犬夜叉サンデー感想(第361話〜第370話)
姉と弟
原作少年サンデー2004年5月19日(25号)第361話「隠した想い」

     ☆     ☆     ☆

先週の表紙は懐かしい頃の琥珀と珊瑚だった。
しかし気のせいか琥珀も珊瑚もちょっと大人っぽくて、もしかしたら未来の2人を思 わせる?と感じたが今週は一転した。
やはり表紙は琥珀と珊瑚、珊瑚は顔に憂いの色濃く、琥珀の表情は厳しい。
現在の2人の心理状態を象徴的に表した表紙。

先週かごめが「琥珀が記憶を取り戻したこと」に気づいたのかと思ったが、かごめた ちは「操られてはいても優しさが残っている」と感じただけらしい。
現在アニメで放映されている城の殺戮と比較して、たまたま今回の琥珀が優しいと 思ったのか、少しずつ人の心を取り戻してきていると思ったのか、今週見ただけでは わからないが、結局琥珀に関しては何も変わらぬままに琥珀は去る。

以前の無表情に比べ、琥珀の顔には明らかに葛藤が表現されているのだが、姉の珊瑚 はともかく、世慣れた弥勒が何も気づいてやれぬのはちょっと苦しいような気がす る。
琥珀と珊瑚、桔梗と犬夜叉、奈落と神楽の問題などは、結論が出るということは、一 気に命を失うか否かの瀬戸際まで突き進んでしまうので、なかなか進め辛いのだろう が、同じようなことの繰り返しには引いてしまう。

かごめの目に映る琥珀のかけらは濁ってもいず、輝いてもいない、ただのかけらなの だろうか。

一方久しぶりかな?御霊丸登場。
琥珀の妖怪集めは御霊丸に襲わせる?与える?ためだった。
妖怪を取り込む御霊丸、いらいら見守る神楽、御霊丸を牢から出してやれという白童 子。
来週は魍魎丸の再来か。

最近犬夜叉、コナンの他にからくりサーカスも必ず読むようになった、おもしろい。
(2004年5月19日の日記)  
ドッキドキの、感動の
原作少年サンデー2004年5月25日(265号)第362話「脱牢」

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今回何よりもびっくりしたのは犬夜叉の朔犬化。
朔の日で朔犬化するのは(対蛇骨戦で一度なっているが、あれは朔は関係ない)悟心鬼&灰刃坊以来だから、素直に考えると3ヶ月目から4ヶ月目までの間に竜骨精 も七人隊も阿毘も白心上人もみな抱え込んだことになる。
もちろんそれはあり得ないので(笑)、「何事もなく過ぎた朔の日」も何度かあった のだろうが、季節も変わらず受験も時の彼方に飛び去って、奈落がらみの戦国専門展 開になだれ込んできたのだろう。

オリジナルで、わけのわからん現代生活を散々見せ付けられた後ではむしろ嬉しい。
さて「犬夜叉」、今回はホップからステップに移行した段階、相変わらず謎は謎、神 楽は奈落と白童子の板ばさみに、御霊丸はいよいよ悪の顔を見せるのか、そして人間 となった犬夜叉のそばに忍び寄る御霊丸、というわけで、ドッキドキのまま終わって しまう。

弥勒と珊瑚は、かつて御霊丸が養っていた御霊壺を抱えた野盗(アニメの時はきっと 最強トリオが登場するはず、笑)と対戦。
結果待ちの今週号には特筆すべきことも特になく、ドキドキしながら、ワクワクしな がら待つだけ、しかも「急展開 巻頭カラー!!!」だし。
以下次号!

そして感動作が「からくりサーカス」。
私は正統派の主役キャラよりも、ギイやシルベストリのようなちょっとひねった性 格?キャラが好きだが、今週はそのシルベストリが舞台から退場する。
一昔前からずっと続いてきたような、正直あまりにもベタな話だけれど、読んでしま うし感動してしまうのは、「あまりに正統派」主人公の勝にもどんどん感情移入して き てるからかな?

答えは見える、予想はつく、でも感動。(笑)
ついでにコナンもいつもとは違った意味で「ドッキドキの」展開。

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きのうの「ひとりごと」で
スカパーで、亀有やってたので「あっ、武田蔵乃介だ♪」 と思って見てみたら、やっ ぱりいいとこの坊ちゃんタイプの人ですね。
でも性格も良さそうな人です。
でも何よりびっくりしたのが、バイクに乗ると人が変わる本田さんが家中宏さんだっ たこと・・・、唖然・・・。
さらに同僚として松野太紀さんが出てらしたのに、気づかぬ自分が許せない!(笑)
その後はためといたビデオを見て(らんまの格闘新体操、良牙くんが素敵なので♪) 午後から買い物に行きました。

と書きましたが、この続き、実は私は久能小太刀が大好きで。(笑)
阿毘に関しては合わないと思っていますが、島津さんの声にはけっこう関心を持って いました。
で、ついでに「うる星やつら」と「めぞん一刻」の島津さんの登場しているビデオを 引っぱり出してきました。

しのぶは普通の女の子だ、黒木小夜子もまあ普通?あまり印象なかったんです、当時 は。
久能小太刀で突然?はじけて「好きだ!この人♪」
あのテンションが阿毘になってもそのままキープしているようで、それが違和感に なってしまったのかもしれませんね。
コナン映画では華やかな女優さんだったので、それほど違和感なかったですが、島津 さんは小太刀以降は常にこんな演じ方をされているのでしょうか。
ある意味興味が沸いてきました。

でも他の作品全然知らない(見たことない)・・・。
どなたかご存知の方いらっしゃいませんか?
 (2004年5月26日の日記) 
巻頭カラー!しかも・・・
原作少年サンデー2004年6月2日(266号)第363話「御霊丸の正体」

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なんとモーニング娘の2人と対はって?劣ることなし、朔犬がまるでジャニーズのよ うに見えてきた。(笑)
それにしても人形みたいな2人ですね、人間という生き物じゃないみたい。
興味のある世代じゃないけれど、屈託のない笑顔が素敵。

でももっと素敵なのは、憂いを含んだ朔犬くん。
朔犬状態の時は、あまり明るい笑顔を見せてくれないので、普段の犬夜叉が明るい太 陽なら、朔の日の犬夜叉は朧な月のイメージ。
日常的に戦いのある暮らしであるからこその不安だろうが、「人間であること」が普 通の弥勒と珊瑚はやっぱりすごいし強い。
朔犬は、普段が強いだけに、人間になる=弱くなること、弥勒や珊瑚は、もともと人 間の最大限の強さでしかないから、弱くなることがない。

あてにされている犬夜叉の戦闘能力を考えると、想像以上に危険な状態ではある。
しかし仮に奈落を倒し、四魂の玉が今度こそ完全になくなった時に、犬夜叉がどうす るのかを考えた時、犬夜叉には当然3つの選択肢が残る。
恋愛問題は置いといて、「妖怪になる」「半妖のまま」「人間になる」の3つ。

今の時点で妖怪になる道を選ぶことは考えにくいが、逆に人間になったとする。
四魂の玉がなくなったからといって、妖怪がいなくなるわけではなさそうだから、人 間犬夜叉には、再び強くなるための修行の道が待っていることになる。
もちろん人間の状態でも十分強いが、殺生丸どころか鋼牙クラスの妖怪でも歯が立た なくなるだろうから。

それもあって、どのような生き方を選ぶにしろ半妖のままで、差別社会(人間社会、 妖怪社会)に馴染んでいく道を選んで欲しいと思う。
差別と戦うのではなく、馴染む道、紫織のためにも地念児のためにも。
私が犬夜叉とかごめの絆を望むのは、かごめとならそれができやすいという想いがあ るから。
桔梗とではむしろ人と深く関われない生活となり、2人で自らを疎外した生活に追い 込むことになる。

もちろん犬夜叉がそれを選び、桔梗と共に滅びの道を行くなら話は別。
そして桔梗の生きてきた(同時に死んでから蘇って辿った)道を考えた場合、犬夜叉 には桔梗を選んで欲しいとも思うのだが。
読む側の気持ちとは裏腹に、やはり桔梗は本来生き続ける事は許されない存在。
「奈落への正義」にテーマがすりかえられて、桔梗の存在自体はうやむやになってい るが、何度も書いたように、本来は桔梗が存在することでたくさんの嘆き悲しむ親が いる。
犬夜叉達が妖怪退治を頼まれるほど。

「存在してはいけない存在」であることは、桔梗自身が一番理解しているだろう。
それでも奈落に瘴気の中に落とされても蘇り、戦い続ける執念か使命感か、それとも 愛か。
ここに至るまでの桔梗の葛藤の凄まじさにものすごく惹かれる。

最近の犬夜叉かごめのヤキモチ談議、かごめの想いも真剣だし、その辛さも理解でき るとはいえやはり桔梗の葛藤に比べたらはっきり言って他愛ない。
命がかかっている分、軽く見る気はもちろんないが。

ここで桔梗が「おまえはいつもかごめとばかりいる。
私だっておまえと一緒にいたいんだ。」くらいの恨み言を言ってくれたら、ある意味 同等となるかもしれない。
原作でも中間地点まではかごめも桔梗も同じくらい思い入れがあった私だが、最近は どうしても桔梗のほうに共感できるような気がする。
などと表紙絵を見ただけで、延々これだけのことを考えた。

さて内容。
一瞬弥勒が野盗の果てまで吸い込んでしまったかと思わせて、実は壺だけだったとま ずドキドキさせる展開。
そして死んだはずの御霊丸がかごめを襲い、四魂のかけらを奪う。
百足上臈の手を引きちぎったかごめの霊力も、御霊丸相手に歯は立たないか。

そしてその正体は?
無双、魍魎丸、奈落の赤子、ヒントは「寺で会う前から会っている」、以下次号。

さらに2ページ使って単行本とDVD宣伝が。
とりあえず買ってとりあえず見て、とにかく「犬夜叉」応援せねば。

「からくりサーカス」一段落、おもしろかった。
コナンはいっそうドキドキ展開。(笑)
 (2004年6月2日の日記) 
珊瑚が弥勒を・・・
原作少年サンデー2004年6月9日(28号)第364話「変貌」

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大きな謎が解けないままに、新たな謎が湧き出る今週号。
でもそれより何より気になったのが、珊瑚のがんばり。

朔の日で人間に戻り、さらに御霊丸=魍魎丸というより御霊丸を吸収した魍魎丸?に 傷つけられた犬夜叉の代わりに、かごめが果敢に挑むが、反撃されたかごめを飛びつ いて助けるのは珊瑚。
さらに風穴を開いた弥勒がやはり反撃され、間一髪でやはり飛びついて助けるのも珊 瑚。

いつもはどちらかというと、弥勒が珊瑚を守り、かごめは犬夜叉が担当なので、今回 の珊瑚はとても新鮮だった。
ゲームにおいても、弥勒は風穴という一撃必殺の究極技があるせいか、わりに素早さ に欠け、これといった必殺技はない珊瑚と七宝が素早く動いてコンスタントに攻撃す るといったパターンが多い。

今回の珊瑚の俊敏な動きにゲームを思い出しつつ、いじらしいなあと感じてしまっ た。
いつも不思議に思うのは、朔犬と弥勒、珊瑚の戦闘能力や基礎体力の違い。
時により朔犬が普通の人間としての強さしかないように見えたり、普通の人間になっ てもそこそこの強さがあるように見えたり一定しない。

耐久力、体力に関しては桃果人の例をとっても、とにかく耐え忍び、気力で勝つくら いの強さはあるらしい。
ただ、普段痛みも人間ほど感じないような部分があるだけに、人間になった時に弥勒 や珊瑚ほどの耐性はないように、私は思う。
桃果人では強い朔犬、蛇骨では弱い朔犬が垣間見られるが、今回もどちらかというと 弱い方。 かごめが弥勒が犬夜叉を守って戦いを挑み、そんな2人を珊瑚がフォロー、やはり新 鮮。
本筋よりもそちらの方が心に残る。(笑)

「寺で会う前から会っている」、先週出たヒント、答えはやはり魍魎丸。
でも桔梗=聖さまの時ほど悩んだ人はいないだろう。
顔つきからしてバレバレ。

奈落ばりの怪しい「くくく」笑いを披露する魍魎丸だが、とにかく奈落一家はよく喋 る。
説明しないと読者がわからないから当然として、犬夜叉たちもわからないわけだか ら、説明役は当然奈落一家のお仕事。
アニメでは、原作を知らない視聴者のために、さらによく喋る。

以前はくどく感じたが、最近アニメを見直すと、奈落もけっこう大変だなあと同情し きり。
ただ収録現場はもちろん知らないが、テレビなどで見る限り台本を手にしている方が 多いようだ。
映画や舞台よりは楽なのかな?奈楽?(笑)

神楽は「白童子も奈落を裏切ろうとしてるってことか!?」と心に思うがそうではあ るまい。
朔犬の危機に心配しているように見える神楽がおかしいような、かわいそうなよう な。
神楽がこう思うことを見越した奈落の計算に見えないこともないし、犬兄弟に奈落を 倒して欲しい神楽の計算も見て取れるから。

ところが朔犬の危機に、白馬に乗った王子様(by神楽)のごとく登場したのが殺生 丸。
邪見の「間違いありません 殺生丸さま。
あの妖怪、妖気がございません。」の言葉が大きな謎。

ちょっと前に不妖璧だの妖気の結晶だの出てきたが、これとは関係・・・、ないだろ うな。
「魍魎丸に」妖気がないのだから。

最近よく見られるのが、弥勒が風穴を開く、最猛勝が飛び出してくる、風穴を閉じ る、のパターン。
以前は死を覚悟して風穴を開こうとすることもあったが、最近は相手が奈落でもすぐ 閉じる。
やはり仲間を得て珊瑚を得て、「失うもののない」状態から「もう死ぬわけにはいか ない」弥勒の心の変化だろう、興味深い。

今回魍魎丸の腕を砕くのも殺生丸の闘鬼神。
奈落の分身悟心鬼の邪気と執念、その牙を元に作られた魔剣。
つまり「奈落の邪気」を己の力で押さえ込んで、さらに自分の妖力でパワーアップし 使いこなす。

風穴のように意識して与えたものではないが、結果的に奈落が殺生丸の最強武器の製 造元となるおかしさ。
言い方は悪いが、所詮奈落は犬夜叉たちのために存在し、滅びる定めなのだと思う。
そんな奈落が好きかもしれない。
 (2004年6月9日の日記) 
神楽にときめき
原作少年サンデー2004年6月16日(29号)第365話「消えた妖気」

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かなり前のサンデーで、「3強集う!」だったかそんなタイトルで、犬夜叉、殺生 丸、そして鋼牙じゃなかった奈落を並べて宣伝していたが、今回は朔犬、殺生丸、そ して魍魎丸が勢揃い。
私にはどうも妖気と不妖璧の関係にうとくて、先週「ちょっと前に不妖璧だの妖気の 結晶だの出てきたが、これとは関係・・・、ないだろ うな。魍魎丸に妖気がないのだから。」と書いたが実はおおあり、これこそが大きな ターニングポイントとなる大切なことだった。

不妖璧を持っている魍魎丸に近づいたから、邪見の持っていた妖気の結晶から妖気が 消えた。
魍魎丸自身にも妖気がない。
つまりこんな姿をしているけれど実は人間ってなわけではなく、魍魎丸自身が奈落の 心臓(の持ち主)であったことになる。
「・・・・・・なんの話だ。」
魍魎丸の言葉は何も知らないのか、やばいっ!と思ってしらばっくれているのか、今 はまだわからない状態。

ここで犬夜叉の「そこのひねたツラの妖怪(=邪見)」発言にまず爆笑。
ショックを受けてる邪見が可愛い。(笑)
なぜ殺生丸たちが妖気の結晶を持っているか、危うく神楽の所業とばれるところ、か ばった?のは麗しの殺生丸。
無粋な邪見をたしなめて、「うさん臭い匂いをたどってやって来たらきさまがいた・ ・・」

妖気の結晶の答えには全然なっていないような気もするが(笑)、この時神楽は「と くん」とときめいた(はず)。
少なくとも私はときめいた。
奈落に心臓を握られていては迂闊にときめけないかもしれないが、それでもきっとと きめいた。

魍魎丸、奈落の急所の鍵を握る大事なキャラだが、はっきり言ってどうでも良くて (笑)、先週は珊瑚、今週は神楽と関係ないところだけがやたらと気になる。
でもこの魍魎丸、くらった攻撃から妖気をくらって(喰らって)力を高める。
殺生丸の闘鬼神の洗礼を受けても、それが新たな力となる、この辺は父親(奈落) 似。

妖気を喰うなら妖気のないナマクラ刀?に戻った鉄砕牙なら魍魎丸を斬れるかと犬夜 叉が挑むが、逆に化け物腕に取り込まれ。
ここでの一言、「こいつはおれの獲物だ。」
どこかで聞いたことがあるような・・・。

しかし貫禄兄犬に「見苦しい姿」「二匹そろって斬り捨ててくれるわ。」
もう言われ放題。
性格が丸くなってきた殺生丸だが、犬夜叉だけには相変わらず冷たい。
魍魎丸に妖力を取られるとわかっていても、闘鬼神を振るう殺生丸に、ドキドキした まま以下次号。

          ☆          ☆          ☆

今週末のワールドホビーフェアで販売されるグッズやイベントが発表されました。
山口勝平さんや高山みなみさんが登場です。
グッズも欲しいのいっぱいですね♪
こちらです。要チェック!

          ☆          ☆          ☆

先日のコナン、実は満天無骨+呂布の稲田徹さんも出演されていました。
雪野さんが突っかかるホテルのフロント係です。
危うく「めおと」になるところだったこのお二人、収録の時にお話が出たりするんで しょうか、覗いてみたいですね。
ちなみに馬頭の巻島直樹さんも刑事で出ていらっしゃいます。

奥様だった方の女性は山本百合子さん、元祖「北斗の拳」のユリアですね。
私は本当に「犬夜叉」から声優さんに興味を持つようになったので、こんな「声優リ ンク」が楽しくて。
主役クラスの声優さんや、特別ゲストのタレントさんは黙っていても宣伝してくれま すが、私はむしろ目立たないけど存在感のある声優さんが「こんな番組にも出てたの ね!」と調べることが楽しいかも。

「北斗の拳」といえばリメイク版では子安武人さんがケンシロウとか。
私は子安さんと言えば、蛾天丸と景麒しか知らないのですが、声優アンケートでおも しろい話題発見。
ムーミンの、やはりリメイク版、スナフキンが子安さんなんだそうです。
しかもムーミンが高山みなみさん?初耳でした。

ムーミン=岸田今日子さんとばかり思っていたので。
ムーミンはテレビで見たことなくて、スナフキンの顔も忘れていた私、先日のアニメ 番組で始めて知りました。
「ムーミンはカバではない!」
知ってました?

私はずっとムーミンはカバの一家のお話だと信じてました。(笑)

          ☆          ☆          ☆

15日のフジテレビの5時からのニュースで、氷川きよしさんの献血体験、ジュース やお菓子 やアイスクリームなど至れり尽くせりで、子供の頃見たアニメ「うる星やつら」の漫 画があったと紹介されていました。
う〜ん、献血したい・・・。
でも貧血なのでできないんですよね。(涙
 (2004年6月16日の日記) 
犬兄弟もすごいけど・・・
原作少年サンデー2004年6月23日(30号)第366話「器」

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魍魎丸、現段階において鍵を握る大事なキャラだが残念ながら好みじゃなくて(笑)、わりと淡々と読んでいた。
しかし今週号はもうおもしろくておもしろくて久々に何度も読み返している。
先週妖力を吸い取られることを承知で闘鬼神を振るい続ける殺生丸、こんなな〜んにも考えていない(ように見える)ところ、実は犬夜叉と似ていたりする。

殺生丸はその雰囲気や口調から理性的に見えるが、実は直感型の性格ではないかと思う。
初登場時、ダウンジングのごとく人頭杖頼りに父君の墓探しの旅をしていたし、まさに鼻の向くまま気の向くまま、そんなタイプに見える。
宝仙鬼の時も後先考えずに闘鬼神を振るい、邪見に迷惑をかけ(笑)、結果的に金剛槍破の誕生を助けた。

ところが今回、その節操なしの殺生丸の本音がついに明らかに。
「この殺生丸の妖力が、きさまの如き小さな器に納まりきれるか。」
この台詞とアップのために化粧が濃いか、殺生丸。
なるほど、いつもそんなことを考えながら闘鬼神を振るっているわけだ。

そしてその言葉の通り殺生丸の妖力が飽和状態になった時点で、闘鬼神がついに魍魎丸の体を捉えた。
同時に半妖に戻った犬夜叉の妖力も魍魎丸を破壊する。
「早くアニメで見たい!」
久々にそう思った迫力のあるアクションシーン。

それにしても○○が○○の○○を捉えきれないと言って思い出すのがかごめの魂。
「神無の鏡」が「かごめ」の「魂」を捉えきれないこともあった。
さらに思い出すのが、りんをさらわれた殺生丸が一人奈落と対決する場面。
殺生丸はなぜか奈落のお肉に包まれ、たまたま?やってきた犬夜叉に救われる形となった。

しかし今にして思えば、あれも「奈落」が「殺生丸」の「妖力」を捉えきれずに崩壊するのを待っていたのかもしれない。
そう考えると、犬夜叉登場は奈落のみならず殺生丸にとっても「余計なお世話、お邪魔虫」だったのかもしれない。(笑)
奈落は結果的にどんどん犬兄弟の絆を深め、犬夜叉を成長させ、心を人間に近づけ、弥勒と珊瑚を出会わせ、とがんばればがんばるほど相手の体も心も高めていくこの結果、ある意味皮肉なものではある。

今日のサンデー、犬兄弟の連係プレーもとことん楽しんだが、それ以上にすごかったのが邪見と七宝ちびコンビ。
闇雲に闘鬼神を振る殺生丸に向かい、

七宝
「殺生丸のアホ〜
撃った(打ったか振るったではないかと思ったが・・・?)分だけ魍魎丸が強くなるだけじゃというのに。」

邪見
「くぉら、殺生丸さまに向かってアホとはなんじゃい。」
「きっと殺生丸さまには、深いお考えがあるのだ。」

七宝
「どんなお考えじゃい。」
「それがわかれば普段から苦労せんわい、どあほう。」

絵がなくても笑えてしまうのではないだろうか?
こんな台詞が今回はもう1箇所あって、これもとにかくアニメで見たくて仕方がない。
というより読んでいるだけで、渡辺さんと長島さんの声でこの台詞が頭の中に聞こえてくる。

魍魎丸の体から出た瘴気からかごめと七宝を助ける犬夜叉、なにげにその足にしがみついてる邪見など、「シリアスなのに笑わせる」高橋先生のセンスが最高だった。
とりあえずは結界に守られ、魍魎丸は退散する。
しかし魍魎丸は四魂をかけらを持って行った。

「・・・捜せるわ。」かごめが言う。
どれくらい近づけば気配がわかるのか、不妖璧&妖気の結晶で気づくのとどっちが先か、がんばれかごめ。
そして今回残った謎。
魍魎丸は本当に奈落の心臓なのか、ならばなぜわざわざ犬夜叉たちの前に現れたのか。
私の代わりに犬夜叉が心で代弁してくれた。
 (2004年6月23日の日記) 
琥珀の危機
原作少年サンデー2004年6月30日(31号)第367話「赤子の居場所」

     ☆     ☆     ☆

あの、唇が気になる魍魎丸は実は赤子だった?というより御霊丸をのっとった魍魎丸 の中に、奈落の心臓入りの赤子が入ったことになる。
しかもこの赤子魍魎丸はどうやら奈落を裏切る気らしい。
琥珀と共同戦線をはった神楽も、保身のためにあっさり琥珀を殺しにかかる。

しかも魍魎丸は、かごめ達が四魂のかけらの気配を追って来るのも予想している様 子。
ものすごい緊迫した展開のはずなのだが、やはり気になる魍魎丸。
最近自分が犬キャラに関して面食いなのに気がついた私、レギュラーキャラはもちろ ん奈落にのっとられる人見蔭刀はじめ、みんなそれなりの美形だったために、魍魎丸 が雑魚妖怪キャラに見えてしまう悲劇・・・。

それでも次回は琥珀の危機。
神楽を「憎めない」犬夜叉一行だが、琥珀を手にかけようとする神楽を見てその気持 ちはどう変わるのか。
今回は琥珀も助かるだろうし、神楽は逃げるだろうし、魍魎丸は心臓ごと退散しそう な気が刷るから、さほど心配していないのかもしれない。
おかしな言い方だが、琥珀が殺されることがあるとしたらそれは奈落でなければなら ないと思うから。

今これを書きながらコナンスペシャルを見ている。
「犬夜叉」休ませておいて新作ではなく昔の作品見せるだけ?と正直とても憤慨して いた。
コナンの顔が変(笑)、耳が異常に大きい、などと昔を知らない私にはけっこう新 鮮、始めて見るしさすがにおもしろい。

殺される和尚さんが刀々斎の八奈見乗児さんなのも嬉しいが、おとぼけ和尚で人を殺 したり自分が殺されたりする悪人に見えないのが辛いところ。
この和尚さんは和尚さんでいて、他に犯人いて欲しかったな。

そのまんまではあまりに芸がないと思ったのか、工藤新一役の山口勝平さんを引っぱ り出してきているが、仕事とはいえ「犬夜叉の足引っぱってない?」と思わず悲しい 突っ込み。
新作ならまだしも、昔の作品見せるために「犬夜叉」休んだんだよ?しかも来月もだ よ?と思わずテレビの工藤くんに訴えたくなったほど。

歩美の岩居由希子さん、高木刑事の高木渉さんが別役で、馬頭&煉獄鬼の巻島直樹さ んも容疑者の1人として登場されていた。
この頃は少年探偵団や高木刑事はもういたのかな?
 (2004年7月3日の日記) 
神楽と琥珀と白童子
原作少年サンデー2004年7月7日(32、33合併号)第368話「神楽の決 意」

     ☆     ☆     ☆

正直言って、神楽は琥珀を殺しにかかるだろうと思っていた。
そこで犬夜叉たちが間に合い、逃げた神楽を追い、もしかしたら魍魎丸と再対決? と。

琥珀の必死な想いと、同じ奈落一家の気まぐれに運命を握られているという立 場は、常に保身第一だった神楽をも変える。
琥珀の妖気の結晶(奈落の心臓に近づくための手がかり)を奪い取り、「逃げろ! !」の言葉を叩きつける神楽。
もちろんそこには神楽なりの計算もある、それは何か。

白童子&赤子in魍魎丸がタッグを組んで、パパ奈落を裏切りにかかった。
パパ奈落に太刀打ちするべく、より強くなることを目指した子供連合が、琥珀 のかけらを狙った展開。
ここで琥珀のかけらを差し出せば、より心臓側が強くなり、もしかしたら子供連合が 勝つかもしれない。
そうなったら神楽の主(あるじ)も赤子に代わる。
そして「より心臓に近づきにくくなる」。

だがそれだけではあるまい。
弥勒がはからずも言った「憎みきれない」神楽のわずかの善性が、琥珀への共感、も しくは哀れみの心を生み出したのではないかと思う。
これまで何度も書いてきたように、私は奈落の死=神楽(と神無)の自由という考え 方にはちょっと抵抗がある。

神楽は奈落の分身、神楽の心臓が奈落に握られているということは、奈落の中にある ということ。
そのときたまたま心臓が神楽の元になければ、奈落の死はすなわち神楽の死となるの ではないかと考えている。
もちろん間違っているかもしれないが、そう考えることで神楽の悲惨が余計胸を打つ 展開となった。

そしてそれを見越していたかのように現れる白童子。
奈落のように抱えこんだもののない徹底した悪。
琥珀をかばい、逃がした神楽が白童子に風の刃を飛ばす。 風刃は白童子の結界に阻まれ、逆に神楽を襲うが、「風の使い方ならあたしの方が上 だ。」
この台詞が小気味よい。

といって神楽がかなうわけもなく、あわやというところで犬夜叉登場。
犬夜叉一行とは違って、神楽はもしかしたら途中退場してもおかしくない立場なの で、ここでは本当にどきどきした。
「神楽 おまえ・・・」目をみはる犬夜叉と見返す神楽。
こんな時でも色っぽい流し目?が素敵。
神楽ってわりと正面きって相手を見ることの少ないキャラ、そこがいい。

このまま神楽も犬夜叉一行に合流、なわけはないから、ここでもまた去っていくんだ ろうな、歩いて。
一方珊瑚は琥珀を追う。
とりあえずは琥珀と神楽の会話を聞いていた風ではないが、今度こそ気づくか珊瑚。

そしてこれだけ大騒ぎになっても出てこない奈落の不気味。
全てが奈落の計算か、あるいはどこかで歯噛みしている状態なのか、長い長い2週間 が始まった。

          ☆          ☆          ☆

映画第4弾タイトルが決定しました。

「紅蓮の蓬莱島(ぐれんのほうらいじま)」

犬夜叉 史上最大の試練
炎の中に落ちていく犬夜叉のアップ
かつて桔梗と訪れた伝説の島・・・決着をつけに犬夜叉再び!!
蓬莱島とは数十年に一度浮上する伝説の島。
昔二人で訪れたこの島にはとてつもない秘密が隠されているらしい。
しかも殺生丸も登場、桔梗と殺生丸の設定資料つき
飛来骨みたいな形をした蓬莱島の設定資料つき

どうやら「めぐり会う前の運命恋歌」の頃の、完全オリジナルのようですね。
「紅蓮」とは「燃え立つような真っ赤な色」、「蓬莱」とは「中国の伝説で、東海に あって仙人が住んだと伝えられる霊山」とされています。
「めぐり会う―」で、犬夜叉と生前の桔梗が仲良く妖怪退治の旅に出るシーンがあり ましたが、その頃の話でしょう。
これにかごめ達がどう絡んでくるのか興味深いものがありますね。
すっぱり断ち切るわけにはいかないでしょうし。
実は「十二国記」とコラボするの?と思うほどのおもしろいタイトルです。
十二ゲーム第1弾のタイトルは「紅蓮の標 黄塵の路(紅蓮を主人公の景王陽子の髪 の色に例えている)」、十二国記世界で古代中国のようなこの国にとって、「蓬莱」 とは「日本」にあたります。
だからちょっと解釈は違いますが、最近流行ってきているのかな?
興味深いです。
12月冬休み全国東宝洋画系で公開はいいとして、同時上映「とっとこハム太郎」・ ・・?

表紙の犬くんの、いつもとは違う浴衣姿も可愛いですね。

          ☆          ☆          ☆

今これを書きながら、先日録画した「らんま」を見ていたら、なんと久能先輩が辻谷 耕史さんでした。 本当は鈴置洋孝さんなんですが、鈴置さんが体調を崩されたとかで、辻谷さんが代役 したけど、気づかれなかったといったことを、辻谷さんがご自身のサイトで書かれ ていました。

これかあ・・・、と完全脱帽。
クレジット見るまで全然気づきませんでした。

さらに「らんま」見終わったらどこの局かな?ちょうど民放の夕方のニュースの特集 コーナーやってました。
たしかグルメかなんかの特集で、チャンネル変えるのもめんどくさいので、そのまま にしてたらなんとナレーションが中井和哉さん!でした。
無双の夏候惇&十二の凱之です。
でも普通に話していらっしゃるので全然わからなかった、すごい・・・。

私は声優ファンとして初心者のせいか、なぜ「声優」さんが、舞台をやったりCD出し たりするのかよくわからなかったんですけど、辻谷さんのサイトなどお邪魔してる と、最初から声優を目指す人と、俳優さんが声優の仕事もするのといろいろあるよう ですね。
山口勝平さん、松野太紀さんなど、よく舞台のニュースも聞きますが、むしろ「声優 の仕事しかしてません。」という人は少ないのでしょうか?疑問だ・・・。
 (2004年7月7日の日記) 
神楽は捕らわれ、奈落は笑んだ
原作少年サンデー2004年7月21日(34号)第369話「白童子の真意」

     ☆     ☆     ☆

神楽にとってものすごく緊迫した展開が続いているが、今回は会話が難しくて?暑さでぼ〜っとした頭ではわからないことが多かった。
珊瑚は琥珀を追い、犬夜叉と神楽はとりあえず休戦、白童子に立ち向かう。
犬夜叉たちは神楽が琥珀を逃がすところを見ていたから。
なぜ逃がしたか、琥珀のかけらを白童子(奈落)に奪われないため、その真意はわからぬままに神楽の味方についたわけ。

犬夜叉が登場しても逃げない白童子、それは「神楽に赤子の居場所をばらされないため」、ここから始まる会話が難しい。
引用すると

「神楽。今・・・赤子と言ったな。
奈落は妖気を消して心臓を守っている。
だから・・・ 魍魎丸に妖気がないとわかった時、われわれは魍魎丸こそ奈落の心臓だと思った。
ならば・・・ 赤子はどこに行った
!?」by弥勒

この後、白童子は神楽を自分の結界に捕らえて犬夜叉への盾とする。
追いつめられた神楽が叫ぶ。

「聞いとけ 犬夜叉!
赤子は魍魎丸の中にいる。
白童子と赤子は、魍魎丸を強くして 奈落にとってかわるつもりだ。


弥勒と神楽、同じことを言っていないか?と思った。
弥勒は神楽にどんな答えを期待していたのか、赤子=魍魎丸、あるいは赤子in魍魎丸に思い至らなかったとは考えにくいのだが。

それはともかく、白童子赤子連合は、心臓を守る鎧としての魍魎丸を強くすることによって、奈落が己の心臓に近づくことができないようにし、自分たちが奈落に代わって悪の象徴として君臨することを目指していることが、白童子自身の口から明かされる。

神楽に引き続き、自分の子供たち?にまで裏切られた奈落よ哀れ・・・、と思うところだが最終ページ。
いやに生活感のある(一瞬寝床かと思ってしまった、笑)場所で、いやにタイミングよく神楽の心臓を手にする奈落。
しかもその顔にはニヒルな?笑み。
白童子赤子連合の裏切りもまた計算のうちかと思わせる奈落のくつろぎ姿だが、ここで神楽が死んでは悲しいし、死なないような気がする、なんとなく。

犬夜叉たちと相対する時の毅然とした?奈落よりも、こうしている時の人間臭い奈落が好きなので、このサービスカット(ではないが)は嬉しかった。

むしろ子供連合の方が危ない気がするが、ここで白童子が殺されては何のために白童子が生まれてきたのか意味ないことになってしまう。
実は今、奈落が手にしている心臓こそが、奈落の心臓だったりして・・・。
このようにどうとでも取れる展開が頭を悩ます。

昔の「犬夜叉」、今の「犬夜叉」、「十二国記」に「三国志」、考えることがたくさんあり過ぎて、おまけに漢字がいっぱい、頭の中すでに飽和状態、そのうちのぼせて爆発しそうな気がする今日この頃・・・(笑)。

          ☆          ☆          ☆

お名前出していいのかな?わからないので匿名希望さんよりメールが届きました。
「今までサンデーはずっと立ち読みでしたが、サンデーアンケートに答えようと思ってサンデーを買うようになりました。」
もしかしてサンデーの売り上げにささやかに貢献できたのかな?嬉しい限り。

掲示板への書き込みはいずれ消えてしまうものだし、メールに関しては私1人しか読むことができず、勿体なく思うことがあります。
ご本人の許可を頂いて、「犬夜叉」「十二国記」「三国志」その他おご意見は、なるべく考察日記で紹介したいと思っています。
最近犬夜叉メール友達に警戒されてますが(笑)、事前にちゃんと許可を頂くようにしますので、警戒しないで下さいね。

今これを書きながら、録画していたヒストリーチャンネル「現代の驚異・アンコール 『ビデオゲーム』」見てます。
取り上げられてるゲームの中でも任天堂など日本のゲームが多いです。
古い番組で、「シェンムー」が出た頃のなんでしょうね。

日本のゲームの方が動きが綺麗だし、画像も綺麗。
ただ外国の10歳くらいの子供数人が、「バイオハザード コードベロニカ」のOP見ている映像が出てきてゾクっとしました。
これはちょっとまずいのではないかと・・・。

この「コードベロニカ」も最初はドリキャスで出て、プレステ2に移植されるまで遊べなかったんです。
ゲームキューブで出た「バイオハザード 0」もこれから出る「バイオハザード 4」も遊べない(涙)。

うちのテレビはスカパー、ビデオ×2、、PS2、DVD、スゴ録がごちゃごちゃつながってるので、これ以上ゲームキューブまでは買えないです。
前のテレビ、接続コードを抜いたりなんだりしすぎて、壊しちゃったし・・・。
同じゲームのシリーズは、同じ機種で出してほしいです。
なんかあれもこれも買わせようとするのみたいでやな感じ・・・。

でも「4」は、レオン再登場なので、ゲームキューブ買ってしまいそうな自分が怖いです。
そういえば、私とゾンビとの出会いはやはり名作「ドーン・オブ・ザ・デッド」でした。
いろいろ見たけど、あれより怖いホラーはなかったような気がします。
リメイクされたんですが、見たくないような気がします。

なぜか神楽に始まり、ゾンビで終わった今日の考察日記でした。
 (2004年7月21日の日記) 
最後にびっくり 奈落にどっきり
原作少年サンデー2004年7月28日(35号)第370話「白童子の最後」

     ☆     ☆     ☆

白童子は結界に捕らわれた神楽を魍魎丸に吸収させようとする。
神楽の危機は、てっきり殺されることかと思っていたが、こういう形もあったんだ。
それにしたって妖艶美女の神楽が、あの魍魎丸に吸収されてしまったら、その姿を見 ることはできなくなるし、何よりも「風のように生きたい」神楽にとっては最悪の展 開。

「何人たりともわしを殺せん。
たとえ奈落でもな・・・」

白童子が勝ち誇った瞬間、どこかで奈落が再び笑んだ。
まるで白童子の心を読んでいたかのように。

そして次の瞬間、白童子の結界が突然消えた。
盾となっていた神楽が地面に降り立ち、犬夜叉の風の傷が発動、白童子は四散する が、並外れた再生能力を持つこの子供は元の姿に戻りつつある。

弥勒が風穴を開こうとすると、最猛勝の群れが白童子を守るために飛んできて、次の 瞬間逃げて行った。
もしかしたら最猛勝は、白童子の体を形作っていた一部だったのかもしれないが、そこのところはよくわからない。
いずれにせよ奈落を裏切りながらも、ばれてはいないと信じていた白童子を、わざわざ救うと見せ かけ、それから裏切る。
究極の悪役奈落の真骨頂。
所詮白童子も奈落の手の中、裏切りもまた計算のうちだったわけ。

「これは奈落の意思だ・・・」
見守る神楽を再び襲うが、瘴気は破魔の矢により浄化、ついに白童子は弥勒の風穴に 吸い込まれた。
自ら手を下さず、「あえて」犬夜叉たちに白童子を始末させた奈落に、犬夜叉たちに も後味の悪さは拭えない。

今にして思えば、白童子こそ悪の権化のように見えてたけど、奈落のように培ってきたものがない分、厚みのない存在だったなと思われる。
後で白童子初登場の回から読み返してみるつもりだが、こんなに「ありうる展開」なのに、全く予想してなかった私、まだまだ甘い。

白童子が悪の天才ならば、奈落には+αのものがあり、やはり奈落の方が魅力的に感じる。
ストレートな悪と一筋縄ではいかない悪。
同時にかつて奈落を苦しめた「人の心、桔梗への愛憎の想い」が、仮に今は残ってなくても奈落自身に与えた影響は多かっただろう。

かごめが和解した?神楽を仲間に誘うシーンは、なぜか鋼牙の顔が浮かんだ。
犬夜叉たちは、神楽の葛藤を見続けてきているから、とことん憎むことはできなく なっているが、鋼牙にとっては仲間を殺された恨みは、生々しいものだろう。

漫画の中では何となく仲直りもあるかもしれないが、今回犬夜叉とかごめの言葉と神楽や奈落を比較した場合、犬夜叉やかごめのストレートな正義感や優しさと、抱えるものから逃れ切れない神楽や奈落、そして桔梗の相違は非常に興味深い。
そして「犬夜叉」の中で犬夜叉とかごめの側が、桔梗や神楽を救い、癒す展開になるのはこれもまた興味深い。

どちらがより現実的なキャラクターか、当然後者だろう。
その中で、あえて非現実的な犬夜叉やかごめを描く高橋先生の目指すものは何だろう。
犬夜叉かごめが桔梗を癒し、奈落を封する、そんなストレートな話だったらつまらない、今日突然そんなことを考えた。
「犬夜叉」にはそんなありふれた結末を用意して欲しくない。

今週号を読んで、原作に対する私の姿勢が変わったように感じる。
どうしてなのか、これからどうなるかは自分でもわからないが(笑)。
話がそれたが、当然のことながら、神楽は断り去っていく。
ここで前述した犬夜叉決め台詞。
「奈落が握ってるっていうおまえの心臓、ついでに取り返してやる。
だから・・・ それまでくたばるんじゃねえぞ。いいな!」

ここは読んでいて感動というよりも気恥ずかしさを感じてしまった私、自分に苦笑。
でもここで納得。
神楽や神無は奈落の分身、仮に奈落が死んだら神楽たちも一緒に死んでしまうのでは ないだろうかと思ってみたりもしたが、やはり「心臓があれば独立した存在になれ る」らしい。

これは神楽のためにほっとした。
今日のタイトル「あえない最後」にしようと決めてた最終ページ、本気で心臓が飛び 上がった(笑)。
ホラー映画など映像ならともかく、普通に読んでてここまでどきっとしたことは今ま でなかったこと。

犬夜叉たちと別れ、飛び続ける神楽の前に突然現れたのは奈落。
神楽も驚いただろうが、私もほんとに驚いた。
一難去ってまた一難なのか、神楽がとりあえず奈落を選んだ?ことを知って嬉しさの あまり迎えに来たのか、もちろん後者でいて欲しい。
何となく家出してて帰ってきた妻を迎えに来た夫という風情がないでもないし。

神楽の羽の乗り物も、琥珀のために使った1枚だけじゃないんだ、などと妙なところ で感心できた。
それはともかく、今にしてわかったのが、「白童子が奈落に言われて裏切った振りを してたわけじゃなく、あくまでも自分が奈落を越えようとしてたこと。」

たしかに奈落は白童子をこき使いながらも、大事な情報は漏らしてないようだし(珊 瑚と琥珀の関係など)、最初から信用していなかったのだろう。
ではなぜ白童子が生み出されたのか、その存在意義は何だったのか。
また、魍魎丸(赤子)はこれからどうなるのか。

なんだか久々に話の展開サスペンス風味にどんどん引き込まれていく今日この頃。
おもしろいなあ、「犬夜叉」ってほんとにおもしろい。
改めて思った。
 (2004年7月28日の日記) 

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