「境界のRINNE」感想(第101話〜第110話)
いつもふたりで いつまでもふたりで・・・
原作少年サンデー2011年6月15日(29号)「境界のRINNE」第101話「りんねはどこに?」

          ☆          ☆          ☆

「近くにいるのにわからない。思っていたよりもどかしい。」
なんて素敵な表紙でしょう(笑)。
ヘタすりゃこれが最終回?って思ってしまうほど素敵なカットと素敵なメッセージ。
これが100話でも良かったのにな。

がんばってもがんばっても、その姿は桜に見えない不遇のりんね。
お風呂に入れと言われて、部屋でいきなり脱ぎ始める桜、どこかずれてる、すれ違い。
桜はどんなかっこでお風呂まで行くんだろ、読んでるこっちもりんね同様ドキドキしちゃう。

でも桜もなんだか寂しくなってきて、りんねの部屋でぽつんと一人。
そこへやってきたのが1人残ってた「ゴートー(強盗?)」ならぬ悪霊その510。
もちろんりんねが無事やっつけてくれたんだけど、桜気づかない。
がんばったのに、寂しいりんね。

最後の最後にキャンデーの効き目が切れて、二人は無事再会?
「どこか・・・行ってた?」
「いや・・・(いつもよりそばにいたんだが・・・)」
りんねの心の呟き、今日ばかりは笑えない、ちょっぴりせつないほのぼの場面。

桜は霊が見えないことよりも、霊が見えてりんねも見える、そんな生活を自分で選んだ。
まあどうせあと3個でキャンデーなくなって元通り、だったんだろうけど。
桜が自分で返したことが嬉しいりんね。

A-1グランプリなんてはた迷惑なイベントがなければ、キャンデーあっても支障はなかったろうに。
でもはた迷惑なA-1グランプリなんてイベントがあったおかげで、桜とりんねの心はまた一歩近づいた。
キャンデーを返す桜に「いいのか?」「うん・・・」と桜、ここの表情も優しくていい。
最後のカットでは普通に仲いいいつもの二人に戻ったようで、嬉しいやら物足りないやら。

でもつい「犬夜叉」と比較してしまう私。
りんねも犬夜叉同様普通の人間ではない。
桜が大人になって、年老いて、いつか死んだ時、りんねはどうなってるんだろう。
いくらかは年取ってるかもしれないけれど、やはり置いて行かれるのだろうか。

魂子さんもそんな想いをしてきたんだろうな、描かれてはいないけれど。
りんねも「犬夜叉」同様、そこまでの切実さは描かないだろうけれど。
今回のりんねは、楽しいけれどちょっぴりせつなく読んでしまった。

今週は他にマリアさん大好き「ハヤテのごとく!」となぞなぞ問答が楽しいっていうか親指姫が凄すぎ「月光条例」がおもしろかった。
「まったくハヤテ君は・・・あいかわらず面白そうなトラブルに巻き込まれていますわね〜」とさらに引っかき回してくれるマリアさんに乾杯(笑)。
(2011年6月15日の日記)
”動”の逆鬼を応援します!
原作少年サンデー2011年6月22日(30号)「境界のRINNE」第102話「雨の中の子犬」

          ☆          ☆          ☆

すみません、別のタイトル作品でした(笑)。
大好きなんだよなあ、このおじさん。
目から光線出す描写はあんまり好きになれないけれど。

さてりんね。
今週は他愛なくおもしろい感じ。
気になるのはベロが「うる星やつら」のしのぶに恋する子ぎつねにすごく似てる気がする事。
話も好きだし子ぎつねも可愛いしで、「うる星やつら」の中でもお気に入りのエピソードのひとつ。

代わりにと言ってはなんだが、現在の雨野ケンのペット小太郎があまりにおバカっぽくて泣けてくる。
名前が「小太郎」なのに、「風魔小太郎」の「小太郎」なのにって関係ないか・・・。
りんねの命名「与太郎」の方がずっと似合ってるのに。

それはともかく、雨野ケンはかつて野良犬だったベロの餌を忘れ、その後行方不明になったベロの霊が最近ケンに飼われた小太郎にヤキモチをやいて悪さしてると解釈する。
今回のりんねの死神グッズは「念読バブルソーダ」。
これは主に雨や水に込められた霊のメッセージを読み取る超高級死神グッズ定価3,000円。
見た目がバブで1個3,000円なら確かにお高い。

でもおかげで行方不明になった後のベロが幸せな人生、犬生を送ったことが判明する。
可愛い女の子に飼われ、エサが牛肉の塊だった。
りんねが一番反応してるのは、もちろんここ。
そして遂に巨大化したベロの霊が現れる。
ベロがこんなに大きくなったというのは違うと思う、顔をぺろぺろじゃなくて、肩をぽんぽんも違うと思う(笑)。

でもあの日の事は気にするなと言うように現れたベロは無事成仏、可愛い。
小太郎がおバカなのはどうしようもないとおまけもついて、のんびりまったりいい話だった。

今週は他に「鋼鉄の華っ柱」、朝涼もいいけどルー子もなんだか親近感。
「月光条例」は工藤さんと藤木さんが大活躍。
「ハヤテのごとく!」はハヤテが嬉しい大ピンチ。
(2011年6月22日の日記)
契約黒猫多過ぎですっ!
原作少年サンデー2011年6月29日(31号)「境界のRINNE」第103話「貧乏蛾」

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それに桜いないし翼いないし鳳いないしで、りんね一人じゃ話が薄いっ!
しかも大金持ちのお嬢ちゃま、じゃなかったお坊ちゃまの有能執事バージョンのインパクトは、同じくサンデー掲載の某作品にかなうはずもなく。
「境界のRINNE」はやっぱりりんね一同vs新たな敵のパターンがおもしろい。
六文も突っ込み薄すぎですっ!

貧乏蛾なんて普通にりんねのペットでいそうだし、いまさら貧乏鱗粉まき散らされても影響ないくらいのりんねの貧乏フェロモンだし。
羽の模様が「ビ」な蛾の目には、りんねの貧乏フェロモンがハートに見えるところは笑えたから、ここから恋でも始まってくれればってそれは違うか・・・(笑)。
今週も理不尽な出費を(意味なく)強いられるりんねには、お中元に豪華桃缶セットとか、あんまり豪華じゃないけどサバ缶セットとか、送ってあげたくなっちゃうなあ。
涙して喜んでくれそうだ。
洗剤やサラダ油はあまり喜んでくれないかも。
それともここはどどんと扇風機?

魔狭人、架印に続いて意外な復活死神翔真。
魔狭人は本人が猫っぽいからいいとして、こう次から次へと契約黒猫出て来られてもって正直思う。
たまには契約黒犬でもいいんじゃない?犬が付くなら魔狭人の方か、ケルベロス。
先週のベロみたいな可愛い子犬も1匹くらいレギュラーでいて欲しい。

飄々と突っ込む桜の存在感ってたいしたものだと改めて思った今週号。
今週は他に「ハヤテのごとく」がおもしろかった。
「こちらこそその・・・たいしたものも見せられずごめんね・・・」な瀬川さんとか、カクカクシカジカ説明中なハヤテとか。
「よかれと思って大惨事になるのがハヤテだからな。」初めてナギが大人に見えた(笑)。
(2011年6月30日の日記)
桜の前でも味見する?
原作少年サンデー2011年7月6日(32号)「境界のRINNE」第104話「妬み猫」

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いえ味見自体は別にいいんですけどね、問題はりんねが味見してるのが猫缶、つまりキャットフードってこと。
そういえばかなり前に私もスーパーで間違って買ったことあったっけ。
何の迷いもなく猫を飼ってる友達にあげたけど、あれって人が食べても大丈夫なんだろうか。
さすがのりんねも(味見はしたけど)食べないところを見ると、人間には向いてないのかも。

で、なんでりんねが猫缶味見してるかというと、それが超高級キャットフードで、ササミやマグロが使われてるから。
他にも「贅沢の極み」とか「テリーヌ仕立て」とか、見るからにゴージャスな表示がきらめいている。
で、なんでりんねの部屋に超高級キャットフードがあるかといえば、それが今日の本題だから。

指名手配中の「妬み猫(生前ブサイクで愛されなかったため、かわいい猫を妬み嫉み、ブサイクな幻影をまとわせ、不幸な道を歩ませようとする猫悪霊」捕獲に燃える六文。
賞品は高級キャットフードではりんねは燃えるわけにもいかず、六文が早速行動開始。
そこに邪魔しに入るのが死神翔真の契約黒猫黒州。
邪魔するだけなら、翼でも架印と鈴でも魔狭人でもいいところ、あえて黒州を出したのには、翔真と黒州をこのまま準レギュラーとして定着させる狙いあり?

ただ私はどうもこの主従に魅力を感じないので(最後のオチとか)、ストーリーはあっさり読み流してしまった。
むしろ奮闘する六文を暖かく見守るりんねとか、なにげにサポートする桜とか、けなげで可愛い六文を部分的に楽しんだ。
いざ猫缶ゲットしても冷静に食べてる六文にびっくり。
今でこそりんねと共に清貧に甘んじているけれど、魂子さんのところではそれなりの食生活送ってたんだろうか。

しばらくはその辺の草とか笑う芋とか喋るタコさんウインナーとかサバ缶オンリーなりんねと豪華ササミやマグロの六文の食事の対比が楽しめるかと思ったのに。
それにしても桜、動じないなあ。
慣れてるからか、気づいてないのか、気づかぬふりしてあげてるのかどうでもいいのか、最後だな(笑)。
さりげなく桜に背中を向けて猫缶味見しているりんねが泣かせる展開だった。

今週は他に若き日の逆鬼が堪能できる「史上最強の弟子 ケンイチ」とやっぱり「ハヤテのごとく!」がおもしろかった。
掲載順がいつもと違ってて、後ろから読んでるような気になったのは私だけ?
(2011年7月6日の日記)
さあ盛り上がって来ましたっ!
原作少年サンデー2011年7月13日(33号)「境界のRINNE」第105話「お化け屋敷半額!!」

          ☆          ☆          ☆

やっぱりりんねはこうでなくっちゃ。
翼や鳳が絡んでくると、何て言うのかな、まったりした中にもギャグにリズムが乗ってくるというか。
去年の夏も浴衣や水着で楽しませてくれた桜だけど、今年の浴衣姿はちょっとだけ大人っぽくて良し。
浴衣の柄はやっぱり桜なのね、なぜにこだわる(笑)。
さらにお化け屋敷という絶好のシチュエーション、がんばれりんね!がんばれ翼!

やっぱり浴衣の模様はアゲハな鳳、きっと黄色と紫基調で派手なんだろうな。
やっぱり浴衣の模様が十文字な翼と桜もやって来て、りんねの心はとっても複雑。

一応りんねも翼も仕事ということで来てるんだけど、翼は完全にデートモードでりんねも完全に気になるモード。
それでも仕事を忘れず、魂を抜かれそうになる翼を助けるなど、さすがりんねはプロ仕様、たぶん。
鳳曰く、カップルでやって来て、「スケベ心」が生じれば、そのカップルは魂を抜かれてしまうとのこと。
可哀そうなのはりんねに依頼した女の子、じゃなくてその彼氏。

幸せ気分に浸って魂抜かれたのは彼の方だけで、女子の方はいたって冷静な展開がなんか笑える。
そうでなくてはりんねの依頼も始まらないけどそれにしても・・・。
このお化け屋敷は堕魔死神に仕業とのことだが、鳳の魂胆も、堕魔死神に負けず劣らずな気がする。
でも報われないことがわかっているから楽しいような可哀そうなような。

間の悪いことはあるもので、鳳に迫られたところを桜と翼に見られてしまったところで今週はおしまい。
来週はカラー付きということで、みんなの浴衣が楽しめそう。
なんとなく桜の髪型が変わってる時のりんねはおもしろいという法則が見えてきた。
翼や鳳も加わって、みんなでひとつの事件を起こす?というパターンになるからかも。

いいなあお化け屋敷。 こんなレトロなお化け屋敷は見ることもなくなったし。
最後に行ったのは日光江戸村かなあ・・・。

今週は他にやっぱり「ハヤテのごとく」がおもしろかった。
「月光条例」は久々に魅力的な新キャラ登場、露がなんとなく「牡丹燈籠」を髣髴させる素敵な雰囲気。
怖いけど。
(2011年7月13日の日記)
おもしろ過ぎてつまんないっ!
原作少年サンデー2011年7月20日(34号)「境界のRINNE」第106話「デートではない!」

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帯まで桜なカラーの表紙、でもちょっと桜が厚化粧に見えない気がしないでもない今週号。
残念だったのがお化け屋敷の中での出来事ということで、黒塗り部分が多いせいか、紙面がとっても汚かったこと。
あと表紙にせっかくだから、鳳と翼も浴衣姿で登場させたかった。
これだとまるで、りんねが桜を狩ってるように見えないこともない(笑)。
コミック次の表紙はこれで決まり!みたいな・・・?

さて本編は期待通りのおもしろさ。
小細工するやら道具を使うやら大活躍の翼と鳳。
互いが気になるりんねと桜。
死神道具の墓石迷路まで登場して、いいぞ鳳、もっとやれっ!みたいなノリになったところで、あれ?おしまい?

このまま引っ張って3話か4話に仕上げて欲しかったな、つまんない。
りんねと桜も疲れただけで、ほのぼのトークもなかったし。
なんかまだまだ描けるのに、期限があったので終わっちゃいましたみたいな性急さを感じる。
来週が「最新単行本、W発売記念!!センターカラーで登場!!!」で新しいエピソードにしなきゃならなかったせい?って思ったけど、さすがにそれは考え過ぎか。

むしろお化け屋敷を来週に持って来てたっぷり描いて欲しかった。
墓石迷路にみんなして迷ってるのが楽しいのに、あっけなく合流しちゃったし。
最後の部分(翼と鳳が互いを間違えるところ)はそのままでいいとして、もっとギャグを!もっとドタバタを、もっとラブコメを!
ただ、りんねと鳳が浴衣姿で死神のカマを構えるところ(154ページ)はかっこ良かった。
次ページの堕魔死神を退治してザ・・・と降り立つ→「終わった・・・」なりんねも、時代劇みたいで素敵。

着物姿は浴衣に限らずどんどん披露して欲しいけど無理だろうか。
「境界のRINNE 戦国編」とか「黄泉を斬る!」とか「冥界にて」みたいなサイドストーリー。
必殺仕掛人みたいな姿のりんねの話も読んでみたい。
桜も日本髪の江戸娘が似合うはず。

なんとなくお墓に自分の名字を探してしまったけど、残念ながら見つからなかった。
でも「早乙女家→乱馬」「四谷家→怪談」のように連想ゲームみたいな感じで楽しかった。
声優さん揃い踏みみたいなのもあってちょっとドキドキ。
ナムコナンジャタウンのお墓の神経衰弱みたいなのも思い出した。

暗闇花火もいい仕事してたし、「スケベ心」で魂抜かれた翼と鳳もいい感じ。
でもこの後、159ページまでドキドキワクワクさせといて、さあ次はどうなる?ってページめくったらあっさり終了。
つまんないのですっ!。
普通だったら、この「事件はまだ終わっていなかったのです。」で次週に続くのはずなんだけどなあ・・・。

「なんで最初から鳳と・・・ いつもなら私にひと声くらいかけてくれるのに。」
自分の事は置いといて、ちょっぴり気にする桜だったから、最後になんか言って欲しかったし。
邪魔者は消えて(失礼!)2人で少しは楽しもうよって私もいい加減しつこい(笑)。
仕方ないので次週に期待。
このおもしろい話を削ってまで(勝手に解釈)の新章ですからね、楽しみにしてますよ?高橋先生!

ところでさっき書いた「最新単行本、W発売記念」、私は知らなかったのだけど、「境界のRINNE」8巻の他に高橋留美子傑作集「運命の鳥」も出ていたのだった。
(コミックりんねの帯についてて気がついた。)
6話掲載で、全て読んでるはずなんだけど、タイトルだけだと内容ほとんど思い出せなかった、情けない・・・。
あれ?私の大好きな「星は千の顔」は?掲載別か・・・。
ああいうのは単行本出す時どうするんだろ。

それはさておき、一冊まとめて読むと、それぞれを単品で読んだ時よりずっとおもしろい。
テーマの書き分けがはっきり見えてくるからだろうか。
それからりんねの8巻は、死神翔真登場篇がメイン。
でも一番面白かったのは、やっぱり「フレンドリースクエア」でしょ、鳳万歳!
翼と鳳の恋は実らず終わるだろうけれど、彼らがいるから「境界のRINNE」はおもしろい。
(2011年7月21日の日記)
暑い夏にはホラーが一番!
原作少年サンデー2011年7月27日(35号)「境界のRINNE」第107話「アツアツ」

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特に雪女が登場するなら涼しさ倍増!

とその前に先週大きな勘違い。
サンデー最終ページの「最新単行本、W発売記念!!センターカラーで登場!!!」の煽りは予告じゃなくて、34号106話の紹介だった。
今週読み始めてすぐ、カラーじゃない表紙で気づいた私。
中身も特に気負いもなくまったりした内容にも気づいた私。
だったらやっぱりお化け屋敷にもっと気合の引き伸ばしが欲しかったな・・・。

表紙の四角く切り取られた雪景色を覗き込むりんねと桜。
あれ〜なんか見たことある、このシチュエーション。
なんだったかなあ、映画かなあ、ホラーかなあ。
あっ、ジャック・ニコルソンの「シャイニング」と映画の「魍魎の匣」だ。

全然違うのになぜかパッケージ思い出した。
まあ冷蔵庫開けたらいろんな物が入ってるのはホラーの定番だから。
って全然関係ないけど。
でも見るからに涼しげで、今週のりんねに期待大。

ところが開いてみれば、ばてばてな桜とダウン中のりんねと六文、暑さ倍増。
りんねの部屋って見るからに暑そうだもんなあ。
鳴きまくるセミに、さらに暑さ百倍。

上半身裸なりんねだけど、桜もこっちも見てて恥ずかしいどころか暑苦しいだけ。
本当は夏休みで会えない二人、事件があって良かったねな展開のはずなのに(笑)。
桜が見つけたのは邪気を発する呪いの冷蔵庫。
でも電源入れなくても冷え冷え、なんてエコ。
さすがのりんねも目が曇ったか、何の疑いも持たず、部屋に運んでくる。

早速水を冷やそうとしたけど、開けてびっくり、冷蔵庫の中にいたのは雪女風ネギ女。
なんか昔のマンガにいたような、綺麗で冷たい雪女風。
雪国生まれの雪女風ネギ女、昔食べそびれてしまった鴨ナベに執着するあまり、成仏できないらしい。
先日読んだ「運命の鳥」にもあったなあ、大トロさん、フカヒレさん、和牛さん、イベリコさんに蟹江さん。
今回は鴨ナベ、カニナベ、マグロのネギ間ナベ、スキヤキだって。
高橋先生もしかしてとっても食いしん坊?

ここであれっ?と思ったことが一つ。
「ネギ間ナベ」、私の記憶に間違いがなければ、「ねぎま」は「葱と鮪(ネギとマグロ)」の短縮で「葱鮪鍋」と書いて「ねぎまなべ」と読むと思ったんだけど。
今ちょっと調べてみたら「葱間」と書く「ねぎま」は、肉とネギを交互に串に刺した串焼きの事を言うそうだ、焼き鳥にあるタイプ。
イラストはどう見てもマグロなので、コミック化される時に「ネギ鮪ナベ、ネギまナベ、ネギマナベ」のどれかに変えられるかも。

それはともかく一家に一人欲しい雪女風ネギ女、おとぼけ具合もお気に入りで、準レギュラーになって欲しいくらい。
熱々のネギラーメンを鼻で笑うとことか、冷え冷え攻撃強すぎて、自分も遭難しそうになるとか。
「に〜く」コールでお箸カンカンとか、ネギ鉄砲合戦とか、最後に雪で和んで成仏したとことか。
結局今週のりんねはかっこいいとこ皆無で、完全にギャグキャラ、桜が仕切った気がしないでもなかったけど、おもしろかったので良しとしよう。

今週号の暑い場面は、紙面から熱気が湧き上がってくるような本気の暑さ描写で、部屋の気温が2,3度上がったような気がする。
思わず立ち上がって冷蔵庫を開けた。
麦茶とビール、どっちにしよう。

余談だが、私が夢中なゲームの一つ「戦国BASARA」には、ネギを刀に使う武将片倉小十郎が登場する。
しかも声は「犬夜叉」奈落の森川智之さん。
それだけに雪女風ネギ女と片倉風ネギ男のツーショットが頭に浮かんで笑えて困った。
(2011年7月27日の日記)
夫婦みたいに夏休み
原作少年サンデー2011年8月3日(36・37合併号)「境界のRINNE」第108話「さまようスイカ」

          ☆          ☆          ☆

前回みたいに桜が持ち込んできたわけでもない事件。
なのに私服着てりんねの部屋で隣に座って一緒に話聞いてて、話よりスイカなりんねに突っ込みを入れる桜。
まるで長屋のおかみさん、じゃなくて六畳一間の新婚さんな雰囲気なんだよね、これが。
翼や鳳と違って、りんねと桜は常にときめきモードじゃないところが魅力だ。

話自体はスイカの霊とか(うる星やつらで見たような)、ハロウィン仕様なスイカ霊とか(年上の女性が好きなイケメン先輩とか)、子供3人が憑かれるとか(4人で憑いてたけど)いずれもどこかで見たようなシチュエーションの集大成といった感じでさほどおもしろいとは思わなかった。
っていうか、おもしろい時がおもしろ過ぎるんだよなあ・・・。
お化け屋敷に雪女風ネギ女と続いてスイカ霊だとちょっとインパクトが弱かった。

ここは微妙に「高橋留美子劇場」の雰囲気を醸し出している商店街のおじさんたちと、それなりに悩みを抱えていた子供時代に戻る感覚と、スイカを堪能なりんねをそれぞれ単品で楽しんだ方がいいような感じ。
あと相変わらずのネーミングがおもしろかった。
祭田ゴウに祭田ハナビ、柿氷レイまではわかるけど(祭田Go君、祭田花火ちゃん、柿氷冷君だよね?)、夏川ジュンが謎。
検索したら同じ名前のグラビアアイドル発見、しかも「ジャンプ」出身、なにゆえ登場?

今回も霊は望みをかなえて無事成仏、じゃなくて消滅。
あとはりんねと六文がスイカの食べ過ぎでおなかを壊さないように祈るだけ(笑)。
そして残念ながら、高橋先生も夏休み、「境界のRINNE」も夏休み。
ゆっくり休んでくださいね。

今週は他に「ハヤテのごとく!」と「月光条例」がおもしろかった。
マリアの次は伊澄が好きな私です、特に方向音痴なとこ。
(2011年8月3日の日記)
パンダの力で読み切った
原作少年サンデー2011年8月17日(38号)「境界のRINNE」第109話「イベント」

          ☆          ☆          ☆

今回は歌川ミソラの面影が回り燈籠のように脳内を駆け巡ったエピソードだった。
淡々と読んでたけど、途中でニマニマ、最後までニマニマしながら読み切ることができたのは、パンダのおかげ。
らんまによく出るパンダも、目がないだけでこんなに可愛い!しかもこんなにたくさん!
パンダ好きにはたまらない!
今回だけは桜の可愛い水着姿も、桜の可愛さに感想のないりんねに対する不満も、パンダに負けた。

というわけで、
1、ストーリーにメリハリがある、もしくはしんみりほのぼのさせる。
2、ゲストキャラが超魅力的、もしくは超目立つ。
3、翼や鳳が出て来てかき回す。

のどれもがないと、さらっと流れ過ぎて、春の小川のようなエピソードになってしまう典型的な例。
後でコミック化された時、「ああこんなエピソードあったなあ」って思い出すような感じ?
りんねも桜も、自分たちが目立つキャラではないので、ネタ作りが難しそう。
騒げばいいというものではないけれど、最近おもしろいエピソードとそうでもないエピソードの差が開いてきたような気がするのは気のせいか?

最後の桜のテレビデビューは楽しかった。
そういえば最近私の大好きな「奇跡体験!アンビリーバボー」で心霊(写真)特集全然やらなくなったのが何気に寂しい。
なんでだろ。

また、この後「月光条例」読んでたら、突然「うしおととら」でテレビデビュー?を果たして大喜びのとらを思い出し、「うしおととら」を引っ張り出してまた読み泣いた。
「まったり」もいいけど、やっぱり私は「勢い」が好きだなあ・・・。
今週は他に「ハヤテのごとく!」がおもしろかった、ナギはほんとに凄いなあ。
(2011年8月23日の日記)
契約黒猫大集合!
原作少年サンデー2011年8月24日(39号)「境界のRINNE」第110話「黒猫段位テスト」

          ☆          ☆          ☆

今週のタイトルを見て、「犬夜叉」の七宝大活躍の「狐の宿」編思い出した人、多いんじゃないかな?
あれは本当におもしろかったし可愛かった。
それだけに期待も高まったけど、期待を裏切らないおもしろさだった。
というよりおもしろさへの期待高まる1話めだった。

主役となるのが契約黒猫なだけに、翼の代わりに架印が登場。
白状すると、最初に登場した時の架印って、かっこいいだけでおもしろみのない、目立たないキャラに見えた。
アヒルの着ぐるみ着たって騙されないぞ、くらいに思っていたのに、こんなおもしろキャラだったとは!
りんねとキャラが被ってるだけに、2人揃うとマイナスなのではと思ってたのに、「マイナス+マイナス=超プラス!」の陰険漫才。

そこに鳳が加われば、黒猫ちゃんたちそっちのけの楽しいバトルが堪能できる。
黒猫試験は、「まあ猫だしね〜」くらいの感想で(笑)、外野の会話を楽しく読んだ。
六文が限りなく常識ある黒猫に見えたくらいだろうか、可愛いし。
そういえば、翔真の黒猫黒州は受けないのね。

あれだけ完璧だと受ける必要ないのだろうか、お金持ちだし。
それとも試験が夜(契約時間外)だったのだろうか、それはないか。
次回はご主人様と契約黒猫共闘バトル、わくわくしながら待てそうだ。

今週は他に「ハヤテのごとく!」と「月光条例」がおもしろかった。
「月光条例」は話が進むとおもしろくなる。
(2011年8月24日の日記)

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