犬夜叉考察 31
11月22日高橋留美子×板垣恵介レジェンド対談
かなり遅くなりましたが、9月30日に発売された「週刊少年チャンピオン」44号掲載の「高橋留美子× 板垣恵介レジェンド対談」感想です。
「少年チャンピオン」を買うのは、たぶん生れて初めて。
「刀牙」と書いて「バキ」と読むんだ、「とうが」じゃないんだ。

まず手に取って表紙絵にびっくり、読み始めて「ため口」にびっくり。
お二人は同い年という事で納得したけど、そういえばあだち充さんとも普段はため口っぽかったな。
さらに小池一夫氏の「劇画村塾」の先輩(高橋さん)後輩(板垣さん)の間柄。

最初におもしろいなと思ったのが、「人間の顔の正面の描き方」。
私は漫画もイラストも全然描かないけど、そういえば、小学生の頃はノートに少女漫画みたいな絵を 描き散らした記憶があります。
いつも横顔だけ。

下手でも横顔だといくらかまし。
正面だと、目を2つ描くだけでバランス取れなくてひどかった、懐かしい。
で、高橋さんは「模写したくなるような絵を描かなくちゃダメ。」と話されたらしい。
高橋さんの漫画の正面顔見ると、どちらかとうと下から見上げる絵が多い気がする、ちょっとだけ。
鏡で自分の顔見る時も、目線を下から見上げた方が、きりっとしていくらかましだよね(笑)。
自分の顔を真正面から見ると、目も輪郭も、何もかもがぼやけて見える。

次はちばてつや氏の話、アクションシーンの構成がいかに凄いか。
私、「あしたのジョー」も知らなくて。
真っ白に燃え尽きたワンカットしか見たことないけど、「赤コーナーと青コーナーを一度画面で設定したら 動かさない」と。

その凄さもピンと来ない私は素人。
でもレジェンド2人が絶賛するから凄いに違いない、うん。

「刀牙」に関する話は申し訳ないけど省略して、お2人が仲良しで、女子プロレスとか格闘技を観に行ったり、 宝塚やコンサートに行ったり、なんてうらやましい。
B'zとエアロスミス、そのあと熱燗。
いいな、いいな。

ところで高橋さんのキャラクターのこだわり、これは前にも何度か話されてるけど。 キャラクターは大切だけど、設定、ガワみたいな物を作って、そこにキャラクターがいかにハマるか。
対して板垣さんは、強烈なキャラクターがまずありき?(絵の印象)。

だから高橋さんのキャラは、最初は定まっていないというか、印象が薄かったり、途中で「キャラ変わった?」 と思うこともあるけど、それはそれで好きだし。
私は「刀牙」シリーズ読んでないので比較できないけど、たとえば「うしおととら」などは、強烈な個性を持った キャラがいて、話をぐいぐい引っ張って行く、その爽快感もまた好きだった。
この違いはやはり高橋さんが女性だからなのかな?

あと構成に関して高橋さんが心がけているのは読みやすさ。
「フキダシを一息で読める長さ。」
長くなったら分ける、単純明快(笑)。

たしかに奈落とか桔梗、楓あたりは説明台詞も多かったけど、長かったという記憶はない。
「MAO」も摩緒や華紋など台詞回しは落ちついているけど、やはり長いという印象はないかな。
というか、漫画で台詞が長いと思ったこと自体そんなにないような気がする。
志水アキさんの京極堂シリーズは長いけどそこが魅力だし、原作に比べると100分の1くらいの長さだし(笑)。

でも読者の気づかないところで、漫画家さんたちはいろいろ工夫されてるんだなって思って、いつものことだけど 感動した。
だから気持ち良く読める、だからファンになる。

最後にお2人の気持ちとして、もうきつくてもなんでも漫画を描くのが大好きで、「引退」なんて言葉頭にないんだろうなって いうのが嬉しい。
「ベルセルク」のような未完は辛いけど、それでも描きたい限り何年でも何十年でも描いて欲しいと思います。
(2021年11月22日の日記)

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