「境界のRINNE」感想(第161話〜第170話)
和風ホラーなテイストで?
原作少年サンデー2012年9月12日(41号)「境界のRINNE」第161話「畳の手」

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期待通り?今回も畳から無数の手が出るちょっぴり和風ホラーなテイストだったが、さてどこで読んだか思い出そうとすると、何故か「トイレの花子」さんが出て来て邪魔をする。
トイレじゃないっつーの(笑)。
壁から手でもない、柱から手でもない、なんだっけ。

最初に読んだ時はさほどおもしろいとは思わなかったが、翌日読んだらなんだかやけにおもしろかった。
ちょっと落ち込んでいたからかな?
先日加藤弘一さんの「書評空間」で高橋先生の脳がオジサン脳になって来たなんて書いてあって笑ったけど、その言葉を象徴するようなエピソード。
お嬢さん方に座って欲しい踏んで欲しいのちょっと危ない純情少年型から、りんねの部屋では女を呼べですと?
一気にオジサン化してるじゃないですか、可哀そうなりんね。
「せっかく三畳間になると思ったのに」の六文の一言が心に染み入る。

でも今回の畳霊?なんか好きだなあ。
家にあったら困るけど。
千手畳霊と読んであげたい。
っていうかりんねも九十九シールをはいだら良かったんじゃ・・・。

正座の厳しさ痺れの辛さは私もよ〜く知っている。
情けない話だが、大事な人のお葬式で足が痺れて立てず、悲しむどころの騒ぎじゃなかったという哀しくも今は笑える遠い思い出。
表紙でお菓子に気を取られず、桜のお点前を覗き込んでるりんねがとっても可愛い。

ところで先日「散歩の達人」のバックナンバー2010年10月号をパラパラ見ていたら、11ページ御岳神社で専務似ぬみたいな眉毛犬 を発見した。
「専務の犬」みたいにはっきりくっきりではないが、確かにつながってる、これも笑えた。
それから阪神の金本選手の引退のニュースも気になる。
阪神ファンの高橋先生、来週号の巻末コメントはこの話題に違いない?

今週で「鋼鉄の華っ柱」が終了、かなり驚いた。
西森先生の最近の作品、最初はすごくおもしろいのに、途中でくるりと180度回転して、そのままコテンと最終回が多すぎる。
なんか告白の場面もえっ?て感じだった。
鈴がとても好きだっただけに残念。
西森先生、お疲れ様でした。

他には「ハヤテのごとく!」と「史上最強の弟子 ケンイチ」が普通におもしろかった。
(2012年9月13日の日記)
左手上げの金運招き猫
原作少年サンデー2012年9月19日(42号)「境界のRINNE」第162話「呪金箱」

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貯金箱ならぬ呪金箱。
表紙からして何やら鯖人の匂いがする・・・。
そこまでは読めていたけれど、招き猫は予想外だった(笑)。

招き猫と言えば真っ先に思い出すのが京極夏彦著「五徳猫」。
招き猫に関する薀蓄で右手を挙げている猫は金運を招き、左手を挙げている猫は人(客)を招くとされる。

ところがこの招き猫、左手をあげているから実はお金が集まらなかったというオチかと思ったらそうではなく、普通に金運の招き猫とされていた。
正しい意味で招き猫じゃないからか、それとも間違いかはわからないが、なんとなく間違いのような気はする。
(高橋先生はおそらく実際に招き猫を見ながら描いたろうからもしかしたら厳密なこだわりはないのかも)

お金を「強請る」と書いて「ねだる」と読ませているが、あまりおもしろい話ではなく、辛うじて招き猫のほのぼの感が和らげている感じ。
やっぱり私、鯖人とは相性が悪い。
一瞬出たれんげには笑ったし、父にはシビアなりんねも良かったが。

ここまで書いてふと気づいて「招き猫」で画像検索と通販サイトをのぞいてみた。
圧倒的に右手=金運が多いが、左手を上げて金運招きが全くないわけではなく、中には片手だけで金運と人を招くの両方のご利益のあるお手軽仕様もあった。
(ちなみに両手上げで両方招くのが一般的)

ただ高橋先生があえて圧倒的に少数派の招き猫を選ぶ意味も特にないから、やはりたまたま手元にあったかモデルに選んだのが右手上げの金運招き猫だったということだろう。
(2012年9月26日の日記)
仲がいいのか悪いのか
原作少年サンデー2012年9月26日(43号)「境界のRINNE」第163話「七日たったら」

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表紙の鳳(子供の頃)が可愛かった時点でおもしろいに違いないと思いつつ読み始めた今週号。
予想にたがわず、というより予想以上のおもしろさだった。
最後のオチが珍しくりんねが得をするというオチらしくないオチ?でそれがかえって新鮮だったり。
鳳とれんげの仁義なき戦いは息が合いすぎて他者の追従を許さず(笑)、ある意味最強のコンビだったり。
でもりんねと桜と翼とれんげはクラスメートなのだから、鳳も気まぐれ起こしてりんねのクラスに仲間入りしてもいいんじゃないかと思うけど。

鳳とれんげが死神小学校の呪い返しの実習で組んだことに始まる今回のエピソード。
いかにも鳳らしく、七日たっても開けるべき箱を開けなかったため、中に入っていた呪いの藁人形が巨大化してれんげを襲いに来る。
この呪いの藁人形がまた可愛くて、まるで表情、感情があるかのように見えるところがツボ。
「ずい」と入って来るところなど、それだけでにやりとしてしまった。

何も見えないクラスメートたちと、しっかり見えてるりんねたちの微妙な表情の対照もおもしろい、特に翼(191ページ)。
さらに「じー」とのぞき込んでる鳳の可愛さと容赦のないれんげ、子供の頃の2人の愛らしさ、避難しているれんげの部屋でごろごろしている鳳の暢気さと何もかもがいい。
こうなると残念ながら主役の2人と翼の影が薄くなるのは当然のことで、りんねがそれなりにがんばってたなあという印象。

ところで呪い返しだけど、きちんと手順を守らない場合、呪いは呪い主に戻って来るのが普通だったと思う。
だからこの場合は藁人形は鳳に向かうだろうと思うのだが、ここでは律儀にれんげを狙い、呪いの力が増幅する形になっていた。
しかもれんげが藁人形に鳳の髪も仕込んだら、今度は鳳を襲い始めた。
描かれてないが、鳳とれんげ、二人が呪いの対象ということでいいのかな?

鳳はともかく正統派美少女のれんげもこぶを作るわほっぺが腫れるわで高橋先生も容赦ない(笑)。
最後は割とあっさり消滅した藁人形、息切れしたかに思えたが、まあいいとしよう。
結局ストーリーが良ければ何もかもがおもしろいと言う典型のエピソード。
人を呪えば穴ふたつ、たとえそれが小学校の実習であっても、というわけで現在この実習は廃止されているそうです。

あと先生がちょっと高橋留美子劇場っぽくて楽しかった。
高橋先生の絵はモブキャラも好き。

藁人形と言えば思い出すのは横溝正史著「八墓村」や夢枕獏著「陰陽師」より「鉄輪」「生成り姫」だが、いずれも哀しくも凄惨な雰囲気を醸し出していた。
ゲーム「戦国BASARA」に登場する浅井長政の妻お市も武器に巨大な藁人形を使っていたけど、こちらは声が「地獄少女」の閻魔あいこと能登麻美子さんだけに、あまりにハマって笑ってしまった。
それに比べてあまりに可愛いりんねの藁人形、頼めば肩もんだりお掃除してくれそう、そしてことごとく失敗してくれそう(笑)。
一家に一体欲しいかも。

最後に高橋先生の苦手な食べ物が香菜でこれまたにやり。
シャンツァイ、つまりコリアンダー、私も苦手なんだよなあ。
エスニック料理自体は好きなんだけど・・・。
(2012年9月30日の日記)
楽しいリレー♪
原作少年サンデー2012年10月3日(44号)「境界のRINNE」第164話「魔の4コース」

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ストーリーがおもしろく、小ネタも楽しい体育祭。
表紙にれんげが加わるだけで、華やかさも2割増し。
鳳がいないのがとっても寂しい。
鳳も人間のふりして転入して、ついでに架印もクラスメートになればいいのに・・・。

りんね、翼、れんげはいかにもスポーツ万能に見えるけど、ぽやんとしている桜が選ばれるのはちょっと意外。
テニスやスケートもそつなくこなすし、運動は得意なんだろうが、そうは見えないのが桜の不思議。
最初は乗り気じゃなかったりんねとれんげが賞品のアンパンに燃え上がるのがすごくいい。
「貧乏人1」と「貧乏人2」、もしかしたら2人はプラスマイナスの心理性双子かも(笑)。

桜に続いてれんげもブルマー姿披露、なんとなく古めかしく感じるけれど、足が長く綺麗に見えるので何となく好き。
でも4人が練習用に選んだコースは必ずバトンパスに失敗すると言う魔の4コース。
その理由、逆走するランナー霊を4人の目は見事に捉える。
悪気はないのに問答無用のれんげが楽しい。

「六道」とりんねを呼ぶとこも好き。
アンパン獲得を声に出してしまうりんねも好き。
なんだかんだで愛嬌者のランナー霊も無事成仏、その間のごたごたが楽しく読ませる。
霊は無事成仏したものの、翼とれんげの仲の悪さでバトンパスに失敗、アンパンもらえずのオチがつく。

今回はランナー霊の影響か、みんなが表情豊かで、特に桜が六文成分も入っているのか、とにかく可愛かった。
桜が埋もれず、輝くのはどんな話の時だっけ。
りんねと2人より、むしろみんなでワイワイやってる時がいいのかな?
あとゲスト霊?の影響も大きい気がする。

余談だが、久々に「サンデー公式サイト」をのぞいたら、主要キャラの中にれんげの契約黒猫がちゃっかり載っていて笑ってしまった。
主要キャラか?味わい深くて好きなんだけどね。
おばあちゃん猫、名前はまだない。
(2012年10月23日の日記)
高橋先生誕生日
原作少年サンデー2012年10月10日(45号)「境界のRINNE」第165話「月に願いを」

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165話掲載のサンデーが出たのは10月10日高橋先生の誕生日(おめでとうございます!)。
タイトルもおしゃれに「星に願いを」じゃなかった、「月に願いを」。
今ビリー・ジョエルの「星に願いを」を聴きながら感想書いているけれど、ディズニー映画「ピノキオ」の主題歌、とっても好きだ。

ただ残念ながら、今回のエピソードはあんまりおもしろくなかった、★3つ。
三日月堂姉弟と相性が良くないのか、彼らが出る話はいまいちテンション上がらない。
それを裏切ってくれるほどのおもしろさが感じられなかった、残念。
一番良かったのが「守護霊の姿は後半で!」のとこだったし・・・。

「境界のRINNE」は「犬夜叉」と違ってストーリーがないようなものだから、ギャグが爆発するか不発に終わるかで感想がだいぶ変わる。
最近はほのぼの系も少ないし。
「高橋留美子劇場」で描かれるようなシニカルな笑いがあってもいい。
りんねは今青春まっただ中だから無理?いや全然そんなことない。
中年の悲哀のかけらが感じられるよ、りんねには。

見た目の割にまともな守護霊だったけど、このパターンはけっこう多いのでう〜んって首をひねっていては始まらない。
次回に期待。
どーでもいいことだが、この満月体型のうさぎさんのおでこに三日月があるのを見て懐かしの殺生丸を思い出した。
殺生丸、今頃どこで何をしてるやら・・・。
恋しいなあ、「犬夜叉」・・・。
(2012年10月24日の日記)
主役は狛犬!
原作少年サンデー2012年10月17日(46号)「境界のRINNE」第166話「謎の狛犬」

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高橋先生が描くと狛犬すらも愛嬌あるなあと思える今日この頃。
今回のエピソードは狛犬が主役!と思えるほど狛犬が可愛い。

まあ謎の巫女さんの生霊(榊あやめ)が翼を好きなのはわかった。
わかったけれど話が見えない、メインは次回。
とにかく今週は狛犬が全部喰っちゃっておしまいだった(笑)。

感想がそれで終わっては身も蓋もないので、お気に入り箇所を書きぬくと、

1、紙質が悪いせいか、狛犬が白目むいてるように見えて妙に可愛い(308ページ)。

2、桜とデート?の約束できて、スキップしてる姿がいつかのりんね。

3、いつものことだけど「翼くんうしろ・・・ ごめん遅かった。」

4、「たまにあるんですよ。
九十九神になりたててハシャイじゃって、」
意外にベテランぽいこと言う六文。
畠中恵「しゃばけ」シリーズのお獅子の根付を思い出した。

5、最後、りんねをがしがしかじってる狛犬。
一家に一匹欲しいなあ(笑)。

今週は他に「ハヤテのごとく!」と「月光条例」がおもしろかった。
ハヤテはなんだかドッキドキの展開+月光はやっと戻って来たって感じ。
月から戻って来たという意味ではなく、やっと読み込める物語が戻って来た。
このぐちゃぐちゃは、「うしおととら」では心地よかったが、「月光条例」ではかなりきつい。
何故だろう?
平賀さんと工藤さんの登場に感謝。

今週のクエスチョン。
朝起きて最初にすることは?
高橋先生「TVをつける。」
わーい、同じだ!
(2012年10月25日の日記)
すっとぼけたあやめさん
原作少年サンデー2012年10月24日(47号)「境界のRINNE」第167話「ご本人登場」

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れんげに負けない和風美人、翼に寄せるほのかな(見え見えの)想い・・・。
新レギュラー登場か!と思うにはおもしろいけど影が薄い。
そんな彼女、榊あやめ「ご本人」が登場。

前回の狛犬の方がおもしろさにインパクトがあり過ぎたか。
おもしろくなりかけて、その直前で不発に終わるこのまどろっこしさは何?
翼の鈍さと、素直じゃないあやめの行動がうまくかみ合ってない気がする。
そのかみ合わせの悪さがおもしろさにつながってないと言うか・・・。

でもおもしろく読みたいというこっちの欲求はむんむん湧いてくる(笑)不思議なエピソード。
キャラとしては可愛いんだけどなあ・・・。
次回は生霊がさらに暴走してくれるだろうから、そこに期待か?
と、ここで思い出したんだけどなんかこの話、82話「文箱の中」83話「数字の秘密」に似てるんだ(9巻参照)。

ストーリーは全然違うし、似てるとこと言ったら翼が絡む恋の話で翼がいろいろ被害を受けるというとこだけか。
でもあの話に出てくるヤヨイがやはり和風な美少女で、かなりおもしろく読んだので、今回の話にそこまで乗り切れないということか。
自分の感想を分析してみたところでどうにもなるものではないが(笑)、まあ原因がわかったので良しとしよう。
あやめも嫌いではないし、りんねと桜がうまくまとめてくれるだろうと期待している。

今週は他に「ハヤテのごとく!」と「月光条例」がおもしろかった。
最近気づいたのだが、私はどうも少年漫画っぽい戦うシーンが苦手らしい(「犬夜叉」など一部はは除く)。
だから今週の「史上最強の弟子 ケンイチ」や最近までの「月光条例」のような、ふんだんに戦うシーンばかりだとじっくり読み込めないという読み飛ばしてしまうというか。
今週の一寸法師のお姫様などはかなり魅力的に感じたし、おもしろく読んだ。
戦いの中で成長していくというような、熱血的少年漫画の部分は、性格的に受け付けないのかもしれない。

今週の先生方への質問、一緒に暮らすなら、どんな機能を持ったロボット?に高橋先生の答えは「すでにルンバと一緒に暮らしている。」
一瞬ルパンと読んで目が点になった(笑)。
調べてみたらお掃除ロボット、なるほど。
でもあれって「一緒に暮らす」と表現する代物ではないような・・・。

私としては草場先生の「四次元ポケットが付いてるやつ」や田口先生の「マッサージ機能付きロボット」に激しく同感。
最近どうにも肩が凝って・・・、なんて書いたら即ゲームをやめろと言われそうだけど。
(2012年10月26日の日記)
りんね感想と犬夜叉情報
原作少年サンデー2012年10月31日(48号)「境界のRINNE」第168話「生霊の願い」

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今週号はセンターカラーの「境界のRINNE」。
思いっきり地味なゲストキャラにもかかわらず、あやめさんまでセンターカラーでそれでも地味。
この扱いはサブレギュラーへの布石かも?

さて今週はおまけに架印と鈴が出ると思った読者、数知れずと見た。
だって表紙に2人がいるんだもん。
残念ながら本編には影もなく、センターカラーで表紙分が間に合わず、コミック10巻の表紙のカラーをくっつけたか?などと思いたくなる。

巫女さん生霊編、スロースタートのおもしろさだったけど、今週は笑った。
受けたキャラランキングは1位生霊、2位狛犬、3位あやめさんか。
生霊のエルボードロップと置いてかれた狛犬はかなりツボだった。

デートはよくあるパターンだが、一瞬で着替えた翼や、遊園地で普通に遊んでる生霊がおもしろかったので★5つ。
桜が生霊に狙われた瞬間もすごく笑えた。
ジェットコースターに乗ってる生霊には始球式をやってる貞子を思い出したりして。

ところであやめさんは翼に「メアド」を渡してるが、りんねに「メアド」が引っかかる。
以前ヨウコがスズキ先生に渡してたのも「メアド」になってたけど、「境界のRINNE」の雰囲気だと「メルアド」の方が似合いそう。
無事メアドも交換して、喜んで帰って行ったあやめさん、今後出ることはあるのかな?
サブレギュラーになるには影が薄すぎるけど、生霊と狛犬には活躍して欲しいかも(笑)。

今週は他に「月光条例」が嬉しかった。
月光を拒否し続けるおとぎばなしの中にも、月光の想いに気づき始めるキャラがいる。
特に一寸法師の姫、平賀さん、今週出てないけど工藤さん、見た目は頼りないけど浦島太郎。
物語が動き始めた。
「月光条例」が完結したら、もう一度最初から読み通そうと思う。

そして今週は「犬夜叉」に関する意外なお知らせ。
サンデーにも出てたし、「公式サイト」にもあったが、「犬夜叉」がワイド版で発売される。
1冊にコミック2冊分が入って全30巻が1か月ごとに出るのだが、それだけならコミック持ってるからいらないなあと思っていたけど・・・。
「犬夜叉の作品を描くための、高橋先生のネーム原稿を特別に冊子にしてプレゼント」がそそられ過ぎる。

高橋留美子展で一番心に残っているのが最終話の生原稿だったからなあ。
他には「犬夜叉とかごめのその後を描く完全オリジナルストーリーが、アニメキャスト&スタッフによってドラマCD化」され、特典としてつく。
アニ犬ファンには嬉しいプレゼントだろう。
ちなみに1〜4巻に映画の1〜4作がついて、その時だけお高くなる特別版と、DVDがつかない通常版の二通りあるので注意。

2013年は高橋先生が画業35周年を迎え、「るーみっくワールド35 SHOW TIME」なる記念本も出るとのこと、ますます目が離せなくなりそうだ。
(2012年10月31日の日記)
鈴って背が伸びた?
原作少年サンデー2012年11月7日(49号)「境界のRINNE」第169話「一攫千金キノコ狩り」

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鈴が表紙からしてひょろっと背が伸びたように見える。
しぐさも何か男の子っぽい。
たいそうなタイトルの割に他愛のない話だったが、架印の登場が花を添え?それなりにおもしろかった。
りんねと架印の清貧競争は地味〜に笑えるけど、それだけだとあんまり盛り上がらないな。
でもコミックになったら流し読みしちゃうかも。

今日の主役の十万円の有害キノコ、クエクエ茸。
私には「ムーミンのニョロニョロ」+「ムンクの叫び」+「森永チョコボールのCM(くえ〜くえ〜と歌ってるように聞こえる)」に見えた。
一獲千金の夢に振り回されるりんねたちの中、ただ1人冷静にクエクエ茸を処理した架印がちょっとかっこよかったかな?
最後におまけみたいに出て来た桜にも笑ったけれど、テンションはあんまり上がらなかった。

ところでなぜ「草冠に耳」と書いて「茸(きのこ=たけ)」と読むのかずっと不思議だったので、これを機会に調べてみた。
傘の部分が耳のように見えて柔らかいからなのだそうだ。
「傘」も私はずっと「笠」だと思ってたけど、「傘」が正しいらしい、勉強になるなあ・・・。

余談だが、「ワイド版犬夜叉」注文してしまった・・・。
どうしても「犬夜叉・最終回ネーム冊子」が欲しくて。
東京と新潟、「高橋留美子展」は15回くらい通ったが、撮影禁止につき最後の頃はあの原稿だけでも目に焼き付けようとそればかり見てたから、やっぱり嬉しい。

もちろんコミックもとっておくつもり。
うちの甥っ子がまだ小さい頃、遊びに来ると、何故漫画用本棚(笑)から「犬夜叉」だけをずさずさ落としてカバーを取って並べて喜んでいたものだった。
他にも「蒼天航路」や「エロイカより愛をこめて」などが並んでいたのだが、それには目もくれず「犬夜叉」だけ。
あのカラフルな色合いがお気に入りだったのかも。
おかげで他のコミックに比べて「犬夜叉」だけがよれよれだが、それもまた愛着がある。

基本的に図書館でありることができる本は買わず、ない本だけ買うので、うちの本棚は漫画とゲーム本のみとなりつつある・・・。
ここで新情報!
小学館の震災復興支援読み切りシリーズ「ヒーローズ カムバック」で、藤田和日郎先生の作品が「うしおととら」であることがTwitterで発表されたそうです!
高橋先生は「犬夜叉」激しく希望だけど、たぶん「うる星やつら」でしょうね・・・。
(2012年11月7日の日記)
眠い話
原作少年サンデー2012年11月14日(50号)「境界のRINNE」第170話「長い話」

          ☆           ☆           ☆          

サンデーの50号と51号、買っても読まずに置いてあったが、何と間違えて51号を先に読んでしまった!
別に単発物だからどっちを先に読んでもいいじゃない?って思うところだが、とんでもない大問題!
51号の鍋奉行がおもしろ過ぎたのだ。
よって必然的に50号の長い話の存在感が薄くなる、テンションも下がってくる。
実際読んでみてそれほどおもしろいとは思わなかった。

最初の眠気をこらえて霊のグチを聞いてるあたりは、死神りんねの誠実さが表れてるようで(たとえ眠くても)気に入っていたのだが。
っていうか疲れがピークに達すると、霊なんていなくたってベッドに倒れ込むと爆睡するしかないじゃない?
こちとら少々疲れがたまって神経が山嵐みたいになっているから、罪もないりんねに「寝れるならいいじゃない、ほっとけば?」なんてささくれた気分になってしまった。
こんなやさぐれ人間に特効薬なのが保健室のサトウ先生、気持良く寝せてくれそう(笑)。

ところがアキラ変化とほんとの頭痛の翼が出て来たあたりからがぜんおもしろくなってきた。
眠いりんねがちょっとくど過ぎたかな?
りんねの眠さをほどほどにしとけば普通におもしろかったかも。
読めば読むほど眠くなる今週の「境界のRINNE」だった。
私も寝よう・・・。

今週は他に、絵に汚くない力が出て来た「月光条例」と白鳥と宇喜田の掛け合いが楽しい「史上最強の弟子 ケンイチ」がおもしろかった。
(2012年11月26日の日記)

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