強いのは仕方がないとしても、媚びない女性らしさの中のしなやかな強さといったものを表現してこそ孫市のような女性キャラも生きてくると思うのですが。 確かに「隙」はありました。 慶次の真似をして利家を「利」、まつを「まつねえちゃん」なんて呼ぶところ、戦場においては屈指の手練れでも世間の常識には意外と疎いおとぼけぶりは笑いましたねえ。 でも楽しみにしていた?信長を怖がる場面はもっと「実は幽霊が苦手、きゃ〜っ!」みたいなものを想像してたら半端なくシリアスだったし、慶次を雑賀に誘う場面もプロのスカウトにしか見えなかった(>_<)。 これは次回に期待ですね。 遊ぶキャラとしては限りなく使いやすい、使いやすい、けど銃の切り替えができないっ! あせると特にできないっ! 忠勝が突進してきても、家康が突っ込んできてもその場でマシンガンで動けないっ!→即死な展開がほんと多かったです。 よって孫市は究極だろうがなんだろうが通常攻撃オンリーで。 それでもごり押しできるのが遠距離武器の強みですが、できれば華麗に使いたいなあ。 最初の声を張り上げる場面より、孫市は淡々と喋ってる方がかっこいですね。 あと笑い方が好きです、ちょっと気抜けした「フフフ」な感じ。 そんな孫市を演じているのは大原さやかさん。 「犬夜叉」で地獄絵師紅達に愛される姫&山椒魚妖怪編の若菜でお馴染みの声優さんです。 どちらもわりとおとなしめなキャラだったので、今回の孫市にはびっくりしました。 他にも出演作品&趣味多数な声優さんでした(笑)。
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★己の不幸を憎むあまり、この世の人間全て(信長はさすがに無理だと思ってたらしい)を不幸に貶めるべく生きているようなキャラとして生まれたはずですが、途中で修正があったとはいえ、ここまで愛すべきキャラに変貌を遂げるとは正直思ってもいませんでした。 お市に執着するとこくらいかな、らしさを感じたのは。 むしろ嬉々として悪役を演じてる感じです。 人を操り、でも三成との間に生まれた絆には気づけず、毛利に指摘されて狼狽し、家康に喜ばれて自分を見失う。 口先で鶴姫を丸め込むのも楽しそうだし、ばれてしまうと黙り込み、三成にあきれられる(たぶん)。 三成を残して死に逝く自分に悔いを残し、身代りに死ぬのには迷いなく己を投げ出す。 思いがけなくまつを救う形になり、お礼を言われて戸惑う。 何よりも毛利や三成との掛け合い台詞の楽しさや笑い声が楽しくて。 ネタ武器の炬燵も最高でした、数珠もみかんにして欲しかったなあ(笑)。 初めて「急くな鉾星」使った時は、涙流して笑いました。 ただ使いにくいキャラではあります、私にとっては。 演じる立木文彦さんは、「名探偵コナン」のウォッカなどで有名な声優さんですが、私にとっては「犬夜叉」の九十九の蝦蟇次郎と、片倉小十郎の森川智之さんと歌った「真・三國無双3 Empires」のED「EVER FREE」でしょうか。 凄いインパクトでした、もちろん曲は素敵なんですけどね。 当時は「奈落と九十九の蝦蟇次郎のデュエット」にしか思えなかったけど、今では「片倉小十郎と大谷吉継のデュエット」にしか思えません。 三成といい大谷といい好きな台詞が多すぎて書ききれないので、台詞集がほんと楽しみです。 まだ聞いたことないのもあるんだろうな、きっと。 今回の新キャラは、意外性の魅力があって楽しいです。 特に家康と対をなすダークヒーローだと思っていたら、ギャグ成分90%以上あった石田三成。 世を憎み、人を操る傀儡師だと思っていたら、友達思いで喋りが楽しい大谷吉継。 「DMC」のダンテのようなクールで悲劇の似合う人だと思っていたら、やることなすこと笑いが転じて不運となっちゃう黒田官兵衛。 強いけど地味でさしておもしろみのない武将だと思っていたら、心の呟きが可愛くてたまらないいい人立花宗茂。 地方領主で期待の範疇外な雰囲気だったのに、出てきてみたら恐山や反魂の術や、そんな摩訶不思議ワールドで魅了してくれる南部晴政。 中でも大谷吉継にはやられた人、多いんじゃないかな?と思います、男女問わず。 ただ大谷や三成は次回作でどんな使われ方をするのかちょっと心配かも・・・。
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★これまで「戦国BASARA」シリーズの主役は陽vs陽、蒼の伊達政宗vs紅の真田幸村でした。 どっちも正統派のかっこ良さで、後はどっちが好みか、どっちに感情移入できるかの勝負だったように思います。 ところが3での主役は陽vs陰というか、おおらかvsエキセントリックというか、どちらもいわゆるイケメンタイプじゃない。 (三成はそうなのかもしれないけど、私としてはあの前髪でどうしてもイケメン否定説に・・・。) これはBASARA3がキャラ萌え型からストーリー重視のシリアス型に移行する布石なのかな?と思ってましたが、いざ始めてみたら、三成キャラが強烈過ぎて圧倒されっぱなし。 家康が秀吉を倒した、だから家康は仇、それはいいとしよう。 けれど大谷吉継以外には決して心を許さず、その態度は傲慢不遜。 天下の政宗はその存在すら忘れ、同盟を持ちかければ裏切り許すまじと高圧的。 小早川秀秋にいたってはほとんどいじめられるカブトムシ状態。 家康倒して天下を取ったら(天下自体興味はないようですが)、BASARA版日本は一体どうなるんだとゲームながら心配になるほどの癖のあるキャラで引きまくってました。 でも遊んでるうちに、あれ?っと思ったのですが、その強烈な性格の裏には裏切られ、傷つくことを恐れる子供の心が見え隠れするのです。 裏切られるのが怖いから裏切るな裏切るなとしつこいほど繰り返し、裏切られれば激高する。 さらに見えるのは家康だけではなく、たとえばお市の「慟哭」への、黒田官兵衛の「辣腕」への嫉妬。 自分より嘆き得る者、自分より才能を持ち得る者、さらに自分より人望を持ち得る者(家康)への限りない激情は、むしろ哀れを覚えずにはいられなくなってきます。 この人はこういう生き方しかできない人なんだと、家康が秀吉を倒さなくても、いつかこういう結末を迎えざるを得ない人なのだと思います。 家康を倒してからの虚無感などは本当に哀れでした。 前田利家の妻まつは、秀吉を評して「あなた様は大きな子供」と言ってましたが、三成に会ったら(まだ三成で手取川戦ってませんが)「あなた様は小さな子供」と評するのではないかと思います。 純真で、切れ者でストイックで、情熱的で一途で、ゆえに傷つくことを恐れる小さな子供。 それでも秀吉が生きているうちはまだ良かった。 秀吉が受け皿となって三成の激情を受け止めてくれてたんでしょうが、秀吉亡き今、三成の激情は全て怒りとなって家康に向けられている。 そして家康もそれをわかっていて、秀吉に代わる受け皿となって三成の激情、敬愛ではなく怒りという名の激情を受け入れている、見事です。 だからといって家康もまた完璧な人物にはなっていない。 そうであろうとする気持ちはあっても、三成言うところの欺瞞、綺麗事、さらに大きな矛盾まで抱え込んでいるキャラです。 だからこそ2人の対立が生々しい。 家康が完璧な人間だったら三成の激情が浮いてしまう。 家康は完璧ではない、でもそうであろうとする人間臭いキャラです。 だからこそ三成は秀吉に向けた敬愛と同じくらいの強烈さを持って家康に恨み怒りを叩きつけることができたのだと思います。 そして家康の提唱する、そして持ち得たとされる「絆」にも嫉妬する三成。 自分が得たくても得られなかったもの、自身はそう信じているようです。 でも三成と吉継の間にも陰鬱ではあるものの、確固たる絆が生まれていることに気づくシナリオがあったのは嬉しかったです。 と三成に関してはまじめに考えながら遊んでいたのですが、関ヶ原で爆笑してしまいました。 ステージ自体は至ってシリアスなのに、あの「家康ぅぅぅ」だっけ?の絶叫連呼。 いえ笑うところじゃないんですよ?でも笑える、笑いのツボにはまる、涙が出る。 初めてやった時は、思わずポーズして心行くまで笑ってから再開したほどです。 可愛いなあ、三成(笑)。 家康への恨みは、家康への憧憬への裏返しだったんでしょうね。 自分がこうありたいと思った姿、だからこそなれない自分は恨む、怒る、憤る。 BASARAというはっちゃけゲームにおいて、こんなキャラを生み出したことで、ストーリーというか、ゲームの雰囲気の上では大きくバランスを崩した3だったと思いますが、私としては、カプコンさん、お見事ですと言いたいです。 4が出たら、ギャグとシリアスのバランスが、ストーリーや汎用台詞の掛け合いなどでこなれていくと思います、っていうか希望します。 それと秀吉の下で竹中半兵衛、黒田官兵衛、三成、吉継がまだそろっていた頃のストーリーが見たいです。 どういう経緯で三成と吉継が親しくなっていったか、三成と官兵衛が対立していったか、その頃の独立勢力としてでもいいから、家康と秀吉、三成との関わりなどを見たい。 できると思うんですけどね。 ただ使いにくいなあ。 上手な人が使えば限りなくかっこいいキャラなんでしょうが、私が使うと空振りばかり。 意外なところでコンボ稼いだりしますが、それが偶然となるとちょっと悔しい。 そんな複雑で哀れでストイックでおもしろい(笑)三成を演じていたのは関智一さん。 私が関さんのお名前を知ったのは「犬夜叉」の映画「時代を超える想い」の瑪瑙丸でしたが、実はその後は「蒼天航路」の劉備までずっと見てませんでした。 今Wikipediaを見て気づいたんですが、「Devil May Cry」のヴィンセントも関さんだったんですね。 他にも「機動武闘伝Gガンダム」「ドラえもん」など有名作品にたくさん出演されてる声優さんです。 誕生日は9月8日、もうすぐですね、おめでとうございます。
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★「戦国BASARA2」に登場する前に「男性声優解析」だったかなあ、そんなのやってみたら、私の成分の80%くらいが浪川大輔さんでできていました(残り20%は保志総一朗さん)。 当時は浪川さんのこと知らなかったのですが、BASARA2に登場するとの情報に大喜びしたものです(なんせ私の成分です、笑)。 ところが出てきたのは「あの」武蔵! 「バカバカ言うなあっ!つば吐くなあっ!」などと喧嘩しながら遊んでました。 ってやらせてるの私なんですけどね。 しかも天下統一モードでとんでもない時に出て来て、ほとんど勝てなかったのが悔しくて、称号取った後は武蔵無視してました。 武蔵は無双バージョンの方が好きかも。 そんなやんちゃな武蔵を演じているのは浪川大輔さんは、Wikipedia見てみたら出演作品がものすごく多い声優さんでした。 「スターウォーズ」や「ターミネーター」など吹き替えも多数、でも私が知ってたのは「魍魎の匣」の鳥口守彦くらいかな? 飄々としていて武蔵とは違っていたので全然気づきませんでした・・・。 武蔵は「戦国BASARA3」出るのかな? 雰囲気的に出ないっぽいかな・・・?
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★今話題の「戦国BASARA3」、新武将も続々公開されてますが、一番気になるのが松永久秀を使えるようになるのか、それ以前に久秀の出番があるのかってことです。 究極の悪党で信長を上回る強面ぶりでしたが、悪の魅力満載、相手の心の弱い部分を抉る台詞の数々にもしびれました。 そんな久秀を演じるのは藤原啓治さん。 「クレヨンしんちゃん」のひろしで有名ですが、私は見たことないので、藤原さんとの出会いは「十二国記」の驍宗でした。 文武に優れた軍人で後に王となる人物。 久秀のような悪役キャラではありませんでしたが、近寄りがたい雰囲気を漂わせるところなどそっくりでした。 その後「BLOOD+」のネイサン、「天保異聞 妖奇士」の竜導往壓と来てびっくりしたのが「獣の奏者 エリン」のヌック。 あまりの間抜けなおとぼけキャラに、「これがひろし系か〜」と妙に納得したものです。 奇想天外な「戦国BASARA」の世界に一点墨を落とす存在の松永久秀、是非とも主役の1人で登場して欲しいものです。
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★「戦国BASARA2」に本願寺顕如登場!のニュースに、「まああんまり関係ないな」と思ったのは好みのタイプじゃなかったから。 本願寺ステージも興味なかったのに、いざ遊び始めたら目の色変えて通ってる自分がいました(笑)。 なにしろお金が稼げるんです。 全武将が「葛より小判」持って本願寺参りしました。 あと「戦国BASARA2英雄外伝(HEROES)」になったら使い辛いのに勝利のムービーが楽しくてけっこう使いました。 見かけの割りに常識人な台詞も意外でした。 でもアニメでは開始早々一言の台詞もなしに殺されてしまいました、かわいそう・・・。 そんな愛嬌たっぷりの顕如を演じているのは辻親八さん。 以前からポアロかマープルかホームズの吹き替えでちょくちょくお名前を見かけてました。 あと「犬夜叉」の「手を組んだ 奈落と殺生丸」にも「主人」役で出ていらっしゃいましたね。 弥勒にだまされて一夜の宿を提供するお人よしのキャラでしたが、声の感じは残念ながら覚えてません。 辻さんは他にハリー・ポッターシリーズのシリウス・ブラック(イメージ全然違う・・・)、最近では「蒼天航路」の陳宮が印象的です。
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★大川さんといえば、天に唾するチャレンジャー、「十二国記」の昇紘しかしらなかったので、BASARAの子ダヌキみたいな家康にはびっくりしてしまいました。 アニメの昇紘と言えば、クールな超大物悪党。 情のかけらもない人物で、それこそ家康とは対極のキャラだったし、全然違和感のない声だし喋り方だったし。 それでいて子ダヌキ家康も全然違和感ないんですよね、さすがです。 その後「BLOOD+」でジェイムズ・アイアンサイド役でしたが、これもどちらかというと昇紘に近い役でした。 スカパーで昔の吹き替えドラマを見ると、時々クレジットにお名前を見かけました。 ベテラン声優さんなのかな?と思ってWikipedia覗いてみたら、1960年生まれでキャリアの長い声優兼俳優さんでした、なるほど。 「十二国記」では供麒も大川さんだったんだ、これは気づきませんでした。 「鋼鉄三国志」の関羽&黄蓋も大川さんだったんだ、これも気づかなかったな・・・。 家康と言えば、戦国時代の勝者なんですが、BASARAの中ではまだまだ子供で、でもその肩に圧し掛かる重荷を背負って必死でがんばる姿が印象的です。 キャラのおかしさに隠れてしまってますが、その点無双の家康と同じですね。 でも周りの目は家康を素通りして本田忠勝に向けられることが多く、2では忠勝のための人質専用キャラでした。 家康にしてみれば大変な事件なのに、もうおかしくて。 忠勝の溜息が聞こえてきそうです。 そんなBASARAもアニメになったらシリアス度が一気にアップ。 まだ最後まで見ていませんが、主要キャラが次々に死んでいって、これで2010年アニメ再開ってどうやってストーリー作るの?って思っていたら、甥っ子曰く「死んでないんだよ。」って・・・。 長政や島津の最後にうるうるしてしまった私の立場がないんですけど・・・。 まあ「戦国BASARA」発売も決まったことだし、次はいよいよ関ヶ原、家康の独断場、のはず。 でも年取った政宗や幸村出てきたらちょっと嫌かも(笑)。
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★無双お市は何があっても詮無き娘でしたが、BASARAのお市は草木も眠る丑三つ時、柳の下から恨めしやの陰気を極めた雰囲気です。 これほど藁人形の、しかも巨大な藁人形の似合う人はいないのでは。 ストーリーモードができて長政シナリオでは幸せになりますが、実はお市に似合うのは悲惨なお市シナリオ。 苦しみや悲しみはともかく、また、意識しているかどうかはともかく自ら望んで巻き込まれていくような。 佐助にお市の本質を見抜いた台詞がありましたね。 信長と共に狂ったように笑い続ける最後の場面、ある意味恍惚感を感じてしまいます。 ただ私にとってお市はあんまり使いやすいタイプではないので、ストーリーモードは1回やったきりです。 地面からわらわら出てくる黒い手と、濃姫に続いて横座りの乗馬スタイルがお市の特徴。 あと専属のエンディングロール&能登麻美子さんの歌が入るなど、特別扱いの筆頭キャラ。 その能登さんは「犬夜叉」のりんでした。 実はりんに関しては子供らしい抑揚のない声だなあと思ってました。 なので当時の能登さんのめり込み度は20%くらい。 ところがその後に見た「地獄少女」閻魔あいで一気にハマり、陰気な能登さんのめり込み度が一気に100%に跳ね上がりました。 そして「戦国BASARA」シリーズで究極の陰気具合に今では170%くらいになってます(笑)。 「十二国記」の女仙など明るい?能登さんにはあまり関心ないかな? Wikipedeiaによると、声のイメージ通りのおっとりしたタイプの女性なようです。 他の出演作品は「ケロロ軍曹」やサンデーアニメ多数。 BASARAもいいけどアニ犬も復活して欲しいなあ・・・。 辻谷耕史さん(長政=犬の弥勒)、緒方賢一さん(島津義弘=犬の冥加)たちと「犬夜叉」の話とかしてないのかなあ・・・。
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