「MAO」感想(第141話〜150話)
5月27日 第141話「隠れ家の異変」
原作少年サンデー2022年5月25日(26号)「MAO」 第141話「隠れ家の異変」

☆   ☆   ☆

Twitterにあったとおり、
「九百年前の真相に迫る、新展開突入」の章。

大五らしき人物、猫鬼、不知火、幽羅子が久々に登場。
物語の本筋に関わるキャラなので、安心感がある。
そして摩緒側には夏野。

まあ華紋や百火は、別行動をしててもあまり調査をしているようには見えないので、ここは夏野が 適任だけど、やはり賑やかしは欲しいところ。
この後摩緒や菜花が不知火や幽羅子と本格的に対峙するときは、華紋や百火も登場して欲しい。

さて、火脅の面を摩緒に祓われた流石は、なんとかクビは免れた模様。
しかも不知火が手こずっている摩緒の呪いのかかった針を一瞬で祓ってしまう。
ここで入った幽羅子の「嫉妬は禁物ですよ。」には笑った。
不知火の立場とは関係なく、そこかしこで見られる充実した小物感。

五色堂に異変が起こり、妖を飛ばして様子を探る幽羅子。
そして蘇った大五らしき人物は襲い掛かる妖に土を飛ばして破壊する。
そばで見守る猫鬼は、抜け殻だと思っていた男が身を守ることに驚く。
はたから見ると、男に懐いている猫にしか見えない。

そして幽羅子の隠れ家の異変を察した夏野は摩緒、菜花と共に隠れ家に向かう。

ここからがとてもおもしろい。
摩緒は隠れ家の中に1人で行くという。
理由は、この邪気に菜花を触れさせたくないため。
何故ならば、幽羅子にとって、菜花は
「愛しい摩緒を奪おうとする憎い恋敵」だから。

摩緒が紗那のような恋愛感情を菜花に持っているとは思えないが、ぞれでも大切に守りたい 存在であることは事実。
幽羅子はすでに、そのことを見抜いており、菜花に激しい嫉妬と憎しみを抱いている。

そして夏野も気づいている。
「摩緒は幽羅子が怖いのか。」
紗那を殺した幽羅子を「憎いのか」ではなく、「怖いのか」。
幽羅子の嫉妬と憎しみに菜花もまた殺されるかもしれない、そのことが摩緒にとって恐怖なのか。
そこで喜んでいる菜花は確かに無防備で、危なっかしい。
でもきっと夏野と共に何らかの形で巻き込まれるんだろう、そこにいるのだから。

幽羅子の邪気を上回るその幼さや鈍感さ、そして摩緒へのまっすぐな想いは幽羅子にどんな影響を 与えるのだろうか。

そして1人隠れ家に乗り込んだ摩緒は傷ついた幽羅子を見つける。
大五らしき人物に放った妖を撃退されたからこの姿なのか。
妖を放つ時はいつもこの姿なのか。
摩緒の同情を買うための罠なのか。
ちょっとわからない。

罠かと思うのは、幽羅子に対してちょっと意地悪な見方だけど、幽羅子はかつて、菜花を言葉で 惑わし、摩緒への想いをあきらめさせようとしたことがある。
傷ついた顔を摩緒にさらすことに対しての抵抗感はないようなので、この姿で摩緒を絡め取る 可能性は十二分にあると思う。

そして摩緒の危機に夏野と菜花が駆け付ければ、菜花が本気で怒れば、物語は大きく動く。
可能性は薄いが、邪気を追って大五らしき人物と猫鬼が参戦することもあり得る。
ただ、仮に彼が大五だったとしても、大吾と幽羅子が会ったところでそこには何も生まれない。
幽羅子は紗那の顔をした別人なのだから。

少なくとも大五の側に、「紗那の顔」、昔の恋人の顔を見て覚醒する可能性はあるか。
こう考えると、幽羅子は紗那であった方が話としてはおもしろかったような気がする。
摩緒←幽羅子←大五より摩緒→紗那←大五の方がどろどろ感が増して良し。
「犬夜叉」での三角関係には食傷気味だった気がするが、「MAO」にはもう少しどろどろ成分が欲しいかも。

「舞妓さんちのまかないさん」は次号より休載、再開は未定とか。
取材とされていないので、体調を崩されたのだろうか。
(2022年5月27日の日記)
6月2日 第142話「本当の顔」
原作少年サンデー2022年6月1日(27号)「MAO」 第142話「本当の顔」

☆   ☆   ☆

内容に関する重大なネタバレがあります。

今回は驚いた。
今週明かされた紗那と幽羅子の関係。
普通に考えればありそうなことなのに、うまくミスリードされちゃった。
幽羅子をヒールの立ち位置にうまく置いたなあ・・・。

それからもうひとつ、先週希望したどろどろ関係が始まりそうな予感もしたり。

最初に幽羅子に謝らなくちゃ。
幽羅子のあの顔は、摩緒の同情を買うための罠などではなかった。
妖を飛ばすことがこたえるのか、大五らしき青年が妖を撃退したことで傷ついたのか、 かつての顔に戻っている。
摩緒は「自分で邪気を制御できない」と思っているようだけど、先週号では大丈夫だったから、 今回特別なのかも。

そして幽羅子が「紗那の心臓」を手にすると、その清浄な気により、顔の邪気は祓われ、元に戻った。
それどころか、素顔なのか?清楚な顔になってとても美しい。
髪も乱れているせいか、これまでとは別人のよう。
そして一気に雰囲気が紗那に似て来た。

紗那が憂いを含んだ眼差しならば、幽羅子は少しだけ鋭い感じ?
でもその違いも素敵で、初めて幽羅子の顔がキャラとしていいと思った。
そして2人の顔が同じなのは、幽羅子が紗那の顔を奪った、のではなく双子だったから。

でも紗那を殺したのは幽羅子。
なぜなら紗那が望んだから。
大五を失った紗那を絶望から救うために。
そして大五の魂を鎮め、救い、魂になって大五の側に寄り添いたいという紗那の願いをかなえるために。

幽羅子が摩緒が慕う紗那を憎んで殺したのではないならば。
紗那に成り代わって摩緒に愛されようとしたのでないならば。
摩緒には幽羅子を憎む理由がなくなる。
哀れだから救いたいと語った摩緒の気持ちが今後どう変わるか興味深い。

双子であっても全く別人だと思うけど、紗那と幽羅子の関わりは深すぎる。
紗那は幽羅子が自分と双子の関係と知っていたのかはここでは書かれない。
紗那の目に、幽羅子が鬼神に見えていたというのなら、紗那は知らなかったのだろう。

今回次々と新しい情報が出て来て、話も一気に進んだ感じ。

死んだ紗那の父、御降家当主はその時、青い光の玉を握っていたという。
大五の目の色、無念の魂。

幽羅子が紗那を殺したとしても、脚色して語ったのは白眉。
そして、摩緒たちがあの日に見た大五の魂は、今どこにあるのか。
あの青年の元に戻ったならば、大五は蘇るのではないか。
その魂と紗那の魂が何らかの形で結びついていて、紗那の心臓がこんな形で生きている以上、 紗那復活もあり得るのでは?
と、そこまで行ったらやり過ぎか。

「御降家の娘・紗那と幽羅子。
同じ顔を持つ、血を分けた少女たちは、あまりにも異なる運命を辿ることに・・・」
最後のページの柱に書いてある言葉。
それにしても今週の幽羅子は本当に奇麗だ。

今後の展開が楽しみだけど、唯一の心配が、菜花がどうも蚊帳の外であること。
摩緒にとって菜花は大切な存在だけど、どうしても妹のような感覚に思えてしまう。
雰囲気的に百火がもう少し内面が成長したらお似合いで、それもまたいいカップルにはなりそう。

コミック「MAO」13巻は6月17日発売予定、表紙は芽生。
芽生の過去と、「あの日」の紗那が描かれる。
あの日に続く今週の展開か、ああ来週が待ち遠しい。
(2022年6月2日の日記)
6月9日 第143話「双児(ふたご)の役割」
原作少年サンデー2022年6月8日(28号)「MAO」 第143話「双児の役割」

☆   ☆   ☆

最近はこれまでの停滞が嘘のような怒涛の展開が続く。
そして改めて自分が不知火を過小評価していたことに気づく。
それが今週の私。

今週もまた緊迫感のある会話。
紗那と幽羅子が双児であると、幽羅子に教えたのは不知火。
2人には呪いの通り道としての役割があり、幽羅子は呪いを受ける器、紗那は幽羅子が受けた 呪いの浄化。

不知火は能力がないため、御降家当主のそばで下働きをしているうちに、双児の存在を知ったらしい。
地位は下でも、当主の側にいることで、誰も知らない御降家の秘密を知る立場になった。

現在の不可思議な力をどうやって得たか、摩緒たちがそうして半不死身な存在でいるのかはともかく、 不知火の当時の行動によって御降家の人々の運命が大きく変わったことは興味深い。
そして不知火は、幽羅子に惹かれていたのだろう。
ここで思いがけなく幽羅子を挟んで白眉と不知火の三角関係?(どちらも眼中にない幽羅子)。

ただ、幽羅子は紗那と自分の関係を知っても紗那を恨んだり羨んだりすることはなかった。
人と関わることなく育った幽羅子は、摩緒に対して以外人に対する感情を持ち得なかったのか。
紗那の心臓によって邪気が浄化され、紗那と同じ顔になり、双児を実感した時から幽羅子の本当の人生が始まった。
ここまでが今週の第一部。

第二部、最初の大五の死は、「ロミオとジュリエット」のごとく、紗那と大五が仕組んだ狂言だった。
夏野が協力して大五は仮死状態になり、葬られる。
その後蘇った大五は紗那を連れて逃げるはずだった。
若い2人の計画とはいえ、甘かったなあと思わずにはいられない。
大五1人ならともかく、紗那まで消えたらすぐにばれるだろうし。
紗那が消える方法が本当はあの火事だったとしても死体がなければ。

ここで当主を殺したり、幽羅子を身代わりにすることまでは思わなかったろうし。
でも物語として、2人の計画が完璧である必要はないし、その結果があの夜になったのだと思えばおもしろい。
当然のことながら、幽羅子はそのことは全く知らないから語ることなく、摩緒たちの前から去ってしまう。

そして第三部。
今幽羅子が追っているのは、幽羅子の邪気を襲った男。
幽羅子自身は大五に何の感情もないだろうが、その顔が紗那と同じであり、その手に紗那の心臓があったら・・・。
大五が復活しそう。
ついでに紗那の心臓も蘇って幽羅子の中で復活したら、ちょっとやり過ぎか?
紗那と幽羅子で1人で2人みたいな展開もおもしろ・・・いかも。
いやそれだと紗那と幽羅子が可哀そうすぎる。
(2022年6月9日の日記)
6月16日 第144話「配剤師」
原作少年サンデー2022年6月15日(29号)「MAO」 第144話「配剤師」

☆   ☆   ☆

今週はコミック13巻発売(17日)直前巻頭カラーで御降家メンバー勢揃い。
でも陰陽師装束に烏帽子で白黒のインパクトが凄い。
特に烏帽子のインパクトが凄い。
そして菜花(と乙弥)がいない寂しさ。

ここで大きな勘違い。
幽羅子が大五の元へ行ったと思ってたけど、そうではなくて不知火の元に戻っていた。
まあここで大五に会っちゃうと話が進み過ぎるか・・・。

そしてまた別のステージに進んでしまった。
華紋のお見合い話が絡んできたけど、新たな敵?配剤師が現れる。
彼の髪型と服装と持っていた鳥籠が気になる。
配剤師が与えた薬を飲んだ、華紋のお見合い相手の緑。

深刻な病気のあった緑の命をつなぎ留める「魄の種」に芽生を思い出す。
でも、体質に合ったのか、美しいまま生き永らえる芽生と違い、緑は体から何本もの枝が 突き出し、怪異のように変化していた。
(ここで人魚シリーズのなりそこないを思い出した。)
名前が「緑」なだけで、巻き込まれることが運命づけられているような・・・。 御降家の呪具を使ったように見えるが、外見は全く異なる配剤師。
華紋を狙うにしても、いかにも回りくどく、不知火や幽羅子の仕業とも思えないのだが。
緑に傷つけられたばあやの手当てのために、摩緒と乙弥が残り、家紋と菜花が緑と 相対するのが興味深い。

華紋は相手次第で非情になれるが、緑相手では無理だろうし、菜花も緑を救いたいだろう。
緑には摩緒が適任のような気がするが、ここで摩緒が残った理由があるのだろうか。
それにしても気の毒なのが緑。
「美人」ではないが、気立てが良さそうで、もしかしたら華紋に会わなければ、平凡で幸せな 人生を送っていたかもしれない。
病気で亡くなったかもしれないが、それでもこんな姿になるよりはましだろう。
それでもひたすら華紋に焦がれる姿が痛々しく、どんな結果になれ華紋の心に大きな傷を残しそう。

人魚の湧太もそうだったが、摩緒も華紋たちも半不老不死なだけで、関わる人々の死を常に 意識しながら生きてきている。
それはとてもとても辛いことで、「人魚」に続いてこのテーマも含めた作品が描かれたことがとても嬉しい。
(2022年6月16日の日記)
6月24日 第145話「天からの授かりもの」
原作少年サンデー2022年6月22日(30号)「MAO」 第145話「天からの授かりもの」

☆   ☆   ☆

今週のメインは摩緒の袖(笑)。
本編を何とも思わず読んだけど、409ページの「水曜日のDiary」に「おおっ!」となった。
設定は大正13年(1924年)で、男性の半袖ワイシャツは昭和にならないと作られないので、念のため 腕まくりさせているそう。

読み返してみたら、ちらっと見えたのが2カット。
時代考証って本当に大変。

今週は配剤師との対決が描かれる。
華紋が魄の種の除草薬を使って緑を救ったのは良かったけど、これで緑の恋と病気はスルーされてしまうのかな。
出番がなくなればちょっと不憫。
でも摩緒や華紋の世界には、普通の人間が関わることは許されない雰囲気がある。
緑も華紋と関わらなければ、こんなことにはならなかった。
このまま退場が一番幸せなのかも。

一方、配剤師はキリスト教を意識したような形で出て来たけれど、元は普通の農民で、たまたま悪い腫れ物が できて、死にかけていたところ、野生化した魄の種を偶然見つけ、また体質も合ったらしい。
少なくとも数年生きている。
芽生も何年生きているのか、芽生も除草剤で救われて欲しい。

今回は華紋大活躍の回で、でも華紋はこの男をどうするつもりなのか。
緑と違い、体内に馴染んでいるようなので、下手に除草剤を使うと元の病気に戻って死んでしまうのではないか。
芽生も健康体に戻っていて、除草剤を使っても大丈夫だといいのだけれど。
ただ芽生も罪を犯していることに変わりはない。
この世界に法律は入り込んで来ないけれど、その辺をどう塩梅して行くのか。
さらに、芽生はやるべきことがあるから生きているけど、生に執着しているわけではないらしい。
配剤師には申し訳ないけど、芽生のためにこの対決がどうなるかが気になる。
(2022年6月24日の日記)
6月30日 第146話「生死を握る」
原作少年サンデー2022年6月29日(31号)「MAO」 第146話「生死を握る」

☆   ☆   ☆

今回の華紋のけじめのつけ方を見て、これまでの摩緒たちの生き方を考えさせられた。
猫鬼が摩緒を意図的に生かしていたにしろ、華紋や百火、夏野や白眉、不知火が生きている理由にはならない。
幽羅子も微妙な立ち位置だ。

そして、これまで読んで来て、華紋や百火は「ただ生きていた」だけのように見える。
摩緒には生き続ける理由があり、夏野にも使命があった。
不知火たちはグループで目的を持って動いている。
やはり百火と華紋が浮いている。

御降家の人間が「生きる」運命にあったから生きているだけと思われてもおかしくない。
(今後それなりの理由が出てくるだろうが)。

その長い年月の間、華紋や百火がどう生きて来たかがとても気になる。
今回は、華紋の生き様を垣間見る思いがした。

その前に、今回のゲストの配剤師。
配剤師は悪役として出ているけれど、一概にそうは見えないところが興味深い。
彼は商売をしているわけではなく、とりあえずは助ける意思で魄の種を使っている。
助かった(ように見える)場合もあるし、蔦に喰われて死ぬ場合もある。

そこで男は自分の立場を過信した。
神にでもなったつもりか、と問いただしたいところだが、それが「命を弄んでいる」かどうかは 正直言ってわからない。
ほかの人物の手に渡ったら危ないから、すべて刈り取って燃やしたのも「独り占め」かと言えば そう思えない部分もある。

男の言葉通りだとしてもおかしくない。
男の衣装が慈悲深い神の使いであることも、歪んだ形であれ、男の信念を感じさせる。
華紋が男を殺さなかった(男のその後は描かれないが、おそらく許されたと思う)のは、魄の種を 生み出した己の罪と責任を知っていたから。

そして「人魚」シリーズでも描かれた、摩緒や華紋たちは、普通の人間として普通に生きることは 許されないのだと改めて思わされる。
たとえ華紋が緑を受け入れても、緑は老いる自分と変わらない華紋の葛藤に苦しむことになる。
緑の病気を治したのは魄の種の力なのか。

華紋の業が深いのはその通りだが、罪というのはどうだろう。
今回のエピソードは、華紋という人物の人としての深さが描かれていたように思う。

それでも、なんとなく適当に遊んで記憶を消した過去もあるような気がするのは私の気のせい?
でもこの除草薬、紅子の髪飾りの牡丹を使っていて、その使い方がとても素敵なのだが、前回使って すぐに紅子の頭に再生?してたのにはちょっと笑った。
(2022年6月30日の日記)
7月7日 第147話「化け猫」
原作少年サンデー2022年7月6日(32号)「MAO」 第147話「化け猫」

☆   ☆   ☆

幽羅子の正体が明かされてから何度か考えたのは、幽羅子がもし紗那の心臓を体内に取り込んでいたら どうだったろうということ。
今の幽羅子にとって大五の存在は敵でしかないが、もし幽羅子の中に紗那の影響があれば、「犬夜叉」以上の 泥沼になりそう。
それを期待していたのかいなかったのか、自分でもちょっとわからない。

でも今回、幽羅子は大五を邪魔者とみなし、白眉に殺すように命じる。
ただ邪魔というより、紗那に関して危険な何かを感じたのかもしれない。
白眉も複雑な思いを抱いているようだが、それが幽羅子に対する想いによるものか、幽羅子の中にある「何か」を 察しているのか、この2人の関係も興味深い。

一方、大五は猫鬼を従えて?何かと噂になっている。
化け猫のうわさを聞き付けた摩緒たちは、滝壺に飛び込もうとしていた少女を助けるが、彼女は化け猫と大五に 「救われた」少女静子だった。
恋人四郎が化け猫に喰われたという話を信じ込んで、自殺を企てたらしい。

大五と猫鬼に襲われた男たちは、いわゆる悪役ではない。
恋人がいるのに結婚話を進められて逃げ出した静子にとっては非道な敵だけど。
そのせいで猫鬼は男を殺さなかったのか。
もしくは相手がどんなであっても、とりあえずは殺さない立場なのか。
人喰いの噂だけが一人歩きしているけれど、四郎はおそらく死んではいないと思う。

ここで菜花がなんとなく浮いているのを見て、昔出たゲーム「犬夜叉 呪詛の仮面」を思い出した。
あの中で、かごめが短時間だけど殺生丸と2人で行動する。
現代っ子のかごめと寡黙な殺生丸の組み合わせがなんともちぐはぐで、もしかごめが戦国時代で出会ったのが 殺生丸だったら、摩緒と菜花のようないまいち噛み合わないコンビだったような気がする。

菜花が浮いているのではなく、摩緒が合わせる気がなさそうなのだ(笑)。
かごめと犬夜叉は似た者同士で喧嘩するほど仲が良かったし、りんは幼くても、そこは戦国時代育ち。
殺生丸にもすんなり馴染んだ。

摩緒の、菜花を大切に思う気持ちは変わらなくても、時々見える菜花の空回りが意図してのことなのか。
気になる部分。

そして最後に摩緒の放った符牒に気づきながら、摩緒の物とは思わない猫鬼も不思議。
次回遂に大五と摩緒が出会うのか、楽しみだけど一週休み、残念。
ところで摩緒が飛ばしたのが「符蝶」になってるけど、「符牒」じゃないんだ。
蝶の形をしてるから「符蝶」なのか、ちょっと気になる。
(122話「青い光の玉」では夏野が「なにかあったら符牒で呼びな。」と言っている。)
(2022年7月7日の日記)

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