犬夜叉考察 3
犬夜叉時代考察追記ほか
かなり前のことになるが、「11月6日 犬夜叉プロローグ〜百足上臈」と、「11月16日 九十九の蝦蟇」で「犬夜叉」の時代を考察した。
 
復習してみると、露姫を助けに来る信長が織田信長を「尾張のうつけ」と呼んでいる。
織田信長が生まれたのは1534年、桶狭間で今川義元を倒し、一気に名を上げるのが1560年である。
いくらなんでも、今川義元を倒してからの織田信長を「うつけ」などと呼ぶことはないだろうと考えて、私は「犬夜叉」の時代を この間26年とした。

実際はもう少し絞り込める。
0,1歳児の赤ん坊には、うつけも何もないだろうから、3歳頃からとして、1537年から1560年の間になる。

ところが、武田家の露姫が武蔵の国に嫁げるのは、1562年以降でなくてはならないことがわかった。
それまで敵対していた武田と北条が1562年に連合して武蔵の国を襲い、支配下に置くからである。
私が調べたところでは、それ以前に武田と武蔵の国の関わりはないようである。

そうなってくると、蝦蟇退治の信長は織田信長が大ブレイクしてもなお「尾張のうつけ」などと呼んでいることになる。
織田信長は1568年には京に上って足利義昭を名ばかりの将軍にするが、傷心を抱いて国に帰ったこっちの信長、もう「うつけ」などとは言うまい、ということで、「犬夜叉」の時代推察を1562年から1568年頃に変更したい。
どっちにしても正解は高橋先生のみぞ知る、であろうが・・・。

          ☆          ☆          ☆

飛天満天初登場時、全滅させられる兵隊の紋を見てみたら、二つ引両の足利氏か、一つ引両の新田氏ののようである。
鎌倉幕府が滅んだ後、新田氏と足利氏が戦い、足利氏が勝ったのは有名な話だが、なぜか武蔵の国界隈をうろうろしていたばかりに、雷獣兄弟の餌食になってしまったのは、果たしてどちらの軍だったのだろうか。

          ☆          ☆          ☆

邪見の持ち物「人頭杖」。
先日放映された「夢幻のカウントダウン」で本物が紹介されていたが、 閻魔王庁で亡者の裁判の時、罪業の軽重や善悪を判定する役割を果たす物で、上に男女の首が乗っている。
男の首は太山府君で閻魔大王と共に、死者の裁判をする十王(十人の眷属)の1人。
女の首は暗闇天女、なんとあの弁天様の姉だというが、実は貧乏神。
貧乏神なのに、貧乏人を救うというからおもしろい。

普段人頭杖を持っているのは司録や司命だと言われている。
司録、司命はやはり閻魔大王のそばに控える役人で、司録は筆と経巻を持ち、司命は書巻を読んでいることが多い。

人頭杖は現在鶴岡八幡宮境内にある鎌倉国宝館にあるそうだが、最初に出てきた京都のお寺がどうしても思い出せない。

人頭杖があったお寺(たしか京都だったと思います)の名前、ご存知の方がいらっしゃったら、教えていただけませんでしょうか。
よろしくお願いします。
 (2003年1月19日の日記) 
ワールドホビーフェアとゲームボーイアドバンス
きのうはワールドホビーフェアの1日目に行ってきました。
ところが、頭の中は幕張メッセに行く気満々、実際に向かっていたのはなぜかお台場ビッグサイト。
途中で気づいて大きく回り道しましたが、あのまま「ゆりかもめ」に乗ってたらと思うとどっと疲れが・・・。

しかも会場が夏と違って迷ってしまい、30分以上歩き回り、1時間待ちしてやっとのことで会場へ。
もともと行こうかどうか迷っていたのですが、サンデーで「犬鋼テレカ」を見て「これは行かねば!」

ウォールバッチにアニメコミック、山口勝平さんのサイン入りビデオ(永久封印ですな、これは・・・)買いまくってきました。もちろんテレカも。
無料配布の犬夜叉袋や広告類もたっぷりGET!
スタンプラリーに参加して、おみくじ引いたらおみくじは「吉」(殺生丸)。

でも、夏に比べて映画グッズが多くて、ちょっとがっかり。
映画の絵はあまり好きではないので犬夜叉系はちょっと少なめ。
犬夜叉ハンドタオルとか、また欲しかったな・・・。
甥っ子にお土産のコナングッズばかりどっちゃり。

ところで今回の犬夜叉アドバンス、メチャクチャはまってしまいましたよ。
ここからちょっと、ネタバレが入ります。
ルーレットはすぐ慣れて狙った目がすぐに出せるようになり、3章まではサクサク進みました。
今回のゲームは、すごく会話が上手ですね。
奈落が今まで闘った妖怪たちを蘇らせたという設定なんですが、逆髪の結羅が犬夜叉に「またあんたと会えるとはね。」と言ったり、弥勒は雷獣兄弟とは初対面だし、おばかな?悟心鬼は神楽のことすっかり忘れてたり、すごくおもしろい。

最初の方は、結羅や鋼牙がかけらを取ってもゲームはそのまま続くので、こっちもあせらずにアイテム揃えたり、雑魚妖怪と対戦してキャラを強くしておく余裕があります。
特にプレステRPG版と違って回復系のアイテムが入手しにくいので、村マスや茶屋マスにこまめに止まった方がいいようです。
桔梗が出てくるあたりから突然難しくなります。
二股ルーレットになるので、狙った目が出にくくなるのです。
1回目に遊んだ時は、適当にキャラ選んでましたがやはり最初から特定キャラを育ててあげた方がいいみたいです。
犬夜叉は、基本能力は高いですが、「徳」が低いので、けっこう損なキャラです。

村マスに止まった時、キャラの「徳」が高いと村人が経験値上げてくれたり、お金やアイテムくれるので、弥勒や珊瑚の方が使い勝手がいいかも・・・。

鋼牙や殺生丸は止まった村で略奪したり、村を廃墟にしてしまったりする悪役キャラ。
まだこんなことを・・・(涙)。

なんといっても一番楽しいのが、自分自身がゲームに参加できること。
WSではかごめの名前を自分に変えるだけでしたが、今回は「自分」として犬夜叉達と行動を共にできるのがすごく嬉しい!
レギュラーキャラ以外は、声が入っていないのが、ちょっとがっかりですが、和田さんの曲(テレビ使用の)が使われていること、鋼牙がなんだかかっこいいこと、などとことん楽しめます。

もともと不器用な私は格闘系は苦手で、今回のゲームやプレステRPG系みたいな、こちゃこちゃじわじわじっくり遊ぶタイプが好きなので当分遊びこめるかも♪
でも月末には「デビル・メイ・クライ2」が出るな・・・。
 (2003年1月26日の日記) 
実在した日暮神社
先日、ひょんなことから実在している日暮神社を発見した。
前から名古屋の方にあるらしいとか、名前は違うが「犬夜叉」のモデルとなった神社が東京都内にあるらしいとか、噂はいろいろ聞いていたが、この日暮神社はなんと静岡県伊東市桜木町に存在する。

まず弥生時代からの生活の痕跡を残すと言われる、「日暮の森」。
嘉永年中の「伊東誌」によると、近くに日暮山龍明寺というお寺があったとされている。
さらに建久3年(1192年)あの源頼朝が、寺領53石を永久の祈願料として与えたとも記されている。
直接神社とは関わりがないが、ここで源頼朝が出てきたのがおもしろくてちょっと調べてみた。
1159年平治の乱で平家に敗れた頼朝(当時14歳)は、平清盛により伊豆の蛭ヶ小島に流された。
頼朝の監視役を命じられたのが、伊東次郎祐親と北条四郎時宗。
ここで重要なのは、伊東祐親の方である。

祐親には八重姫という美しい娘がいたが、頼朝と八重姫は恋に落ち、2人の間には千鶴丸という子供も生まれた。
祐親はもちろん平家方だから、家の存続にも関わる大問題でなる。
敵の子供を生かしておくわけにはいかず、祐親はやむなく千鶴丸を殺してしまう。
ただし、これには異説もある。
千鶴丸は死んではおらず、甲斐源氏の辺見家にかくまわれ、後に有名な島津忠久となって、島津家を興したという説である。
私としては、こちらの説であって欲しいと切に思う。

頼朝は祐親に追われて北条家に逃げ込み、八重姫は屋敷の中に幽閉されてしまう。
6ヶ月ほどたって八重姫は逃げ出し、頼朝に会いに行くが、頼朝は北条政子と結ばれた後だった。
悲嘆のうちに、八重姫は入水自殺を遂げる。

頼朝と八重姫が許されぬ逢瀬を重ねたのが、この日暮の森であったと言われているのだ。
頼朝が日暮れを待ち暮らしていたことから「日暮の森」と名づけられたともされているが、根拠となる記録をみつけることはできなかった。

一方日暮神社、祭神は「誉田別名」(ほむたわけ)であり、五穀豊穣、縁結び、安産の守護神として崇敬され、「日暮八幡」として祀られた。
誉田別名とは、応神天皇のことである。
有名な神功皇后の息子にあたる。

実はこの応神天皇、弓矢神として祀られている。
「犬夜叉日暮神社」の命名が、そこまで意識してされたのかどうかは高橋先生に聞いてみないことにはわからないが、偶然だとすればおもしろいことである。

ただし、そのいわれは、あまり愉快なものではない。
応神天皇は今の朝鮮半島に出兵し、当時の百済、新羅は破るが、高句麗戦の際、弓で受けた傷が元で亡くなっている。
弓矢神の由来はそこから来る。

このように調べていくと、日暮神社、弓矢神、かごめの破魔の矢、とつながってくるみたいでおもしろい。
ただ誉田別名は全国に散らばる八幡神社の祭神でもあるから、あるいは高橋先生にとっては、常識以前の知識だったかもしれない。

また、源義家が寛徳2年(1045年)八幡神社で元服して八幡太郎を称して以来、源氏の守護神とされ、頼朝開幕後は、源氏の武士が諸国に八幡神を勧請したとも言わ れている。
ただし八幡太郎義家は、頼朝の曽祖父であるから、この時点(義家元服)で頼朝の意思は直接関係ない。
しかし頼朝若き日の日暮の森(神社)にまつわる悲恋が、巡りめぐって後に神として頼朝を支えたことを思うと、感慨深いものがある。

この日暮神社を写真で見ると、うっそうと木が茂った中に、古い?小さな?木造の神社が見える。
(一部しか写っていないのでよくわからない。)
鳥居は白いが、木なのか、そうではないのか、これもよくわからない。
神明系で、貫が縦の柱の間におさまっており、ころびがある。
鳥居については、12月11日の「日暮神社の不思議」で

「縦縦横横の4本の赤い柱(赤とは限らないが)でできていて、上の横木を「笠木」、下の横木を「貫(ぬき)」という。

 原作では、笠木がまっすぐで、これを「神明系」という。
 貫が縦の柱の間におさまっているときもあれば(肉づきの面)、
 貫が柱から突き出ているときもある。(狼野干)

    (中略)

 また、両方とも、縦柱がまっすぐ等間隔で立っているのが、「ころび」がないと言うのだそうだ。
 「ころび」とは、「足を開いたように、内側に傾斜をつけた建て方」のこと。」

と説明した。
詳しいことはそちらを参照していただきたい。

静岡県伊東市、決して近い場所ではないが、一度行ってみたいものである
 (2003年1月28日の日記) 
1月の終わりに
いきなり鋼牙が現れて驚いた方も多いのではないかと思いますが、今回はTOPを思いっきり派手にしてみました。

「楽杏庵」のさえさんから誕生日プレゼントとして頂きました。
まわりが赤いのは私の燃える恋心?(バレンタインデーだし)なんて言うのは冗談ですが(笑)、もう1枚、「犬夜叉大百科」のオスタさんからも、サイト開設祝いとして鋼牙の絵を頂いています。
2月後半のTOPで紹介させていただく予定です。
さえさん、オスタさん、本当にありがとうございました。

          ☆          ☆          ☆

新しくさえさんの「楽杏庵」と相互リンクさせていただくことになりました。
ただ、リンク部屋を作ったのが、まだTABLEタグの使い方も知らなかった頃でただ並べただけ、という状態だったので、これを機会に一度きちんとした形で作り直そうと思います。

TOPに紹介している4つのサイト様以外は一時リンクが切れますので、ご了承下さい。
申し訳ありません。

          ☆          ☆          ☆

今週のサンデー、高橋先生が冷蔵庫の常備品として、「卵、大根、豆乳、揚げ玉」って書いていらっしゃいましたが、「揚げ玉」って何でしょう?
スーパーで探してみましたが、見つけることができませんでした。
卵料理の一種ですかね?知ってる方、情報求む。

          ☆          ☆          ☆

「デビル・メイ・クライ2」買いました!
でも方向音痴の私はゲームの中でも迷いっぱなしで、敵に会うこともなく、街の中をうろうろ・・・。
攻略本買うまでは封印かな?

印象としては、すごく綺麗だし、動きも前よりずっと多様だけれど、綺麗過ぎてすっきりこなれてしまった感じがします。
「バイオハザード」(ゲーム)、「13日の金曜日」(映画)もそうでしたが、やっぱり1作目が一番迫力ありますね。
技術的に未熟な分、かえっておどろおどろしさが出てますし・・・。
(なんでここでもホラーの話・・・涙)。

          ☆          ☆          ☆

それにしても、机の上には本や資料が山積み。
ビデオも山積み、読む暇も見る暇もなかなかない毎日が続いています。
せめて文庫本なら、電車の中で読めるのですが・・・。
新刊=ハードカバー制度は私的には苦手です。
とにもかくにも「一陣の風」、来月もよろしくお願いします。
 (2003年1月31日の日記) 
かごめの「おすわり」 弥勒の「おさわり」
語呂合わせみたいなタイトルになってしまったが、実は最初は、「かごめの『おすわり』 弥勒の『セクハラ』」と書いた。
ただ「セクハラ」という言葉を、こんなに気軽に使っていいものか、といつも気になっている。
先日新聞の投稿欄で、弥勒の行動に対する苦情が掲載され、ひとしきり話題になったが、あれは当然のことだと思う。

「犬夜叉」ファンなら当然弥勒というキャラクターの性格、人となりを正確に把握しているから、弥勒が何か「助平なこと」をしでかしても、笑ってすませることができる。
「犬夜叉」において「弥勒のセクハラ」は、「弥勒だけに許される、自分も相手も傷つくことのない、ちょっとした冗談」の意味を持つ、固有名詞として位置付けても良いほどである。
しかしたまたま子供が見ていたから、たまたまテレビを見ていただけ、という一般の視聴者ならば、やはり眉をひそめる事態になっても仕方がないだろう。

結論は後にしてもうひとつ、かごめの「おすわり」。
「おすわり」多発にどんな問題があるか。
これについては何度も書いた。

アニメ版かごめが気軽に使いすぎる。
犬夜叉にとって「おすわり」は、「かごめに対する絶対服従」の意味を持つ。
極端な言い方をすれば、たとえかごめが悪くても、単なる気まぐれ、わがままであったとしても、発動すれば否応なしに地面に叩きつけられるしかない。

原作版かごめはそのことをよく理解している。
そのことを特別書いている場面はないが、初期に比べ、使う頻度が増えたとは思えない。
犬夜叉を助ける時、大怪我した状態での喧嘩を止める時、妖犬化を止める時、そしてごくたまにジェラシー状態。
桔梗と犬夜叉の会話の後のかごめなどは、人間味があっていかにもかわいらしい。

アニメでは犬夜叉のプライド、痛みなど全く無視して使われているし、それに対して怒りもない犬夜叉がまた悲しい。
たとえばいくら「おすわり」があったとしても、犬夜叉が本気になれば、かごめを黙らせることくらい簡単にできるだろう。
だが犬夜叉は、かごめに決して手を上げない。
犬夜叉にはかごめを守ろうとする意識があるからである。
オリジナルを作るなら、一度くらい犬夜叉のかごめに対する正当な怒りがあってもいいとさえ、私は思う。

誤解のないように書き添えておくが、私はアニメの弥勒やかごめが嫌いなのではなく、そのように作り上げられた2人に対する哀しみを書いているのである。
弥勒にしてもかごめにしても、受けたからといって調子に乗って「おすわり」「おさわり」連発すると、いかにもくどいしつこい、それにも増して飽きられる。
アニメでは、もう少し考えて欲しいと思う。

もうひとつ、私が今ギリギリの所まできていると思うのが「七宝の突っ込み」。
先日の「帰ってこない雲母」、あれでは七宝はいつも突っ込みどころを探して歩いているように見える。
七宝が突っ込むためには周り、特に犬夜叉とかごめ、が馬鹿を演じなくてはならない。
あれではいつまでたっても、犬夜叉もかごめも人間的な成長、深みなど描けるはずがない。

「犬夜叉」のキャラがいかに魅力的か、特に犬夜叉とかごめがさまざまな経験を通していかに成長し、相手を思いやり、心を寄せ合ってきているか、アニメしか観ていない人が感じ取ることができるだろうか。
子供向けに作るのはいい、いい子供番組なら大人だって観る。
しかし子供におもねる番組になってしまったら、大人はもちろん、子供だって観なくなる。
私はそれが怖い。

アニメ「犬夜叉」は、受け狙いのためにあるのではない。
もう一度原点に立ち返ってキャラや設定を考える必要があるのではないか。
幸いなことに、これから「七人隊」のエピソードが始まる。
原作でも屈指の人気を誇る七人隊、アニメ人気を盛り返す最高のチャンスである。
硬派の作品を望む。
 (2003年2月8日の日記) 
犬夜叉超特別編 〜参の章
今まで気づかなかったのだが、アニメ「犬夜叉」のビデオは、参の章4巻までしか出ていないようだ。
確認したわけではないが、蒼天が登場する「七宝へ怒りの挑戦状」のあたりまでではないだろうか。
今日借りた桃果人のエピソードは、もう参の章1巻となっているので、もうすぐ追いつくことになる。

これからは考察日記も形を変えて書いていくことになると思う。
録画したビデオを保存しておけば良かったのだが、CM嫌いなので何回か観た後は消してしまっている。
ビデオの出るぺ−スが、これほど遅いとは思わなかったのが失敗だった。

今回は、桃果人の前に入っている「超特別編」。
珊瑚の初登場シーンから鋼牙、刀々斎の紹介、珊瑚と琥珀、鉄砕牙をめぐる犬夜叉と殺生丸の確執、鋼牙問題から犬夜叉とかごめの喧嘩と仲直りをメインに、あらすじが述べられていく。
特筆するようなことはないが、何度観ても驚くのが風の傷に負けない猛々の頑丈さ。
さすが刀々斎仕込みのペット?、刀々斎こそ鉄砕牙も天生牙も闘鬼神も超越した最強キャラの証だろう。

もうひとつ気になるのが冥加こと緒方賢一さんのナレーションで、「父君の血は、それはおいしい血をしておられた。」の部分。
御本人もこれはおかしいと思われたらしく、一瞬つっかえるが結局そのまま放送された。
時間がなかったのか、アバウトなのかは知らないが何度観ても引っかかるところ。

          ☆          ☆          ☆

書くのを忘れていたが、アニメより先にGBAに七人隊が登場している。
もちろん声は入っていないが、原作に忠実でなかなかおもしろい。
私の記憶では七人隊登場を宣伝してはいなかったと思うが、もっと強調していたら買う人も多かったのではないかと思う。

          ☆          ☆          ☆

少年サンデーよりサンデーデッキ到着。
映画の絵なので(私はあまり好きではない)1セットしか買わなかったが、考えてみたらカードの効果は別なのだから、4セットは買うべきだった。
今頃悔やんでも遅いが・・・。
現在私が作っているデッキは18組。
通常戦法も、いくらあっても余るということはない。
 (2003年2月15日の日記) 
「七人隊」へのカウントダウン
いよいよ「七人隊」登場。
HPを立ち上げた頃、とにかく七人隊について書きたくて考察日記で取り上げたことがある。
少し長くなるが引用してみると、

「ところで『七人隊」である。
 テレビではまだ放映されていないが、ファンの間では主人公犬夜叉クラスの人気キャラで『どの城主の家来にもならず、戦を渡り歩いて仕事を引き受ける』という、いわゆるプロの戦士集団、傭兵である。

 七人で兵隊百人分も働くと言われるほど強かったが、『根っから人殺しが好きな外道の集団』で、その強さに恐れをなした大名達により全員首を打たれ、葬られた。
 そして祟りを恐れた土地の者達が、七人の魂を鎮めようとして建てたのが『七人塚』。

     −中略ー

 この七人隊、究極の悪役「奈落」の手によって、亡霊となって蘇る。
 とにかく月曜7時にアニメ化できるかと心配になるほど冷酷で残虐で非道で残忍で、ああもう言葉がない・・・。

 こんな男達なのだが、不思議に愛らしく、可愛く、個性的で、いとおしい。
 これはもう漫画という虚構の世界だからこそ許される感覚であり、高橋先生の凄味だろう。

 「蛇骨命!」「蛮骨は私のもの!」「私の睡骨を殺さないで!」
 さまざまな犬夜叉系サイトを渡り歩いて度肝を抜かれたコメントであるが、なに私だってひとつ間違えば同じ台詞を絶叫していたかもしれない。
 それほど魅力的な男達である。」とある。

私にとってアニメ「七人隊」へのカウントダウンは、原作で蛇骨が登場した瞬間から始まっていたような気がする。
凶骨はそれほど衝撃的な登場ではなかったので、あまり印象にない。
ただ特に誰が好きというのではなく、とにかく「七人隊」としての存在そのものに魅了され、7人全部ひっくるめて抱きしめて宇宙の果てまで飛んでいきたい、ぐらいの思い入れはあったようだ。

メモを見ると睡骨に対しての思い入れが強く、死人(しびと)同士、恋人というのではなく、桔梗と共に生きて欲しいみたいなことを書いてある。
最終的に犬夜叉が、かごめと桔梗のどちらを選ぶか知らないが、仮に桔梗と一緒になったとしても、いつの日か犬夜叉が死んだときに、桔梗が1人残されることを考えたのだろう。
今は少し違う見方をしているが、七人隊とは関係ないのでいずれ別の機会に書いてみたい。

きのう(2月17日)のアニメ、予告でいよいよ凶骨が登場した。
声は郷里大輔さん、失礼ながら凶骨には勿体ないほどの素敵な声で聞き惚れてしまった。
鋼牙にとっととやられてしまうのが、本当に惜しい。

ただ、気になったのが、菖蒲の存在。
前々から菖蒲が再登場との噂はあった。
オリジナルアニメ屈指の人気キャラだったので出るだろうとは思っていたが、七人隊に絡ませるとは意外だった。
菖蒲がらみなら怒涛のオリジナル13連発の中、前後編にでもして、いくらでもしっかりした物語ができただろうに。
オリジナルは主役、準主役キャラを毎回1人か2人、メインに据えて作ったようなので、ここで菖蒲を出してしまうと、鋼牙の比重が大きくなると考えられたのかもしれない。

しかし「七人隊」は、同時に犬夜叉、かごめ、鋼牙の物語でもある。
鋼牙が犬夜叉一行と行動を共にすることにより、さまざまなエピソードが生まれていく。
喧嘩ばかりだった犬夜叉と鋼牙も、お互いを助け合い、協力し合い、関係に深みを増していく。
もちろん犬鋼漫才も見どころたっぷり。
菖蒲が絡むとかごめを追いかける鋼牙、鋼牙を追いかける菖蒲、鋼牙にガミガミ言うかごめ、のシチュエーションになりそうで怖い。

今までさんざんオリジナルに耐えてきたのだ。
(もちろん評価できる作品もあるが。)
やっと、やっと出会える「七人隊」、少しでも原作に忠実にして欲しいと思うのは私だけだろうか。
そうでなくても残虐性、変態性?の部分でかなりぼかしだ描き方になるだろう、そのことに対する心構えはできている。
初期の無謀ともいえるスピードで話が進んでいた頃の勢いを取り戻して欲しい。
「七人隊」だけは、「良い子の味方、アニメの友」にしないで欲しい。
もうひとつ、七人隊は弥勒と珊瑚のエピソードでもある。
2人だけの命がけの戦いに無用な「おさわり」は不要、とだけ言っておきたいと思う。
それにしても、きのうの予告、鋼牙の走り方は一体なんだったのだろう。
七人隊に力を入れるあまり、一般キャラの描き方がおろそかになったのでなければ良いのだが。

余談だが、巫法札合戦では殺生丸の天生牙は、死人(しびと)のダメージ取りに最大の威力を発揮する。
つまり現在登場済みの桔梗、蛮骨、蛇骨、煉骨に一番優しい殺生丸なのだ、時には自分の身を犠牲にしてでも彼らを守る。
なんだかおもしろくもあり、かわいそうでもある人(妖怪)である。
 (2003年2月18日の日記) 
2月の終わりに
「一陣の風」も5ヶ月目を迎えました。
なんとかがんばってこれたなあと安心する反面、パソコンのあまりの不調ぶりに、胃の痛い毎日です。
アウトルックが突然消える、書いてたメールや日記の下書きも全て消える、パソコン自体もしょっちゅうフリーズ。
今日の日記も、あと数行残すのみとなったところで突然ふわっと消えてしまいました(涙)。

容量は増やしてあるものの、メールやら資料やら膨大な量ですが全てをFDに移して、パソコン自体をからっぽにして再調整してみます。
それだけで毎日大変な時間を費やしている私・・・。
それでもダメだったらどうしたらいいのか、正直言って考えたくないです。

掲示板とゲストブック、新しくしてみました。
ところが早速「他の掲示板には書き込みできたのに、新しいのにはできない。」というメールが届きました。
他にも「書き込みはできるけど、カウンターが見られない。」という方もいらしてどうしたらいいのか・・・、と思案にくれているところです。

ところで「犬夜叉原作アニメ比較論」も59回目を終えました。
現在はアニメ(ビデオ)を入手していないので中断していますが、我ながらよくも続いたと思います。
なぜここまでアニメにこだわるかと言うと、11月5日の日記に

「これから「犬夜叉」の原作とアニメの相違を何回かに渡って考察していきたいと思っている。」

と書いたんですね。
何回かに渡ってのつもりが、いつのまにかこんな長丁場になってしまいました。
これからは、「ストーリー考察」「キャラクター考察」といったテーマにも取り組んでみたいと思っています。
いつも読んでくださっている方々、本当にありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
 (2003年2月28日の日記) 
6000HIT報告
今回の6000HITは、さえさんがGETして下さいました。
ありがとうございます。
1000HITのひいらぎさんに続いて2人目となりますが、今日はさえさんについて紹介させていただきます。

 1 ハンドルネームとその由来を教えてください。

ハンドルネーム「さえ」は、私が生まれたときに親が 命 名候補にしていた名前のひとつです。
漢字もあるのですが、仮名のやわらかさが 好きなのでHNは「さえ」にしちゃいました。
・・・しかしですね、しばらく ネット上で「さえ」で過ごしてみると、 けっこうありがちなハンドルであることに 気付きまして失敗だったかなと思うことも・・・

あっ、それ私も同じです。
HNがかち合った時のために、「えむ」のほかにも2つほどHN持ってます。

2 ホームページをお持ちですね?
 ホームページについて教えてください。

写真が趣味で、もともと写真のHP「からこ堂」をやっ ていたのですが、途中で急にイラストサイト 「楽杏庵」 も作ってしまいました。
現在は写真よりお絵描きばかりしているような気がします。
『犬夜叉』のファンイラストが多いです。

3 「犬夜叉」との出会いと好きなキャラを教えてくださ い。(理由も)

「犬夜叉」との出会い・・・連載開始前(もしくは直後 ?)に、 電車の中吊り広告を見たことがあるような気がするのです。
高橋留美子、新連載かぁ、と。
水をかぶったら女になる漫画の次は頭に犬耳か・ ・・、相変わらず変わってるなぁ〜 と思った記憶があります(笑)

そのこ ろは少年漫画は全く読んでおらず、アニメで再会?するのですが、 その時も、金田 一終わっちゃうのか〜つまんないの〜と・・・。
何気なくテレビをつけたのがたぶん、犬アニメの第二回で、それからぐいぐいと引き 込まれてしまい、コミックス19巻が出た頃に1巻から一気に揃えて、現在に至りま す。

さえさんも、「金田一少年の事件簿」お好きでしたか!
私も金田一君見てなければ、「犬夜叉」に出会うことはなかったと思います。

好きなキャラは、実はどのキャラも魅力的で好きなの ですけど、一人選ぶなら刀々斎です!飄々としていて独特の雰囲気が好きです。
頻繁には登場してくれませんが、要所で犬夜叉に知恵を授けてくれる大事なキャラク ターだと思います。

アニメでは声優さんのお陰で魅力が増したと思います。
さりげなく強いほのぼのした牛くんも好きです〜。
あの視線がたまりません !

う〜ん、なかなか渋いお好みで・・・。(笑)
でも刀々斎は、たしかにアニメで魅力度UPしましたね。

4「犬夜叉」以外で好きな高橋留美子作品を教えてくださ い。(理由も)

読んだことがあるのは、「らんま」だけです。実はあ と2冊で全巻揃います。
アニメ放送当時は数回しか見たことがなかったのです が、犬夜叉にはまったのがきっかけで集め始めました。

乱馬とあかねの関 係が、読んでいてじれったいのだけどお互いを想いあっていて良いですね。テンポの 良いストーリー展開も 面白くて好きです。

私も「犬夜叉」が最初の高橋作品だったので、「らんま」をテレビで見た時はびっく りしました。
私としては、2番目は「めぞん」かな・・・?

5 公表しても差し支えない範囲で、プロフィールなど教え て下さい。

写真とお絵描きが趣味、と言えるかなと・・・。
その他、神社仏閣・遺跡など歴史的なものが好きです。
今好きな漫画(連載中 の)は、『犬夜叉』『陰陽師』『20世紀少年』などなど・・・。
何度も読み返し ているバイブル状態の漫画は『MASTERキートン』、 その他、手塚治虫の『ブラック ジャック』『きりひと讃歌』『七色いんこ』等 が好きです。

小説は最近 「十二国記」シリーズを読み始めて、はまっています。
もともとは推理小説が好 きで、探偵ものの ホームズ、ポアロ、日本のだと浅見光彦が好きです。
活字中 毒で、新聞休刊日は寂しくてたまりません。

あとは・・・そうですねぇ、 しゃべる速度がゆっくりののほほんタイプで、 以前友人に「動物のお医者さん」の 菱沼っぽいと言われたことがあります、容姿が、じゃないですよ、性質が、です (笑)

おもしろいですね、「十二国記」、内田康夫も好きですが、ホームズ&ポアロ&マー プルの方が好きかも・・・。
「ポアロ」と書くか、「ポワロ」と書くかで、だいたいその人がいつ頃から好きだっ たか、本とテレビとどちらから入ったかがわかりますね。(笑)
「動物のお医者さん」、私も好きです。
私のホットメールのアドレス「cyobbi」は、ハスキー犬の「チョビ」から取っ たんですよ。

6 その他、意見、感想などありましたらお願いします。

えむさんのHPにはほぼ毎日おじゃましています。
特に考察日記が面白いです。
伝承など歴史的な観点から調べたりなさっていて 読み応えがあります!
こういうの大好きなんです。

でも自分では調べたことがなくて、初めてこちらを知った時は 「待ってました!こ ういうのを読みたかったの!」と思いました。

ありがとうございます。
初期の頃は、いろいろな妖怪が次々に登場してきて、歴史的な考察がしやすかったん ですが、だんだん登場人物の関係が中心になってきて、しかも込み入っているので難 しいです。

うーむ、意見・・・えむさんの考察日記は、過去放送 されたアニメの感想の場合、内容的には掲載した日の日付とはあまり関係ないことも あると思いますので、過去日記を読む際には掲載日よりも題名一覧から読みたい内容 に辿り着けると便利かも、と思います。

 ・・・が、これから仮に作り変えようとすると 相当な作業量ですよね・・・私も HP作っているからよく分かります・・・

前にひいらぎさんからも指摘されています。(笑)
実は少しずつ手をつけているのですが、 できた分だけ「過去の日記」を公開していきますので、よろしかったら見て下さい。
その上で、また感想など教えていただけたらと思います。

さえさん、ありがとうございました。
次のキリ番は7000です。よろしくお願いします。
 (2003年3月11日の日記) 
アニメ「犬夜叉」視聴率 1
先日「ひとりごと」にも書いたが、低迷したオリジナル続きの後、盛り返すかと思われた七人隊がそれほど視聴率を上げなかったのは意外だった。
このところ、テレビの前から離れていた犬夜叉ファンが、七人隊人気で戻ってくるだろうと思っていたからである。
そうなると考えられるのは、テレビの前から離れたのはあくまでも一般の視聴者で、不平不満を並べながらも、犬夜叉ファンはテレビの前に座り続けていたことになり、現在の12%平均の数字が、本当の犬夜叉ファンを指し示しているともいえる。

この数字が、一般的に見て、高いか低いか私にはわからないが、犬夜叉には常に12%台の安定した人気があると言いかえることもできるだろう。
さて、今日のテーマはアニメ「犬夜叉」視聴率の変遷である。
初めにお断りしておくが、全ての回の視聴率をチェックしていたわけではないので、正確なものではないこと、かなり私見が入ることである。

ただし、数字で表したデータは、週間マンガ視聴率を見て書きとめておいたものなので、正確である。
視聴率に振り回されるのもどうかと思うが、今、過去のデータを振り返ってみるのも一興かと思う。

まず記念すべき第1回「時代を越えた少女と封印された少年」(2000年10月16日 鋼牙役松野太紀さんの誕生日でもある)の視聴率は 15.1%
この数字が何位だったのか、初登場としての注目度がどれほどのものだったのかは、残念ながら記憶にない。
ただし、この数字がこれからの基準となると思い、書きとめておいた。

第4回「逆髪の妖魔 結羅 」(2000年11月6日)13.9%
注目の殺生丸初登場回、第5回「戦慄の貴公子 殺生丸」(2000年11月13日) 15.5%
第1クール最高視聴率となったのが、第6回「不気味な妖刀 鉄砕牙 」(2000年11月20日) 16.8%
第9回「 七宝登場! 雷獣兄弟飛天満天!!」(2000年12月11日) 16.2%

第1クールの平均視聴率は、15%くらいではなかっただろうか。
現在の12%くらいと比べて、3%の差がどれほどのものかはわからないが、数字の上ではたいしたこともないように思えるのは素人のあさはかさか。

第2クールに入り、
第12回「 タタリモッケと小さな悪霊」(2001年1月22日) 16.1%
第13回「 新月の謎 黒髪の犬夜叉」(2001年1月29日) 15.2%
第16回「 右手に風穴 不良法師弥勒」(2001年2月19日) 17.2%
第19回「 帰れ、かごめ!お前の時代に」(2001年3月12日) 17.0%

毎週月曜日夜7時が犬夜叉時間として認知された時期なのか、第1クールより視聴率が高めの回が続く。
アニメ、弥勒、朔の犬夜叉、桔梗復活と、 内容も充実しており、勢いのある時期である。

第3クール。
第23回「かごめの声と桔梗の口づけ」(2001年4月16日) 14.1%
第24回「 妖怪退治屋珊瑚登場!」(2001年4月23日) 15.5%
第29回「 珊瑚の苦悩と琥珀の命」(2001年6月4日) 12.6%

「この時期視聴率が下がり気味。
 深刻な話になると、下がるらしい。」と覚え書き。
個人的に忙しい時期で、ほとんどデータなし。

第4クール。
第36回「 かごめ略奪!超速の妖狼 鋼牙」(2001年7月23日) 14.4%
第37回「 かごめに惚れたあいつ」(2001年7月30日) 13.8%
第38回「はなれて通う二人の気持ち」(2001年8月6日) 15.2%
第39回「仕組まれた死闘」(2001年8月13日) 10.3%
第43回「ついに折れた鉄砕牙!」(2001年9月10日) 17.9%

鋼牙登場クールなだけに、かなりこまめに記録をとっているが、それまでの最高(鉄砕牙)と最低 (仕組まれた)が出ていることが注目される。
なんと7.6%の差である。
「仕組まれた死闘」は、おもしろいエピソードだったと思うのだが。
続きは後日。
 (2003年3月7日の日記) 
アニメ「犬夜叉」視聴率 2
先日はアニメ「犬夜叉」視聴率を第4クールまで紹介した。
振り返ってみると、第1クールは15%程度を獲得し、「犬夜叉」がコナンと1セットで認知された時期。
第2クールは原作でも内容の濃い時期で、視聴率が高め。
第3、第4クールは上下の変動が激しい時期だった。

そして今回は第5クールから。
第5クールは「殺生丸、闘鬼神を振るう」から「石の花と七宝の初恋」まで。

第45回「殺生丸、闘鬼神を振るう」(2001年10 月8日)
の視聴率は 14.8%
第46回「獣郎丸と影郎丸」(2001年10月15 日)
の視聴率は 15.0%

この後、47回、48回と15%以上をキープし、第49回「失われた琥珀の記憶」(2001年11月5 日)は 16.6%を記録する。
前に、琥珀がらみの深刻な回は視聴率が下がると書いたが、この時期はアニメでアップした珊瑚人気も手伝ってか、珊瑚と琥珀の兄弟愛がらみのエピソードは視聴率も高かったようである。

また、確言はできないが12月に映画第1弾「時代を超える想い」公開を控え、犬夜叉に対する関心も高まっていたのかもしれない。

第50回の琥珀、第51回犬夜叉妖犬化と16%台だったものの、なぜか第52回「止められない!妖怪の本性」(2001年1 1月26日) の視聴率は 14.8%
と下がり、竜骨精、石の花 と 15%前後となる。
アニメとしての話題性、おもしろさと視聴率が必ずしも一致しないことがわかっておもしろい。

1回分視聴率の記録が抜けているが、それに目をつぶれば第5クールの平均視聴率は 15.5%とかなり高めである。

次に第6クール。
第56回「 霧の奥に美女の誘惑」(2001年1月1 4日)の視聴率は 15,7%、弥勒人気全開?特筆すべきは、第57回、第58回の桃果人、私としてはそんなスペシャル化するほどの特別な話とは思えなかったのだが、カルトな人気が功を奏したのか前編16.5%
、後編16.9%を記録 している。

また、初めてのオリジナルということで注目された
第59回「美少女姉妹の弟子入り志願 」(2002年 2月4日)の視聴率は 16.9%
を記録する。

黒巫女椿がらみのエピソードが5回続くが、それぞれ16.6% 15.5% 16.4% 15.6% 16.6% と なっている。
なんだかずいぶんデコボコしているが、総じて高め、平均視聴率も 16.3%

当時は「アニメ犬夜叉」好調期だと思っていたが、今にして思えば、絶頂期と言って良かったのかもしれない。
正直言って、この後の視聴率の流れを書くのは気が重い。
 (2003年3月9日の日記) 

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