犬夜叉考察 9
日暮遺跡
先日「アド街ック天国」で伊東市を取り上げると紹介したが、頼朝がらみのものはほ とんどなかった。(笑)
以前はともかく、今では観光地の宣伝番組と化しているので、仕方がないことではあ るが、ちょっとがっかり。
それでも観光も兼ねて遊びに行った所もあり(東海館など)、おもしろかった。

さて、「日暮遺跡」の言葉に魅かれて資料をまとめ、図書館から今度は「伊東市文化 財管理センター」へと向かう。
大きく取り上げてある新聞といえば、全て静岡県版ばかりなので、これはやはり来て みてよかった。
ちょっとロマンチックな想像をして、井戸の跡があったり、巫女を祀った形跡があっ たりしたら楽しいなあと思っていたのだが、この目で見たのはもっと現実的で生々し い古代の人々の生活の姿だった。

たまたま伊東の歴史や遺跡に詳しい方がいらして、説明役を買って出てくださり、こ れも嬉しい限り。
それによると、日暮遺跡の時代は今から2000年ぐらい前、弥生時代中期後半から 始まると言う。
今、日暮遺跡の上には「日暮会館」が立ち、調査当時の面影は写真に頼るしかない が、竪穴式の住居跡があり、中心となった柱の跡、炉の跡などが見える。

それから300年後、今度はこの場所は墓地になり、古墳時代中期後半には「まつり の場所、土器などを捨てた場所」となったとされる。
実際、展示されている物の中には、土器のかけら、石斧、祭りに使われたと思われる 勾玉などがあり、ほんのわずかのかけらから、当時の流行を参照に、1つの壷を復元 している様など、目を見張るものがあった。

さらに鎌倉時代(頼朝の時代)は、そこには屋敷があったらしく、その後、昭和に 入って別荘地か田んぼになったらしい。 思いがけなくも、弓矢の矢じりも見つけ、歓声を上げてしまった。(笑)
この時疑問に思ったのが、弥生時代はこう、鎌倉時代はこう、という時代の流れをど のようにして見分けるのかということ。

この疑問に対しても、発掘現場の写真(展示中)を見ながら説明していただいたが、 やはり地層のように、堆積した土やさまざまな植物などの層ができその中に埋まって いる土器や骨なども、ちゃんと見分けることが出来るのだそうだ。
正直言って、こんな博物館に行って土器など見ても、私にはただの石のかけらにしか 見えない。
それがたまたま居合わせた人の、非常に興味深い説明によって写真も遺跡も生き生き とした存在感を伴ったおもしろい作品として見ることができた。

ここでお名前を出すことは出来ないが、本当に感謝の気持ちでいっぱいである。
この方は、遺跡の方に興味があって、歴史はあまり詳しくないとのことだったが、お ずおずと質問。
「頼朝と八重姫の間に生まれた子供、千鶴丸は殺されたとされているが、ひそかに助 けられて後の島津忠久となったと言うが、その可能性はあるだろうか?」と聞きた かったのだが、あまりに膨大な知識を詰め込んで、頭がパンク状態の私、つい「島津 忠久」を「島津斉彬」と言ってしまった。

なんと千鶴丸が生まれてから600年も後の人、誰でも吹き出してしまうだろう。
目に涙をためながら、それでも「えむさん(と言ってはいないが)の夢を壊したくは ありませんが、それは絶対に!ありえません。」そりゃそうだ。(涙)

ただし、忠久としても、やはりそれは違うらしい。
千鶴丸が死体となって引き上げられた場所、祀られた地、などそれぞれ名前も残って いるらしいが、残念ながら忘れてしまった。
最誓寺という千鶴丸のお寺にも行きたかったのだが、時間がなくて今回は断念した。
まあ義経が生き延びてチンギスハンになったなどという話よりは現実的だが、やはり 信憑性は薄いのだと言う。

図書館、伊東市文化財管理センターと2箇所だけで半日たってしまい、外に出たらも う真っ暗。
ホテルに行くことにしたが、途中で音無神社に寄ってみた。
ここも住宅街だが、片方は川の裏通り、とても暗くて恐いくらい。
日暮神社ほどではないが、ここも小さな神社なので、そっと踏み入り、空を見上げ る。
でも、とにかく暗くて恐いし、車の音はうるさいしで、頼朝気分にはとてもなれず (笑)、翌日また来ることにして早々に引き上げた。
石の柱の「音無神社」の文字だけそっとなぞってみたが、そばにキリスト教の宣伝も あったりしてちょっと興ざめ。

その後散々迷ってやっとホテルに到着。
せっかく名だたる温泉地に来たのだからと、ホテルだけは大盤振る舞い、食事は安 く。(笑)
泊まったお部屋は「飛鳥の間」、ご飯を食べたの「桔梗の間」、寝酒の一杯「バー雲 母」。
犬夜叉尽くしで?露天風呂も楽しんで、長かった1日目が終わった。
 (2003年12月7日の日記) 
映画を見ながら 〜第3弾への期待
今日のアニメは犬夜叉映画第2弾。
映画の感想は前に書いたとおりで、もう10回目くらい見ているので特に付け足すこ ともない。
むしろ気になるのは第3弾。

今回はメインテーマが犬夜叉と殺生丸、そこに父君と犬母が絡んでのシリアス物、期 待は大きい。
映画を見る時は、顔をいちいちアニメ顔に修正しなければならないのでけっこう疲れ る。(笑)

今回の主役?は「叢雲牙」。
公式サイトで気になるのが、「殺生丸は、犬夜叉が鉄砕牙の他にまたしても強い剣を 手に入れることが我慢ならない!!」
ここで「へっ?」とまずびっくり。
いつの時代の殺生丸の話してるんだ?

殺生丸は叫ぶ(のか?)
「なぜ、あの卑しき半妖が、父が手放すことのなかった最強の牙を持っているのか・ ・・」
そして「普段は冷静沈着な殺生丸が、押さえることの出来ない怒りをみなぎらせ犬夜 叉の前に立ちはだかった。」と続く。
いかにもアニメ的な殺生丸。

時期的に殺生丸と犬夜叉、もうそうな次元の低い喧嘩の時期は終わっている。
もしかしたらこの話、第1弾で作ったら良かったのではないかと思う。
今更書いても詮無いことだし、天生牙の関係で不可能ではあるが・・・。
犬夜叉と殺生丸の関係がかなり遅れているような気がした。

それでも映画への期待は大きい。
今年は何回見に行こうかな?

ところで「鏡の中の夢幻城」、興味深かった点を改めてあげておこう。(感想以外 に)

1、奈落が卑しむべき人間の心の象徴にあえて化けること。
2、犬夜叉が満月の日が一番気分がいいと言う台詞。
3、OPの魔鏡に映る月の満ち欠け。

キャスト紹介は明日。
 (2003年12月15日の日記) 
犬夜叉映画の日
今日は映画の封切り日。
声優さんの舞台挨拶もあったりして、きっとたくさんの方が見に行かれたことでしょ うね。
私は今日は早起きして日テレに行ってました。

というのは去年の封切り日に巨大犬夜叉が日テレ前に出現したんです。
(WHFで天上からぶら下がってるような、写真の小部屋参照)
ところが起きたばかりでパジャマ姿で見てたんで、大慌てで着替えて顔洗ってご飯食 べて化粧して、カメラ持って飛んでったらもう片付けられてたんです。(涙)
天気も悪かったし。

そこで今年こそ早々とスタンバってたんですが、警備の人(かっこいいお兄さん♪) に聞いたら、「搬入しなかったので今日は出ませんよ。」
ひえ〜っ!て思いましたよ。
しかも帰ってビデオで見たら、宣伝すらしてなかったですね、去年と比べてこの違い はなんなんだ!

それでもめげずに今度は新橋行って「ゆりかもめ犬夜叉」の写真撮ってきました。
これも事前に聞いたら、「24編成(だっけ?)中1編成しかペイントしてないし、 途中で車庫(だっけ?)に入ることもあるので、何時に新橋に来るとお教えすること できないんですよ♪」と素敵な笑顔。(こっちは涙)

今日は1人だし、いいもん待つもんね!とホームに上がっていったら、何と目の前に 犬夜叉電車が止まってました。(笑)
なんてラッキー。
さっそく写真撮りましたが、なんかチャチ。
地下鉄みたいに横にもどどーんと犬夜叉の絵があるんだろうと思ってたら、前にシー ルぺたっと貼り付けただけ。
webサンデーに掲載されている写真、あれだけですよ、なんかがっかり。

それから久々に中野へ。
犬夜叉グッズも犬夜叉カードもほとんどなくなってて、ここでも唖然。
巫法札合戦のノーマルカード60枚100円で売っていたのも消えていました。

売り切れたのではなさそう・・・、処分されたに違いない、誰も買わないから! (恕) まあしばらく来なかった私も悪いんだけど。

それでも「犬夜叉ちまこれ」が可愛くて、しかも1回目で犬夜叉あてたのでご機嫌で す。
犬夜叉フィギュアって顔が似てなくて、なんかなあと思うものが多いのですが、ちま これは可愛いです。
蛮骨&蛇骨もお勧めですよ。
映画のピンバッチ?もありましたが、私は映画グッズは一切買わないのでパス。

あと「病気になったあの邪見」の台本や、今回の映画のポスター(1000円)、原 画巨大ポスター(2500円)などがあって原画ポスターはほしかったけど、羽子板 買ってお金がないのでこれもパス。
代わりにラスカルのストラップ買ってきました。

そしてルンルン気分で帰ってきたら、コーエーさんからお手紙が。
「ほえっ?」と開けてみたら、なんと「真・三国無双3」のクオカード!
アンケートに答えて当たったんですね♪
残念ながら趙雲はいませんでしたが、満天霧骨の呂布を中心にメインキャラが揃い踏 み。
使えませんね、これは。
趙雲Tシャツと蜀湯のみも届きましたが、もったいなくて使えない。(笑)
最後に「バイオハザードアウトブレイク」の攻略本も買ってきました。
明日は遊ぶぞ!
 (2003年12月20日の日記) 
2003年の終わりに 〜30000HIT報告
お休みしている間に30000HITを超えていたみたいです、ありがとうございます。
次のキリ番は31000です、よろしくお願いします。
今年は「三国志」や「十二国記」の部屋も作り、形だけは整ってきたものの、中身がなかなか進んでいません。
来年は生活形態も少々変わり、今までのように頻繁更新できないかもしれませんが、「一陣の風」を自分なりに育てていきたいと思っています。
今年は思いがけなくメールや掲示板への書き込みもたくさん頂きました。
自分とはまた違った「犬夜叉」の捉え方をしている人の意見を知ることはとても勉強になります。

アンケートもなんとなく落ち着いてきたようですが、1時間につき1票制に変更しました。
やはり一度にたくさん投票できる人、できない人の差が大きいようなので。
ちなみに1時間に1票ではなく、1度投票したらもう1時間たたないと次の投票ができません。
また、項目はやはり管理人が作った方がいいとの意見も頂いたので、今まで高位だったキャラ項目&映画キャラを追加しました。
他にも「こんなキャラを項目に入れて欲しい」というのがあったらご連絡お願いします。

それでは皆様、良いお年をお迎えください。

     ☆     ☆     ☆

犬夜叉情報です。
1、YAHHO!のエンターティメントアワード2003のコミック部門で「犬夜叉」が第19位にランクインしました!
こちら」で見ることができます。
2、日刊スポーツ紙掲載(12月27日付)

日刊興行通信の調査によると、映画「犬夜叉」がなんと3位だそうです!(映画興行ランキング)
1位はファインディング・ニモ、2位は「ラスト・サムライ」でした、すごい!
わたしはまだ見てませんが、評判いいみたいですね。
 
3、12月20日付の朝日新聞「be」土曜版に、
「キャラクターは大忙し」という題でキャラグッズの
売れ筋ランキン グ(赤ちゃん用から30代まで)を紹介してました。
それによると、上位50キャラのうち、「犬夜叉」は45位にランクされてました。
(キャラクター・データバンク調べ)

犬夜叉に関する解説はありませんでしたが、「ドナルドダック(48位)」「モーニ ング娘(49位)」より上ですよ。
私も絶対0.0000001%くらいは
貢献してると思います。(笑)
ちなみに上位は赤ちゃん用品にも
強いプーさん(1位)キティ(2位)ミッキー(3位)ポケモン(4位)でした。

でも50代〜60代に聞いた好きなキャラクターで25位にコナンが入ってました。
なんか「子供の犬夜叉、大人も楽しめるコナン」って感じで
ちょっと寂しかったです。
 (2003年12月31日の日記) 
2004年のご挨拶
あけましておめでとうございます。

今朝は早速靖国神社に初詣に行って来ました。
いやにものものしい警備とたくさんの報道陣、上空を飛び回るヘリに驚いてたら、小 泉首相が急遽参拝されたんですね。
私達はそれより早く行ったので、去年の破魔矢をお返しし、お猿さんの絵馬を買って 参拝してとっとと帰ってきました。

ところで今日からセブンイレブンで、ラスカル絵皿が当たるプレゼントキャンペーン も始まったので、そっちに寄ってお買い物。
そしたらなんと1枚引いたくじで当たってしまいました、ラスカル絵皿!
今年は何だかいい予感(笑)。
ついでにドリンクにラスカル携帯クリーナーがついてるやつ2種類買って、後はうち でのんびりしてます。

今年のお願い。
1、「犬夜叉」の原作もアニメもずっと続きますように・・・。
2、「十二国記」原作続編出ますように、アニメも新規に作られますように・・・。
3、犬夜叉ゲーム、無事に3月に出ますように・・・。
4、犬映画第4弾製作が決まりますように・・・。

もちろんまじめなお願いもたくさんしましたが、上のお願いは、心の中の狼神社に て。
明日は新年会がありますが、たぶん午前中に更新できると思います、通常更新。

「好きなエピソードアンケート」に「出会った頃に帰りたい」など入れて欲しいとい う要望を3人の方から頂いてます。
以前から参加して下さっている方はご存知かと思いますが、今回の投票は「オリジナ ルで好評だった作品+初期の原作アニメ」です。
最初はオリジナルばかりの投票所だったんですが、原作にも好きなエピソードがある という意見を頂き、変更したものです。
ですから、今回は「第1回 時代と越えた少女と封印された少年」から「第27話  水神が支配する闇の湖」までが登場しています。

オリジナルだけがかなり後のまで出ているのはこういう理由によります。
よって、「出会った頃にー」はもう少しお待ちください。

最後に投票所が「1度投票して1時間たったら次の投票ができる」形にしました。
「1時間に1度」ではないので、御了承願います。

では2004年が皆様にとっても良い年となりますように・・・。
今年もよろしくお願いします。
 (2004年1月1日の日記) 
祟りか悲劇か 〜平将門
将門と言えば、非業の人生を生きて後、死して怨霊となり、都に祟りをなしたと言わ れる人物の1人。
私が興味がある順に名前を挙げると、菅原道真、崇徳上皇、そして平将門がベスト3 となるだろう。
去年のことだが、12月の気持ちの良い平日休みの日、将門塚を詣でてみた。

ダイエットの意味も含め、この日はとにかく歩こうと、大手町駅を出たまでは良かっ たが、さっそく迷ってあたりをうろうろ。
将門塚に関してよく言われることは、とにかく都心、官庁街のど真ん中に位置してい るのに、祟りを恐れて誰も動かす人もなく、周りの会社も決して塚にお尻を向けた位 置に机を置くことはない。
私は幽霊物の怪信じるかと聞かれれば困ってしまうが、やはりふざけて興味本位で覗 くものには祟りがあっても仕方がないと、まじめな気持ちで訪れる者にはまさか仇を なすことはあるまいと、つらつら考えながら、ひたすら歩く。
あたりはあふれんばかりのビジネスマン&OLの波。

こんな日にジーンズ姿でのんびり歩いている私としては、恐れ多くて道も聞けない。
かえってビルの警備をしているおじさんや、道路工事のお兄さんの方が気さくに答え てくれた。
それでも迷って、突然目の前に現れたのが将門塚。

本当に、都心の真ん中に、ひっそりとそれは立っていた。
そうは言っても、道路に面しているわけではなく、小さな石段を登ると、緑に囲ま れ、きちんと整備された平地にやはり小さいけれど立派な石畳が続く。

どきどきしながらそこを歩いて、右側に塚はあった。
あまりにも有名な、あまりにも悪名高い怨霊の塚、でもそれはあまりにもあたりまえ にそこにあって、しかもきちんと管理されている形跡がある。
辺りを見回しても、塚に向かって机を置いているか、覗き込めるような窓もなく、た だこれだけ車が往来している中にあって、一瞬息が止まるような、静寂感や、緊張感 に満ちていた。
これは将門塚に限ったことではない。
神社歩きを繰り返していると、最近では平塚神社、日暮神社、音無神社、どんなに小 さな寂れた神社でも、一種空気が変わるような、別の空間に来たような雰囲気を感じ る。
なぜかよく行く靖国神社では感じたことがないが、これはあまりにも人が多すぎるゆ えだろうか。

そんなことを思いながら、お参りを済ませ、あたりをじっくり観察する。
たくさんのかえるの置き物があるのが、なんだか楽しく、怨霊にはそぐわない。
都でさらし者にされた首が体を求めて空を飛び、落ちたところが将門塚と言われ、壊 そうとするたびに事故がおきて死人が出たとされるが、ここに来て感じたことは、恐 怖などではなく、将門塚を大切に守っていこうとする心意気だった。

現在、将門は神田明神に祀られているが、妻の名は桔梗、やはり恨みを呑んで自殺し たとされ、そこでも祟りがあるそうだ。
さらに将門が守り神にしていたのが菅原天神こと前述の菅原道真。

祟り伝説は抜きにしても、俄然興味が出てきた。
もっと人間としての将門について調べてみたいと思った。
 (2003年1月9日の日記) 
音無神社
昨年11月に訪れた日暮神社の話が途中で途切れて年を越してしまった。
今日はその続き。

伊東を発つ日、今度こそ日暮神社の写真を撮るぞと早朝ホテルを飛び出した。
ところが、驚いたことに腰の曲がったおばあさんが3人、狭い境内を掃き掃除している。
仕方がないので、うろうろしながら日暮神社の由来などを読み返していると、突然こんなところで何をしてるの?と話しかけられ、びっくり。

「犬夜叉」言葉はさすがに出なくて(笑)、頼朝ゆかりの地を訪ねて東京からやって来ましたと答えると、こちらが恐縮するほど喜んでいただいた。
ここはとても古くて一時は荒れ放題だったけど、ここの、と神社の向かいの大きな家を指差し、人が整備してこうして立派な鳥居も作ってくださったんですよ、と歯の抜けた口元をほころばせながら話してくださる。

その人はもう亡くなったけど、生前とてもお世話になったものだから、こうしてお掃除させてもらってるんですよ、とちょっと聞き辛いけれど私の腕を掴んで一生懸命説明される。
「どうぞ写真を撮ってあげてください、本当にありがとうございます。」と喜びながら頭を下げてくださる姿に、我知らずじーんとしてしまった。
もう何十年も毎朝お参りとお掃除を欠かさないのだとのこと。
時代は変われど、こうして土着の神は土地の人の心に生き続けているんだなと思った一瞬。

思いがけず時間を食って、あわてて音無神社に駆けつける。
夜の闇で見た神社は恐ろしいほど静まり返っていたが、明るい時は、失礼ながら拍子抜けするほどこちらも小さい。
「音無神社」の石柱のすぐそばに、キリスト教を勧める小柱が立っていたりして、日本人の良くも悪くも懐の深さを感じてしまう→(写真)。

こちらも日暮神社と共に、源頼朝ゆかりの神社。
伊豆に流されていた若き日の頼朝が、伊東領主伊東祐親の娘八重姫と恋に落ち、日が暮れるまで姫を待ち続けた森が「日暮の森」。
日暮の森で待ち合わせた2人は、それからこちらの森に移動し、逢瀬を楽しむ。
ところが裏の大川の瀬音がうるさくて話ができない。
怒った頼朝が大川を叱りつけると不思議に川は静まったという。

私などは川のせせらぎが大好きだが、ただ流れていただけで一喝された大川こそいい迷惑だったろう。(笑)
しかし、この話が語り伝えられ、大川は音無川に、そばの神社は音無神社となった。

ただし神社自体は昔からあり、祭神は豊玉姫、有名な海幸彦と山幸彦の兄弟にまつわる海の神の娘。
海で漁をする海幸彦と交代して漁に出た山幸彦は兄の釣り針をなくしてしまう。
困った山幸彦は謎の老人に?連れられて海の中の宮殿に行く。
そこで海の神が針を見つけてくれるのだが、ついでにその娘(豊玉姫)と恋に落ちる。
宮殿で幸せに暮らしていた山幸彦だが、やがて自分の世界に帰る。

そこへ子供を生みにきた豊玉姫の出産シーンを、見るなと言われたのに見てしまった山幸彦、姫は実は竜だった。
その姿を見られた姫は海に帰ってしまうというどこかで聞いたような話。

なぜこの神社の祭神が豊玉姫なのかは調べてみてもわからなかったが、海沿いの町であるのは確かなので、何かいわれもあるのだろう。
私が訪れる数日前には「尻摘祭」があったとのこと。
ここは安産にご利益のある神社でなぜかたくさんの底が抜けた「ひしゃく」が奉納されていた。

不思議に思って聞いてみたら、妊婦さんのおなかをここのひしゃくでなでると安産間違いなしと言われ、無事出産した女性が新しいひしゃくを奉納することにより増えたのだそうだ。
そんなことを思い出しながら、神社の中を歩き回る。
やはりこの神社は夜の方が雰囲気がある。

音無川の向こうにうっすらと街の明かりが見えるけど、この付近はあまりに暗く、人影もない。
頼朝の時代とは全く変わった風景だけど、見あげる空だけは変わらない。
もしかしたら犬夜叉やかごめもこの空を、星の綺麗な夜空を見上げていたかもしれないな、などと我知らず甘酸っぱい感傷にふけってしまう。

同時に「日暮と音無」の名前だけではるばるここまでやって来て、夜空を見上げる酔狂者よと心のどこかで声がする。(笑)
それでも来てよかったと思う。
おみやげは、山ほどのコピーと写真、出会えた人の暖かさ。
もう一度来たいな、と思いながら伊東を後にした。

ちなみに音無神社の神紋は「菊紋(十六菊)」。
鎌倉時代初期に後鳥羽上皇に愛され、以来皇室のシンボルになったとされる。
なぜ音無神社=十六菊なのかは残念ながらわからなかった。
 (2003年1月18日の日記) 
娑蘿という名前
以前アニメオリジナルの「殺生丸を愛した女」の考察日記で(「私、あの時見てまし たシリーズ第2弾!」参照)、私はこう書いた。

殺生丸の心を揺らめかせた至福の女性娑蘿は冒頭どおりの「折笠富美子」さん、その 父であり阿佐野城主でもある阿佐野 双樹は小室正幸さん。
「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり」で有名な平家物語の「沙羅双樹」からの ネーミングだろう。
ただしキャラの「娑蘿」と「沙羅双樹」の「沙羅」、字が違うので注意していただき たい。

なぜ「沙羅双樹」の「沙羅」ではなく「娑蘿」なのか、ずっと気になっていた。

今日、たまたま「ビジュアル日本の歴史」だったか週刊誌の創刊号「信長編」を立ち 読みしていたら、幼少時代の信長が、「尾張のうつけ」とも「婆娑蘿」とも呼ばれて いたと書いてあった。
「娑蘿」の字の「婆娑蘿」、興味を持って調べてみることにした。

ここで言う「婆娑蘿」とは「常識はずれ」という意味なのだそうだ。
ただ、必ずしも悪い意味ではなく、人並みはずれたスケールの大きさを表すことも あったらしい。
もっとも「婆娑蘿」という名の、子供を殺したインドの王もいたそうだ。
もともとは「犬夜叉」で宝仙鬼が放っていた「金剛石」つまりダイヤモンドのこと。

傍若無人なふるまいの中にも大物感をただよわせていたのだろうか。
さらに「婆娑蘿大名」として有名だったのが京都に始まり、近江の国(滋賀県)で生 涯を終えた「佐々木道誉(どうよ)」。
残念ながら「犬夜叉」よりは前の時代の人物だが、とにかく無作法で有能で茶の湯に 親しみ、風流を愛しながらも自由奔放で豪快で憎まれて、権威を無視する自由人。

そのわりに信長ほど有名ではなく、私も今回初めて知った。
「娑蘿」に「婆」をつけるといかにも年寄りじみるし語感も悪いので、「婆」を取っ てダイヤモンドのような美しさを持ち, 愛ゆえに人の道を外れる激しさを持った娘にこ の名を与えたのかなあなどと思った。

もっとも今までいろいろ考えた中で、一番的外れの考察のような気がするけれど・・ ・。
参考まで、(私が日暮神社があるので大好きな)静岡県の下田市には婆娑蘿山と名の つ く山があるそうだ。
娑蘿の眠る山かなあなどと感傷にふけるなかれ、弘法大師が「婆娑蘿」の名のつく修 行をしたか、経を作ったのが由来らしい。
詳しいことはわからなかったが。

もうひとつおまけ。
「沙羅双樹」の「沙羅」とはインドに生える椿のような木で、成長すると幹が二股に わかれることから「双樹(2本の木)になる沙羅」という意味で「沙羅双樹」と読む らしい。

最後のおまけ。
先ほどあげた下田市には、天然記念物に指定された「おがたまの木」があるそうだ。
神招きの木、桔梗が鼠&ナメクジを追い払った木。
私が犬夜叉が封印された木はこれでないかと思っている木。

もちろん娑蘿と婆娑蘿の関係など正確なことがわかるはずもない。
でもこうして犬夜叉がらみのワードをひとつ調べるごとに次々と「犬夜叉用語」が飛 び出してくる。
だから「犬夜叉」考察やめられない。(笑)
 (2003年1月24日の日記) 
第19回ワールドホビーフェア
今日のWHFはちょっと寒かったけど天気も良くてなかなかいい感じでした。
それでも2時間半待ち。(笑)
まあ酷暑の中、1人だけで3時間待った真夏のあの日に比べたらずっと楽ですが、今 回は甥っ子も一緒なのでなおさら楽しい♪

実は今回、「名探偵コナン」の青山剛昌先生のサイン会があり、コナンファンの甥っ 子は楽しみにしてたんですが、事前申し込み制の抽選で選ばれないと参加できないの でした。(涙)
「金色のガッシュベル」の先生なんか制限なしだったのに、青山先生は100人限定 ですか、厳しすぎですよ〜と甥っ子と抱き合って泣きはしませんでしたが、がっかり した顔が可哀そうで・・・。

こんなことならきのうの高山みなみさんのステージ?に連れてきてあげればよかった なあと思います。
ところでなぜ私と甥っ子がつるんでこんなとこに来るかというと、甥っ子の両親、つ まり私の妹夫婦は「一切」興味ないんですね、「犬夜叉」も「コナン」も。
それで私が姉?親?(笑)のような顔して連れ歩いているわけです。
いえついてきてもらっているわけです。

1人で来るよりは気分的にも楽だし。
でもコナン映画の前売り券2人して買ってクリアファイルもらって、甥っ子はコナン のハンカチ、お菓子、缶バッチ買ってすっかりご機嫌♪よかった・・・。

私?私は一言で言うと持ってない原画グッズ全て、ですね。(笑)
テレカに2枚組テレカにクリアファイルにクリアポスターもあるだけ、ハンドタオル にタペストリー、それから犬夜叉「ミニのぼり」(笑)
よく時代劇で「武田信玄」などと書いた、家紋なども描いた細長い旗って言うんです か、あれです。
パソコンにくっつけました。
殺生丸バージョンも買ってくればよかったかな?

それから「湯のみ」茶碗♪
犬夜叉、かごめ、珊瑚のグラスは持ってますが、湯飲みは初めて。
犬兄弟のツーショットでなかなか綺麗な薄緑。
2個買ってくればよかったな。
1個だともったいなくて使えない。(笑)
でも私的にはガシャポン?やフィギュアなんかよりも、こういった実用的なグッズ いっぱい出して欲しいですね!
犬夜叉セーター、犬夜叉Tシャツ、犬夜叉茶碗、犬夜叉弁当箱、犬夜叉毛布、犬夜叉 タオルetc.

犬夜叉湯飲みは趙雲の「蜀湯のみ」と一緒に飾っておきましょう。
あっ、「からくりサーカス」の下敷き買うの忘れた・・・。
私って服買ったり靴買ったりする時はすご〜く迷うのに、こんな時ってほんと迷いな し。
とりあえずある物みな買う人なんです。

それにしても今回は「金色のガッシュベル」の勢いがすごかった。
カード大会も犬夜叉なんて影も形もなし、寂しい・・・。
私、実はこの漫画が苦手で(絵が苦手)、読んだことないんですが、おもしろいんで しょうね。
ガッシュの声って紅竜だ!いえ光彦くんだ!

一応建前的には甥っ子の付き添い顔していくくせに、あれやこれやと買いまくって 甥っ子を引きずりまわすいつもの私でした。(笑)
でも甥っ子は「ぷよぷよフィーバー」?の体験してすっかりご機嫌、なんせ2位にラ ンクされたんですよ♪(おば自慢?)
私が持ってるんで遊び慣れてて、あっという間に「全消し」連続。
こりゃ甥っ子のために買わずばなるまい。
甥っ子はデビクラ2、真・三国無双3&猛将伝、ラクガキ、グラモンバトルetc. で遊ぶためにちょくちょく遊びに来るので。

今度は夏だ!
でも「先行発売」欲しい人といらない人は会場分けて欲しいです・・・。
それから鋼牙のカット使ったグッズが1点もなかったです、寂しいです。(涙)

帰りに新木場駅でちらと聞いた話だと、プレゼントの原画が変わったそうです。
私は前回までのかごめが殺生丸を狙っている原画2枚持ってるので素通りしてしまい ましたが、どの原画だったんでしょう。 やっぱり初日から行かないといけませんね。
買い残しても翌日行けるからなあ・・・。
 (2003年1月25日の日記) 
守るべきもの 〜映画「天下覇道の剣」感想
「時代を越える想い」1回、「鏡の中の夢幻城」3回、そして今回「天下覇道の剣」 5回。
私が映画館に観に行った回数。
内容の深み(竹取物語との兼ね合い)でおもしろいと思ったのは「夢幻城」だが、今 回はむしろ「おもしろい、また観に行こう」と思えるような単純な、そして一番「犬 夜叉」らしいおもしろさ。

相も変わらず「天下覇道」と言えば、「真・三国無双3」の曹操を思い浮かべる状態 でお正月を過ごしたが、今回の映画が大人のファンにも非常に評判がいいと聞いて、 ずっと楽しみにしていた。
今回は、やっと無条件に楽しめる、とことん感動できる映画に仕上がったというのが 正直な感想。
とにかくおもしろかった。

冒頭殺生丸と父の会話は、メインテーマ「守るべきもの」への伏線だろうが、その後 の犬夜叉の誕生シーン、父君の鉄斎天生両刀を酷使しての風の傷や何やら、十六夜と 刹那猛丸のやり取りやらあまりに可愛い赤子の犬夜叉、とぐいぐい映画の世界に引き ずり込まれてしまう。

「夢幻城」の時は、冒頭のサイレント戦闘よりも鏡が月のように満ち欠けを繰り返す オープニングに魅かれた。
今回は父君と殺生丸の会話よりは父君の疾走、刹那猛丸の悲しみ、犬夜叉の誕生の部 分で思わず座り直した。

今回の映画のテーマは「守るべきもの」。
殺生丸は「己の誇り」、犬夜叉は「仲間との友情」かな?とまず一考。

最初に書いたとおり、殺生丸にとって守るべきものは「己の誇り」だと思っていた。
父を倒し、父を越え、より偉大な妖怪として君臨する、ある意味究極のファーザーコ ンプレックスである。

犬夜叉も竜骨精のエピソードなどで、父を越えることを目指すが、面影も知らないだ けにそれほど感情的なこだわりはないようである。
むしろ冥加などに「大妖怪」を力説されてライバル意識を持っているかのように見え る。
その点犬夜叉はやはり感情がむき出しでわかりやすい。

実は映画を観てからちょっとゴタゴタしていて感想書きが遅れてしまった。
それで細かいことが思い出せない情けない体たらく。
全体を通しての感想はDVDが出た時まで置いといて(笑)、今回は特に印象に残っ たこと、パンフレットを読んで感じたことを書いてみたい。

最初に観た時は犬夜叉の成長、優しさ、熱い想いに感動した。
ところが、観続けるうちに、殺生丸と刹那猛丸に強く惹かれるようになってきた、こ れが不思議。
たぶん犬夜叉が私にとってあまりに正統派過ぎるのだろう。

誰もが犬夜叉の葛藤に、成長に感動し、応援する。
私はむしろ殺生丸、刹那猛丸、奈落、桔梗、睡骨のようなある意味屈折したキャラに 魅かれる。

などと先走ってしまったが、まずは犬兄弟の父君と母十六夜について。
母はすでに無女編で見ているが、殺生丸似の父君はなぜか部分部分のみのご出演で全 体像がつかめない。
原作で後で完全系で出すためだろうか、もったいない。

竜骨精戦で受けた傷が元で弱っていた父君が犬夜叉と母を守り、人間(刹那猛丸)と 差し違えて死ぬ。
人間を憎み、犬夜叉を嫌う殺生丸の性格をうまく原作に絡めていた。
幸い母君は天生牙の一振りで命を取りとめ、無事に着ぐるみに包まれた?犬夜叉を産 み落とす。

ただ殺生丸、どこか原作の殺生丸と葛藤が違うような気がする。
生きるの死ぬのはあるけれど、駄々っ子っぽい?
実際の殺生丸はやはり父君への尊敬の念が根本にあるような気がした。

犬夜叉は今回叢雲牙と出会うことにより、一時的にしろかごめ&言霊の念珠から解き 放たれ、孤独な戦いが始まる。
お約束のラブシーンがないことがものすごく新鮮で嬉しい驚き。
どちらかというと犬かご派の私ではあるが、さすがに映画で犬夜叉とかごめがキスし た、キャ〜っ!みたいな人ではないので(笑)、あまり安売りしないで欲しい。

犬兄弟の協力していそうでしていなそうで協力している(笑)戦闘場面は素晴らし かったが、私はむしろ最初の部分の兄弟げんか?が迫力があって好きだった。

今回のゲストキャラ?鞘はぜひ名前をつけて再登場して欲しい好々爺だし、「じじ様 トリオ」の会話が最高におもしろい。
叢雲牙は、「叢雲牙を手にした者が天下を制する」のかと思っていたが、「叢雲牙が 手にした者を取り込んで天下を制する」ものだった。
半端でない悪役で、しかも心理を操る悪党であるところが原作に近くてこれも素敵。

だが一番気になったのが刹那猛丸。
十六夜に恋慕し、十六夜が妖怪を愛してその子を産もうとすると嫉妬のあまり殺そう とする。
こんな人が実際にいたらとんでもないが、やはり虚構の世界ではその苦しさ、切なさ が観る者を直撃する。
(だから殺していいということではない、もちろん)

その刹那猛丸が叢雲牙によって悪となり蘇る。
もちろん犬夜叉達の前に屈し、人の心を取り戻す、不満はない。
不満はないが、もう少し描き込んで欲しかったなあと思うのは、やはり私が犬夜叉の 父君よりも刹那猛丸に思い入れが強いからだろう。

父君はむしろ父としての誇り、優しさに感動した。
どうも感想が中途半端だな・・・。
犬夜叉、殺生丸、父君に関してはやはり後日DVDが発売されてから感想を書きた い。

今回の映画であれっ?と思ったこと。
前の地念児再登場編でも思ったことだが、かごめ=りんとして描かれている。
りんというキャラ、私の中では非常に印象の希薄な存在。
最初に殺生丸を救う部分の衝撃は強かったが、りんという少女、原作においてそれほ ど個性の強いキャラではないと私は思っている。

アニメオリジナルなどで活躍場面が多いせいか、映画のりんはずいぶん行動的だが。
地念児がたしか「かごめとりんは太陽のような子だ」みたいなことを言っていた気が するが、私のイメージではアニメのかごめは真夏の太陽、原作かごめは春の陽射し、 りんはむしろ野のあざみのような感じ。

私は好き、目立たないけどひっそりと、それでも一生懸命咲いている名もない野の 花。
なぜあざみかというと語感がいいから。(笑)
だからどうしてもりんがかごめとどうのこうのは考えにくい。

それからもうひとつ、映画はある意味殺生丸とりんのカップリングを意識しているの かな?と思った。
殺生丸の倍の速度で成長する人間、りん。
気づいてみれば殺生丸に「恋する乙女」だった、などという戦国版紫の上みたいな話 は想像しにくい。
私はむしろ殺生丸の保護欲ではないかと思っているが、殺生丸とりんが結ばれること を願っている人の方が多いようだ。(笑)

なんでこんなに感想を忘れまくっているかというと、最後に読んだパンフレットの印 象があまりに強かったから。
「かごめ役の雪野五月さんにも『もう言霊の念珠いらないですよね』と言われました し(笑)。
『おすわり』って言わなくても『犬夜叉!』って言うだけで済むんじゃないかっ て。」

実はこれ、ちょっと感動した。
雑誌などで読む限り、雪野さんという人は非常に正直に意見を語る方のようである。
もしかしたら、雪野さん自身がアニメのかごめを演じることに葛藤があるのかな?な どと思ってしまった。

言霊の念珠に関してはそのうち考察したいと思っているが、たしかに最初は犬夜叉の 暴走を止めるためのものだった。
ならば今の犬夜叉には必要のない物、少なくとも私はそう思う。
原作でも取り外す様子がないが、あまりむやみやたらな使い方はしていないので納得 できる。

ウケ狙いのあまりにも軽い「おすわり」が私が映画やアニメを見ていて一番腹立たし く思う部分。
その意味で雪野さんの一言は興味深かった。

もうひとつかごめがらみで「へえ」と思ったのが、犬夜叉が叢雲牙に絡め取られ、一 人で行ってしまった時、かごめが「ばかーっ!」と叫ぶところ。
なぜか「おすわりっ!」と叫ぶだろうと思っていたから。(笑)
そこで犬夜叉を止めておいて、無理矢理ついて行くのだろうと。

だが、あそこで犬夜叉の決意を感じ、納得し、それでも自分も追う姿に今までの原作 にもない、アニメにもない新しいかごめを見たように思った。

長々と書いてしまったが、感想は「おもしろかった!」のただ一言。
なまじっかいろいろなサイトさんで、犬夜叉、殺生丸などについて語られたのを読ん でしまったのでかえって感想が書きにくい。(苦笑)

やはり観たらすぐ書く、書く前に他の人の感想は読まない、これが大事。
特に犬夜叉というキャラに対しては熱い想いを抱いている方がたくさんいるので、そ の想いを読んでからではとてもとても・・・。
 (2003年1月29日の日記) 
1月の終わりに 
2004年もあっという間に1ヶ月がたってしまいました。
この辺は3月並の暖かな日が続いてますが、雪の多い所、もっと暖かいところなどテ レビを見ているとさまざまで、改めて日本は縦に、いえ南北に長い国だなあと思いま す。

私の故郷は東北でも名うての豪雪地帯でしたが、今となっては雪が懐かしい気もしま す。
なんて言うと地元の友達に怒られますが。(笑)

2月の前半、トップは今度こそRARURUさんの「北の大地の贈り物」からお借り した写真です。
実家から車で30分ほど行った所に大きな川があって、冬になると白鳥が飛来しまし た。
そんな時、よく友達と一緒にパンくずやカメラを持って遊びに行ったものです。
そんな懐かしい思い出がどっとこみ上げてくるような素敵な写真です。

今月はサイトにとっても私自身も激動の?1ヶ月でした。
2月はますます忙しくなるかな?

ところで今、甥っ子から借りた「青山剛昌短編集」のビデオ見ながら書いてます。
「名探偵コナン」の先生ですね。
私はそれほど興味はないですが、おばバカゆえに一生懸命見ています。(笑)

「高橋留美子劇場」もそうでしたけど、こちらも犬夜叉コナンの声優さんが出まくり ですね。
犬夜叉でも乱馬でも工藤新一でもない山口勝平さんの演技がちょっと新鮮かな?
じわっときたり吹き出したり、とても素敵な短編集でした。

コナンも金田一少年もリアルな現代社会でありながら、毎週都合よく?殺人事件が起 きますよね。
自分たちの学校で殺人が起こる、自分自身が死にそうな目に合う、精神的な後遺症も なく、当たり前のように生活する。
考えてみればとんでもない世界です。

でもそんな突拍子もない出来事を平然と受け入れることができるおもしろさ、すごい と思います。
私にはコナン、どれが原作でどれがオリジナルかわかりませんが、なんていうのか な、いろんなところでいろんな人が作っているけど、大きな1つのプロジェクトとし てまとまってる、そんなきっちり感があります。

まあ甥っ子が言うには、やはり絵が違う、原作とアニメはここが違うなどいろいろあ るそうですが。(笑)
そういえば、松野太紀さんが出演されていたということでハマった「北斗の拳」、あ れは1回ごとにタイトルも顔もメチャクチャでした。
なのにそこに不思議な迫力があってあれもすごかった。

難しいですね、たかがアニメ、されどアニメ。
いい年した大人がとことんハマるアニメ・・・。

今月、とてもおもしろい質問とご意見を2つ頂きました。
ご本人にはもちろんメールでお返事しましたが、ここでちょっと取り上げてみたいと 思います。

1つめはとくちゃんさんより。
「えむさんのホームページには、どうしてこんなにたくさんアンケートがあるんです か。
えむさんも投票してますか。
投票してなかったら好きなキャラ、エピソード、声優を教えてください。」

(原文は「ヵ」などの小文字が使われていましたが変えさせていただきました。)

え〜と、トップにある3つは皆さんのご意見を知りたいアンケートなので自分は投票 してないです。
あっ、松野さんに1,2票入れたかな。(笑)

十二国記は自分が投票したくて作りました。
犬狼猫豚羊同盟と鉄のクラウス一陣支局は、もともとはそれぞれの公式サイトさんに お邪魔していたのが、どちらも休止してしまい、その時できた友達と「寂しいから作 ろうか。」ということになって作ったのだと思います。
だからもちろん私も毎日投票してます。

好きなキャラその他についてはいずれ「答えてみたかった54の質問」としてアップ したいと思います。

もう1つは古くからのお客様(匿名希望)からのご意見。
「以前は犬夜叉メインのサイトさんだったのに、最近は犬夜叉の更新回数が減って寂 しい。
犬夜叉系とは別のサイトを立ち上げるなりして完全に分けてはどうでしょうか。」

う〜ん、やはりそうですか・・・。
初期の頃はほとんど犬夜叉一筋でしたからね。
ただ、犬夜叉だけで(ほとんど)毎日更新はきつ過ぎること、遊びに来てくださった ときに、犬夜叉じゃなくてもとりあえず何か更新してた方が喜んでいただけるかなあ という気持ちがありました。

もちろん十二国記、三国志、鉄のクラウスはじめ好きなものに関して書きたい気持ち も大きいです。
さらに、私は犬夜叉メインのサイトであったつもりはないんですね、最初から。
それもあって犬夜叉リンクなどに登録したこともありません。

犬夜叉から始まり、好きな世界を見つけたら広げて行く、そんなスタンスなんです ね。
でも純粋に犬夜叉だけ求めてくださる人にとっては、寂しく感じられるのでしょうね ・・・。

前からちょこちょこサイト引越しのこと書いてますが、一応全部引越しの予定です。
でももし、犬夜叉系とその他と分けたほうがいいというご意見が多ければ考えてみた いと思います。

ただ、サイトが2つになれば、さすがに両方毎日更新というわけにはいかないので、 その日によってどちらか更新という形にはなると思います。
皆様のご意見をお待ちしています。
 (2003年1月31日の日記) 
お引越しのご挨拶
今日から新しい「一陣の風」が始まりました。
なんかあちこちでミスしていそうでドキドキしてます。

画像などアップロードしてないのに見えちゃうんですよね、だからちゃんとリンクしたのかどうかわからなくなっちゃって・・・。
不手際があったらぜひ突っ込んでくださいませ。
カウンターの色を直したいけど直せないし、相変わらずタグはめちゃくちゃですが、精一杯がんばりました。
皆様にも広告は見えなくなったのではないかと思います。

今回の写真は、リンクしていただいている「素材散策」様からお借りしました。
桜の季節にはまだ早いですが、故郷にいた頃、1日も早い春を待ちわびてた気持ちを思い出し、「春待つ心」として使わせていただきました。

メニューを縦長にすると、スクロールが大変というお言葉も頂いていたので、これからはずっとテーブル形式で統一したいと思ってます。
トップページも壁紙タイプよりはこのような写真タイプ、固定素材になりそうです。

内容は全然変わってません。(笑)
何のための引越し?と思われそうですが、一番はファイルの整理です。
だからほとんどこちらの都合なんですけどね。

「こんなこともできるんですよ〜」って部分もかなりありますが、使いこなせないし。
「サイト案内」だけは新調しました。
アンケートや「ひとりごと」以外は全てリンクしてます。

でも「お気に入り」はトップページにお願いしますね。
今回の引越しに当たって、「時計坂通信社」の七緒洋介さんにいろいろとご指導いただきました。
本当にありがとうございました。

1年過ぎてもまだまだ雛の「一陣の風」ですが、これからもよろしくお願いします。
 (2003年2月7日の日記) 
好きなエピソードアンケートについて
第141話「解き放たれた妖馬炎蹄」 までのアニメ好きなエピソード141作品中 ベスト30が出揃いました。
2月最終日でいったんアンケート中断、最終結果を「よみうりテレビ」及び「サンラ イズ」公式サイトに送る予定です。

今日までの途中経過をアップしました。

最近来てくださった方のために少し説明を。
残念ながらアンケートをいつ頃から始めたのか覚えてはいないのですが、最初は「皆 さんはどのオリジナルが好きなんだろう。」ということでした。
そこで最初は「好きなオリジナルアンケート」で始めました。

そしたら「珊瑚目指してオンリーユー」がものすごい勢いで票を伸ばし、ダントツの 1位。
そのうちに「四魂の玉を造る者」のコメントで「ここの結果とコメント、見て欲しい ですね、スタッフさんに。」というのがあったんです。
それを見たときに、「これだっ!」と思いました。

投票のコメントも取っといて、統計を重ねて、結果を資料として送ってみたらどうだ ろうって。
それならいっそ「原作もの」も含めて全作品のアンケートをとろうと思って第2段 階。

もちろん一気に100以上の作品を網羅するわけには行かないので、第1話「時代を 越えた少女と封印された少年」から40作品単位で。
500票到達ごとにリセット、ベスト30と次の10作品でアンケートのくりかえし です。

当然一番有利なのはオリジナル、次は古いものから票がたまりやすいことになります ね。
にもかかわらず「弥勒と珊瑚もの」、「犬夜叉かごめのシリアスもの」の強さは圧倒 的でした。
同時に「四魂の玉を造る者」「睡骨もの」「嘆きの森の戦い」など、作品自体は地味 でも管理人の好きなものが上位に残ったことも嬉しかったです。

もちろん管理人は投票していませんが、「ここのサイトに来て関心持った→好きに なった♡」なんていうコメントを頂くともう躍り上がってしまいます。(笑)
本当にご協力ありがとうございました。

残り半月、少しでもコメントが多い方が説得力あるように思い、「コメント必須」に してますがよろしくお願いします。
もちろんその後もアンケートは続きます、HNさん、ご心配なく(笑)。
さっき見たら「はなれて通う二人の気持ち」を入れてほしいというご意見があるようなので追加しました。
31位だったんですよ。
 (2003年2月13日の日記) 

過去の日記目次へ

ホームへもどる