「境界のRINNE」感想(第171話〜第180話)
ナベブギョー!!
原作少年サンデー2012年11月21日(51号)「境界のRINNE」第171話「鍋と奉行」

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なんか同じサンデーで連載している某漫画を思い出してしまった今週のりんね。
前回書いたけど、先に171話を読んでしまって、それがあまりにおもしろかったので170話の影が薄くなってしまったという170話に申し訳ないエピソード。
表紙からしていい。
お鍋を囲むりんね、桜、翼、鳳、そして後半嬉しいサプライズ、れんげまでが登場する。

りんねは季節に絡んだエピソードがおもしろい。
それから食べ物に絡んだエピソードも。
高橋先生かなりの食いしん坊とみた(笑)。

おでんと言えば、私の家では通常の具の他に必ず鳥手羽が入っていて味がかなり洋風だった。
翌日冷めると、油が白く浮いてるようなきっかりした味、ボルシチのような?
で、それが普通のおでんだと思っていたら、上京して食べたおでんが和風な味付けなのに驚いた。
コンビニおでんも大好きだけど、今でも実家の洋風?おでんが懐かしい。
あれって地方の味だったのかな?それともうちだけだったのかな?

りんねと2人でおでんを楽しむはずが、六文をのけ者にしたばっかりに翼と桜を呼ばれてしまった鳳。
「鳳さまのおごりです。」の目がいやらしい(笑)。
鍋の中には鍋奉行、鍋に付き物とは言え、本物の奉行が入っていたらそれは驚く。
また鳳がりんねをたぶらかそうとして入れたグッズ?人?と思ったら、今回鳳に下心はなかった、タコさんウインナーの流だな。

りんねは邪魔者扱いしてるけど、鍋奉行の言うこと聞いたら、みんなでおいしく食べれるんじゃない?と思ったらとんでもない。
争いを裁くために、まずは争いのタネをまくというとんでも奉行。
そういえば顔が悪役(笑)。
でも単に自分がおでんを食べたいだけなんじゃない?って風に見えるところはツボ。

りんねのおでんに対する想いがまるで「美味しんぼ」だけど、卵だけにこだわらず、他の具食べたら良かったのに。
ちなみに私のおでんベスト3はやはり卵と大根、そしてはんぺんです。
れんげがりんねのように貧乏人臭くなく、落ち着いておでん食べてるところがお嬢様っぽくて良かった。
鳳は怒ってたけど。

今週は他に「ハヤテのごとく!」と「史上最強の弟子 ケンイチ」がおもしろかったが、大興奮したのが新連載の田辺イエロウ先生の「終末のラフター」。
あまりの気合いに「短期集中連載じゃないよね?」と心配になったほど。
ネオ・ダークファンタジー(ネオは新しいって意味らしい)は特に好きな分野+偉そうにごめんなさい、田辺先生の絵が「結界師」の頃より安定しつつ迫力あって、2度読み返したほど。
恐怖とシリアスの中に一瞬笑いを入れ込む手法も冴えて、これはかなり楽しみかも。
(2012年11月28日の日記)
マネ子とコト美!
原作少年サンデー2012年11月28日(52号)「境界のRINNE」第172話「マネ子とコト美」

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今回の話もくだらな過ぎて、笑い過ぎて、マネ子とコト美が可愛過ぎて、かなり笑った。
リンねたちレギュラー陣の影が薄い時はゲストキャラがおもしろいのが定番、今回はまさにそんな感じ。

マネキンのマネ子とコートのコト美、ゲストキャラは名前に要注意だが、まさかマネキンだからマネ子でコートだからコト美とは。
脱力系笑いの最高峰、こんな話のりんねは好きだ。

無表情でむしろホラーの雰囲気さえ漂っているマネキンマネ子、九十九神シールの表情がやたら豊かなコートのコト美。
他に何がいるだろう?
マネ子が成仏(するのか?)できない理由のしようもなさは置いておいてもかなり楽しく読んだ。

今週は他に「週末のラフター」がおもしろかった。
ストーリーに入って、初回の勢いはさすがに薄れたが、早くもゴドーとの戦闘に突入。
しつこいようだが、短期集中連載じゃないよね?

「ハヤテのごとく!」と「史上最強の弟子 ケンイチ」は定番のおもしろさ。
「月光条例」は登場キャラに重要な役割を振り分けようとするあまり、また冗長な流れになってきたような気がする。
気軽に読めちゃうマンガじゃないから、「月光条例」にはどうしても厳しく読んじゃうのかも。
(2012年11月28日の日記)
れんげがいれば、それでいい
原作少年サンデー2012年12月5日(1号)「境界のRINNE」第173話「特別ボーナス」

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鯖人が勤勉なラーメン屋になったエピソードがとっても恋しい。
架印も登場でそれなりにおもしろいのだが、キャラの行動がパターン化して来て物足りなさが残る。
れんげのどす黒い部分や(笑)、架印と手をつないでうれし涙のところなど、れんげの七変化を楽しむ分にはいいけれど、それも続いて飽きが来るのが怖い。
「境界のRINNE」と「犬夜叉」の違いは、やはりストーリー性だろうか。

「犬夜叉」が後期ぐだぐだになりながらもなんとか続いて行けたのは、やはりストーリーの進行によってある程度は作品に新鮮味を持たせることができたからと思う。
りんねの場合は、これといったストーリーがなく、キャラの個性とその時々のおもしろさで笑わせることが大切なので、読んでて笑えないとこれは辛い。
新キャラを出すか、あるいは突拍子もない話を作って、身を乗り出すような展開にしてもらいたいところ。

それでも一定レベルからは決して下がらないのが凄いところで、これまで本気でつまらなかったエピソードは1本もない。
この安住感にどこまで乗って行けるかが私自身も課題かも。
次回でどれだけ盛り上げれるかに期待、おもしろい時はほんとおlもしろいから。
最近他作品が勢いづいて来ているので、余計まったり見えるのかも。

今週は他に「名探偵コナン」「ハヤテのごとく!」「史上最強の弟子 ケンイチ」「月光条例」、そして「週末のラフター」がおもしろかった。
「ハヤテのごとく!」は普通にいつもおもしろく、ケンイチは最近出てるリミと美羽の死闘なのにおかしな掛け合いが好き。
表紙にサービス登場の逆鬼師匠も嬉しかった。
コナンは灰原哀が目立つと嬉しい、いろんな意味で(笑)、今回はちょっと可愛いな。

「月光条例」はエンゲキブの好きな表情がやっと見れた。
藤木さんの「名前を言いますか・・・?」の隣りのカット。
こんな表情をもっと素直に出してくれたらもっと好きになれるのにな。
藤木さんも目立たない子だったけど、どんどんいい味出してきました。

そして「週末のラフター」、なんか凄いことになってます。
ほのぼの系のあの子が実は、が凄すぎるっ!

余談だが、今ハマっているゲーム「真三國無双6 Empires(音出ます、注意!)」にダウンロードコンテンツとして「銀の匙」の荒川弘先生デザインの呂布と甘寧が登場した。
これが不思議。
なぜ荒川先生?と思って調べてみたら、荒川先生って有名な「鋼の錬金術師」の作者だったのね、全然知りませんでした。
その荒川先生が、このゲームを出してるコーエーさんのマンガ本?「三国志魂」に以前イラストを投稿してたのだとか。
その関係で今回のコラボが登場だったのには驚いた。
ちなみにお名前もずっと「ひろし」と読んでました、失礼しました(「ひろむ」が正解)。

もうひとつ、「こちら」によると、「12月5日に発売された週刊少年マガジン2013年1号(講談社)にて、森川ジョージ著「はじめの一歩」が連載1000回を達成、これを記念して今号には、雑誌や出版社の垣根を越えた多数の人気作家から、イラスト入りコメントが寄せられている」そうだ。
その中に高橋先生もいるとのこと、買いに行ってまだあるかな?
ここで見つけたもうひとつのニュースが「金田一少年の事件簿」が20周年になったとのこと。

私に「犬夜叉」と出会わせてくれた(そしてアニメに走った)、そして松野太紀さんに出会った(そして「声優さん」という職業を知った)思い出深い作品。
もちろん作品もキャラもアニメも原作も全て好きだった。
なんかいろいろイベントありそう、おめでとうございます。
というわけで、りんね以外のところで盛り上がってしまったのは残念至極のことでした。
(2012年12月9日の日記)
粋なはからい
原作少年サンデー2012年12月12日(2・3号)「境界のRINNE」第174話「知られたくない」

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「だまし神をやっていることを架印には知られたくなかった」れんげの気持ちに気づいた鯖人が粋なはからいしてくれるかと思ったら、粋なはからいしてくれたのはりんねだった。
ただ家電はともかく、ボーナス袋を鯖人が「取られた」のは、鯖人がれんげに気を使ったのかな?って一瞬思った。
まあその間に架印が入ってるからそれはないか。
でも架印はれんげ宛の封筒だから落としていったのではなく、置いて行っただけだったとしたら?
するとやっぱり鯖人の粋なはからいが生きてくるんだけど、あ〜ややこしい(笑)。

前回からばーっとおもしろくなったわけじゃないけど、なんとなくおもしろかったって感想です。
りんねや架印がかっこいいキャラなのにああだし、れんげも綺麗なのにああだし、そこがまたいいんだけど。
桜の突っ込みもいいし、桜は突っ込み担当であまり主役にならない方がいいのかな?
でもそれは寂しすぎるし。

桜がなぜこんなキャラになったのかが未だに謎。
これまで活発なキャラ(あかねやかごめや)を描いてきたからだとしても、不思議。
でも最後は架印とれんげ、きっちりカップルになって欲しいな。

今週号はコナンのクリスマスバージョンの表紙が可愛かった。
お正月は和風なりんねで是非!

ところで今度は渡瀬悠宇先生の「アラタカンガタリ〜革神語〜」がアニメ化されるそうだ。
申し訳ない、私は読んでいないのでよくわからないのだが、先日りんねのアニメ化を希望するメールを頂いたことを思い出した。
高橋先生の4大作品が全てアニメ化されている以上、りんねもアニメ化して欲しいとファンが願うのは当然のこと。
ただりんねがアニメ化するに足る人気作品であるかどうかは置いておいて、りんねはアニメ向きじゃないんじゃないかと、個人的に思う。

このまったり感というか。
翼や鳳が出て来てドタバタ騒げば楽しいけれど、そのためにりんねや桜までドタバタしてしまってはりんねのまったり感は出ないし、もうりんねじゃなくなりそう。
高橋先生自身はどう思っているのだろう。
私にはアニメ化を意識して描いた作品じゃないような気がするのだけれど。

今週は他にちょっと恥ずかしい「ハヤテのごとく!」と前回に続いてじっくり語る「月光条例」がおもしろかった。
エンゲキブ、いい子なんだけどなあ・・・。
「終末のラフター」は最初の見せ場が終わり、ストーリーモードに突入か。
これからの展開が楽しみ。

ところで今週最終ページの「タイムスリップでいつの時代で何をしたい?」の質問に、高橋先生は「三国志の赤壁の戦いを見学したい」と答えている。
「見学」というところがらしくて笑えたが、なんかデジャヴを感じるな、と思って自分の感想遡ってみたら、サンデー2003年(平成15年)6月25日発売の30号、懐かしの「犬夜叉」第318話「血の河」 の感想にあった。

★それからサンデーの最終ページ、「タイムスリップできるなら、どの時代で何をしたいですか?」との質問に、高橋先生は「三国志の時代の中国で、赤壁の戦いを見たいです。」と答えておられる。
これには狂喜してしまった。
察するところ、高橋先生は呉派?周瑜派?それとも諸葛亮好き?★

犬夜叉たちが阿毘姫と阿毘母(鉄鶏)との死闘の直後の話で、彼らはこの後父君の骸に巣食っていた宝仙鬼の攻撃を受ける。
9年前の話である、懐かしい。
高橋先生と「レッドクリフ」見たら楽しいだろうな。
でも同じ質問同じ答えのおかげで、私自身が9年前にタイムスリップすることができた。
当時の感想は熱くて怖いもの知らずだ、我ながら(笑)。
(2012年12月12日の日記)
2月になったら犬夜叉に会える!
原作少年サンデー2012年12月26日(4・5号)「境界のRINNE」第175話「思い出発掘」

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2月になったら犬夜叉に会える!
1日遅れの最高のクリスマスプレゼント!
この大ニュースの前には日頃の腑抜けも多忙も不健康も、何もかもが吹き飛んでしまった!
なんとなく「うる星やつら」だろうと思ってたんだよなあ・・・。
高橋先生!感謝です!
ちなみに2月6日頃発売の10号に掲載予定だそうです。

後日談を是非!
犬夜叉とかごめ、弥勒と珊瑚、楓、殺生丸、邪見、りん、琥珀、そして鋼牙のその後を是非!
奈落と桔梗・・・は無理か・・・。
七人隊も読みたい、犬兄弟の親たちの物語も読みたい、それも無理か・・・。

それともうひとつ嬉しいニュースが!
12月28日発売の「月刊フラワーズ」に「萩尾望都×高橋留美子BIG対談」が掲載されるそうです。
「互いにファンという2大作家が初対面!まんが好き必見の夢の豪華企画!!」。
男性読者もこれは買うべき!
私は萩尾先生の作品は読んだことないのですが(実は絵が苦手)、高橋先生がファンなら読んでみようかな?と思ってます。

そして……そして……うしおととら!
2人に会えた!
ただ絵が違う!ショック!特に真由子!(泣)

うしおととらに再会できた喜びが一段落してからは、前編だけに落ち着いて読むことができたが、火炎特急「不知火」サマのえげつないド迫力にはまいった。
チャコはあまり「うしおととら」にはいなかったタイプの女の子だな、むしろ「月光条例」に近い。
そんなところがいまいち「うしおととら!」と燃え上がらない原因なのかも。
子供相手にもムキになるとらは相変わらずで懐かしかった。

さすがに前後編ではかがりや小夜や日輪達は出て来ないかな?
しっかりストーリーを作り上げてくれてるし。
みんなが出て来てお祭りだ!みたいな番外編想像してたからちょっとがっかりって期待が大きすぎたか。
ただ読んでてふと思ったんだけど、うしおととらが出会ってから別れるまでどれくらいの間一緒にいたんだっけ?

一度しか進級してないから2年以内だとして、今回はとらと出会ってから半年とあるので、最終決戦前の話か。
とらリターンズが読みたかったとあえてわがまま言います、藤田先生。
これら8作品を収録した大震災復興チャリティーコミックスの単行本は3月中旬発売予定。
買うことで少しでも役立てるなら、それは嬉しい。

そんなところでりんねに行きます。
こちらは魂子さんちの大掃除。
いつもの通り、ゆったりまったりで、犬夜叉ニュースとうしおととらの後では、全くもって影が薄い。
だからといってつまらなくもなく、まったり読んだ。

大掃除、窓ふきすれば雨が降り、ワックスかければ花瓶をひっくり返し、毎年のことながら気鬱憂鬱な作業です。
つまり要領が悪いというわけで。
そんな私には魂子家の楽しい大掃除はうらやましい限り。
うちをほったらかして手伝いに行きたいくらい(笑)。
でも魂子家は立派だなあ。

アルバムのちびりんねが可愛くてどうしようもない。
おまけの鯖人はどうでもいいとして、黒猫黒星も登場し、みんなで年越しそばを食べて今年も終わり。
鳳や翼やれんげも来れればさらにいい年越しだったのにと思います。

そして、そしてやっぱり短期集中連載だった「終末のラフター」。
続いて欲しかったなあ・・・。
(2012年12月26日の日記)
新年りんねと うしろのとら
原作少年サンデー2013年1月11日(6号)「境界のRINNE」第176話「黒星三世」

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どうしようもないタイトルだけど、絶対思った人いるはず、「うしおととらが うしろ過ぎっ!」
それはともかく、今週号にはふろくがついた。
サンデー4コマカレンダーブック。
連載作家が全員集合で1月につき2人の4コマ漫画掲載の、一見豪華なんだけど、実物見るとそれほど豪華とも思えないカレンダー(笑)。

高橋先生は「人と11と貧乏」のタイトルで、もちろんりんね。
読まなくても中身がわかるような話だが、高校時代の文化祭の思い出をちょろり。
おもしろかったのがバレンタインのハヤテと入学式のコナン。
ハヤテはいかにもこのキャラなノリ、コナンは万年1年生ネタ。

さてりんね。
の前に「犬夜叉」ワイド版の広告で、高橋先生の「犬夜叉は、私が初めて描いた、”少年漫画のヒーロー”です」のコメントが気になる。
じゃあ乱馬ってどういう立ち位置なんだろう?
「私が初めて描いた、”(ギャグ、コメディ、恋愛)漫画のヒーロー”です」だと「うる星やつら」のあたるや「めぞん一刻」になりそうだし。

今度こそりんね。
単行本ダブル発売記念カラーの表紙、桜の笑顔、表情が豊かすぎてなんだかおかしい。
別人みたい。
普段無表情な人が無理して笑ってるような、ような(笑)。

新黒猫もういいっつうに、ちびキャラももういいっつうに(涙)。
話がワンパターンになり過ぎる。
面倒見のいいりんねが振り回される話だけど、魂子さんの黒猫は黒星でいいです。
「なんかチョーシのいい子だね。
お世辞が上滑りしてるけど。」な桜の突っ込みが嬉しい。
ちなみに桜、「へー、」の顔はとても可愛い。

黒星三世の、霊すらあきれる怖がりっぷりはそれなりに楽しめたが、やっぱり黒星でいいんじゃない?
最後の襖からのぞく女の顔の霊は、「呪詛の仮面」の大首や、鬼首城の姫を思い出して懐かしかった。
やっぱり私、「犬夜叉」が好きだなあ。
高橋先生、ごめんなさい。

「うしおととら」に関しては、後日「うしおととら感想」コンテンツでしっかり感想書くつもりだけど、一言で言うなら「再会の喜び」、それに尽きる。
特に「あんた達に出会えてよかった!元気でねってよ!」を
「あんな達にまた会えてよかった!元気でな!」と潮ととらの言葉に置き換えて、ジーンとした読者は多いだろう。
でも残念ながら、コミックの1話分追加のような読切としての感動だった。

たとえばある日とらが帰って来た、驚く潮に泣く真由子、なんて話だったら大泣きしただろうなあ。
だって一夜限りの復活だもの、連載再開じゃないんだもの。
もちろん藤田先生にはその選択肢もあっただろうけど、あえて選ばなかった、その理由が知りたい。

絵に関しては、普段の顔がうしおもとらもかなり変わったが、戦闘場面の潮ととらの顔はあの時のままだった。
一瞬以前に戻ってコミック読んでるように錯覚したほど。
藤田先生、ありがとうございました。
(2013年1月11日の日記)
スキー場
原作少年サンデー2013年1月16日(7号)「境界のRINNE」第177話「ゲレンデのサプライズ」

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今週のりんね、もう表紙の時点でおもしろさ確実!
別に雪ダルマが可愛いとか、れんげがいるとか、そんなことだけじゃなく、なんか絵の勢いとか動きとか何かが違うんだ。
話自体は他愛なくても。

今回はニセコに蔵王に安比に苗場に、と名だたるスキー場が勢ぞろい。
東北出身の私としては、一に安比で二が蔵王、ニセコと苗場は未経験。
何しろスキーが苦手だし嫌いだし。
じゃあなぜ行ったかというと付き合いで(涙)。
そんな思い出蘇る。

雪ダルマに何の心もなく、ただ憑いて、ただ蹴られて、ただおんぶして、ただ溶けてったのは寂しい。
なんかの漫画みたいに(笑)、雪だるまに意志があって、怒ったりニセコさんに恋したりって展開があっても良かったのに。

今回の笑いどころは

「フツーの人に比べ 見える者達は霊障を感じ易く、人の一・五倍寒いのだ」と
「きみ、雪ダルマの怨みを買った覚えとかないのか!?」とそのものずばりの翼の台詞。
ところで、怨みはなぜ「買う」んだろう?
わざわざお金出して買うのも変な話だといつも思ってたので、これを機会に調べてみた。

「買う」にはもちろんお金を払って自分のものにする意味もあるけれど、その他に「自分のしたことがもとになって、好ましくないことを身に負う。」という意味もあるのだそうだ。
なるほど、何かをしたから怨まれるってこと。
じゃあ何もしなくても怨まれたら何と言う?
でも何もしないつもりでも、相手にしてみれば何かをしたってことなのか、だから怨まれる。
「自分が何もしなくても、好ましくないことを身に負う。」意味の言葉は、じゃあないのかな?

今週は他に「ハヤテのごとく!」がダントツにおもしろかった。
懐かしのアニメイト!
犬夜叉グッズやカード買いに通ったなあ(笑)。

気になったのは巻末藤田先生のコメント。
いろんな意味に取れてかえって心配・・・。
「月光条例」は上橋菜穂子著「精霊の守り人」を思い出させる新キャラ多数がちょっといい展開。
というかあの顔見た後の清涼剤・・・。
(2013年1月16日の日記)
堕天使サタンとケルベロス?
原作少年サンデー2013年1月23日(8号)「境界のRINNE」第178話「地獄の金庫」

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表紙の「氷に封印されし異形」でおっと来たが、「地獄の金庫」でがくっとなった。
魔狭人の予感。
それほど私、魔狭人とは相性が悪い。
「地獄」と読んだだけで魔狭人を思い出し、期待感がかなり薄れる。
私もかなり心が狭いな。

せっかくの地獄の異形(サタンとケルベロスのあえものみたいなの)もあんまり出番がなくて、描くの大変だったのかな?
りんねには是非、堕天使サタン(=地獄の異形ね?)と直接対決して欲しかった。

ただおもしろかったのが、魔狭人曰くの「欧米の地獄最深部、極寒の氷地獄 コキュートス産の氷で出来ている!」の台詞。
コキュートス、Wikipediaによると、「ギリシア神話において、地下世界(地獄)の最下層に流れる川で、『嘆きの川』を意味する。
元来は『悲嘆』を意味している。
『神曲』の地獄において最も重い罪とされる悪行は『裏切り』で、地獄の最下層コーキュートス(嘆きの川)には裏切者が永遠に氷漬けとなっている。」とある。

しかも「神曲」地獄篇の挿絵が載ってて、その構図?がりんねそっくり。
「神曲」の沿って、魔狭人もしっかり氷漬けにされましたなお話だけど、後半れんげが出て来てからいくらかおもしろくなった。
魔狭人のおかげ?でリフォームも完了、最後にやっと桜も顔見せ。

今週は他に「ハヤテのごとく!」と「月光条例」がおもしろかった。
ハヤテのおもしろさは、遠い昔の(笑)自分の夏休み冬休みを思い返せば言わずもがな、「月光条例」は久々の静かに落ち着いた雰囲気。
月光に対する不信感が、誤解では済まされない、読んでいてあまり気持ち良くないため、最近は楽しめなかったが、平賀帯刀が出て来たことにより、やっと期待感が生まれた。
月光が再び動いたことで、またバトルが始まるのかな?

読ませる「月光条例」が読みたい。
心に響く「月光条例」でいて欲しい。
(2013年1月23日の日記)
犬と猫!
原作少年サンデー2013年1月30日(9号)「境界のRINNE」第179話「黒猫こども会」

          ☆           ☆           ☆          

今週は猫祭り、そして来週が「犬夜叉」復活!
というわけで、今週号は契約黒猫勢揃い。
「犬夜叉」が気になって気もそぞろだったが、今週号も意外とおもしろかった。
鈴の見た目がまたひとつ大人っぽくなったなと思ったが、性格は全く成長してない(笑)。

こういう障害物競走ドタバタ系は、高橋先生得意のパターンなので、安定してるなって感じ。
人間(死神)はりんねが最初と最後にちょっぴり出るだけ。
いつもこうだと困るけど、たまにはこういうのもいいもんだ。

そして、そして!
いよいよ来週号2月6日は「犬夜叉」復活!!

          ☆           ☆           ☆          

物語の舞台は、最終回の戦国時代ー
平穏に暮らす犬夜叉・かごめらの耳に届く、怪異の噂。
久しぶりの妖怪退治へと犬夜叉らは出向くことに・・・!?

          ☆           ☆           ☆          

予告の絵は以前のだから、犬夜叉、かごめの他に弥勒、珊瑚、七宝、雲母、奈落ファミリーに殺生丸一行、桔梗まで出ている豪華版だけど、さすがに奈落や桔梗は出ないだろうな。
うん、それが読みたかったの、最終回後。
最終回からどれだけたってる設定かわからないけど、楓は元気だよね?りんは成長した?弥勒と珊瑚の子供たちは?琥珀はたくましくなった?
さすがに犬夜叉とかごめに赤ちゃんがってことはないだろうけど、私たちの「犬夜叉」が帰って来る、もう今から楽しみで仕方がない。

ただひとつだけ気になることが・・・。
「完全新作読切作品34P!!」
えっ?何?この中途半端なページ数。
「うしおととら」は25ページずつの前後編でトータル50ページ。

もしかして一話限り?
前後編じゃないの?だったら泣く・・・。
事件は後編に回して、前編はみんなの暮らしぶりを伝えてくれるとか、そんなのでいいんだけどなあ・・・。

それから今週号には「大戦乱!!三國志バトル」なるゲームに高橋先生他の絵による武将カードのシリアルコードが!
高橋先生の孫権がすごくいい。→「サンデーサイト
あと橋口たかし先生の華佗もいいな。
私はシミュレーションの「三國志」シリーズと、アクションゲームの「真三國無双」シリーズは夢中でやってるけど、さすがにこれはやらないな、でも欲しいかも。
(2013年1月30日の日記)
あげる方もドキドキです
原作少年サンデー2013年2月13日(11号)「境界のRINNE」第180話「呪われたバレンタイン」

          ☆           ☆           ☆          

イベント物ははずれのないおもしろさが定番だけど、今回のバレンタインエピソードもおもしろかった。
前回出なかった分?桜が大活躍で絵も可愛い。
なんか「犬夜叉」のプレッシャーから解き放たれて、気楽に楽しく描きました〜なんて高橋先生のコメントが聞こえて来そうなお話でした。

チョコ霊が奪ったチョコが、なぜかりんねの百葉箱から出て来たことから始まるドタバタだけど、そんなことどーでもよくて(笑)、バレンタインに関する桜の言葉に一喜一憂するりんねと翼が可愛い。
バレンタイン、もらう側ももらえるかもらえないかで大変だろうけど、実はあげる方だって大変だ。
だってあげてふられたら、とかいろいろ考えるお年頃だったし。

そういえば私、バレンタインで恋が成就したことがない・・・。
本気であげたのは2回かな?
あとは義理チョコ、というのは好きじゃなくて、友チョコとか買うのが楽しくて買ったのあげてた。

でも今回チョコ霊が成仏できた理由がいかにもるーみっく。
桜がわざわざチョコあげたからではなく、チョコ霊がチョコを隠したせいで、もらえた男子が1人もいなかったというからしようもない。
まああったか〜い空気に包まれて、平和な心で成仏できたのならそれでいい、のかも。

可哀そうなのはりんねで、桜がチョコ霊のあげたチョコの代わりに持って来たのは手作りマヨネーズ1本。
そんなのよりロッテでもガーナでも100円チョコ10枚くらいあげた方が喜びそうなのにね。
一応?赤面してるりんねだけど、照れてるのか喜んでるのか、それとも?って感じの微妙な表情がおもしろい。

ちなみに私、今年のチョコレートは西武池袋本店「チョコレートパラダイス2013」で揃えました。
試食だけで十分満足だったので、自分のためには、なしです(笑)。
あと甥っ子たちにはハート形のおせんべい。
チョコよりおせんべいの方が受けがいいようです。

今週は他に「ハヤテのごとく!」と「月光条例」がおもしろかった。
「月光条例」はしみじみした雰囲気だったけど、来週からまた戦闘パートに入るのかな?
(2013年2月13日の日記)

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