お気に入り資料室(エロイカより愛をこめて)


「エロイカより愛をこめて」
クラウス・ハインツ・フォン・デム・エーベルバッハ、記念すべき初恋の人(笑)。思春期に借りて読んで硬派の少佐に一目惚れ。どちらかというとおっとりタイプの小心者だった私が、「今日できることは今日やる、明日することもなるべく今日やる、あさってすることもできることなら今日やる。」の超短期人間に激変。サッカーのオリヴァー・カーン選手にイメージされる典型的なドイツ人。ドイツNATO支部に勤める少佐はハプスブルグ家の流れを継ぐエーベルバッハ家の当主。公式キャラクターガイドブックによると、「長身、美男、コワモテ、三白眼、射撃の名手。陸軍戦車部隊の出身で、戦車とベンツを愛する、律儀で几帳面、ヘビースモーカー。)つけ加えると、マグナムを片手で操り、当初の主役であった伯爵を押しのけて、主役の座に躍り出ました。ただし数年のブランクを経て再開した時には絵が激変、私は「ハレルヤ・エクスプレス」から「第七の封印」の頃が一番好きです。部下Zを厳しく鍛え上げる中に時折魅せる優しさ、あの時から私は「おじさん大好き人間」に変わりました。左は14巻、表紙の中では「魔弾の射手」に続いて二番目に好きな少佐です。少女漫画という枠を超えた超大作。

「魔弾の射手」
豪華本(ハードカバー)で出た番外編。ギャグとシリアスの混合である「エロイカより愛をこめて」ですが、この作品には御馴染みの常連は登場せず、少佐がどこまでもシリアスにスナイパーと対決します。これこそ本来の少佐、一番好きなエピソードです。「人を殺してそう嬉しがるな、ばか者」シリアス少佐の名台詞。表紙も堪能したいです。

「Z ツェット」
(青池保子・秋田書店)

部下AからZまで26人の少佐の部下のうち、当然一番下っ端、いわゆるぺーぺー。本編(エロイカ〜)ではあまり目立ちませんが、「Z ツェット」では厳しい任務を命じられ、必死 でがんばるも失敗ばかり。少佐に怒鳴られまくりですが、最後は一人でしっかり果たします。本編に比べ、シリアスな話が多いです。なんだかんだ言ってZの心配をする少佐が可愛いです(笑)。

「青池保子公式キャラクターガイドブック」
これ一冊あれば青池ワールドの全てがわかる珠玉の一冊。しかも全キャラを差し置いて、少佐がトップに来るのが人気のほどを感じさせます。全盛期には社会現象にまでなったらしいですね。その時を知らないのが残念です。根強いファンがついていて、ドイツに住んだりNATOに入ったり!した人もいるとか、かなわないなあ。

「複製原画スペシャルパック」
「複製原画スペシャルパック」

素晴らしい原画が全て自分のもの、少佐のイラスト入りコーヒーも、猪マークのカップも、って買った人はみんな思ったはず。発売記念のサイン会が渋谷で行われ、青池先生にお目にかかれた思い出のスペシャルパックです。

「図説 ハプスブルグ帝国」
「図説 ハプスブルグ帝国」(加藤雅彦・河出書房新社)

ハプスブルグ(鷹の城)帝国といえばひたすら豪華なイメージがありましたが、神聖ローマ帝国にまで君臨した名門。中世から20世紀まで続いたハプスブルグ家、当然一筋縄ではいかない難解な歴史でもありますが、この本は奇麗な写真がたくさんあるので見比べながら楽しめます。特にこの先には少佐がいるし♪特に印象的なのは「双頭の鷲」の紋章。イノシシではないのね(笑)。と言いつつまだ読書途上なのですが、この他にももNATO、ドイツ陸軍、ロマンチック街道、戦車、マグナムなどと言う言葉を見つけると、つい立ち読み、なかなか買えず、図書館にもあまりないのが辛いです。

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