犬夜叉考察 11
犬夜叉の恋 1
最近私の中で「ちょっと前のことだが・・・」が大はやりになってしまったが (笑)、今日の日記もその話から。
ちょっと前に古い掲示板におもしろい書き込みを見つけた。

「犬夜叉原作アニメ比較 1」内の「犬夜叉一族 〜殺生丸登場」回で、私は犬夜叉の年の 取り方について次のように考察した。
ちょっと長くなるが引用してみる。

殺生丸は犬夜叉とは異母兄弟。
人間の母を持つ半妖の弟を忌み嫌っている、しかしある目的のために犬夜叉の母を 死者の国から連れてきて(と見せかけて)犬夜叉を罠にかける。

このニセ母は牛車に乗って現れるが、ここで犬夜叉の年齢について考察できるかも しれないと気付いた。
考察といっても、高橋先生が、15歳くらい(人間にたとえると)と 明言されているので、年齢 は問題ない。

ただ、この牛車と、子供時代の犬夜叉(3〜5歳くらい)が出てくる回想シーン (アニメ限定だが)では蹴鞠が行われている。

牛車、蹴鞠共に平安時代が始まりとされている。 桓武天皇が長岡京に遷都した784年(延暦3年)に平安時代が始まり、1185年 (元暦2年)平氏の滅亡により終わりを告げる。
その間約300年。

前に「屍舞烏」の項で書いたように、「犬夜叉」の時代は1534年から1560年 の間と推定される。
仮に平安時代のど真ん中、985年に犬夜叉3歳と仮定してみよう。
戦国時代も間をとって1550年頃、犬夜叉15歳である。
この間565年、犬夜叉が封印されていた50年は年を取っていないと高橋先生が 書いておられるので515年。

犬夜叉は515年で12歳年をとっている計算になる。
約43年にひとつずつ年をとる犬夜叉である。

頭が痛くなってきたが、大きく見ても50年1歳ずつ年をとるのが相場だろうか。
だが、犬夜叉は半妖なので、本物の妖怪ならば、100年に1歳くらい?

そう考えると、鋼牙は犬夜叉と同い年ぐらいに見えるので1500年は生きているこ とになる。

     ―(中略)―

七宝は見た目で7〜8歳くらいか、それでも700〜800年。
それだけ生きているのなら、いろいろ人生経験(妖生経験?)も積んで いるだろうに、鋼牙も七宝も見た目同年齢の人間程度の精神発達しか していないようである。

精神の成長も肉体が成長するのと同じくらい時間がかかるのだろうか。

          ☆          ☆          ☆

追記
上記の結論に大きな矛盾点。
犬夜叉が50年に1つ年をとるのであれば、犬夜叉3歳頃のときにまだ生きていた 人間の母はすでに150歳を越えていなければならない。

しかし、回想シーンの中でも、ニセ母も、若く美しい。
犬夜叉や殺生丸が美化しているわけでもなさそうだし、後に出てくる半妖紫織の母も 若いのでどう考えても不自然である。

そこで思いついたもう一つの結論。
妖怪も小さな頃は自分の身を守る必要性から、人間並みの速さで成長し、 大きくなるにつれて成長の速度が緩やかになる、というのはどうだろうか?

そう考えると、七宝は人間でも10歳程度、鋼牙クラスでも20歳程度の精神年齢。
半妖犬夜叉の見た目が100歳くらいになったとき、妖怪鋼牙が50歳くらいの 差か。
犬夜叉の成長速度は、当然人間よりは遅いが妖怪よりは早いということで。

こんなことにこだわってみても、正解がないことなので、どうしようも ないが、おもしろいことはおもしろい。

この文章を読んでくださった方からで、犬夜叉にとってはかごめも桔梗も彼の人生の うちのほんの一瞬でしかないのでは、と思い、ショックを受けられたらしい。
これを読んですぐ頭に思い浮かんだのが、WSのかごめの戦国日記だったか、かごめの 「100歳になっても(犬夜叉と)一緒にいられたらいいね。」
うろ覚えだがそんな台詞。

縁側でおじいさんとおばあさんがひなたぼっこしていて、それが未来の犬夜叉とかご めと言うわけ。
「それはないな。」その時そう思ったことを覚えている。

仮に半妖犬夜叉、人間かごめ、妖怪鋼牙が同年同月同日に生まれたとしよう。(一応 3人とも15歳の設定)
10歳頃までは3人とも同じように成長していく、見た目通りの年齢である。
やがて鋼牙が成長が遅くなり、それよりは早いがかごめより遅く犬夜叉が成長してい く。

極端な言い方をすれば生まれてから75年後、かごめは見た目どおりの75歳、犬夜 叉見た目50歳、鋼牙見た目25歳、それほどの差があるのではないかと思ってい る。
数字を出したのはわかりやすくするためで根拠はない、念のため。(笑)

さらに妖怪半妖は、年齢を重ねれば重ねるほど成長の度合いが遅くなる。
そうでなくては何百年も生き続けることはできないはず。

この考え方だと100歳になった時、かごめはたしかに見た目どおりの100歳だ が、犬夜叉はまだ見た目50〜60歳くらい、一緒にとはとても言えない。
「人魚の森」で湧太の女房が、いつまでも若いままの夫を畏れるシーンがあったが、 同時に愛した人の前で自分だけが老いさらばえていく気持ちはどうなのだろう。

共に年を取るのはいいが自分だけが年をとる、相手の体の異常もさることながら、そ れは女房にとって死ぬほど残酷な結末ではないだろうか。
犬夜叉の母君はまだ若いうちに亡くなっているし、紫織の母親や地念児の母親(老 婆)も夫(と言ってもいいのか?)と一緒に暮らしてはいなかったらしい。

月夜丸などは家庭の事情?などもあったらしいが、上記の理由から私は妖怪と人間が 結ばれても一緒に暮らすことはあまりなかったのではないかと思っている。
まあ犬夜叉の両親は「通い棔」の時代でもあったろうが。
アニメでも後の菖蒲偏では、鋼牙と菖蒲の成長に変化をつけていたが。

その意味では犬夜叉が人間になるか、かごめが半妖にならない限り、2人が仲良く肩 を並べて100歳になることなどありえないと思う。
犬夜叉にとってかごめの存在は、「ほんの一瞬」ではあるまいが、いかに光り輝いた ものであるにせよ、「一生を添い遂げる」ものではない。

いえかごめならば、そういったことを乗り越えて犬夜叉のそばにいるかもしれないとは思う。
親子、祖母と孫くらいの年の差となった2人、犬夜叉が老いたかごめを背負い、世話をする、嬉しそうに微笑むかごめ、そんな図。
想像はできないが、あり得ないことではないと思う。

ところが桔梗、彼女は違う。
生前の桔梗なら、かごめと同じ立場だっただろう。
復活してからの桔梗を少し考察してみたい。

裏陶偏で蘇った桔梗、かごめに魂を取り戻されてしまったものの、「怨念」の力で生 き延びる。
逆に言うと犬夜叉と共に死ぬなり、誤解を解くなりすることにより、本人の意思には 関係なく「成仏」してしまうはずだった。
ところが犬夜叉への私怨が消えても桔梗は生き続ける。
それは奈落を倒すことへの使命感かもしれないし、解き放たれた犬夜叉への愛情のせ いかもしれない。

だがそれより何より、桔梗が生き続けているのは「死魂」の力による。
己の意思で死魂を取り入れ続けることにより、桔梗は生き続ける。
ある意味忌み嫌われ、退治されるべき存在だったはずの桔梗、死人であることがばれ ないように、定住することができない桔梗である。
ところが対犬夜叉に限って言えば、桔梗は犬夜叉と同じように年をとることなく生き 続けることができる。

先に犬夜叉が年老いても、先に女性が老いるほどの残酷さはないだろう。
同時に桔梗はいつでも死ねる、私はそう思う。
志半ばにして死ぬわけにはいかないから、桔梗は奈落の攻撃から身を守ろうとする。
しかし、仮に人間が白心上人のように水を断ち、食を断てば人間は死ねる。

同じように桔梗だって死魂を断てば死ねる。
死のうとしないだけである、愛があるから、使命があるから。
共に年を重ねるという意味では、犬夜叉が妖怪や半妖の女の子を選ばない限り、桔梗 は適役であろう。
ただし想いはまた別である。

都合がいいという理由だけで桔梗と生きることはできない。
最後は犬夜叉の選択になるとは思うが。
よって掲示板に書いていただいた「犬夜叉にとってはかごめも桔梗も彼の人生のうち のほんの一瞬でしかないのでは」という書き込みは少し違うような気がする。

同時にほんの一瞬だったにしろそうでなかったにしろ、間違いなくかごめも桔梗も犬 夜叉の中で「ほんの一瞬」で片付けられる存在ではないだろう。
ただし「犬夜叉」、基本的にそこまで突きつめない。(笑)
これが鋼牙となると、将来のかごめとの年の開きは犬夜叉以上になるはずだが、彼ら はそんな遠い先のことなど考えはしない。

そしてもちろんそうでなくては話にならない。
 (2004年4月17日の日記) 
犬夜叉の恋 2
アニメスペシャルの予告の感想は、アニメを見終わってから書くつもり だったが、長くなりそうなので先に書いておきたい。

今回の犬夜叉スペシャル、テーマは「過去」。
まず七宝、弥勒、珊瑚の渡辺さん、辻谷さん、桑島さんのお名前が公式サイトにない ことに驚いた。
特に弥勒と珊瑚のカップルとしての扱いは、視聴率に影響を与えかねないほどの人気 (そうでもないかな?)、むしろ必要ないなら出さない、その決断は評価したい。

予告を見る限り、犬夜叉と生前の桔梗の恋物語がメインになるようだが、アニメで印 象的なこの時期の2人のオリジナルシーンは2つある。
1つは予告にも出ていた小舟のシーン、もうひとつはお笑い番犬シーン。(羅刹の勘 助)

そして今回、「ある意味」印象的な桔梗が紅をさすシーンと、「公式サイト」によると 生前の桔梗と犬夜叉のくちづけらしきシーンが追加された。
あの場面がどんな意味を持つものかはまだわからないが。

犬夜叉と桔梗を振り返ると、最初犬夜叉は、桔梗の持つ四魂の玉を奪いに登場する。
もちろんお互いに恋心など存在しない。
それでも桔梗は、人間に近い容姿と善性を持つ犬夜叉を殺そうとはしない。

当時18歳、15歳(人間観算)の犬夜叉よりは3つ年上だが、おそらく巫女として の桔梗は実年齢よりはるかに大人で、犬夜叉は実年齢より幼い性格だったのだろう。

「もうチョロチョロするな。矢がもったいない。」
衣を木に縫いとめてこの台詞、愛しい人に向けた台詞とはとても言えまい。(笑)
だがやがて、桔梗は犬夜叉の孤独に気づく。

先に心を開くのは桔梗。
「犬夜叉、おまえと私は似ている。半妖のおまえと・・・。」
桔梗の言葉は率直である。
犬夜叉を「半妖」と言う。

犬夜叉が嫌がる侮蔑を意味する言葉でもあるが、桔梗はそれこそが人間であって人間 ではない自分との共通点だと見切っている。
だから犬夜叉も怒らない。
そして犬夜叉の中に、桔梗に対する共感が芽生え、恋が芽生える。

そして別の日に、桔梗は犬夜叉に人間になることを勧める。
この時の2人は楓や村人たちの目を逃れ、ひっそりと言葉を交わすだけの関係だが、 その心は「おまえと 私は似ている。」と桔梗が言った時に比べて、確実に近づい ている。

何のため犬夜叉を人間に?最初桔梗は、四魂の玉の浄化を考える。
しかしそれだけではない、犬夜叉が人間になって自分と共に生きることを望む、 犬夜叉も受け入れる。

以前も書いたが、生前の桔梗の弱さはここにある。
ありのままの犬夜叉を受け入れようとはしない。
楓が犬夜叉と桔梗の心の絆に気づいていなかったことでも、2人が互いの関係を知ら れぬようにしていたことがわかる。

犬夜叉は四魂の玉を使い、人間となって、晴れて桔梗のパートナーとして人間社会に 受け入れられるはずだった。
この世界の半妖の立場、当時の桔梗の立場を考えれば無理のないことだが、言い方は 悪いが、都合のいい生き方を選ぶ、ありのままの姿で共に生きることのできない弱さ が、鬼蜘蛛 奈落に付け込まれる結果となる。

18歳の桔梗、巫女としては完璧でも、女としてはあまりに無垢で、他者と関わるこ と なく生きてきた犬夜叉も、あまりに幼い。
桔梗を爪にかける犬夜叉(奈落)、犬夜叉を矢で射抜く桔梗(奈落)、信じ切れない 2人は互いを問い詰めることすらしない。

妖怪退治のプロフェッショナルでも、恋愛 にはこれほど疎い。
これが2人の悲劇であったが、桔梗は犬夜叉を殺さない。
桔梗が見せた最後の優しさ。

同時に桔梗の怨念は、瘴気となって犬夜叉の眠る森を包む。
純粋だっただけに、無垢だっただけにその愛憎の想いは凄まじい。
立場が逆ならどうだろう。
もし桔梗がもっと自然な形で蘇っており、やがて目覚めた犬夜叉がその姿を見る。

怨念だけで生き抜くほどに、犬夜叉は桔梗を憎むだろうか、憎まないだろうと思う。
もしかしたら桔梗のために喜ぶかもしれない。
犬夜叉の断ち切れない想い(桔梗もかごめも選べない)の根底にあるのはこの「人の 良さ」。
そこが犬夜叉のいいところであり、愛しくもあるのだが、桔梗の業の深さに比べ、未 だに成長しきれぬ甘さを感じる。

桔梗が私怨を突き抜けた今、犬夜叉と桔梗が結ばれたらどんな展開が待っているのだ ろうか。
犬夜叉かごめを見慣れた目には残念ながら想像できない。
犬かご派でもないし、犬桔派でもないが、かごめといる犬夜叉の方が自然に自分らし さを出しているように見える。

これが私の原作の解釈。
一方私がこれまで見たアニメの過去。
番犬犬夜叉は申し訳ないが問題外。

小舟のシーンは美しいと思うが、やはり「そこまで行っていない」と思う。
犬夜叉と生前の桔梗は、好き合ってはいるが、付き合ってはいない。
激しいだけにもっと儚く脆く、それゆえに互いを信じ切れない。

アニメオリジナルで奈落が犬夜叉に言い放つ、想い合っていたはずなのに、まん まと奈落の策略に乗り、「信じ切れずにお互いを殺そうとする怒りのみが真実。」と い う台詞、殺そうとする云々はともかく、この言葉は原作を越えて見事だった。

しかし予告で紅を塗り、微笑む桔梗、何かが違う。
さらに桔梗からくちづけるかのようなシーン、これが願望か夢という形の場面でなけれ ば、おそらく「かごめの声と桔梗のくちづけ」からイメージしたのだろう。

ただし、蘇った直後の自分の感情をむき出しにする桔梗は生前の桔梗とは明らかに別 人である。
生きてるうちに犬夜叉にくちづける、そんな想いのままにふるまえる桔梗だったら、 あんな形で蘇りはしない。
あの画面がどのような使われ方をするかわからない今、あれこれ言うことは避けたい が、「犬桔ファンのために作るアニメ」でもなく、「犬かごファンのために作るアニ メ」でもない、ときめかせるためだけに入れるラブシーンなどは絶対にやめて欲し い。

わかりやすくするためかもしれないが、アニメではともすると人物が俗っぽくなりが ちである。
普通の人なら自然な姿かもしれない、でも結果的に原作の世界観、人物像が壊れてい く、私はそれが怖い。
同時にアニメの視聴率低下の原因となっていると思う。

視聴率アップのために滝沢秀明さんを起用するのもおおいに結構。
それで今までアニメを見なかったタッキーファンが犬夜叉に目覚めてくれればそれで いい。
滝沢さんの役をあえてかっこいいものにせず、地味な?壮年の男にしたのは、原作派 の反発をかわす意味で、正解だったと思う。
しかし、小手先の工夫より、内容で勝負して欲しいと思っているのは私だけではある ま い。

「幅広い年齢層」に受け入れられることを目指してきたアニメ「犬夜叉」。
その「幅の広さ」が低年齢層であることは一目瞭然。
それも大切だが、「犬夜叉」ファンのことも考えて欲しい。
その意味で今回の犬夜叉スペシャル、あえて「過去」にこだわる気合いに期待する。
同時にその気合いこそが怖い気もする。

桔梗の紅をさすシーンで特にそう思ってしまった。
この不安が裏切られることを心から祈っている。
特に今回のスペシャルは、アニメ犬夜叉の大きなターニングポイントだと信じている か ら。

それにしても思うこと、もしも私が犬夜叉アニメを作ることができたら、それはきっ とつまんない作品になるだろうな。(笑)

さて、ここまでアニメの姿勢を批判してきたが、私自身の好みを別にして考えてみる と、仮に今回生前の桔梗が犬夜叉にくちづけてもかまわないと思っている。
つまり生きてる時から大胆な桔梗。(笑)

言い方は悪いが「かつては桔梗と、今はかごめとラブラブな犬夜叉」、アニメは別物 と考えれば非常にわかりやすい設定。
それなりに筋は通っている。

ならばどうして私が、今回のくちづけにここまでこだわるのか、不思議に思われる方 もいるだろう。(笑)
実は前述の「かごめの声と―」の中で、桔梗は犬夜叉にくちづけた後、「生きている ときに、こうしたかった。」と言わせている。
まさに原作どおりで、それだけならば問題ない。

だが今回の展開次第では、
「生きているときに、こうしたかった。」
「しただろうが、生きてるうちに。忘れたのか?」
みたいなことになりかねない。

今回はともかく、私がアニメで気になるのはこの部分。
アニメで変えたことで首をかしげることはけっこう多い。
原作を変えるなら変えるで細かい部分まできちんとつじつまを合わせて欲しい。
こんな私の懸念を一笑に付してしまうような見事な作品を望む。

最後にタイトル、たしかに響きはロマンチックだし、犬夜叉ファンなら「(かごめ と)めぐり会う前の(桔梗と犬夜叉の)運命恋歌」であることは容易に想像できる。
しかし、どうも意味よりも形にこだわりすぎるタイトルが多いような気がするのは私 だけだろうか。
 (2004年4月18日の日記) 
九十九の蝦蟇がおもしろい 
アニマックス犬夜叉、日曜日のこととてなかなか落ち着いて見ることができないが、 九十九の蝦蟇は大好きな話なので早起きして(笑)、洗濯すまして早めに見た。
もともと休みの日に寝てるのは勿体なくて、休みの日こそ早起きする人だったはずな のに、最近寝不足のせいか、ヒマさえあれば寝ている生活。

日曜10時の犬夜叉は生活改善に最適かも。
さて犬夜叉、第1回放送から偶然見たが、それ以来何度繰り返して見ただろうか。
この頃、初期のアニメはとにかくおもしろい。
スピード感もあり、キャラもまだクセがなく、逆髪の結羅、九十九の蝦蟇、雷獣兄弟 とゲスト妖怪も魅力的で、軽く50回は越えていると思う。

当時は原作を知らなかったが、原作ファンにも好意的に受け入れられたのではないだ ろうか?
まだネットで、他の人の感想を読んで回るほどはのめり込んでなかったから、詳しく はわからないけど。
犬夜叉かごめの単純な妖怪退治のおもしろさに物の怪好きの私はぐいぐい引き込まれ たものの、桔梗と奈落が登場するまでは、サイトを立ち上げるまでの思い入れはな かったような気がする。

最近になって、自分の中で興味深いことに気づいた。
前にも書いた記憶があるが、私は未だにアニメか原作を時間が許す限り1日1話は見 るか読むようにしている。
もちろんおもしろさもあるが、日記を書く上での知識?を得る、記憶をたどる意味もある。
テレビで見るとまた新鮮なおもしろさがあるのが不思議だが。

ここまで見続けると、必然飽きるエピソードも出てくる。
原作に関しては「飽きたなあ、ここ。」と思ったことはない。
私の原作派たる所以だろう。
ところがアニメ、大きく初期、中期、最近と分けると、初期はこの通り何度見ても飽 きない、おもしろい。

新たな妖怪が続々登場、新キャラ(桔梗、奈落、鋼牙、神楽など)も増えて話がどん どん広がっていく勢いのある頃。
中期は「もういいや。」と思うエピソードが多い。
ほとんどのオリジナル含め、視聴率は高かったものの、私の中では飽きを感じる。
残念ながら七人隊のエピソードも、半分くらいは含まれる。

そして最近。
最近の方が作品としてはむしろ安定していると思う。
視聴率は下降しているが、妙な落ち着きを感じる。
原作と同じかどうかは別として、確固たる姿勢を感じ、内容も濃い。

なのに私は1回見るともう満足して「1回見たからもういいや。」と思うことが多 い。(笑)
私の狎れかと思ったが、こうして初期の作品を見るとやっぱりおもしろい。
この感覚は私だけなのだろうか。

今回の九十九の蝦蟇、当時は意識しなかったが、今ではお馴染みの2人の声優さんが 登場する。
1人は信長石田彰さん、もう1人は優しい殿様菅沼久義さんである。
声優さんに興味があると言っても、私は「犬夜叉」「十二国記」「三国無双」シリー ズくらいしか知らないが、石田さんは「十二国記」の「犬狼真君」、菅沼さんは「真 ・三国無双」の「姜維」や「孫権」。

犬狼真君は、原作には登場しない話でも全国の真君ファンのためにやたらと登場。 (笑)
なぜか私の中では笑えるキャラ。
そして蝦蟇時代から「時々引っくり返る」お声が印象的だった菅沼さん。
無双に出てきた瞬間、すぐわかった。
「蝦蟇の殿様だ!」

信長と殿様はアニメでもすごくいい味出していて、蝦蟇&露姫の天然ボケコンビと共 に印象が強い。
もう1つ、この蝦蟇編は、戦国時代の中でも犬夜叉の時代を特定するのにとても重要 な要素がいくつか登場する。
細かいことはすでに何度も書いているので省略するが、「戦国の世」などでも書いた とおり、私はこの話を読んで犬夜叉の時代は「1546年〜1560年」頃でないか と考察した。

その意味でも、思い出深いエピソードとなった。

          ☆          ☆          ☆

先日の「ひとりごと」でも書いたとおり、15日の「世界ふしぎ発見」写楽の謎で、 犬夜叉劇伴使いまくりだったが、その後のでテレ朝「スマステ」、「世界で超人気の 日本アニメ」では一瞬ながら外国で売られている犬夜叉DVD&ラム等身大(かな?) フィギュアが登場、嬉しかった。
 (2004年5月18日の日記) 
50000HIT報告
きのう50000HITを達成することができました、ありがとうございます。
何となく1つの区切りがついたような気がします。
さらに嬉しいことには1000HITのひいらぎさん、6000HITのさえさんに続いて 3人目のキリ番報告があったこと。
みかさんがゲットして下さいました。

自分で3回、妹が1回(何にもしなくていいよと言われた・・・涙)後はさらりと流 れていっていたので、間隔も1000単位から5000単位に変えた矢先だっただけ に・・・本当に嬉しいです。

先日友達へのメールで、サイトを立ち上げた頃のことを書いたばかりですが、1週間 以上も自分以外でカウンターが回ることがないなんてざらだったし、掲示板に書き込 んでももちろんレスしてもらうこともなく・・・。(笑)
私が目指していたのは交流サイトではなく、ただ「書く場所が欲しかった」だけなの で、それほど寂しさは感じませんでしたが、ある朝初めてカウンターが1個回ってい るのを発見した時の喜び!今もはっきり覚えています。

しかも最初は考察日記だけだったんですが、どんなに長くなっても切り取って別の ファイルに移動することを知らず、何か月分も長々と書き加えていったので、プリン トアウトしてたら何百メートルの長さになったのではないかと・・・。
ひいらぎさんにもさえさんにも「分類整理した方がいいですよ。」と書いていただい てますしね。(苦笑)
何より壊れて(消えて)しまう恐れがあると警告を受けたことも。

いえ実際中身を全部消してしまい、パニックに陥ったこともありました。
今となっては懐かしい思い出ですが、相変わらず基礎もないくせに行き当たりばった りの毎日です。
「犬夜叉」に始まり、「十二国記」「三国志」とメインコンテンツが増えました。

公式サイト閉鎖により「犬狼猫豚羊同盟」「鉄のクラウス一陣支局」も立ち上げまし た。
考察だけでなく、やれ小説だおはなしだアンケートだと、あれこれ手を出しては1つ も完成したものがない体たらくです。

でも何より嬉しかったのは、たくさんの友達ができたこと。
サイトに来てくれて、こちらからお邪魔して、友達になった人がたくさんいます。
もちろん遊びに来てくださってる人全てが大切な友達です。
本当にありがとうございます。

体力気力の続く限り更新を続けて行きたいと思いますので、これからもよろしくお願 いします。
 (2004年5月20日の日記 ) 
キリ番紹介
50000HITにして3人目のキリ番をゲットしてくださったのは、みかさんでした。
今日はみかさんについて紹介したいと思います。

1、ハンドルネームとその由来を教えてください。

実名の画数が多く読みにくい(おまけに可愛いくない)ので、読みやすく言いやすい(?)ものにしました。

みかさんの色指定がなかったので、「みか」→「みかん」→「オレンジ」にしちゃいました。(笑)
メールでお名前見せていただきましたが、素敵なお名前だと思いましたよ?
あまり見かけないのがかえっていいような気がします。
私の本名なんて、日本中にごろごろ溢れてるし。


2、「犬夜叉」との出会いと好きなキャラを教えてください。(理由も)

漫画というものを読み始めてすぐですね。
私はらんまを好きになり、コミックの後ろにある宣伝を見て、原作の犬夜叉(コミック)を読み始めました。十五巻が発売された頃でした。
ジャンルがかなり変わったのでびっくりしました。
実はサンデーCM劇場の、オールスターが野球をする場面で犬夜叉本人は見たことはあったのですが…。
その時は、変な少年がいるな、と思っていました。(笑)

好きなキャラ…!全員ですね、本当に。
全てのキャラが個性的で、誰を主人公にしても本当に面白いお話が出来そうですよね。
でも思い入れがあるのはやっぱり犬夜叉ですね。
かごめに会ってから、時間が動き出した気がします。
すごく変わりましたよね。
桔梗とかごめ、妖怪と人間、最終的にどんな選択をとるのかも気になります。


何にも知らないで見てると、あの耳は何だろうって思いますよね。
私はアニメから入ったので、意味もわからなかったし、桔梗が復活するなんて夢にも思っていませんでした。
「かごめに会ってから、時間が動き出した」、とても素敵な表現ですね。
まさにその通りだと思います。


3、「犬夜叉」以外で好きな高橋留美子作品を教えてください。(理由も)

全部、好きです。
知れば知るほど、読めば読むほど好きなっていきました。
長期連載だと、うる星やつらは新人とは思えないとんでもないアイディアと勢いで展開していって。
めぞん一刻は構成力の高さと、非常に気をもませた恋愛関係に。
らんまは、テンポのよさ、分かりやすいギャグ、たくさんのキャラクターが。
それに「うる星やつら少年サンデーグラフィック」に連載されていた「けも・こびるの日記」も、高橋先生のことをよく知ることが出来て、大好きです。


「けも・こびるの日記」?初めて聞きました・・・。
「犬夜叉」だけではなくて、全ての作品がお好きなんですね。
私は残念ながら、「犬夜叉」から入ったせいか、どれもそこそこ好きですが、特に思い入れの強い作品は、「人魚」シリーズ(原作)くらいかな?と思います。


4、公表しても差し支えない範囲で、プロフィールなど教えて下さい。

そうですね…。
やっぱり高橋先生が大好きな人間だと思います。作品も本人も。
まわりからもそういう認識かと…。
物事に好奇心がなかなか沸かない人間なんですけどね。
漫画を読んだり絵を描くことはわりと好きです。
性格は、かなりの引っ込み思案
なんですが、変に頑固でまじめなところがあります。
困っちゃいますね。


あ、似てる。(笑)
実は私もそうなんです。
引っ込み思案で頑固でまじめ、というより「融通が利かない」と言われてます。
だから落ち込むことも多いです。

好奇心は、夢中になるとすごいけど、興味ないと全くない。
ほどほどを知らないって感じですか。(苦笑)
でもみかさんの書かれた文章を読むと、すごくしっかりした意見をお持ちで、引っ込み思案なんてとても思えません。
これからもいろいろな情報(高橋作品について)を教えていただきたいです。


5、その他、意見、感想などありましたらお願いします。

えむさんのHPには毎日お邪魔させて頂いております。
考察日記、サンデーやアニメの後すぐにお書きになられていて、すごいですね。
「短いおはなし」の桔梗とかごめのおしゃべりには笑わせて頂きました(笑)
欲を言えば、劇場版の犬夜叉の感想も読んでみたいなと思っています。
これからも頑張ってくださいね。


ありがとうございます。
サンデーは短いし、日中買ってこっそり読んで(笑)、帰るまでに感想まとめたりしてますが、アニメはかなり前から準備しないと大変です。
何となく習慣になってしまいましたね。
日曜日のうちにカレーとか作っておいて、手間かけずにご飯食べれるようにしといたりして。

「おしゃべり」読んで下さったんですね、嬉しいです。
あれは辻谷さんのサイトで、山口勝平さんがかごめと桔梗の女の対決の時、「日高さんと雪野さんの間で小さくなっていた」だったかな?そんなこと書かれたのを読んで思いつきました。
原作かごめがアニメのかごめを、原作桔梗がアニメの桔梗を演じる形にしたらおもしろいかなって。

原作かごめも原作桔梗もストレスたまりそうだ・・・。
映画の感想は、「鏡の中の夢幻城」と「天下覇道の剣」は考察内で書いていると思います。
良かったら読んでみてくださいね。
「時代を越える想い」は黒巫女椿とあまりにかぶってて、それに初めて見た映画絵があまりにショックで書かなかったと思います。
でもそうですね。自分自身の記録の意味でも書いておいた方がいいかもしれませんね。
テレビや映画で何度も見ているんですよ、それでも。(笑)

今回は本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。

次のキリ番は55000です。
ゲットした方、教えてくだされば嬉しいです。(遠い先だ・・・)
 (2004年5月23日の日記 ) 
5月の終わりに
今日はアニメ放映日ですが、5月の最終日であり、少々体調が悪いので、アニメの感想は明日以降になります。
きのうからエアコン病になったらしい。(苦笑)
のどが痛い、体がだるいなど、暑さにも弱いくせにエアコンにも弱い情けない人ですので、調節できない屋内エアコンはほんと苦手です。
上半身はかっかしてるのに、下半身はひざ掛けかけないと足が冷たくて・・・。
こんな経験、女性だったらわかってもらえるのでは?

私はもともと汗のかけない体質で、サウナ行っても汗かく前に気分悪くなってしまう人です。
大学時代にバイトした時、肉体労働なのに私だけ汗かいてなくて、「なまけないでね。」と言われた悲しい思い出があります。
代謝も悪くて健康によくないと言われ、ジムなど通ってがんばるようになりました。
目指せ、背中を流れる汗!
そして今年とうとう汗をかけるようになりました。(乾杯!)

でも汗かくって気持ち悪い・・・。
いえスポーツしてかく汗はいいんですが、普通に暮らしてて汗かくのって慣れないせいか嫌ですね・・・。
やっぱり汗かかない体質に戻りたいような気がします。

な〜んてことは置いといて、トップページ見ていただけましたか?
鋼牙くんですよ、鋼牙くん♪
さえさん、オスタさんに続いて3人目の鋼牙くんは、櫻崎さんからいただきました。

櫻崎さんは、某サイトさんで、いつも気になる書き込みをされる方、ずっとファンでした。
考察日記でもSさんとして取り上げたことがあります。
たまたまお友達になったYさん(お名前出していいのかな?)にその話をしたところ、「知ってますよ♪」と櫻崎さんの許可を得た上で、メールアドレスを教えてくださったんです。

なんとなく30代の男性と思っていたんですが、うら若き乙女さまでした。(笑)
ちなみにYさんも素晴らしい意見をお持ちの方ですが、それ以前にあちこちでお名前を見かけ、たまたまうちのサイトにも来て下さったことで知り合うことができました。
みんなで広げよう、犬夜叉の輪って感じでしょうか?

櫻崎さんからは、もう1枚、神楽の絵も頂いているんですが、それもすごく素敵です。
本当はこちらも公開したいんですが、お許しが出ませんでした。
でもだめかなあ・・・?(笑)
櫻崎さん、本当にありがとうございました。

次に最近頂いた質問から。
「どうして犬狼猫豚羊同盟と一陣支局だけ掲示板があるんですか?」
鋭い突っ込みありがとうございます。
実はこの2つのコンテンツは、「一陣の風」の中にありますが、独立したコンテンツの予定だったんです。

今は閉鎖されましたが、山口勝平さんの公認サイトで友達になったNさんと、勝平さんが動物キャラ多いよねって話になって、なら私が好きな松野さんやその他動物キャラ専用掲示板&投票所を作ろうって、半分冗談みたいな部屋でしたが、会員様も増え、今に至っています。
一陣支局も、青池保子先生の公式サイトが休止されている間の繋ぎのつもりで作ったんですが、今ではすっかり愛着定着です。
そんなわけで、この2つの部屋だけは、掲示板を置いてあります。
三国志や十二国記に関しては、「犬夜叉」だけのサイトから発展した形になっているので、部屋ごとの掲示板はありません。

「例の騒動に関しては、今はどうなっていると思いますか?
打ち切りはないと考えていいと思いますか?」

この質問に関しては、「静観しています」としか言えないように思います。
よみうりテレビで「(今は)打ち切りの予定はありません。」と言われても、公式発表がない以上、額面どおり受け取ることはできないように思います。
今はこれからもアニメが続くことを祈りつつ、精一杯できることをしたいです。

その意味で「犬夜叉応援処」を作りました。
更新が停滞しているサイトもありますが、公式サイトへのアクセス回数が増えれば、ファンはまだ関心を持っていることが、製作側にも伝わるような気がします。
キャンペーンの続行もご要望を何通かいただいていますが、現在のところは、管理人、サイト共に「静観」の立場で行くつもりです。

「えむさんは、かごめちゃんにヤキモチやいているのでは?」
(半角カタカナメインで頂きましたが、直させていただきました。)
これ、すごくおもしろいテーマです。
今日は語りきれないので、後日考察日記で取り上げたいと思います。

いきなり真夏の暑さとなりましたが、皆さんも体調を崩しませんよう、元気に夏を(まだ早いけど)乗り切ってくださいね。
 (2004年5月31日の日記 ) 
コミック35巻感想
35巻はいきなり犬鋼漫才から始まり、御霊丸編途中まで。
犬夜叉たちにどう絡んでくるのか、魍魎丸とどんな関係があるかわからぬままに興味 も薄れ(笑)、ほとんど忘れかけてた御霊丸だが(今回サンデーに登場するが、書いてる時点で)、こうしてコミック通して読むと、 また新鮮でおもしろい。

相変わらずのヤキモチ犬夜叉に対し、かごめが「あんたがそれを言う?」と言い返す ところ、いかにもかごめらしくて気持ちがいい。
ほどほど悩むのは当然としても、やっぱりこっちのかごめがらしいなと思う。
ここまでそばにいて桔梗の話も聞こえず?関心もなさげな鋼牙、ある意味チャンスな のに、この鈍感と言うかとぼけたところがまたらしくていい。

鋼牙が犬夜叉の三角関係を知ってしまったら、と思うともう遠慮も何もないだろう し、本気の喧嘩になりそうだから、ギャグ路線を保つためには「聞かざる鋼牙」は必 須、哀れ鋼牙・・・。
本人以外全てが気づいている「かごめの心、鋼牙になし。」

奈落の心理作戦で「哀れよのう。
かごめの心は犬夜叉のもの。
気づくこともできぬとはな。」

いつものくつくつ笑いではなく高らかに哄笑しそうな気がする奈落。
まあ鋼牙に関しては、興味があるのは四魂のかけらだけで心理的に追い詰めてどうこ うしようという気は「もう」ないらしい。
幸せ鋼牙?やっぱり哀れ、そこが好き。

志麻編含め、一応奈落がらみの本筋にからんでいるのだが、今回35巻は意外に単純 な展開。
シリアスな部分もありそでなさそで、犬夜叉鋼牙、弥勒と珊瑚、神楽と殺生丸の掛け 合いをメインに楽しく読める。
むしろ初期の「犬夜叉」に戻った感じ?

りんの神楽の女心を突いた?鋭い発言や(笑)、七宝の言葉や珊瑚に変化も冴えまく り、この辺はアニメも楽しみかも♪
邪見の「ほめ殺し」、弥勒の「おれの女」は早く聞きたい、明日にでも聞きたい!

36巻分に入ると話が少しだれてくる部分があるが、今回ちょうどいいところで途切 れ、御霊丸と魍魎丸に対する興味や期待で気持ちが盛り上がるところではないだろう か。
「犬夜叉」は毎週サンデーで読むよりも、コミックで通して読んだ方が絶対おもしろ い。

「サンデーで読んだから」「立ち読みしてるから」と買わない貴方、損はさせませ ん、買うべきです!
と、突然小学館の回し者?になった私。(笑)
それほど「犬夜叉」おもしろい。
 (2004年6月3日の日記) 
第20回ワールドホビーフェア
6月19,20日日に行われた ワールドホビーフェア、私は所用があって行けませんでしたが、みかさんが行か れて感想を送ってくださいました。
みかさんの許可を頂いて掲載したいと思います。

この日はすごく暑かったですよね。
私も以前のWHFで炎天下の下3時間以上待ってたことがあって、そんなこともあろう かと凍らせたミネラルウォーター持っていったんです。
イベント慣れしている自分がある意味情けない。(苦笑)

昨日は暑かったですが、会場へは普通に入場できました。
以前行った時には、間違えて先行販売会場の列に並んでしまったことがあります が…(^^;)

しかし、犬夜叉ステージ、前のガッシュステージから見ておりましたが、犬夜叉が始 まると子供達が消えました(笑)。
前の方に設けられた子供用スペースはガラガラで、中学生くらいの女の子が前に行き たいと言って、係の人に「ダメ」と言われていてかわいそうでした…。

二十〜三十代の女性の方がほとんどですね。男性の方もいました。
少年は全くいませんね!
係のおねえさんの「後ろのお友達さしてあげられなくてごめんね」は、爆笑かもしれ ません。
ステージの内容は相変わらず今までの映画の宣伝ばかりでした。
テレビ画面では、今までの映画の特報(!)と新オープニングが永遠と流れ続けてい ました。

新作映画の特報は、テレビスペシャルの時に流れたものでしたが、キーワードとして 「かごめの宿命」「逃れられない犬夜叉の未来と過去」が加わっていました…。
犬夜叉の新作映画に関する事ほとんど公開されていませんでした。
不自然なほどこれからのアニメ、映画については語られませんでしたね。
七月七日発売のサンデーにて、タイトル発表だそうです。
グッズ買えましたよ♪サンデーで通販があると良いですね!

犬夜叉のステージは山口勝平さんが出演されたんですね。
低年齢層より二十〜三十代の女性の方がほとんど。(笑)
私の友達の勝平ファンのNさんやYさんやHさんは行かれたのかな?

「不自然なほどこれからのアニメ、映画については語られませんでしたね。」
この部分、どうしようかと悩みましたが、みかさんの率直な感想ということでそのま ま掲載しました。

そしてもうひとつ、みかさんからは素晴らしい情報が寄せられました。
実は先日の考察日記で「最近犬夜叉のアニメを観るのが辛そうに感じられたので」と指摘して下さったのもみかさんです。
そんな私を慰めてくださるために、「My First BIG うる星やつら」という本に掲載された高橋先生のインタビューを紹介して下さいました。

私は「犬夜叉」でファンになったせいか、それ以前の資料や本などにはあまり興味がなく、欲しいと思った時にはもう手に入らず、このような情報には本当に飢えているんです。(笑)

以前、「高橋先生のアニメに対する本音を聞いてみたい」とおっしゃっていたので、それに近いものはないかと思って探してみたところ、こんな記述がありました。
うる星やつらについてでしたが、犬夜叉にも通じるものがあるかと思いまして。

アニメ化した時、声の印象については、

「いいものもあれば悪いものもあるといったような」
「あたるの場合は、絵はともかく、性格がどうなっているのかなあといったような。
なんとも分かりません。」

キャラクターの衣装について

「ラムが、ビキニの上になんかはおってましたが、あれはいけない。
いけないといっちゃなんですけど、 バランスがおかしいというかね」

演出について

「やっぱりタイミングなんかも、どういうパートの人がやるのか分かりませんけど、うまくいっている場合と完全にずれている場合がありますね。
何が原因なのかとつい考えてしまうんですけど」

ストーリー展開について

「やっぱり、原作と照らし合わせて見ちゃう部分ってあるでしょう。
だから、だんだんズレていくともうどうなんだろうと気が気じゃなくて、残り三分なのにどうやってこの話に決着をつけるんだろうとか、ハラハラしているという場合がありますね。」

比較的最近のインタビューでは、

「原作と変わっているところとか、納得いっていない部分もあったんですけど、それは私が当時はまだ若かったから。
オリジナルキャラクターが出てきて「なんじゃそりゃ〜!?」と思って観てたんですけど、何年か経って観なおしてみたら、すごくおかしくて笑っちゃったんです。
『なんだー、面白いんじゃん』ってね。」

だそうです。ああ、こんなものなんだと思いました。
(こういう風に考えられて、すごいとも思います)

お伝えしようかどうか迷っていましたが、最近犬夜叉のアニメを観るのが辛そうに感じられたので、少しでも気を楽にしてくださればいいかな‥と、思いまして。
気が休まれば‥良いです。

そうですね、「犬夜叉」に通じるものがありますね。
「犬夜叉」は現在進行形なので、スカパーのインタビューなど読んでも宣伝みたいなことしかおっしゃらないけれど、「犬夜叉」が終わって何年かたったら本音を語って下さるかもしれませんね。

皆さんも、特に原作とアニメのギャップに悩んでおられる方、このインタビューを読んで元気になられたのでは?
サイトからコピペしたものではなく、本から1字1字拾ってパソコンに打ち込んでくださったみかさん。
WHFの感想以上に大変な作業だったと思います。

その気持ちが本当に嬉しくて・・・。
サイトを運営していると、落ち込むこともたくさんありますが、みかさんやその他たくさんの友達と知り合えたこと、本当にサイトを立ち上げて良かったと思います。

みかさん、本当にありがとうございました。
心からお礼を申し上げます。

          ☆          ☆          ☆

「My First BIG うる星やつら」はAMAZONでも入手可能なようです。
 (2004年6月24日の日記) 

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