「境界のRINNE」感想(第141話〜第150話)
りんねのカマが鉄砕牙化?
原作少年サンデー2012年4月11日(19号)「境界のRINNE」第141話「囁姫」

          ☆           ☆           ☆          

表紙を見てりんねのカマも鉄砕牙みたいに進化していくのかと思った。
赤くなったり黒くなったり、そのうち竜鱗のカマとか(笑)。

そうではなくて、持ち主を選んで囁きかける銘品、伝説のカマ「囁姫」の登場だった。
カマはりんねを選んだのに、架印がやって来て囁姫を奪い取る。
カマがりんねを選んだのにショックを受けていた架印だったが、なんとカマは架印にも「囁きかける」。
なんか怪しいぞ、このカマ・・・。

そしてりんねと架印の囁姫を巡る仁義なき戦いが続く中、現れたのは三日月堂の零不兎と来兎、久しぶり。
この兄弟が出ただけで、囁姫が「銘品」ではなく「迷品」であることがわかる。

その実体は、内臓のマイクで誰でもいいから囁きかけ、しかも持つ主を惑わすフェロモンを出し(またフェロモンだよ、笑)、三日月堂のワックスのCMを流し、というせこくもとんでもない代物。
一気に「恋」が冷めたりんね、カマも三日月堂に戻って一件落着。
前回までの盛り上がりの後の一段落、ふわーっと流し読みして終わるかと思ったら、最後の最後、鳳が出て来て一気に笑った。
いいなあ、この子(笑)。

ところで高橋先生の最近のお気に入りは「ニッチェ」だとか。
女性のお笑いコンビだそう。
次にイベントある時のゲストはニッチェかな?

今週は他に「ハヤテのごとく!」がおもしろかった。
私も自転車乗れるようになるまで苦労したな、って小学生の頃の話だけど思い出した。
「月光条例」はどんな結末が訪れるのか、この期に及んで未だに物語に入り込めずにいる。
(2012年4月11日の日記)
遂に激突!鳳とれんげ
原作少年サンデー2012年4月18日(20号)「境界のRINNE」第142話「破局セット」

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れんげと鳳が遂に対決!と言っても実は2人は小学校時代のクラスメートだった。
いい加減な鳳に几帳面なれんげが散々迷惑かけられたって、前に「うる星やつら」でもあったような。
あの時は、子供時代のランがラムに迷惑かけられていたような気がする。

でも派手で激情型の鳳と古風でクールなれんげの火花を散らす対決は、予想以上におもしろかった。
桜だと顔も反応も曖昧なので、れんげも暖簾に腕押しみたいな歯がゆさがあったけど、これはいい。 鳳も生きるしれんげも生きる。
いつもこれだと困るけど、鳳(と翼)は「境界のRINNE」の必需品。

さて、相変わらず騙されて買わされたまがい物「破局セット」を持って学校に来た鳳。
りんねも大人しく授業に参加しているれんをげ見張るために授業を受けている。
鳳はたぶん桜を狙ったんだろうな、被害を受けたのはりんねだけど。
燃えてるりんねに対する翼とれんげの反応が微妙におもしろい。

バカだけど金持ちの鳳と、貧乏だからひがんでいたれんげ?
それはちょっと違うと思う(笑)。
頭が良くてエリート校合格間違いなしのれんげが、鳳をバカにしていたというのが本当だろう(と鳳が言ってた)。

そんな2人の久しぶりの対決は、お互いの恥をさらしの応酬から、カマで殴り合いに、ちょっと怖い。
しかも「鳳・れんげ両者の転落人生には、りんねの父・鯖人が深く関わっている」から、りんねはこそこそ逃げるしかない。
なんとなく見てる翼がここでもおもしろい。

喧嘩の後、鳳の忘れた破局セットを見つけたれんげ、鳳がりんねを好きなことに気付いて一計を案じる。
これぞ破局セットの正しい使い方、鳳は見事に引っかかる。
でもこんなまがい物使って紛らわしい計画立てなくても、鳳に誤解させるなら、もっと簡単にできそうな気がするけれど。
りんねとれんげの仲を誤解して、れんげを呪えば「誰に」災いが降りかかるのか。

破局セットも一筋縄ではいかないようなので、意外と翼に災いが降りかかったりして、それ希望(笑)。
鳳に誤解されても冷静なりんね。
これが見たのが桜だったらもっとあせってただろうけど。
そう考えると、鳳がちょっと可哀そうかも。

今週は他にハヤテの西沢さんの夢がおもしろかった。
夢ぐらい自分に都合のいいように膨らませればいいものを、どこまでも転落人生に陥ってしまう、ハヤテどれだけ貧乏神か。

最終ページのフリーコメント。
高橋先生が「好きで通っていたイタリアンのレストラン」が、都会に引っ越してしまったとか。
高橋先生はイタリアンが好きなのか、初めて知った。
(2012年4月18日の日記)
りんねも桜も蚊帳の外
原作少年サンデー2012年4月25日(21・22合併号)「境界のRINNE」第143話「偽りのカップル」

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桜って少年漫画のヒロインとしてどうよとずっと思っていたのだけれど、表紙のカップルのようなりんねとれんげを見てると、とっても場違い。
良くも悪くも桜の個性に慣らされたのか。
普通にれんげの方が可愛いと思うのだが、ヒロインぽさが感じられない、この不思議。

そして今週鳳が濃い、いつも濃いけど特に濃い、顔まで濃い(笑)。
受けて立つれんげの方も、賢い娘のはずなのに、なんだかだんだん鳳化してきてるようで、2人の争いもだんだん低次元化して来てるような。
そんな激突のそばでは桜も翼も、被害者であるはずのりんねですらとっても影が薄い、そこが笑える。
鳳とれんげ、相性最悪と言えばいいのか、ある意味最強と言えばいいのか、このままいつまでも続けてほしいほど。

破局セットがそんな2人にまたぴったりで。
りんねと鳳の破局というより、鳳とれんげのすでに破局の極致にあるものを、さらに追い打ちかける仕様が良い。
あと、りんね目線のストーリー(れんげ作)もベタだなんて言葉が今更出てくるほどベタの極致でこれも良い。
大体恋人同士でもないりんねと鳳だし。

「実はつきあっていない私とりんね」が何故か男性女性のトイレマークのようになっているのはご愛嬌?
鳳に降りかかった「災い」が「災」と書かれたたらいであることもご愛嬌?
今まで翼が対象だったいろんな災いが全て鳳に降りかかる時点で可哀そうやらおかしいやら。

ところが蚊帳の外だった翼や桜にも、災いの降りかかる危機が!
しかも大災厄だって(ドキドキ)。
テンポ良く楽しませてくれた鳳とれんげの激突は、桜や翼、もちろんりんねも巻き込んで、さらにおもしろくなりそうな予感大。

今週は他に「ハヤテのごとく!」と「史上最強の弟子 ケンイチ」と「鋼鉄の華っ柱」がおもしろかった。
「史上ー」は寡黙な男の死闘なだけに、目からビームも出ないし、目のやり場に困るアングルもなく、気持ちよかった。
逆鬼師匠もかっこよかったし、懐かしの叶翔が再び登場。
ジュナザードも仮面が取れて素顔が見れたし、ここはかなり迫力がある。

そして「月光条例」。
後半月光の存在が意味を持ち始めた頃から、作者の想いがストレートに伝わってこないもどかしさばかりが強かった。
壁の向こうで何かが起こっている、知りたいのに壁を壊せないもどかしさにもようやく慣れた頃、もうすぐ終了か。
それはそれでたまらなく寂しい。
図書委員と高瀬露。
そこに何かが起きて欲しい。

そして高橋先生。
先週は近所のイタリアンのお店が引っ越し、今週は近所のCDショップが潰れたとか。
高橋先生は一体どんな所に住んでいるのだろう・・・。
来週のフリーコメントがちょっぴり心配。
(2012年4月25日の日記)
鳳 見事なバンカーショット!
原作少年サンデー2012年5月9日(23号)「境界のRINNE」第144話「縁切り神」

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終わっちゃったのかな?
これで鳳とれんげの低レベルな喧嘩は終わっちゃったのかな?なら残念。
今回もスピーディーで笑えて、阿呆なおもしろさは健在だった。

今回は桜もなにげに活躍、淡々としていながら話のスピード感を壊さないのはさすが。
ちんまり出してきたのは、「初期の災いは購入者に降りかかるだけだが、五回連続間違えると関係者全員に大災厄が!」の説明書。
見事なほどりんねとれんげの間に、恋のかけらもないのが笑える。
鳳が気絶してるのに、気にも留めない桜にも。

そしてがんばってるりんねより笑えるのが、時折ちょっかい出す翼。
今回はりんねと桜を絵馬形で囲み、恋愛成就の絵馬をコードでつないで(笑)たたき割ろうとする、鼻歌付きで。
この鼻歌がツボにはまった、なぜだろう。
そして当然実際にたたき割ったのは鳳。

これが見事に五回目になり、みんなを襲う大災厄、これも(笑)をつけたい仕様。
みんなが引きずり込まれたのは、アリ地獄ならぬ、アリ地獄もどきの大厄神縁切り神の巣?だった。
見た目は変だけど、確かに襲われるのは大災厄。
巨大な縁切りバサミで人の持つ男女のご縁をすべて断ち切るなんて恐ろしい。

つまり一生恋人も結婚もできなくなる。
なるほど同性の友達はできるのか。
さすがの桜も怖がっているように見える・・・かも。
ここの鳳の「ふっ。」の顔も好き。

自分の縁は捨て置いて、桜の縁を心配するりんねが健気だが、ここは鳳がかっこいい。
「私の所有物よ!」が今週のベストカット。
くだらないけどおもしろい、この展開はもうしばらく続いて欲しいなあ。
それから高橋先生のコメント、眠気覚ましはフリスクとか。
早速明日買って来よう(笑)。

今週は他に「ハヤテのごとく!」がおもしろかった。マリアさんは私の憧れ(笑)。
そして「月光条例」。
ここで図書委員が大きな意味を持ってきたのは嬉しい、でもなぜここで作者がこんな形で顔を出すのか不可解。
前半の凄絶さの感動が、一気に冷めた。
(2012年5月9日の日記)
肩が重くて片思い
原作少年サンデー2012年5月16日(24号)「境界のRINNE」第145話「肩が重い」

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なんかこう・・・使い古された感のあるベタなギャグを、まったり楽しく見せてくれるなあ、この漫画。
今週も鳳もれんげもいないけれど、先週までのおもしろさのラインを崩さずに読ませてくれた。
鳳とれんげは読者の見えない所であくなき戦いを続けているのだろう。
なにげに翼も巻き込まれているだろう。

今回の被害者は野球部エースの星飛雄馬じゃなくて干(ほし)リュウマ。
最近CMで見かけることが多いので、そこから思いついたネタなのか。
りんねと桜が見ると、リュウマの腕に少女の霊がしがみついていて、そのために肩が重くて、というより腕が重くてうまく投げられない様子。
取り憑かれているというよりも幸せそうな少女の雰囲気が気になるところ。

この霊も可愛いし、マネージャーの橘レミさんも和風な美人でいい感じ。
そのマネージャーが少女の霊を見て2人?の仲を、誤解してしまう。
この少女は昔の野球部のマネージャー。
完封したら伝えたいことがあるとの約束を信じて、負け続けるチームを見守り続けていた。

やっと勝ったと思ったら、このパターンがりんねには多いなあ(笑)。
でも
「気がついたらまた、ベンチにすわってた」
からの一人語りがギャグにはあるまじき切なさで。

ベンチに向かって告白の練習をしていたリュウマもリュウマだが、コンタクトをなくしたためにリュウマを彼と勘違いした彼女も彼女。
と思ったら、彼女の勘違いにはちゃんと理由があった。
ところでコンタクトレンズってそんな昔から日本で発売してたわけ?
調べてみたら日本では1970年代頃発売開始になったようだ。

それなら野球部の監督になってる男性が当時のエースだった頃にコンタクトが普及してても違和感ないか。
驚いたのはコンタクトの原案を、かのレオナルド・ダ・ヴィンチも考えていたということ、さすが天才。
最後はリュウマにとっても監督にとってもちょっぴり苦い結末となったが、彼女は成仏。
名前を付けてあげたかったなあ。

霊だから落としてたコンタクトをそのままつけても大丈夫なのかもしれないが、以前使ったことのある私にはこれはちょっと怖かった。
なんか土にまみれてそうなコンタクト・・・。

今週は「史上最強の弟子 ケンイチ」が佳境に入り、「月光条例」はお休み。
余談だが、「高瀬露」が実在する人物だったことを最近知った。
宮沢賢治と関わりのある女性で、物語の中のセンセイと露の関係は、形だけなら賢治と露のようなものだったらしい。
けれど、物語の中の露にはせめて幸せになって欲しい、図書委員工藤伽耶がどのような形で結末をつけるのかが一番気になる。
作者が現実の「高瀬露」に対してどのような思いを抱いていたのか、「月光条例」の露を見届けた後で、現実の露を調べてみたい。

この伽耶の名前にも意味はあるのだろうか。
調べてみたが、国の名前しか出て来なかった。
(2012年5月16日の日記)
ときめき合戦
原作少年サンデー2012年5月23日(25号)「境界のRINNE」第146話「追跡と再会」

          ☆           ☆           ☆          

ときめき合戦、何にときめいたかと言うと「境界のRINNE」と「月光条例」。
素敵な恋を2つ見た、笑える恋と切ない恋と。

まずりんね。
フリーな美形の最後の砦、架印が遂にれんげと出会ったぞ、って思ったらなんと2人は顔なじみ。
それどころか架印は、れんげの恋の相手だった。
絶賛片思い中!

架印の敵、だまし神になってしまったことを隠そうと頑張る姿がまるで鳳。
架印に正体を知られたと思って逃げる姿もまるで鳳。
可愛いんだけどバカっぽい(笑)。
例によって鈍感な架印は何も気づかず、結局りんねが疑われるが、そこはりんねの男気で(笑)。

次週は是非鳳と翼も参戦して、危ういれんげ、危険な恋の綱渡り編で。
と思ったら、次号は連3周年突破記念載!!!!!!(!の六連呼!)
りんね濡れ衣編はまだまだ続く、楽しみ楽しみ♪
3周年突破記念プレゼントもあるとのこと、乞うご期待!

そして「月光条例」では図書委員の工藤伽耶が遂に月光に想いを伝える。
「うしおととら」もそうだけど、私はヒロインの明るく元気な麻子やエンゲキブよりも、控えめな真由子や伽耶が好きになる。
だから伽耶の恋を応援したい、だけど無理だろうなあ、そう思っていた。
でも素敵だった。
図書委員といる時の月光が一番好きだった、って完結してどうするって話ですが。

でも月光の言葉にもう一人の少女が浮かんでくる。
エンゲキブが高瀬露?
そうであって欲しくは・・・ない。
というか、エンゲキブが月光を好きな時点でエンゲキブもまた露ではないか。
月光が宮沢賢治だったという展開でもなければ・・・。

おまけのときめき。
若き日の逆鬼師匠のパーカー姿(笑)、以上。
(2012年5月23日の日記)
もしかして両想い!?
原作少年サンデー2012年5月30日(26号)「境界のRINNE」第147話「疑惑」

          ☆           ☆           ☆          

めでたく連載3周年記念図書カードプレゼント付き巻頭カラー!!!!!!!!!!
予告では6個だった「!」が10個に増えた、大盤振る舞い。
オールキャスト勢揃いの表紙、さすがに桜母や架印母や鳳姉は出て来ないか。
そうなると意外にレギュラー陣は少ない感じ。
桜のクラスメートや先生たちもそれなりにキャラが立っているのでもっと多く感じてたのかも。

さて、早くも架印とれんげのカップル決定か。
れんげのためには嬉しいけれど早すぎる。
もうちょっと鈍感な架印と空回りする(ごめん)れんげを楽しみたかった。

うかうかしてると主役の座を架印とれんげに取られそうなりんねと桜。
りんねは恋とは別の部分で頑張ってるし、桜はれんげの突っ込み専門だし。
それはそれでおもしろいけどね。
桜は相手が暴れれば暴れるほど自分も引き立つタイプ。

りんねとれんげの見事な連携?にある噂を思い出した架印。
全く尾ヒレがついてない、というか少しは尾ヒレをつけようよ状態な噂はれんげの真実。
「見ていた人が噂してるんでしょーね。」は六文の突っ込み。

れんげの恋心を応援すべく、りんねは立ち上がる。
予算は700円。
依代人形500円、依代シール10円、そして残り190円は稲荷寿司!にしか見えないんだけど(笑)。
追跡狐ならわかるけど、タロもジロも犬だしなあ。

普通に身代わり人形がりんね父鯖人にでも変身して濡れ衣着せるのかとも思ったけど、あの人形では無理っぽい。
でもここは架印があえて騙されて(あげて)、ときめくれんげの恋心をもう少し楽しみたい。
鳳とは大喧嘩、でも架印の前では猫かぶる、みたいな。
翼の前では高飛車な女王様、でも架印の前ではしとやかなお嬢様、みたいな。
りんねの前では傲慢に、架印の前では控えめに。
桜には突っ込まれ、そんなれんげが私は好きだ。

今週は他に「ハヤテのごとく!」と「鋼鉄の華っ柱」がおもしろかった。
「月光条例」はどうしても工藤伽耶ばかりが気になってしまう。
(2012年5月30日の日記)
ならばよし!
原作少年サンデー2012年6月6日(27号)「境界のRINNE」第148話「あの頃のまま・・・」

          ☆           ☆           ☆          

ちょっと前に「蒼天航路」を読んでたせいか、今週のりんねを読み終えた後、浮かんだ言葉はこれだった(「ならばよし!」は曹操の口癖)。
架印とれんげの「境界のRINNE」乗っ取り計画も順調に進行中、そんな言葉も浮かんでくるほど表紙の2人も素敵だし。

依代人形撃沈は予想通りだとしても、パックの中身が餃子だったって言うのは何のひねりもない感じ。
他人のお金でも血の涙を流すんだな、りんねは・・・。
でも190円で餃子4個は安すぎです、あんなちっこい餃子なのに。
りんねは買う店間違えたって主婦の立場で言ってみる。

ここで意外なゲストが登場。
りんね父がやって来て、財布をゲット。
それで去るかと思いきや、「わがだまし神高校女子部トップ合格の秀才、れん・・・」
ここまで言われて気づけよ架印。

ラーメン屋さん以外で鯖人が出ると、私のテンション著しく下がるんだけど、今日は良かった。
絶妙のタイミングで出て来て絶妙のタイミングで引っ込む、もう最高。
そして桜は「架印もあなたの事好きかも・・・」
「そんなわけないじゃない・・・」のれんげが可愛いなあ、この顔は弥勒の事を指摘された時の珊瑚の顔だ。

れんげの一撃を受け、気絶して目覚めた架印はうまくごまかされたよう。
でもいわゆる「告白」をしてのけたれんげに架印は「無理だ」と言う。
この時の顔って、二股発言の時の犬夜叉の顔だ。
架印の託した夢、それは自分がなれなかったエリートにれんげがなること、ただそれだけ(笑)。
失恋のれんげの横顔、また珊瑚だ。

今回は本当に全てが絶妙で、れんげには可哀そうだけど、片思いの仕切り直しで楽しみが増えた。
最終的には素敵なカップルになると思う、がんばれれんげ、ってもうがんばってるか。
あと六文たちの突っ込みもさえまくりで楽しかった。

「あんた、本当に架印の事好きなんですか?」六文ちょっと目線が上だよ(笑)。
「なにか・・・躊躇とか容赦とかいっさい感じられんな。」byりんね。
「そーゆー感じの夢だったんだ。」by桜。
「1ミリの恋心もないようだ。」by六文。
「完全な思い過ごしだったな。」by桜、でもここ台詞りんねの間違いじゃ?もしくは「思い過ごしだったね。」とか。

そして最後。
「活動再開した。」by桜。
「早いな。」byりんね。

感心してる場合じゃないです。
りんねも桜もがんばって!

今週は他に「鋼鉄の華っ柱」がおもしろかった。
「史上最強の弟子 ケンイチ」はジュナザード、死ななくてもいいのになあ・・・。
(2012年6月6日の日記)
六文vs六文
原作少年サンデー2012年6月13日(28号)「境界のRINNE」第149話「リカバリークリーム」

          ☆           ☆           ☆          

来兎と零不兎、キャラは嫌いじゃないけれど、話がいまいちおもしろくならない不思議。
先週までがおもしろ過ぎたので、余計盛り上がらなかったかな?
「犬夜叉」の「狐の宿」や「宿り蛹」での七宝の活躍?を彷彿させる、おもしろくなりそうな雰囲気はあるのだけど、残念。

れんげ登場でドタバタのおもしろさが際立ってしまったから、今更まったりに戻るのは厳しいのかもしれないが、成仏系はまったりしててもそれなりにおもしろい。
結局来兎と零不兎でやってることは同じなので、「我がHANSEI」に勝るおもしろさは期待できないのかも。
その点成仏系は、やはりやってることは同じだけど、まだまだ引出しにネタは残ってる感じがする。
せっかく翼も出て来たのにもったいないなあ。

私は「うる星やつら」や「らんま1/2」は詳しくないが、あちらは登場キャラが多いから、エピソードごとに入れ代わり立ち代わりでもいいかもしれないが、「境界のRINNE」は「犬夜叉」の弥勒や珊瑚のように準レギュラーは出っぱなしの方がいいように思う。
特に翼とれんげはクラスメートだし。
いっそ鳳も人間の姿で「転校」して来てもいいかもしれない。
通常の成仏系でもせめてりんね、桜、六文、翼、鳳くらいは常時登場してほしい。

ところで先日「ひとりごと」で紹介した「犬夜叉」と「トキメキファンタジーラテール」のコラボだが、「公式サ イト」が更新されていた。
「犬夜叉」コラボと銘打っているが、登場するのは犬夜叉、殺生丸、弥勒のみの模様。
ゲーム中の動画も見ることできるが、「呪詛の仮面」より動きが自然なのが結構笑える。
好きなキャラで戦いながらどんどん進んでいくRPG、にジャンル分けしていいのかな?

コラボはゲームの中で犬夜叉、弥勒、殺生丸を使えるということらしい。
女の子向けのゲームということでこの3人なのか・・・。
今後鋼牙、奈落、サイトの原作絵に登場している蛮骨が使えるようになるかは不明。
さすがにこのゲーム自体興味がないが、「犬夜叉」にこういうニーズがまだあるとは嬉しい限り(サイトの曲もいい)。

今週は他に「ハヤテのごとく」と「鋼鉄の華っ柱」がおもしろかった。
「月光条例」はまさかエンゲキブがシェラザードってことはないよね?
いくらなんでもここまで引っぱっといて敵に回ることはないと思うけど。
最後に月光の背後に現れるシルエット、エンゲキブともう一人は誰だろう。
(2012年6月13日の日記)
心にしみいる生ぬるさ
原作少年サンデー2012年6月20日(29号)「境界のRINNE」第150「夢の相合い傘」

          ☆           ☆           ☆          

どうでもいいことだが、336ページの柱の文章、「傘」は「差す」ものなんだ・・・。

普通は「傘をさす」とひらがなで書くから何とも思わなかったが、「差す」だと頭上に掲げるというより刀みたいに腰に差してる感じがする。
誤字ではあるまいと思って調べてみたら、本来は別の漢字だったのが、その漢字は現在使われていないために「差す」の漢字が当てられたのだとか。
普通に「傘をさす美少女」の方が自然に見える気がするが(笑)、全くりんねは勉強になる。

それから表紙のりんね、せっかく桜と相合い傘なのだから、もうちょっと嬉しそうな顔すればいいのに。
照れてるように見えなくもないけれど。

さて本編。
れんげは今回お休みで、りんねと桜の王道成仏編。
れんげや翼や鳳がドタバタ暴れるバージョンと、りんねと桜のまったりバージョンが交代制で出て来ると、おもしろさにメリハリが出ていいが、このまったり編ですべるとちょっと悲惨なことになる。
でも今回は、相合い傘の九十九神の女の子が可愛くて良かった。
本体の方は可愛いけれど普通に元気なノリのいい子、霊の方は乱暴だけどしっとりした影のある少女。

彼女の名前は「笠原アイ」。
「あいあい」と「かさ」から取ったのなら、いっそ「傘原アイ」にしとけば良かったのに(笑)。
彼の「加田重井」くんの名前の変っぷりに釣り合うのでは?
もしくはこの名前、今回の少年よりも第145話「肩が重い」の干リュウマにつけとけばよかったのに。
彼こそ本物の「肩重い」くんだった。

っていうか桜、アイが名前読んだだけで「加田重井」の字が浮かんで来るところが凄い。
いくら変わった名前の多い学校といえども、桜の勘の良さは凄すぎる。
それはともかく、最後の最後に霊の目的がわかったところもくすっと笑えるなまぬるいおもしろさがあったし、今回のりんねは良かった。
「ドッペルゲンガー」なんて言葉がさらりと出て来る子って好きだなあ。

でも今回の事件は、りんねや桜が関わらなくても、そのうち勝手に解決してたような気がしないでもない。
要はアイが霊に出会いさえすれば良かったのだから。
もちろん相合い傘状態でっていう条件付きだが。
梅雨ならではのエピソードで鬱陶しさも吹き飛ばしてくれたかな?
除湿機5分かけたくらいには爽快になったかも。

今回は「ハヤテのごとく!」「史上最強の弟子 ケンイチ」「鋼鉄の華っ柱」が特に盛り上がりのない淡々としたパートだったので、読む方も淡々と読んだ。
おもしろくなかったわけではないが、ケンイチはクライマックスの後の余韻、ハヤテと鋼鉄は話の谷間って感じだった。
あと気になったのが「名探偵コナン」。
私は灰原哀がいるからコナンを読んでる灰原好きなので、今回の彼女の危機にはかなりドキドキ。
しかも子供から大人へ戻った時点でさらにドキドキ。
もしかしてコナンも終わりが近い?と思えばドキドキもクライマックス。

「月光条例」はエンゲキブの正体が明らかになったものの、隣りにいるのがなんていうか気持ち悪くて圧倒された。
エンゲキブがとっても綺麗で、前からこんなだったら好きになれたのになあって思ってしまったのが残念だった。
(2012年7月1日の日記)

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