「境界のRINNE」感想(第301話〜第310話)
11月5日 れんげのライセンス
原作少年サンデー2015年10月7日(45号)「境界のRINNE」第301話「れんげのライセンス」

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命数管理局、相変わらずミスが多くておなじみのネタを提供してくれる。
でも今回はアライグマ登場が嬉しかった。
願わくば、もうちょっとラスカルっぽく描いて欲しかったな(笑)。
このアライグマの習性を利用して、れんげが相変わらずの悪事、ところがそれがラブコメモードに発展して、の続き物。

れんげはかなりしたたかなキャラだけど、憎めないのは、というよりむしろ好きなのは顔が珊瑚に似てるから。
現在のだまし神の仕事は嬉々としてやってるけど、そこに至るまでの経緯は悲惨だし。
架印には嘘をつき続けなければならないし、しかも架印には完全なる片思いっぽいし。
と思わせておいて、このエピソードの中で架印の気持ちが徐々に変わっていくのだが、それは今後のお楽しみ。

でもれんげの思いがかなっても、だまし神の方は隠し続けなきゃならなくて、架印絡みのドタバタは続いていくんだろうな(笑)。
これだけいろいろやられても、れんげに同情するりんねの優しさもいい。
お金にいろいろ釣られてるとはいえ、なんだかんだで助けているし。
今回は出ないと思っていた桜も可愛いカットで登場。
次回が楽しみ(もう読んでるけど。)

今週の「だがしかし」。
サヤが可愛くておもしろかった。
今週の「ハヤテのごとく」。
ハヤテがダークでおもしろかった。
(2015年11月5日の日記)
11月6日 ナンバー追跡
原作少年サンデー2015年10月14日(46号)「境界のRINNE」第302話「ナンバー追跡」

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正直3話も引っ張る話か?と思ったけれど、2話目で俄然おもしろくなった。
長い話のメインが架印とれんげだとちょっと弱いと感じていたけど、鳳が出たせいか。
今回のおもしろどころは全部りんねと鳳が持ってった。
れんげはやっぱりあくどさ100%の方がインパクトあっておもしろい。

お金なんて関係ない、架印に認められたくて浄霊に勤しむれんげは可愛い。
でもライセンスの偽造にミスがあったことから架印が疑い始め・・・。
ライセンスの落とし主は「やっぱり」鳳だった。
超大金持ちの家で超豪華なアフタヌーンティー!

この3枚プレートのケーキスタンド、欲しいんだよなあ。
いつもお店で見かけるたびについ買いそうになる。
でも買ったところでおしゃれにお茶する自信なんてないから、涙を呑んであきらめる。
それにしても高橋さんの描く食べ物はいつもほんとおいしそうだ。

でもこんないい子なのに、みんなにぞんざいに扱われる鳳が可哀そう。
誰か鳳を好きになる男子現れないかなあ。
個人的には翼と相思相愛なって欲しい。
でもそうなったら最終回が近づくか、それもやだ。
あと電気ウナギ霊も妙な可愛さがあった(笑)。

ストーリーよりも一番おもしろかったのが、れんげのミスを指摘するりんねに、れんげが「社長と話してる みたい。」と言うところ。
「人の部屋で血ヘド吐かないでくれる?」の台詞もいい。
血ヘド吐くほど嫌なのね。
りんねは一応れんげのために言ってるのにね、でも似てたね(笑)。
鳳と架印、鳳とれんげの漫才もどきも楽しかったので次回も期待。

「だがしかし」はオチが弱かったというか、最後だけあまりおもしろくなかった。
途中まではかなり笑えた。
「ハヤテのごとく!」もこういう展開は大好き。
(2015年11月6日の日記)
11月9日 信じたい
原作少年サンデー2015年10月21日(47号)「境界のRINNE」第303話「信じたい」

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桜も架印も入っていけないりんねとれんげの絆、それは「お金」。
そこが何より笑えた。

りんねの留守宅に架印を連れ込む桜もいい。
なんとなくれんげを意識し始めた架印もいい。
れんげの黒猫婆やが「タマ」という名前なことも発覚!(アニメ用?)
話そのものよりも、こういった小ネタが笑えた3話目。

でもなんだかんだで、りんね優しいよね。
鯖人みたいにお金のためにれんげを救う、になってるけど、それがなくてもれんげを 助けていたと思う。
そこにお金を絡ませて笑わせるところ、本当にうまいなあと思った。

賑やかしの鳳もいいし、最後のオチもおもしろかった。
タマはもっともっと出番が欲しい。

隣りページは「だがしかし」。
りんね28巻と同日12月18日に早くも4巻発売。
アニメも決まって絶好調。
りんねもぺらぺら ココナツもぺらぺら、何気にかぶってる(笑)。

今回の蘊蓄はまじめに勉強になった。
今週は他に「湯神くんには友達がいない」がおもしろかった。
最初から読みたいなあ。
(2015年11月9日の日記)
11月10日 ブーケが欲しい
原作少年サンデー2015年10月28日(48号)「境界のRINNE」第304話「ブーケが欲しい」

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「紫のバラ」に一体どれだけの人が反応しただろう(笑)。
「ガラスの仮面」って有名だけど。

今回は表紙にちょっと期待したけど、ラブコメ色は見事になかった。
翼が何のためにいるのか、突っ込み要因にしか見えない不思議。
でも今回の理系女子霊、なんとなく好き。
特に284ページの「もらったあ!」から「くっそ〜」の流れ、そして最後の「ちっ。」

実は意外と深刻な話、よくある話。
でもそこをギャグに仕立てる手法、やっぱりうまい。
次回はお休み。

今回と次回の「だがしかし」。
ミニコーラはそんなきわどい駄菓子だったのか(笑)。
中にラムネ菓子が入ってること、初めて知った。
おもしろさ+なんだか甘酸っぱい気分になった。
秘密基地なんて縁のない子だったのにね。

「ようかいけむり」は表紙からして良かったけど、これまで最高のおもしろさ。
この2人の女の子、ほんと可愛いなあ。
(2015年11月10日の日記)
11月13日 魔女の集会
原作少年サンデー2015年11月13日(50号)「境界のRINNE」第305話「魔女の集会」

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正直言ってくだらない、でもおもしろいんだよなあ(笑)。
このくだらなさで後編まで引っ張るか?
なぜ六文がピザに、しかも一切れ食べられたピザの姿に?
アネット絡みで納得できるくだらなさ。

アネットの飲酒記憶喪失、家族の温泉、いつものパターンで被害者六文。
背中が皿なのが微妙に笑える。
桜の差し入れ、コーラだけでも喜ぼうよ。
「辛い!!」の場面、桜の表情があまりに同情に満ち溢れていてこれも笑える。

しかし後半に入って一気にミステリー!
亡くなった魔女会日本支部(笑)の長老(おばあさん)が幽霊になって魔女の集会に参加、 六文をピザにしてしまったのだという。
しかも十字架棺とまるでクリスチャンのような葬儀会場に「ちーん」と鳴るのは「鈴(りん)」の音?
しかも長老は三途の川を渡ってるし。

りんねは危ういところで長老を連れ戻すが、長老は六文の魔法を解くことができないと言う。
うっ、くだらないのに続きが気になる〜。

今週の「だがしかし」。
年中夏休みの世界だけど、ココノツガが補習のため学校に向かうのだけど、期待してた 新キャラや学校という新たな舞台はなし。
でも読んでるうちに、「だがしかし」はこれでいいのかと思ってみたり。

ほたるの188ページのパインアメ鳴らした時の手、気になるよね〜。
ちなみにこの顔も可愛い。
そういえばりんねもバス酔いしてたなあ。

気になるのは「ハヤテのごとく!」
最終章が近づきつつある?
(2015年11月13日の日記)
11月19日 集会の秘密
原作少年サンデー2015年11月18日(51号)「境界のRINNE」第306話「集会の秘密」

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ここまでおもしろくなるとは、と正直意外だったけど、話そのものよりも表紙の「食べるな危険」と 246ページの六文第二形態が全て持ってった。

アニメ「うしおととら」のOPが筋肉少女帯の「混ぜるな危険」で、これがまた原作の良い意味での 古さや暑さや泥臭さにぴったりの、文字通りデインジャラスな曲。
(なぜだろう、カタカナで「デインジャラス」と書くと、それだけで古臭く感じてしまうのは?)。
表紙にこの煽りを持って来たのは高橋さんの?あるいは編集さんの遊び心に違いない(笑)。

もうひとつ嬉しかったのは翼が(スポンサー役で)出てきたこと。
長老のおばあちゃんも京田尚子さんの声で聴きたい、いい味出してた。
こういう話になると、りんねや桜は意外と影が薄くなるのだけれど、ピザ六文のおかげで 今回は目立ってた。
酔っ払いアネットと鯖人を対決させてみたいと思ったのは私だけじゃないはず?

今週の「だがしかし」。
瞳が大きくなるとほたるに似てくるサヤの不思議。
学校はどうしてるんだろうという私も含め、読者の疑問に答えてくれた登校日。
でも見事にいつものメンバーしかいなかった。

でもこの漫画はこれでいいかと。
次々新キャラ出てきたら、レギュラー陣の個性が薄まりそう。
駄菓子ないやんと思っていたらペーパーローリングが何気に出てた。
笛じゃないのね。

他にどはまりしたのが「湯神くんには友達がいない」。
初回読んで、それほど興味持てなくてずっと読んでなかったのだけれど、落語のあたりから急におもしろく 感じるようになった。

ちひろ顔のあざらしに、桜のイルカを思い出したのも私だけじゃないはず(笑)。
ちひろのアザラシの持ち方がイイね!
(2015年11月19日の日記)
11月26日赤い百葉箱
原作少年サンデー2015年11月25日(52号)「境界のRINNE」第307話「赤い百葉箱」

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最近りんねがおもしろい。
いえ基本いつもおもしろいんだけど、最近は何というか、ストーリーやギャグよりも雰囲気でおもしろいと 感じる、なぜだろう。
私の読み方が変わってきたのかな?

今回の話もおもしろかった。
キツネといえば「うる星やつら」のしのぶに恋したキツネがどうしても頭に浮かぶが、思い出しながら 読むと、余計笑える。
先日の九尾のキツネもおかしかったし、高橋さんはこんな話、ほんとにうまい。

相手が一応神様なので遠慮しつつ遠慮しないりんねに笑い、冷静に突っ込む翼と桜に笑った。
最後依代に戻ってみっちみちなキツネに一番笑った。
お稲荷さんっていいよね、大好き。

今週の「だがしかし」もおもしろかった。
いつも得体のしれない(だがそこがいい)ほたるさんが、今日は普通に迷子。
心細がったり、ココノツに会えて涙ぐんだりする顔が可愛くていつにもまして親近感(笑)。
でもそこで恋が生まれる予感は全くなし、なのに笑える。

ココノツもほたるがうちで寝ちゃったらもう少しときめこうよ。
でもほたるさん、「大人」なのね、いま何歳?
ちなみに「ハヤテのごとく!」もおもしろかった。

あと巻頭カラーで藤田和日郎さん、西森博之さんの新連載のお知らせが!
さらぬ久々に「銀の匙」!
と思ったら2月3日発売号か、先は長い・・・。
(2015年11月26日の日記)
12月3日湯たんぽをどうぞ
原作少年サンデー2015年12月2日(1号)「境界のRINNE」第308話「湯たんぽをどうぞ」

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いつも昭和を感じさせる「境界のRINNE」だけど、今回は昭和の中でも「めぞん一刻」、いえその時代を さらに遡ったような雰囲気。
表紙のりんね、幸せそうだけど鯖人に似てる悲劇(笑)。
封印されてたあたりは「犬夜叉」の「肉づきの面」も思い出す。

あっちは「犬夜叉」の中でも屈指のグロテスクさだったけど、りんねでそうなるはずもなく。
ちなみに持ち主は温水さん、温かそうな名前だ。

りんねがあずかった湯たんぽ、あったかいけど悪寒もするって・・・。
終わりもほのぼのあったかくもなんか間抜けで、いかにもりんねという感じ。
この湯たんぽ、今後も登場するのかな?
あの世の温泉行ってみたい。

今週の「だがしかし」。
続き物だと思わなかったけど、真夜中2人っきりでしかも彼女?が寝ちゃっても紳士なココノツ、真摯な男だ。
今週出たのはあんこ玉。
一瞬「舟和」を思い出したけど、あんこ玉なのにきなこがまぶしてあるの?
「わがしかし」にはほんとに噴いた(笑)。

中はあんこの塊なんだよね?
きなこ苦手なので、きなこない方がいいな・・・。
(2015年12月3日の日記)
12月10日美しい窓
原作少年サンデー2015年12月9日(2号)「境界のRINNE」第309話「美しい窓」

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手形物といえば、ミホの部屋に閉じ込められた力士(三角川)の話(第197話「壁の中から・・・」) が思い浮かぶが、ストイックな?あっちに比べてこちらはいかにも忘年会シーズン。
表紙に変な顔のイルカがいるのがいいね(りんねにもらった)。

あの世のショッピングモールで4等賞使い捨て窓拭きワイパーをりんねがゲット。
しかもとっても豪華なオプション付き。
ここで気になるのが、りんねがいくら使って福引きしたか。
現世も12月の歳末セールであちこちで福引きやってるけど、意外と高いんだよね。

先日池袋ショッピングパークで買い物したら、確か500円で抽選補助券が1枚もらえた。
つまり、最低5,000円買わなきゃ抽選できないわけ。
986円だったかの買い物して、あわてて100円のお菓子追加した私です(笑)。
歳末商法にしっかり乗せられてるなあと思いつつ。

あと4等でこれだけ豪華なのだから、1〜3等の商品も気になる。
一見豪華、でも使えないオプション付きはぶれないだろうけど。

桜の部屋の窓が手形だらけになっても怖がらないのは相変わらず。
これもけっこうアニメ向きの話じゃない?
「真宮桜には日頃お世話になっているからな。 心をこめてピカピカに磨きあげてみせよう。」の台詞には無駄にときめいた。
でもそれに対して「そう言ってもらえると気が楽だよ。」は気が抜ける(笑)。

最後はお約束のオチだったけど、珍しく?桜の部屋でおにぎりごちそうになって良かったね。
今週は「だがしかし」とXファイルみたいな?「名探偵コナン」がおもしろかった。
ただアニメ「だがしかし」のポスター、サヤの目がパックマンみたいになってるのに激しく違和感。
点でいいのに・・・、ってキーボードの反応が鈍くて重くてすごく疲れる・・・(涙)。
(2015年12月9日の日記)
12月17日第310話「クリスマス浄霊会」
原作少年サンデー2015年12月16日(3号)「境界のRINNE」第310話「クリスマス浄霊会」

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ロマンティックな表紙を見ても、今回もドタバタなギャグ回だろうなあと思ってしまう今日この頃(笑)。
やっぱりドタバタだったけど、ほのかなラブコメもにじませて、今週もやっぱりおもしろい。
アニメで見たいと思ってしまうが、アニメ向きに意識して描いているのかな?

クリスマス会なら最近翼と絡みも多いミホリカも読んだら誘ったらいいのに、と思ったら浄霊会だった。
しかもれんげいるし(笑)。
どう見てもクリスマスの翼に、料理に目を奪われているりんね、素直に拍手している桜、突っ込みいれてる鳳、 そして行儀良く座ってるれんげ、このカットいいなあ。

そういえばアニメ化したのに、どうしてりんねのカレンダー出なかったんだろう。
今年はきっと出ると思っていたのに(涙)。
いつもの4人もいいけど、れんげが加わると、ぽわんとした感じから鋭さ(笑)が出て来ていいね。
霊もなんだかいかにもるーみっくだし。

それにしてもプレゼント!
セミの抜け殻みかん缶、(タマの腹巻の)手編みのマフラーにはやられた。
ガチャガチャしている中で相変わらず常識人の桜も映える!
最近のりんねは説明し難いおもしろさがあるので、コミック派の人も、クリスマス前に読んでほしいな。

で、310話までアニメ化するように是非NHKに要望を!
ついでにりんねのカレンダーを出してくれるようにサンデーに要望を!
4月始まりでもいいかもしれない、アニメに合わせて(本音原画で希望だけど)。

今週は他に「湯神くんには友達がいない」と「ハヤテのごとく!」がおもしろかった。
今週の「だがしかし」、77かしになって新キャラ登場何人目?
ほたるは出て来なかったけど、なんだかしみじみいい話。
でも表紙のサヤの目に白い点があった。
アニメのサヤの目に違和感あったけど、原作基準だったのか。

その場にいなくてもこれだけインパクトあるりんねのタマとだがしのほたる。
タマはアニメでは京田尚子さんにお願いしたい。
これからどんどん出て来て喋って欲しい。

今週のクエスチョン。
3Dプリンターがあったら作りたい物、高橋さんはNHK「新八犬伝」のジュサブローの人形だそう。
そういえば人形町に「ジュサブロー館」が あったなあ、今度行ってみようかなあと思ったら、今年の9月に閉館していた(涙)。

あとは広島だけだった。
やっぱり行きたい見たいと思ったら後回しにせず、その日のうちに(さすがに無理か)行かなきゃだめだなと つくづく思った次第。
高橋さんは見に行ったことあるのかな?
(2015年12月17日の日記)

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