「境界のRINNE」感想(第21話〜第30話)
真宮桜・・・かわいかったみたいな・・・
原作少年サンデー2009年9月16日(42・43合併号)「境界のRINNE」第21話「楽しいデート」

          ☆          ☆          ☆

あっさりイチゴのジュースを飲んでいたら、底の方からあま〜い極上シロップが突然湧いて出たような、突然おいしい今週号。
いや、トリプルデートとは言え、本物のカップルが1組もいないのにここまで楽しむ女の子3人組もいいし、同じくらい楽しんでる翼もいい。
デートしたい霊におごって血の涙に財布をガン見のりんねもいい。
肝心の臼井くんが印象薄いくんになってしまってたけど、まあいいか。

懐かしい七宝風船もちらっと登場でアニメの期待に胸もわくわく。
それにしても「無駄金を許さない」凄腕りんね、お供に欲しい。
即刻除霊を目指していた翼もりんねのやり方を認め、満足して消えていった臼井くんに思うところもあるようだ。

そして桜とりんね、2人の想いはどうやらりんねの方がたどたどしい感じ。
なにしろお財布持って寄付してくれるし、食費節約お弁当作ってくれるし、りんねのピンチには危険も顧みず(何にも考えず)助けに来てくれるし、時には(自覚もなく)自らピンチに陥ってハラハラドキドキさせてくれるし、好きにならないわけがない。
豪球超速球だった祖母を反面教師にしてきたか、あえて恋とは距離を置いてたりんねだけにこの後の展開も牛歩か亀歩か。
そんなもやもやを桜がぽんと飛び越えそうだ。

「犬夜叉」に比べて桜のクラスメート、リカとミホも個性的で楽しい。
ケチなのに夢中になると見境なくお金つぎ込むリカなんて妙な親近感が(笑)。
最後のページ、「優しさに包まれて」の言葉にユーミンの似たようなタイトルの曲がふと心に浮かんだ。
この作品はどこまでも昭和の匂いがする。
(2009年9月16日の日記)
9月30日 ほんとにやな攻撃だ(笑)
原作少年サンデー2009年9月30日(44号)「境界のRINNE」第22話「10万円」

          ☆          ☆          ☆

前回のほのぼの恋模様なんてまるでなかったように新章突入、ちょっと寂しいかも。

と、その前にカラーで登場「犬夜叉」スペシャル。
関東でも10月3日(土)より毎週土曜26時20分よりって早い話が日曜日の早朝って言うより夜中の2時20分。
「蒼天航路」とかこれで大体間違えて、土曜日の夜中に予約して1回目を録画しそこねるのがお約束だから注意せねば。
あんまり時間が変わらなきゃいいけど・・・。

放映前からオリジナルキャスト&オリジナルスタッフということでずいぶん盛り上がってたけど、それってそんなに凄いことなの?
私はそれが普通だろうと思ってたので、サンデーが自慢し、読者が喜ぶこの状況が不思議だった。
変わる方が多いのかなあ・・・。

それはともかく冒険をの始まりを完全収録した少年サンデーコミックスペシャル、略してSSCS「犬夜叉 序章編」が10月2日頃発売決定とか。
コミック全巻揃ってる私にはいらんでしょ。
この辺だったら暗記で読めるし(笑)。
それにしてもちょっと出しすぎじゃないですか?こういうの・・・。

さらにキューピーとコラボのキュージョンストラップセットのプレゼント(りんね、犬夜叉、乱馬、ラム)。
う〜ん、これもいらない。
りんねがりんねに見えないし、犬夜叉は何故紫衣装か激しく謎。

ものすごく欲しいのがりんねと犬夜叉の特製図書カード。
アニ犬記念とは言え原画の犬夜叉だったらもっと良かったのになあって文句多いよ?私。

りんねに戻って今回のゲストキャラはトイレの花子さんと10万円の賞金首(首がない・・・?)のラクガキみたいなへんてこな悪霊。
七宝の化けそこないに見えないこともないけれど、10万円クラスの悪霊にはとても見えないところがツボ。
でもって花子さんというより花子ちゃんがなにげに可愛い。
相変わらず直球勝負の翼を大量のトイレットペーパーで包み込んで水で流して完全に汚物扱い(笑)。

ほんとにやな攻撃、でも笑える。
全然エコしてないし。
時代に逆行勝負が高橋先生の持ち味か。
このパワーこそ例の10万円価値あり悪霊が花子に与えてるものだった。

なんらかの意思があるのか、ただ取り憑いただけなのか。
見た感じはな〜んにも考えてないようだけど。
空飛んでてたまたまぶつかったとか。

赤字続きのりんねには垂涎物の今回の悪霊そして花子さん。
そっか花子さんは霊なんだ、時が来れば成仏するんだ・・・。えっ?
まあこのでこぼこコンビに振り回されるイケメン2人に傍観者兼アドバイザー桜+六文の活躍がとっても楽しみ。
体を張ってりんねを助ける桜にりんねがじ〜ん、そんなシーンも見てみたい今日この頃。

基本花子もいい子っぽいので翼もそろそろ自分のやり方に疑問を持つべき。
持たないところにりんねのライバルの資格あり、かもしれないけどね。
(2009年9月30日の日記)
あっ、おばあちゃんだ♪
原作少年サンデー2009年10月7日(45号)「境界のRINNE」第23話「力の代償」

          ☆          ☆          ☆

そうなんですよ、犬友Aさん、というより「うし友」Aさん!
悪霊トイチを背負って浮いてる花子のカットが「うしおととら」コミック14巻で山魚に絡め取られた「とら」にそっくりなんです、おんなじ構図なんです。
そんなこと思ったの私だけかと思ってました(笑)。

さて10万円の価値あり悪霊名前はトイチ、一人(と数えるのか、こっちでは)じゃなくて、いろんな霊が集まってひとつの悪霊になっているのだと言う。
漢字で書くと「十一」かな?
10人で1つの悪霊とか、10万を表してみたとか、んなわけないか。

語っているのはおばあちゃん。
思いがけない登場がとっても嬉しい。
私の中でおばあちゃんは殺生丸の母君と重なる部分があって(なんて失礼か、どっちに?)、白い髪(もしくは銀髪)とかシリアスなおばあちゃんの表情とか。
だからなんとなくおばあちゃんの出番は母君と同様あれで終了かと思っていたから。

でもこの分だと、これからも時々登場してりんねにアドバイスしてくれそう。
はるばる会いに来た孫に、お休み処でお団子?ふるまってるところが可愛いじゃないか(笑)。
しかもがっつかないりんねもさすが。
今は悪霊のことで頭がいっぱいとはいえ、清貧生活でおなかもすいているだろうに。
そんなところに亡きおじいちゃんのしつけが感じられて好印象。

さてどんどんエスカレートしていくいたずら花子と翼の駆除。
やればやるほど悪い方に転がっていくのは当然か。
「トイレの花子さんの復讐は、激しさを増してきました。」って桜は誰に向けてのナレーションか。
花子の能力以上の力は悪霊トイチから受けたもの、その代償は花子自身だった。

見た目は間抜けでも、悪霊トイチは花子のようなか弱い霊に力を貸して吸収をくり返し、巨大化したのだという。
おばあちゃんから情報を得たりんねが戻ってきて花子を助けようとするが、例によって邪魔する翼。
パワーアップした聖灰弾10倍ブレンドによりトイチは10個の七宝、じゃなかった10個のトイチに分裂する。
六文が買ってきた?5000円のカマでトイチと対決するりんね、アクションとしても間抜けだな(笑)。

花子も可愛いので成仏しないでりんねの助手兼六文のガールフレンドとして残ってくれないかな、時々登場でいいから。
でなきゃおばあちゃんのところで暮らすとか。
次回でたぶん決着花子編(翼が邪魔しなければ、の但し書きつきだけど)が楽しみだ。

さて今週の「犬夜叉」情報はアニメ「犬夜叉」完結編が12月末に発売決定。
今回は「アニプレックス」から出るそうで、サンライズによる描き下ろしイラスト仕様のケース入りの上、第1巻はテレビ本編意外にも特典が満載の予定とか。
なんか最近盛り上がっているというより妙に急いでいる気がするのは私だけだろうか?

最終ページには「オススメのお菓子」との質問に高橋先生の答えは「帝国ホテルのブルーベリーパイ」。
ちょっと意外だった。
高橋先生キャラ的にあえて駄菓子とかコンビニとか、そっち系が出ると思ってたのかな?
つくづく失礼な私です(笑)。
(2009年10月7日の日記)
翼も学んで素敵になってく
原作少年サンデー2009年10月14日(46号)「境界のRINNE」第24話「死神のカマ」

          ☆          ☆          ☆

今週号は表紙&巻頭カラー。
単行本を読んでる桜とりんねって宣伝にしても凄すぎるけど、好きだなあこの表紙。
永久保存版です。

カラーになったら芋虫みたいでちょっと鳥肌悪霊トイチ。
りんねはまたちょっと成長したみたい、顔つきが大人っぽい。
儀式、ではないけれど相手がたとえ七宝もどきでも芋虫もどきでも敬語を使うところもいい。
悪霊であっても敬意を払う、礼儀正しい死神もどき。

そして浄化された途端、ぷよぷよみたいに可愛くなったぷちトイチ。
けれど残党はそう簡単には浄化されず、花子の恨みを得てさらにパワーアップしようとする。
そこで翼が気がついた。
そもそも花子が悪霊化する原因を作ったのは自分。

さらにただ攻撃するだけでは、花子もトイチも浄霊できないことにも気づいたようだ。
花子に謝り、トイチには宗派違いの本(聖書)のカド(角)で殴る攻撃、これは効果絶大だった(笑)。

「犬夜叉」もそうだったけど、「境界のRINNE」もキャラが読み手を笑わせようと、つまり高橋先生が読み手を笑わせようとしないところがいい。
普通に、あるいは大真面目にやってることが、読んでる側にとってはたまらなくおかしい。
この辺のほんわか感が好きだなあ、キャラを変えてまで笑わせようとしては、なかなか出せない味だろう。

こうしてりんねと翼の協力により、トイチも花子も成仏完了。
翼もこれまでがんばってきたけど、今回りんねを見ていて学んだことがあったはず。
これまでもりんねのライバルとして魅力的な少年ではあったけど、またひとつ成長した気がする。

そしてりんねはせっかく得た10万円も、早速借金取りの差し押さえに。
桜のりんねに対する気持ちは恋か憐れみか。
翼の心は怪しく騒ぎ、「恋に決まってるじゃない!」私は心で言い切っちゃおう。

ところでアニメ「犬夜叉」完結編の合間に「境界のRINNE」のCMやってるけど、これはまあサンデーCM劇場の一環だからいいとして、実際アニメにする時は、あまり「笑わせたい」感を前面に押し出さないで欲しい。
りんねの笑いはらんまや「うる星やつら」とはまた違った柔らかさがあるので、むしろ「めぞん一刻」の雰囲気で作ってくれたらいいなあと思った。
(2009年10月14日の日記)
冥道残月ハロウィン
原作少年サンデー2009年10月21日(47号)「境界のRINNE」第25話「カボチャ頭の誘惑」

          ☆          ☆          ☆

今週のりんねの表紙見てたらこんなタイトルしか思いつかなかった。
だからといってメイド姿の桜が殺生丸に、持ってるカボチャが天生牙に見えたというわけではないけれど。
そんなハロウィン月間に登場は、懐かしの堕魔死神(だましがみ)。
前回はおかしなウサギの着ぐるみだったが、今回はハロウィンらしくカボチャ頭で登場。
でもカボチャ頭の堕魔死神は桜のクラスメート、マリの憧れの先輩だった少年キムラ(事故で死亡)の顔を奪ってしまう。

まるで無双のような奴だな。
でもこのキムラがまた翼と双子みたいにそっくりなのが笑える。
翼を軟弱にしたらキムラかな?みたいな。
堕魔死神とりんねの間になにやら因縁がありそうな含みを持たせつつも、今回はさらっと流れるプロローグ。

気になったのはりんねと桜の学園祭が「三界祭」となってること。
2人の学校は三界高校なのかな?
ちなみに三界(さんがい)とは欲界、色界、無色界の3つの総称で、欲界はその名の通り欲望に囚われた世界、無色界は全てを超越した世界で、色界はその中間。
欲界の欲望は超越したが、まだ囚われられているものはある。
人が生死をくり返しながら輪廻する世界を3つに分けたものって六道との違いがよくわからないぞ。

本編の感想はこれで終わって次はコミック1,2巻。
サンデーで全て読んでるとはいえ、コミックを通して読むとまた違ったおもしろさがある。
改めて思うのは、「境界のRINNE」は「犬夜叉」と違って、特に意識しなくても気楽に淡々と読んでるなってこと。

すごくおもしろく感じたエピソードとそうでもなかったエピソードの差も大きくて、ベスト3をあげるとすれば

1、やはりりんねと桜の初登場の第1話、というよりチワ太郎のインパクトに大量得点(笑)。
  そうそう、震えてるんだよねってすごく笑った。

2、「あなた来世はサバですよ」の強烈言霊が印象的な来世サバ男編。
  あのおばあちゃんはいいなあ、大好き。
  どうやら今後もちょくちょく出てきてくれそうなのが嬉しい。

3、ヒメの前世はカメだったの戦国武将編。
  何といっても雲外鏡に笑えたし。

ってこうしてみると、主役のりんねと桜は確かにかっこいいし可愛いしおもしろいけど、意外と目立ってないなあと。
狂言回しに徹して強烈なゲストキャラの引き立て役に徹しているのか、それもまた良し。
今後恋が絡むと2人の印象も素敵に強くなりそうな予感いっぱい、楽しみだ。

次は次回のアニ犬予告。
第4話「竜鱗の鉄砕牙」はどうやらこれまですっ飛ばした部分の埋め立て作業に移るようだ。
刀鍛冶刀秋と竜人が登場、犬夜叉と戦いを繰り広げる。
夢幻の白夜もやっと、やっと登場。
声は真殿光昭さんのままだったらいいなあ。

そしてちらっとだけど灰も見える。
可愛い芯太も楽しみ♪
でもって私は「五雷指」以上にこの時の鋼牙が大好きだから、う〜早く見たいです。

最後は情報ありがとうございます。
「アニメージュ」掲載の山口勝平さんと成田剣さんの対談立ち読みして来ました。
混んでたのと時間がなかったのと気恥ずかしかったのでさっと読んだだけですが、印象的だったのが「神楽の死」の場面、成田さんがテンポが速いと思ったみたいなことを話してたこと。

山口さんがとんでもない、あれはゆっくりな方ですよみたいなこと返してましたが、確かに私も神楽の死の場面は本当に静かでゆっくりと進んでいたと思ってました。
でも演じた成田さんにしてみれば、あれでも速かったんですね。
いかに他の場面が速かったかということの証明でしょうか。

山口さんがジェットコースターのようなと表現してましたがとんでもない、バンジージャンプのようでしたぞ。
突き落とされて一息つく間もなく引きずりあげられてまた突き落とされて、そのくり返し。
スリルを楽しむと言うよりも、ついて行けない感の強かったこと、物は言いよう・・・ですね。

それにしてもこういう雑誌って読むことないので、掲載作品のあまりの多さに呆然としてしまいました。
私、アニメファンなんてとても言えないな。
たぶん私のいう「アニメ」は10本の指で数え切れちゃう程度ですよ。
きっとゲームもそうなんだろうな・・・。
(2009年10月21日の日記)
女装が似合う子 その名はりんね
原作少年サンデー2009年10月28日(48号)「境界のRINNE」第26話「だまし神の館」

          ☆          ☆          ☆

何故か途中で「堕魔死神」改め「だまし神」と改名しちゃったカボチャ頭霊。
確かにこのノリなら平仮名で十分か。

今回は女装(notコスプレ)したりんねに力が入りすぎて、他キャラがけっこういい加減、とまでは言わないけれど、キムラ先輩もそんなにかっこいいと思わなかった。
ハヤテといいりんねといいここまでメイドのコスプレ似合っちゃうと、正真正銘の女性の立場がない・・・。
と思ってたらキムラ先輩から救いの?一言、「熟女が好きなんだ。」

今日は時間があったし混んでなかったので立ち読みしてたけど、ここで首筋を極寒の風が吹き抜けた。
寒い、寒すぎるよ高橋先生・・・。
最後、せっかく女装したんだからとちゃっかり女装コンテストに出て優勝しちゃうりんねには笑ったけど。
景品のカップラーメン1ダース(ちょっと寂しい)に「助かるわ。」と言葉遣いも女の子なりんねにもちょっと笑った。
だまし神とりんねの因縁もそれほど気になるわけでもないし、今回の注目は女装してとことん可愛いのに腕や足はしっかりたくましいりんねとその活躍が全て。

カボチャ霊に手刀を打ち込む時の左手とか、「好きですキムラ先輩。」とスリーパーホールドとか、そして最後の決め台詞、
「迷える使者を正しく導き、不正な死を許さない、死神だ!」とか、好きだ。
ほんとに気軽に楽しめるけど、感想書くのは難しいわ(笑)。
あと今週は「ハヤテのごとく」と「月光条例」がおもしろかった、っていうかおもしろくなってきた。

さて次回のアニ犬予告。
金禍銀禍の登場は嬉しい驚き(出番は短いんだろうな・・・)。
やっと犬夜叉の出番が来たというか、妖霊大聖修行編はじっくり作ってあるようだ、これは楽しみ。
そしてやっぱり出てくる殺生丸。
今シリーズは「アニメ犬夜叉完結編、でも主役は殺生丸よ♪」のサブタイトルが見えてきた。
(2009年10月28日の日記)
サブキャラ良ければ全て良し
原作少年サンデー2009年11月4日(49号)「境界のRINNE」第27話「私を描いて」

          ☆          ☆          ☆

さすがの桜も(初めて)びびったホラーなお話(笑)。
美術室で絵を描く絵心のある(うらやましい)男子の前に登場する顔なし少女。
顔を描いてと頼まれて、顔がないから描けずに困る。
想像で描くと似顔絵もろとも顔を塗りつぶされる、なんとも理不尽な霊(じゃないかも)。

そこはりんねで本気で怖いわけもなく、相変わらず淡々と話を進めるりんねと桜。
それをギャグの世界に巻き込んでくれるのが例によって十文字翼。
「へのへのもへじ」を書いてても、内なる絵心見抜いたらしい顔なし霊が登場。
私が行っても現れないだろうな、絵心ないし、それ以前に男子じゃないし。
翼の聖灰は聞かず、りんねの黄泉の羽織も効果なし。
りんねは少女が幽霊ではなく、何者かの強い念が実体化したものではないかと。
ここまで推理するのはなぜか桜だが。

おかしいのが、こわいめにあって翼の所ではなく、まっすぐりんねの所に行った桜にショックを受ける翼。
(これまでの経緯を見てても頼りになるのは実際りんね)
しかも一人暮らしのりんねの部屋を一人で訪ねる桜の無防備さにもショックを受ける翼。
(六文いるし)
りんねは貧乏でスケッチブック持ってないという桜に、りんねをかばうのかとショックを受ける翼。
(事実だし)

でも彼が一人で話に抑揚つけてくれるもんなあ。
美術部部長の謎とか眼鏡のイケメンくんとかもうどうでもいい感じ(笑)。
次回も翼に目一杯がんばって舞い上がったり落ち込んだりしてもらいましょう、ということで。

それと次回の「アニメ犬夜叉完結編」の予告もアップ。
溶命樹も出てきていよいよ赤子&魍魎丸の最後。
犬夜叉一行の他に鋼牙や桔梗も出てきて相変わらずの豪華ラインナップ。
次回予告を見る限り、今回はそんなに飛び回らずにすみそうです。

今週は他に「結界師」「ハヤテのごとく」「月光条例」がおもしろかった。
(2009年11月4日の日記)
ペンキぬりたてだって(笑)
原作少年サンデー2009年11月11日(50号)「境界のRINNE」第28話「白と黒」

          ☆          ☆          ☆

今回もストーリーよりキャラのやり取りのおもしろさで笑わせてくれた「境界のRINNE」。
美術部部長が絵川(えがわ)スグル、かっこいいけどおとぼけ部長のその名前って・・・。
でも相対する前部長の女の子は絵草仁美に意味はなさそう。
私が興味ないから知らないだけで実際いるのかな?こんな名前のプロ野球選手、いるわけないか。

実体化した「顔のない女」の念は翼のやり方では(やっぱり)納得行かず、翼の顔を黒く塗りつぶす。
さらに逃げ出した「顔のない女」の念は大本の仁美の顔を白く塗りつぶそうとする。
そこへ駆けつけたりんねがベンチで庇う。
それだけならかっこいいで終わるのに、置いた時には「ペンキぬりたて」の紙貼ってるもんなあ、ペンキまだらだし(笑)。

でも仁美の気持ちって良くわかるっていうかちょっと切ない部分も読後に残る。
私も目が悪くてメガネとコンタクト両方持ってるけど、メガネってずっとコンプレックスだったからいつもコンタクト。
別に誰も「似合わないよ」なんて言わなかったし、なのにいつもなにげにコンタクト。
寝不足の時とか正直しんどい。

こういうの自意識過剰って言うんだろうけど、仁美の気持ちは良くわかる。
だからって実体化した霊にはならないけどね(笑)。

誤解は解けて片想い同士だった前部長と現部長はハッピーエンド。
「顔のない女」は去って「金のない男」が残ったとさ、ってお話です。

今回は他にほとんどお風呂の「ハヤテのごとく」と「月光条例」がおもしろかった。
月光がとっても素敵な台詞を吐くけど、やっぱり「うしおととら」に比べると落ち着いた雰囲気だよなあ、作品が、というか作者が。
「うしおととら」は1作限りの噴き出す炎のような作品だったのかもしれない。
読んでて心がやけどした。

ところで帰りに近くのユニクロに寄ったけど、残念「犬夜叉」Tシャツは扱ってなかった。
というより扱ってる店舗の方が少なくて、都内では「UT STORE HARAJUKU.」と「新宿西口店」だけだそう。
しかも在庫わずかって一体・・・。

アニメ犬夜叉完結編公式サイト」では「梓山の霊廟」の予告がアップ。
今回もあまり飛ばずに原作に忠実に見せてくれそうです。
鋼牙におんぶしているかごめが新鮮(笑)、楽しみです。
(2009年11月11日の日記)
11月18日 りんねのごとく!(笑)
原作少年サンデー2009年11月18日(51号)「境界のRINNE」第29話「マイナス」

          ☆          ☆          ☆

高橋先生、もしかして風邪ですか?なんて余計な心配してしまう今週号。
話がなんだか「ハヤテのごとく!」に似てきて子不孝キャラが揃ってます。
りんねのインフルエンザも実は可愛いだまし神も、相変わらずお馬鹿な翼も吹っ飛んだのが初登場のお父さん。
問答無用にかっこいいです。
ぱっと見て京極堂シリーズの陰陽師、中禅寺秋彦思い出しました。
あっちは黒ずくめでこっちは白ずくめ(たぶん)。
燃え上がる炎の模様もかっこよく、早くカラーで見てみたい。

物憂げな表情で、しっかり息子に迷惑かけてることを告白する父、ついでにお母さんにも登場して欲しい。
するとお父さんが半妖、じゃなかった人間と死神のハーフで、お母さんが普通の人間になるわけか。
次回に期待させる展開でおもしろかったけど、唯一桜に反論が。
りんねのおばあちゃんがひどい人とは思わないけど、悪気はなくても孫に借金丸投げするような人には見えます(笑)。

祖母が丸投げ、父も丸投げ+借金追加でりんねが清貧生活を強いられているところがかわいそう、と思いながらも笑ってしまう。
「境界のRINNE」、ほんとに気楽におもしろい。

ところで頂き物の情報ですが、サンデーCM劇場の声優さんがわかりました。
真宮桜は「蟲師」第1話「緑の座」の五百蔵廉子だった伊瀬茉莉也さん、六道りんねが内山昴輝さん、六文がちび泰麒の釘宮理恵さんだそうです。

他に今週号にはラム×2と巫女姿のかごめと桔梗のボトルオンフィギュアがカラーで見られます。
で、ラムちゃんフィギュアは20名にプレゼントだそうです。
あと11月24日よりサークルK及びサンクス限定で「うる星やつら」カフェオレが発売、4種類でそれぞれにコメントがついてます。
WEBサンデー」でカラーで見られます。

今週は他に「結界師」「ハヤテのごとく!」「史上最強の弟子 ケンイチ」がおもしろかった。
「結界師」は話があまり大事にならない方がおもしろい。
ハヤテは伊澄が好きなので最近出番が多くて嬉しい、けれどマリアさんの出番が少ないのは寂しい。
「月光条例」は残念ながらお休み、見たかったなあ原画展。

そして「アニメ犬夜叉完結編」では次回予告を公開。
なんか・・・顔が・・・微妙・・・。
光と闇、そして落日がどのように描かれるか、楽しみです。
(2009年11月18日の日記)
サバ男の息子はサバ人だった
原作少年サンデー2009年11月25日(52号)「境界のRINNE」第30話「社長」

          ☆          ☆          ☆

茫洋視線が素敵なりんねのおとうさんは、とんでもない男だった。
非合法会社堕魔死神(登録しとこう)カンパニー社長が肩書きの六道鯖人(さばと)。
ここで思いっきし吹いてしまった。

(名前じゃないけど)りんねのおじいちゃんがサバ男で息子がサバ人。
代々名前を受け継ぐ家系だったら、りんねももしかしたら「サバ」付きだったかも。
「境界のサバ太郎」とかだったらやっぱしやだな(笑)。

サバ男から連想したのがサバ人だったのか、最初から「サバト」に引っ掛けてサバ男が生まれてのかわからないけど、これは絶対確信犯に違いない。
ちなみに「サバト」とは「黒ミサ」の意味を持ち、それだけなら死神の息子としては立派な名前(でも使ってる文字が鯖=魚のサバなんだけどね)。
このおとうさん、途中でしっかりした目線になるけど、前後の茫洋とした雰囲気の方がいい気がする。

「サバト」といえば思い出すのが読んでて胸焼け、読み終えてもな〜んか嫌な気持ちになる綾辻行人著「暗黒館の殺人」。
さらに奥様の小野不由美さんはドラキュラのモデルとなったヴラドという名前を使って「悪霊になりたくない」って傑作を書かれている。
サバトの奥様(つまりりんねのおかあさん)の名前は「うらど」だったらおもしろいな。
さすがにそんなことはないだろうけど、なぜそんなことを思ったかといえば、ちょうど悪霊シリーズ読んでるから。
大体私の推理?だと、おかあさんは普通の人間のはずだし・・・。

けどこのおとうさん、借金の言い訳に(しか聞こえない)、りんねをあの世へ連れてって一緒に堕魔死神をやろうと言い出す。
一瞬りんねを殺す気?って思ったけど、あの世とこの世を行ったり来たりできるっぽいりんねだから死ぬ必要もなく、桜と翼まで普通について来てしまった。
前に戻って少年たちを連れてきた女の子2人をりんねのおかあさんとおねえさんと思ったのは私だけ?

おかさんに会いに行こうというおとうさんの言葉、少し怪しい。
おかあさんそっくりに変化した堕魔死神がりんねを騙して黒真珠ってそれじゃあまるで犬夜叉だ(笑)。
まあ私の頭の中はすでにさっき見てきた「衝撃の殺生丸」でいっぱいになってるし。

その「アニメ犬夜叉完結編」の予告、いきなり鋼牙の笑顔に驚いた。
なんていうか、殺生丸だけがクローズアップされてるし、去り行く鋼牙も流し系かなあと思ってたから。
鋼牙も行っちゃうんだなあ、寂しいなあ。
あと絵がとても綺麗っていうか可愛い。
殺生丸の母君はもっときりりとした顔でもいいくらい。
次回も力、入れてますぞな気配がむんむん伝わってくる。

Wikipediaによると殺生丸の母君を演じるのは榊原良子さん。
「風の谷のナウシカ(クシャナ)」や押井守監督作品で有名な声優さんだそうだ。
あと劇場版「めぞん一刻」の黒木小夜子他高橋作品にもいくつか出演されてる。
私は「鉄火のマキちゃん」で爆笑した。
見たよ、これ。
鉄火のマキちゃんとコマキちゃんの話、おもしろかった〜(笑)。

クシャナも単なる悪役ではない哀しみを背負った女性だった。
ナウシカと共に印象深い女性の一人。
あの声の感じか、嬉しいな。
大事な役にベテランの声優さんを配してくれる、なんでもないことだけど最近はとっても嬉しい。

今週は他に「月光条例」がおもしろかった。
私の大好きだったあの2人が帰ってくる。
赤ずきんとシンデレラ、月光との揃い踏みが本当に楽しみだ。
(2009年11月26日の日記)

過去の日記目次へ

ホームへもどる