長野剛先生サイン会

「ビジュアル三国志」の表紙やコーエーのゲームソフト「三國志」シリーズのパッケージイラストを担当されている長野剛先生のサイン会に行ってきました。

サイン会というと、ずら〜っと並んで「はい、サイン。はい、握手。」と流れていくのだとばかり思っていましたが、長野先生のサイン会はテーブルを挟んで1対1で座ってお話しながらサインして下さるんです。
色紙持って来て下さいとのことでしたが、実際はちゃんと準備されていて色紙にサイン、もちろん持って行った本や画集にもサインとほとんどの人が2枚ずつサインをもらっていました。

あらかじめメモを渡してサインの宛名もチェックされ、先生のイラスト絵葉書3枚セットも頂けて、と何よりも先生の優しさに感動した一日でした。
先生ご本人も物静かで穏やかなとても素敵な方でした。
長野先生、本当にありがとうございました。(2006年9月)



(長野剛先生)

・「ビジュアル三国志」で一番好きな馬謖の絵の前で。
「三国志英傑イラスト集」には

「馬謖の絵でよく見られるのが、孔明の前の縄にかけられた馬謖。
つまり『泣いて馬謖を斬る』のシーンですが、あえて戦いに敗れた時のシーンにして、何か喪失感のような雰囲気を出したかったのです。」

と先生のコメントがあります。
三国志武将と言えば力強く、自信に満ち溢れた絵が多い中、この馬謖は見ていて胸が締め付けられるような切なさを見る者に伝えてきます。

(頂いたサイン)

「この絵が一番好きなんです。」と言ったら「そうなんですか、ありがとうございます。」と微笑んでくださいました。
色紙の落款はなんと「MONO」の消しゴムに彫ったもので、「この(馬謖の)絵にもこうやって押してるんですよ。」と一言。
私が使ってるのとおんなじ消しゴムだ〜♪

見えにくいですが「ビジュアル三国志」の右下に先生のサインが入っています。

(孫策)

許可を頂いて撮った写真です。
いい場所に?光が入ってます(涙)。

(孫尚香)
孫尚香の女らしさの中に毅然とした美しさにほーっとため息が出てしまいました。

(馬謖)

長野先生はキャンバスに油絵で絵を描くことにこだわり続ける数少ないイラストレーターなのだそうです。
ガラスを取りのけてその手や頬に触れたら、人の皮膚の質感がそのまま伝わるような気がします。
同時にたちこめる血の匂い、炎に焼かれた草の匂い、そんなものまで感じてしまうようです。

他にも「三國志」シリーズや「信長の野望」のパッケージイラストの原画(その大きさには瞠目しました)、諸葛亮など たくさんの原画を堪能することができました。

最後に握手してもらった時、先生の絵の才能が少しでもいいから私に流れ込んできますように、って必死で念じまし たが駄目だったようです(笑)。


「戦国&三国志」にもどる

「写真の小部屋」にもどる

日暮の森へもどる

ホームへもどる