★原作に関して軽くネタバレ含みます。★
★第四十七章「混沌の海へ」
其ノ壱 沖縄へ
其ノ弐 流、妨害
其ノ参 ハマーからの手紙
其ノ四 麻子、沖縄へ
其ノ五 海へ
其ノ六 流対とら(1)
其ノ七 流対とら(2)
其ノ八 流対とら(3)
其ノ九 海に吹く風
(其ノ壱〜其ノ八まで29巻、其ノ九は30巻)
・畠中佑さん(蒼月潮)・小山力也さん(とら)・細谷佳正さん(秋葉流)
・小松未可子さん(中村麻子)・林原めぐみさん(白面の者の使い)
・てらそままさきさん(厚沢恭治)・牧野由依さん(羽生礼子)・ふくまつ進紗さん(悟朗)
・森訓久さん(赤羽)・高口公介さん(仙嶽司令官)・拝真之介さん(HAMMERガードマン)
・河村友美さん(HAMMR女性スタッフ
結局歩達3人組は完全削除で、麻子がHAMMRの車を見つけて声をかける設定に変更された。
なので、病院抜け出し直後のひどい状態や、片山の部屋で静養する場面もなく、麻子が
とんでもないスーパーガールになってるし、何よりもあの超ミニスカセクシー衣装、HAMMRのどっから
持って来たって話になる(笑)、が、そんなことはどうでもいい。
今回は潮と麻子、とらと流の声優さん対決が凄かった。
逆に礼子が絵を見つけるところ、せっかくのいい人悟朗さんもちょっと影が薄くなって残念、仕方がないか。
前半はテンポが悪い。
原作通りの動きをさせて、原作通りの台詞を喋らせて、原作通りの展開にしてたらどうしてもテンポが悪くなる。
たとえば悟朗が潮に凶悪な顔しろって部分、笑わせどころだから忠実に2回もやったけど、HAMMERの麻子を
削ってそれか?と思ったし。
そして麻子と潮の再会での麻子が花の中に佇む回想のカットも残念、あれは1枚絵でもできそうなのにって
考えちゃうのは素人の浅はかさ?
流の苛立ち、とらの苛立ちは原作未読の視聴者にどこまで伝わったろうか。
明確に割り切れない人間という存在に共感しつつあるとらの苛立ちはわかりやすい。
でも流の気持ちは原作読んでもよくわからなかった。
本気出してどうのこうの言っても、時分は杜綱を救ってやれなかった、日輪と共に自爆しようとした、あれらの事件で
流は本気だったと思うし、それでもできなかったのに潮がやってのけた。
敵を倒しただけでなく、関わった者たちの心をも救う。
たとえば流の敵対を潮に対する嫉妬にしたら話はもっとわかりやすかったかも。
それだと小物になってしまうので、例えばの話だけれど。
流は万が一とらに勝ってたらどうしてただろう。
そのまま白面の者に再び向かって自滅する未来しか見えない、あるいは虚無。
やはりかっこいいけど、愚かな選択だったと思う。
流もわかっていただろうし、だからこそとらも真っ向から受けて立ったのかも。
でもとらは力の加減をせず(できず)、結果的に流を殺してしまう。
気に入っている人間を殺し、同時に救ったとら。
流は満足だったろうが、とらの胸中を思うとつらい。
たてがみに隠れて見えないその横顔、絵的にとても好きな場面。
そして真っすぐな性格だけに、そしてまだ子供なだけに、潮はその微妙な部分に気づけない。
感動プラス怒り、当時も流に対しては微妙な感情しか持てなかった。
アニメの戦闘も迫力あったけど、どうも狂ったながれの表情がおもしろくて辛い。
ポーズもなんだかおもしろくて辛い(原作もだけど)。
出番は少なくともいいキャラしてたふくまつ進紗(しんや)さん、「戦国BASARA2」に出演されてたそうだ。
はっきりわからないけど、伊達か真田配下の武将か兵士かな?
その悟朗に振り回される相棒赤羽が森訓久さん。
「蒼天航路」の程普?場面は思い出せるけど声は覚えてない・・・。
おもしろいのが前回石化した字伏だった拝真之介さん、転職?して今回はHAMMERのガードマンだった。
こういう楽しい発見があるから声優さんチェックはやめられない(笑)。
(2016年5月17日の日記)
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