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7月25日 第11話「呪い返し」 |
原作少年サンデー2019年7月24日(34号)「MAO」第11話「呪い返し」 ☆ ☆ ☆ 最初の頃は、ホラーと言ってもりんねっぽい軽さだなと思っていたけど、今回から一気に人魚っぽくなった。 怖さの雰囲気が変わったかというか、怖さ増し。 「人を呪わば、穴二つ。」 思い出すよねえ、この言葉。 人を呪えば自分もまたその報いを受ける。 「陰陽師」とか「地獄少女」とか・・・。 さて、宗玄は「鐘呼の予言を実現するために」依子の父親を「魘魅(えんみ)の呪法」で呪い殺したと言う。 ここで気になったのが、「魘魅」と書いて「えんみ」と読ませる部分。 私は「厭魅」は知ってたけど「魘魅」の字は知らなかった。 一字の意味は、「魘」は「うなされる。おそろしい夢におびえる」で、「厭」は「飽きる。厭う。嫌になる」。 「魘魅」も「厭魅」も意味は同じだけれど、確かに「魘魅」の方が字面も深刻度も増してかっこいい気がする。 手元にあった漫画「ゴーストハント」の3巻で「ワラ人形に釘を打つ」のはその厭魅の術と、登場人物のナルこと渋谷一也が解説している。 もしかしたら菜花も「ゴーストハント」を読んでいた?なんて冗談はともかく、ワラ人形の呪法はなぜか有名。 (思わず漫画の「ゴーストハント」を続編「悪夢の住む家」まで持って来てしまった、寝る前に一気読みしよう。) 今回宗玄が使ったのはワラ人形ではなく、呪詛の念を込めた人形(ひとがた)を相手の家の門前に埋め、その上を踏んで通った家人は 呪われる術。 それは形だけで、実は毒を使ったんじゃ?と思ったけど(実際そうだったらしいけど)、その後の摩緒が見事だった。 宗玄に報いを受けさせる時の摩緒は笑んでいる。 この怖さ、この笑顔の美しさ。 りんねはどちらかというと桜の目から見るりんねの死神家業が描かれていたけれど、摩緒はいざとなると一人で活躍、菜花が一気に影が薄くなった。 このバランスもいい。 一番怖かったのが、宗玄の頬から牙が出始めるカット、生理的に無理。 むしろ顔に口ができちゃったカットの方がまだましだった。 こういうぶつぶつ系、ぼこぼこ系はほんと、苦手。 「教祖編」はこれにて終了か、でも断言しよう。 「MAO」はおもしろい。 最初はあまり抑揚のない作品かと思ったけど、クライマックスに至る流れが凄かった。 キャラ設定がもっと明確になって、日常描写にメリハリが出て来たら、一気に盛り上がるんじゃないかなあと心より期待してます。 やっぱり「境界のRINNE+人魚」っぽい作品になりそう、「犬夜叉」ではないな。 その「MAO「1巻は9月18日頃発売予定、買うべし!読むべし! ん?11話まで掲載されるかな?10話までかな? 個人的には11話まで載せるべきだと思う。 それからサンデーのプレゼントTシャツ、「MAO」がかっこ良かった。 欲しいかも、着ないけど(笑)。 「ゴーストハント」で思い出したけど、「十二国記公式サイト」で楽俊の 鈴村健一さんのナレーションでプロモーションビデオが公開されていますね。 鈴村さんと言えば、楽俊と沖田総悟しか知らない(たぶん)なので、ナレーションを聞いて鈴村さんとは気づきませんでした。 凄い声優さんはやっぱり凄い。 (2019年7月25日の日記)
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8月2日 第12話「鐘呼さまの予言」 |
原作少年サンデー2019年7月31日(35号)「MAO」第12話鐘呼さまの予言「鐘呼さまの予言」 ☆ ☆ ☆ 大正時代に実際に起きた関東大震災。 菜花が巻き込まれた事故は、震災と関係があるのか。 タイムスリップに実在の事件を絡める、宮部みゆき著「蒲生邸事件」の雰囲気をまとわせながら、物語は進み始める。 現代で白羽を誘って、五行町のシャッター街が大正時代どんな風だったのか調べ始める菜花。 「記録に残っているのは被害の大きかったいわゆる帝都とか下町とかだよね。 この辺りは昔畑が多くて東京市に含まれてなかったみたいだし・・・ だから、郷土史みたいなのを当たった方がいいと思う。」の台詞に惚れた(笑)。 菜花も感動してるけど、そこで思い浮かべるのが乙弥。 でもすでに摩緒のことは異性として意識してるっぽい。 その頃摩緒はミルクホールで鐘臨教事件(鐘呼が絡んだ事件)のまとめに入ってた。 テーブルにシベリアロールがないので、あれはやっぱり菜花へのサービス? それとも摩緒が頼んであげてる? 珍しい?物だから、菜花にも食べてもらって反応が欲しいなあ。 依子が摩緒に惹かれてるのをぴしゃりと止める貂子のあたりもおもしろかった。 貂子は摩緒に惹かれてるというより、むしろ式神に近いなあ。 あまり個人的な感情持ってない気がする。 今回また出たスムージー。 飲んだ方が調子悪いということで、菜花の力を押さえる薬なのだろうけど、それを作る魚住さんの正体は、 そして祖父もまた何か知っていそう。 さて、今回の大きな謎は、自費出版された「関東大震災 五行地区の怪異」掲載の一文。 郷土史家が当時の住民に聞き取りした証言集で、「黒煙の上空からのぞき込む大きな猫を見た―」という言葉。 それは猫鬼なのか。 余談ですが、こういう郷土資料って好き。 その地に行かなければ見つけられないような本や資料。 ほとんどが自分のお金で作る手作り本だから、筆者の愛が溢れている。 知らない土地に旅行に行くと、つい本屋さんや図書館をのぞいてしまう。 高橋さんも白羽くんのように、いろいろ伝承を調べてるのかな。 ちょっと創作の秘密をのぞいたようで嬉しくなった。 今週は他に古見さんとまかないさんとギガとひとりぼっち農園がおもしろかった。 すーちゃんは健太が好き、でも健太はキヨが好き、気づいてたんだ。 せつないね・・・。 (2019年8月2日の日記)
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8月9日 第13話「要石」 |
原作少年サンデー2019年8月7日(36・37合併号)「MAO」第13話「要石」 ☆ ☆ ☆ 今回のキーワードは「要石」。 地震を鎮める石(ナマズを押さえる石)として、作品内では茨城県鹿嶋市の鹿島神宮、千葉県香取市の香取神宮を あげているが、私は日本国中あちこちにあるのかと思っていた。 Wikipediaには他にも三重県伊賀市の大村神社、宮城県加美町の鹿島神社の名前をあげているが、地震の多い国のこと、 村伝えの要石ならあちこちにありそうだ。 これらの要石に共通していることは、掘り出すことができない事。 それだけ巨大というより、不可思議な力が働いているとも伝えられる。 (掘っても勝手に埋め戻されるとか。) う〜、鹿嶋市と香取市見に行きたい。 さて、菜花がこっちでいろいろ調べている頃、摩緒は地震をきっかけに耶蘇教(キリスト教)の教会を調べに行く。 そこは要石が奉ってあった所。 しかも結界の街の中にさらに結界を張って、隠されていた教会。 中に入った摩緒は、吸血魔の修道女たちに襲われる。 菜花が聞いた話の中にも、謎の吸血魔事件があった。 吸血魔達は摩緒の血を吸っても、摩緒の血の毒が効かない。 見た目だけだと木彫りにも見えるけど・・・。 摩緒久々のピンチか、で今週はおしまい。 来週はお休みで次回は8月21日。 まかないさんは百子ねえさんのキャラが良すぎる。 古見さん、只野くんは邪心がないからなんでもできる。 カレーに玉ねぎないのは困る。 (2019年8月9日の日記)
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8月23日 第14話「結界の守人」 |
原作少年サンデー2019年8月21日(38号)「MAO」第14話「結界の守人」 ☆ ☆ ☆ 今週号を読んで思ったのは、「MAO」はキャラの魅力以上にストーリーで勝負する作品なのかということ。 漫画を読んでいるより小説を読んでいる感覚に近い。 さらに高橋作品には珍しく?悲恋の予感もする。 「犬夜叉」で最後にかごめが戦国時代に、犬夜叉のそばを選んだような終わり方ではない、離れ離れの終わり方? まああくまでも今週号を読んで感じた事だから、このイメージも今後変って行くかもしれないが。 摩緒はちゃんとお礼が言える奴だった。←発見 摩緒は蟲毒で体を癒せる奴だった。←発見 摩緒は900年も生きて体が限界だった。←これはきつい発見。 今迄の中で「人魚」シリーズに一番雰囲気が似てると思ったのは、こんなシリアスなところから来るのだろうか。 反面、相変わらずの乙弥が可愛すぎる。 今回はなんとかノミの妖から逃げ切ったが、血の跡をたどって襲って来るはずと、摩緒は結界を張るがそれがどこまで通用するか。 また、今摩緒がいる場所は他の人々に被害が及ばない場所なのか。 地味ではあるけれど、いろいろ気になる展開が続く、以下寺号。 今週のまかないさん、仲良しなのに複雑な3人の恋がちょっとせつないね。 古見さん、アレルギーな私に猫カフェは夢のまた夢。 ギガはここまで戦争に深く関わるとは・・・、重い話が続く。 ひとりぼっち農園、なんだかとっても応援したい。 (2019年8月23日の日記)
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8月29日 第15話「囮」 |
原作少年サンデー2019年8月28日(39号)「MAO」第15話「囮」 ☆ ☆ ☆ 「境界のRINNE」で桜を見ていたせいか、なかなか好戦的な菜花が新鮮。 思い出してみればかごめもこんな感じだっけ。 かごめともちょっと違うか。 今のところ地味めな摩緒よりも菜花と乙弥の掛け合いが楽しいかも。 ノミの妖怪の可愛さもツボ。 苦しそうな摩緒も可哀そうだけど、摩緒がこの調子だと物語として長く続かないんじゃと心配になってしまう。 しかも次号は休載だし。まあこの暑さだし仕方がないか。 高橋先生、がんばって下さいね。 41号の巻頭カラーとスペシャル企画、楽しみにしてます。 9月18日発売予定の「MAO」1巻、「犬夜叉」ほど原色が強くもなく、「境界のRINNE」ほど白っぽくもなく、和風な雰囲気でなかなか良いです。 買うのが楽しみ。 今週のギガ。 本編がとてもシリアスなので、今週の五徳猫には癒された。 しかも表紙とのギャップがまた(笑)。 でもこんな子いたら、アレルギーで大変だろうなあ、私・・・。 今週のひとりぼっち農園。 ひたすら園長さんに同情。 私は園長さんの味方だよ? (2019年8月29日の日記)
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9月17日 第16話「水の顎」 |
原作少年サンデー2019年9月11日(41号)「MAO」第16話「水の顎」 ☆ ☆ ☆ 今回は巻頭カラーページとスペシャル対談二本立て。 (対談の感想は別記事になります。) カラーページよりも、陰陽師としての摩緒の動きが美しかった。 アクションの部分もいつもより気合が入っている感じ。 16話まで読んで来て、私の中ではクライマックスかな? 「お前たちはすでに私の結界の虜・・・ 水の顎を以て剋す!」 羽虫(うちゅう)であるノミの妖(火属性)に対し、塩と大豆で水の結界を作り、水属性の霊獣である玄武に 襲わせる。 水は火を消す、つまり水(すい)は火(か)を剋す。 書いてるだけでワクワクして来るけれど、菜花の 「本当だ・・・バクバク食べてるし・・・」でいろいろ台無し(笑)。 「顎(あぎと)」は「あご」の別読み。 「八つ墓村」に「龍の顎」とかあったなあ。 久々に読みたくなった。 ノミ妖怪(冥加ではありません!)を退治し、要石にも亀裂を入れた摩緒だが、割れたのは表面だけ。 玄武の形代も真っ二つで落胆する摩緒。 「摩緒さん」から「摩緒!」の流れがいかにもるーみっく、笑える。 ノミの妖編は一件落着? 次の事件がどうなるかに期待。 他はひとりぼっち農園がおもしろかった。 園長のカレー、きっとおいしいよ、絶賛だよ。 私も食べたい。 (2019年9月17日の日記)
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9月24日 第17話「あの日の記憶」 |
原作少年サンデー2019年9月18日(42号)「MAO」第17話「あの日の記憶」 ☆ ☆ ☆ 今週の「MAO」では話が大きく動いた。 ノミ妖怪編が決着して、摩緒の世界は通常に戻る。 猫鬼と再び会うことができなかった摩緒に、菜花は関東大震災に関して告げる。 菜花の世界でそれは起こり(ただし過去=大正時代)、要石は消失し、大きな猫が目撃されている。 ここで菜花の言葉を信じない摩緒と乙弥にちょっと笑った。 普通の人間ではない彼ら、ゲートを通して2つの世界を行き来している菜花を見ている彼らならあっさり信じると思ったのに。 そのゲートを通れるかどうか心配になった菜花、無事に戻ることはできたが菜花の世界では1ヶ月が経っていた。 菜花の行方不明は入院扱いにされ、心配したと言いつつ捜索願いも出さなかった祖父。 そしてその祖父はあの日・・・。 さらに菜花の妖力を押さえていると(私が)思っていたスムージーは、菜花の記憶を消すための物だった。 菜花の妖力を知りながら、菜花を守るために存在すると思われていた祖父と魚住さん。 実は逆だったのか、菜花を監視していたのか。 また、菜花の不審に気づいた彼らはどう出るか。 「次号、物語が大きく動く」、これは楽しみ。 新連載「MAO」で気になるのが、作者が「大震災」をテーマに扱っていること。 萩尾望都さんとの対談で、真っ先に大震災と真正面から向き合った萩尾さんを称賛しながら、その難しさを語っていた高橋さん。 「菜花」の名前は萩尾さんの作品「なのはな」へのオマージュなのか、高橋さんなりのやり方で大震災に向き合う決意なのか。 実は野田サトルさんとの対談で、そのあたり触れられるかと期待していたのだが、ヤングジャンプ篇でも出て来なかった。 それは「MAO」はあくまでも漫画として楽しんでほしいから? でもその中に高橋さんなりのやり方であの大震災と向き合っている、私はそう信じている。 漫画として楽しむ、その裏側で高橋さんの想いを、私なりに探っていきたい。 (2019年9月24日の日記)
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9月26日 第18話「始まり」 |
原作少年サンデー2019年9月25日(43号)「MAO」第18話「始まり」 ☆ ☆ ☆ 「MAO」のおもしろいところはキャラ紹介の単発エピソードから始めず、最初からストーリーを 動かし、謎もどんどん明かしていくところだろうか。 「おもしろい」と書いたけど、読んでのおもしろさではなく、「犬夜叉」や「境界のRINNE」と比べての 手法の変化のこと。 これが作品のおもしろさにつながっているかといえば、むしろキャラ像がつかめず、1話ごとの盛り上がりに 欠けたきらいがあると思う。 でも今週号は本当におもしろかった。 「真実が菜花を揺さぶる―・・・」 96ページに書かれた言葉の通り、祖父の謎、スムージーの毒?、猫の妖?の登場、摩緒と菜花の変化と 謎が一気に明かされようとしている。 もうこれがクライマックスで、次回最終回と言っていいほどの勢いがある。 さらに個人的に気になるのが白羽の存在。 白羽は菜花がシャッター街に消える瞬間を目撃してしまう。 白羽も大正時代に来るとは考えにくいが、菜花の秘密を知った上でこちらでサポートする役として使うなら便利かも。 北条くんポジ?でも便利、みたいな(笑)。 なにしろ菜花は不安や心配もあるだろうけど、すでに摩緒をかなり意識しているようだし。 (摩緒側はまだ不明)。 102ページの菜花を見下ろす摩緒の表情がとても好きだ。 それから蟲毒の壷を死守した乙弥には笑った。 ギャグ抑え目って、しっかりぶち込んでくるじゃない(笑)。 大震災は起き、話が大きく動く、次号が楽しみ。 極端な考えかもしれないが、作者は「MAO」がいつ終わってもいい覚悟で今回の連載を始めたのではないかと思う。 人気とか年齢とか、そういう負の意味ではなく、単発でキャラと話を紹介しながら少しずつ作品を盛り上げていく従来の 手法から、「MAO」という作品をいちいち完結させ、続編、続々編とつないでいくような。 「MAO」はこれまでの連載群と何かが違う。 作者あえての試みと思う。 (2019年9月26日の日記)
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10月3日 第19話「猫鬼」 |
原作少年サンデー2019年10月2日(44号)「MAO」第19話「猫鬼」 ☆ ☆ ☆ おおっと思ったのが、どうやら猫鬼はラスボスではないらしいこと。 悪は悪だろうが、必ずしも摩緒と敵対するばかりではないらしいこと。 そして摩緒もまた善、ばかりでもないらしいこと。 菜花も猫鬼の影響を受けているであろうことは、これまでの流れでなんとなくわかっていたから今さら驚かないが。 ただちょっときついのが、猫目になった摩緒と菜花の表情に感情移入できないところ。 最後のカットは摩緒の変化だと思うが、これくらいがちょうどいい。 反面、首だけの猫鬼が可愛すぎて、なんともバランスが悪い気がする。 六文を思い出すというか・・・。 根本となるストーリーがいいのに、絵柄でちょっと振り回されてるな、私。 相変わらず乙弥は可愛く、前回だったかボールを抱いてる玄馬パンダみたいな恰好で蟲毒の壷を死守してるのは 本当に可愛かった(笑)。 さて、最後のページで摩緒は見た目だけでなく、性格も変わったように見える。 柱で「奴を睨む」と書いてあるので、菜花を襲うことはないだろうが、善と悪、両方を兼ね備えた摩緒が登場したらおもしろい。 妖怪となった犬夜叉のように。 その時名前も「MAO」に変わるとか。 摩緒とMAO、りんねとRINNE以上に違いはあるのだろうか。 そういえば結局前作のタイトルがなぜ「RINNE」だったかは最後までわからなかった。 「境界のりんね」だとわかりにくいというか字面がちょっと間抜けた感じにはなるけれど。 「MAO」はタイトルが「摩緒」でもおかしくないというか、むしろ雰囲気は「摩緒」の方がかっこいいと思う。 そこでなぜ「MAO」なのか、1話の感想でも書いたが、やはり「魔王」なのかな。 改めて「魔王」よりは「摩緒」の方がかっこいいって今週はなぜかキャラも字も見た目にこだわってしまった気がする。 次回、変化した摩緒が猫鬼を撃退、摩緒と菜花は新たな謎に迫る、となるだろうか。 かごめと違って、菜花が常に現実世界の影響を受け続けているところも気になる。 (2019年10月3日の日記)
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10月10日 第20話「七又の尾」 |
原作少年サンデー2019年10月9日(43号)「MAO」第20話「七又の尾」 ☆ ☆ ☆ まずは今日は高橋留美子さんのお誕生日、おめでとうございます! これからも御身体には十分気をつけて作品を描き続けて下さいますように。 さて本編。 摩緒の変化にはびっくりした。 七又なのに九尾の狐と勘違いして、一瞬摩緒が猫ではなく狐に変化したかと勘違い。 ただ、変化した摩緒の全体像がものすごく微妙なので、これは果たしてアニメ化するつもりがあるのだろうかと 心配になってしまった。 作品人気云々じゃなく、この姿の摩緒と猫目になっている菜花、そして猫の首。 可愛いのは乙弥だけ、なのは置いてといて、カラーになって動く画面でテレビに現れた時、果してそれは テレビ映えするのだろうか。 逆にそんなこと意識しないで描きたいように描いているのかもしれないな、それならそれで頼もしい。 そしてこの摩緒こそが、「あの日」幼い菜花が事故現場で見た「化け物」だった。 摩緒が菜花一家を襲ったとは考えにくい。 逆に猫鬼を追って来て、そこに菜花一家が巻き込まれたのだろうが、菜花を助け、記憶を消したとも考えにくい。 摩緒も菜花のことを覚えていない。 変化が解けた時、摩緒が変化中のことを覚えていないとも考えにくい。 となると、摩緒と菜花は、それぞれ「あの日あの地に」いたとしか考えられない。 さらにそこへ幼い菜花あの日の菜花が登場する。 今週はここで終わり。 変化した摩緒が幼い菜花にどう絡んでいくのか、とても気になる。 確かに「ギャグ少なめに、シリアスに」描く気合いも感じられる。 こんな作品待っていた! 今週のひとりぼっち農園、これからも十勝でがんばる発表、嬉しい。 横山さん応援してますよ。 それから今週の「水曜日のdiary」には高橋さんが登場。 「まんが家バックステージ」は2002年(平成14年)10月以来 更新がないのでこれも嬉しい。 X-MENシリーズやタランティーノの「デスプルーフ」、見るぞ! B級オカルト物は、うん、見てる(笑)。 (2019年10月10日の日記)
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