12月12日 第211話「黒い蛇」 |
原作少年サンデー2023年12月6日(2号)「MAO」 第211話「黒い蛇」 ☆ ☆ ☆ 211話の表紙に摩緒と百足のほのぼの編?と期待してしまったけど、残念ながらそれはなし。 そして気になる百足さん。 以前どっかで見たような、と思ったら14巻第6話(134話)「針と刀」だった。 綾女とかがりの確執がメインで、影は薄いけど、いえ出番はなくてもインパクト大で登場百足さん。 ここでは2匹だったけど、今回は3匹に増えてるし。 同じ一家なのかな? ろくろ首編が終わったら、百足一家のほのぼの編も是非読みたい。 あまたの妖怪の中でもろくろ首ってなんとなく好きな存在。 でも途中から蛇女になった、怖いっ! でもこうして読んでると、やっぱり菜花は犬夜叉だ。 戦いの中で武器を鍛え、自分を鍛え、精神を鍛える。 摩緒がある意味完成形だからな。 紗那と幽羅子の件がすっきりしてからは、摩緒が感情を爆発させる機会が本当になくなった。 犬夜叉+かごめ=菜花なら、摩緒は殺生丸?いえむしろ桔梗? それはさておき、こちらは御降家関係なく、菜花がたまたま遭遇した事件のよう。 女が呪われたのは御降家が絡んでいるのかもしれないが。 そしてお玉は名前関係なく普通の少女だった。 ネズミを食べるから女は猫化け、お玉は名前からその配下と思った私はいかにも短絡的。 屋敷は結界で覆われ、出るには女を斬るしかない。 女を斬らずに妖を祓うには、菜花の力が試される。 というより精神の成長がさらに求められる。 この話はおもしろい。 でも一件落着したら百足編もよろしく。 今週のクエスチョン。 地元の食べ物お勧めは? 高橋先生は加島屋の鮭茶漬けかと思ったら「みかづき」というお店のイタリアンだそう。 ネットで見たら、麻婆豆腐イタリアンとかちょっと変わった感じの、でも暖かい?洋食屋さん みたいな雰囲気の?お店だった。 いつか行ってみたい。 (2023年12月12日の日記)
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12月20日 第212話「分離」 |
原作少年サンデー2023年12月13日(3・4合併号)「MAO」 第212話「分離」 ☆ ☆ ☆ まさかの幽羅子登場に驚いた。 驚いたと言っても「えっ?」ではなく「へぇ〜」みたいな驚き。 幽羅子が呪う方だけではなく、救う方(お祓い)もしてるのにも「へぇ〜」。 さすが幽羅子で単なるお祓いではなく、妖を取り込んで今度は使役するらしい。 今後摩緒達との戦いで黒い蛇が出てきたらおもしろい。 誰かがろくろ首になるんだろうか? そして幽羅子は今度は菜花を呪い?始める。 「摩緒はなにか言ってた? 私と会った事・・・」 菜花の嫉妬心を煽る言葉。 以前は自分の過去を語ることで、菜花に罪悪感を感じさせ、その恋心を封じ込めようとした。 今回は嫉妬。 でもあれ?摩緒と幽羅子、いつ会った? 遡ってみたら196話と197話、発売は8月16日(38号)と23日(39号)。 サブタイトルは「幽羅子の望み」と「魂の在所(ありか)」だった。 「MAO」時間ではそんなにたっていないかもしれないけど、こちらからしたら4か月前。 申し訳ない、すっかり忘れていた。 しかもここでは大五の魂が夏野の中にあることがわかる重要なシーンがある。 菜花を言霊で操った時とは逆に、摩緒に対する真摯な想いを打ち明けた幽羅子に同情はしたが、 摩緒が幽羅子に恋を感じたわけではない。 菜花に話さないことも、やましいからではなく、幽羅子と会った後の摩緒は、むしろ菜花に 癒しを感じている。 そこがわからないのは菜花の幼さ、いえ恋心のなせる技、だろうなあ。 「MAO」のレギュラーたちは気の遠くなるほど長い間生きて来て、それなりに経験もしてきたろうに、 基本的にはあまり変わっていない。 もちろん摩緒が精神的に強くなった、不知火が後ろ盾を得てふてぶてしくなった、全員術が上達したなどの 変化はあるだろうが、長い年月はその精神にあまり影響を与えていないように見える。 これは「犬夜叉」や「十二国記」でも感じたこと。 設定上の理由だろうか。 その中で幽羅子だけが大きく変わっている。 良くも悪くも「女になっている」と感じる。 初めが「無」であっただけに、「白」であっただけに、「摩緒」に染まり、「紗那」に出会い、 御降家が崩壊して不知火の元でどんな生き様をしてきたのか、幽羅子のスピンオフを読んでみたい。 もちろん高橋先生作で、でもやはり本編をじっくり読みたいから平行して作品作りは望まない。 それより何より百足編が表紙だけで終わってしまったのが辛いわ、私。 家、縦長だし(笑)。 どんな風に生活してるのかな。 (2023年12月20日の日記)
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1月9日 第213話「不安」 |
原作少年サンデー2023年12月27日(5・6合併号)「MAO」 第213話「不安」 ☆ ☆ ☆ 高橋先生の作品において「ヤキモチ」はかなり重要なモチーフだと思う。 ラムとあたる、響子さんと五代君、乱馬とあかね、犬夜叉とかごめ。 りんねと桜はまたちょっと違った雰囲気の作品だったので寄せるとして、これまでのヤキモチカップルは だいたい精神的レベルが同じくらいで、時にはシリアスに、時にはギャグでガチャガチャやってきた。 私個人としては、高橋作品に限らず、ヤキモチ描写そのものがあまり好きではないので、とりあえずは流して 読んでいるが、これは「るーみっく」の魅力の一つだろうと思っている。 でも「MAO」に関しては、ちょっと菜花の蚊帳の外感、空回り感が強くて可哀そうかな。 摩緒の 「でも菜花、私は、おまえに出逢ってしまった。」 この言葉、なぜ言わせないのだろう 摩緒が口に出して言ったら、菜花は素直に喜び、納得するだろう。 でもだからと言って2人の関係が一気に深まり、一気に進むことにはならないと思う。 ラブコメ焦らしのテクニック、摩緒の性格と菜花の性格にはうまく噛み合っていないような気がする。 そして幽羅子も悪役ではない。 結果的に菜花を呪う形になっているけど、彼女もまた悲劇のヒロインでい続けても良いと思う。 結局乙弥が一番大人ないつものパターン。 この微妙なズレは、しばらく引っ張り続けるのかな? そう思えば確かに「危険な遭遇」だった。 でも今回は、菜花1人の頑張りで、妖に対処し、危機に陥った所を幽羅子に救われた、その事実を大切にしておきたい。 菜花の危機を摩緒は知らないから、幽羅子は妖を封じた後で、どうすることでもできた。 でもしなかった。 菜花に対して複雑な思いはあるけれど、少なくとも殺そうとするほどの憎しみはないのだと。 菜花は立場的にこれまでちょっとなかったキャラ。 これからどう変わっていくのか、一番気になる女の子かも。 (2024年1月9日の日記)
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1月11日 第214話「鬼の腕」 |
原作少年サンデー2024年1月10日(7号)「MAO」 第214話「鬼の腕」 ☆ ☆ ☆ 「嫉妬が彼女(菜花)を強くする」なんて言葉が頭に浮かんだ今週号。 完全に主役ポジの菜花、まっすぐな成長が嬉しい。 応援したくなる。 一方摩緒はキャラとしてちょっと完成し過ぎちゃったかな。 「お互いが特別で大切だと思う二人。 だがそのことを、二人はまだ知らないー」 とあるけれど、どうしても菜花の片想いに見えてしまう。 今回出て来る鬼の腕も御降家の呪具だったのか? ずいぶん強い力を持っていて、中途半端な祈祷師はとり憑かれてしまう。 化生の匣とどちらが強いか。 化生の匣はまた出て来そうだが、鬼の腕はどうなのか。 化生の匣ほどの強さはないように思えるけど。 菜花の想いで成長するなら菜花にとってはふさわしい相手かも。 最後のページに 「幽羅子の一途さを怖れ、自身の無力さに打ちひしがれた」菜花。 でも想いの一途さで幽羅子に負けていないし、摩緒の想いも菜花にある。 そう思うとちょっと複雑。 幽羅子にも同情してしまうので感想を書きにくい。 今週は「名探偵コナン」の連載30周年特集号。 先生方からのメッセージイラストが掲載されています。 高橋先生は私の好きキャラ灰原哀、嬉しい♪ でも相変わらず似せる気ないイラストで(笑)、原作の哀ちゃんより性格丸そう。 他にアベツカサ先生、田辺イエロウ先生のイラストが素敵。 青山先生、30周年おめでとうございます。 これからもお体に気をつけて頑張って下さい。 (2024年1月11日の日記)
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1月18日 第215話「身代わり」 |
原作少年サンデー2024年1月17日(8号)「MAO」 第215話「身代わり」 ☆ ☆ ☆ 菜花が暴走して血を流し過ぎても、摩緒が血を与えれば菜花は助かる。 その逆も同じ。 その設定が崩れた。 これまで菜花が血を失ったのは、「守るため」に血赤丸を振るった時。 でも今回は「摩緒といたい、強くなりたい」という、ある意味能動的な攻撃。 想いが強くなり過ぎたか。 意識を失った菜花が目覚めた時、血を与えた摩緒もまた眠っていた。 やつれた様子はないが、いつもより血を与えすぎたのではないか、かつて摩緒が猫鬼化した時のように 眠って体力を回復させる必要があったのではないか、そう思わせる。 摩緒も菜花も今後蟲毒汁の出番が増えるか。 でも摩緒は、 「菜花の血・・・だけではない。 多すぎる。 鬼の腕の邪気で・・・血が膨らんだ!?」 としている。 かといって祈祷師の血でもない。 祈祷師は無事だ。 では鬼の腕の邪気が血と混ざりあって膨らみ、血赤丸に吸収されたのか。 だとすれば血赤丸自体が強くなり過ぎたことになる。 今後菜花はその刀をどう御していくのか。 何ていうか、まさに犬夜叉の再現。 これからの展開が気になる。 ストーリーじゃなくて、菜花の今後と摩緒の今後。 (2024年1月18日の日記)
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1月26日 第216話「祈り」 |
原作少年サンデー2024年1月24日(9号)「MAO」 第216話「祈り」 ☆ ☆ ☆ 今週号を読んでいて、懐かしの「めぞん一刻」を思い出した。 読者が読めば、2人は想い合っているんだなあとすぐわかる。 でも作品内の2人だけは気づけない。 その曖昧さが魅力だった。 ああ、乙弥だけはちゃんとわかってるな(笑)。 一番大人な子、乙弥。 摩緒は自分の気持ちが恋だと認識していないのか、だから口にしないのか。 以前、「犬夜叉」や「MAO」の登場人物は、何百年も生きて来て、全然変わってないと思う と書いたような気がする。 摩緒はたとえ紗那だけ想っていたとしても、それなりに人との付き合いはあっただろうに。 事件から10年後でも、これから500年後でも菜花たちと出会わなければ今の摩緒と変わってないんじゃないか。 でもふと思った。 もしかしたら、登場人物に変化がないのは、彼らが成長も老化もしないからかもしれない。 仮に、仮にだけど摩緒や犬夜叉と同年齢の普通の人間が一緒に100年生きたとして、同じ経験をしたら 変わるのは普通の人間だけかもしれない。 そう考えると、年月の積み重ねをきっちり描いて来た人魚シリーズはちょっと異質だったな、 リアルだったなと思った次第。 また読み返そうかな、めぞんと人魚。 菜花は恋に関しては相変わらず自信を持てないながら、ある程度の安心感は得られたみたい。 次回は巻頭カラー。 「再び”あの人”に動きが!?」であり、「”ある人物”がついに動き出し・・・!?」だそう。 「あの人」と言うからには不知火や白眉ではないだろうし、「ついに動き出し」と言うからには 大五?と思ったけどどうだろう。 たぶん合ってる。 (2024年1月26日の日記)
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2月5日 第217話「悪夢」 |
原作少年サンデー2024年1月31日(10号)「MAO」 第217話「悪夢」 ☆ ☆ ☆ 「あの人」はやはり大五。 でも大五自身が動き出したというより、大五を巡る物語が動き出したという感じ。 大五関係はちょっとややこしいので、冒頭白眉と猫鬼の会話でこれまでのまとめが入る。 (猫鬼が夏野にやらせて)五体を集め 復活させたものの大五は抜け殻のまま。 その大五の魂の在処は夏野の瞳。 夏野が生きている限り 大五は蘇らない。 (大五を蘇らせるために)夏野を殺せば、という白眉の言葉に、猫鬼は大五が夏野を護っていると言う。 ここでよくわからないのが、大五の意志は?ということ。 大五は夏野から離れれば夏野が死ぬからとどまり続けるのか。 仮に猫鬼がせっかく集めた大五の体を破壊したらどうなるのか。 大五はその心配はしていないようだが。 さらに大五は夏野を使役して、御降家最後の夜の事を探らせている。 そのために夏野は幽羅子に会いたがっている。 同時に夏野は菜花を大切に思い、育てようとしている。 これもまた大五の意志なのか。 このややこしさが、その解明がストレートなおもしろさにつながるかどうか。 そして後半、猫鬼と夏野が出会い、幽羅子が白眉の策に乗った。 でも一番驚いたのは最後のページ。 かつて紗那は敵が送って来る邪気を取り込み、御降家のために役立てていた。 それと今回の依頼人はちょっと違うが、似たようなことを猫鬼がしている。 不思議なのは、猫鬼がまだ灰丸だった頃から紗那には役目があったこと。 以前菜花と話した時(52話「呪いの家」)、猫鬼がやった感はなかったので、今回は 真似してみた感じ? それからかがりが妙に穏やかなのが気になった。 おかしな形の自信が付いたようでちょっと気になる。 この後どう話が進むのか正直見当がつかないけれど、とりあえず大五が復活しても夏野には 生きていて欲しい。 表紙の仲良さげな2人の雰囲気がいい。 残念ながら2週間休載で次回は2月21日発売の13号にて。 (2024年2月5日の日記)
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2月23日 第218話「血と香木」 |
原作少年サンデー2024年2月21日(13号)「MAO」 第218話「血と香木」 ☆ ☆ ☆ 遂に大五復活! 何もかもすっきりした、と思ったのも一瞬で、なんだか余計ややこしく感じてしまった。 もちろん私の勘違いという前提において。 1つ目は、夏野を生かしているのは誰かということ。 猫鬼は自分が泰山府君の法を使ったと言った。 大五は土人形を使って夏野と契約した。 もしも猫鬼だけだったら、夏野は自分の意思を持たず、ただ操り人形とかしていたかもしれない。 でも大五の影響があるなら、定期的に契約を繰り返していたような形で、大五が離れても生き続けることが できるかもしれない。 前回の「悪夢」のカラー表紙の仲良さげな大五と夏野の過去を見れば、それは十分あり得ると思う。 では猫鬼の役割は? 夏野が集めた大五の体を繋げただけ? そもそも猫鬼の目的すらわからない。 その状態で猫鬼のやってたことって?と疑問を感じてしまった。 でも猫鬼と大五が夏野が瀕死になるまで待って、その瞬間に術を発動したのかと思うと なんだか笑えて来る。 2つ目。 真砂は確かに妖たちに殺されたが、引き裂かれたとはちょっと大げさに感じる綺麗な亡骸だった。 現に不知火の元で、生前のままの姿をほぼ保っている。 引き裂かれたとすれば、むしろ大五だろう。 後で夏野がその体の部分部分を探し回ることを思えば、バラバラになったのはむしろ大五の方。 紗那が気づいたのは、真砂の死を見て、大五を殺したのも自分が放った妖だということではないだろうか。 知らなかったとはいえ、その所業に紗那の絶望もわかる。 やらせたのが父の当主であることは確実だし、実際青い光(大五の魂)を当主から解放していた。 3つ目は、幽羅子について。 これまで(当時の)幽羅子は、摩緒への想い、紗那への羨ましさ、孤独、悲しみなどはあっても、紗那に対する 嫉妬や憎しみ、そのようなものは見せなかった。 私は人と関わらず生きてきたことで、そのような闇の感情を持つ余地がなかったのかと思っていたが、大五が死んでも 後を追わなかった紗那を追い詰め、殺した。 紗那を殺す瞬間すら幽羅子に闇は感じなかった。 これもまた幽羅子の言霊の呪いか? そして大五は生きていた? そう考えると、実は当時の関係者で、本当に死んでいるのは御降家当主のみではないかと思えて来る。 真砂すら体は朽ちず、それなりの意思を持っているように見える。 紗那も心臓が残っているのだから、もしかしたら蘇るかも。 幽羅子も体内に妖を飼っているのだから、紗那の心臓がなくてもとりあえずは生きていける。 でも最後のページの柱、「愛する女(ひと)の仇を前に、夏野の中に潜む大五の意志が目覚める!?」とある。 夏野の中の大五も、「おまえの悪意が、紗那を殺したんだな・・・。」と言う。 ではやっぱり大五を殺したのは紗那ではないのか? かなりぐちゃぐちゃになってしまった。 でもやはり彼らを生かし続ける何者かの存在を信じたい。 そして最後に気づいた、白眉いた。 (2024年2月23日の日記)
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3月5日 第219話「大五の加護」 |
原作少年サンデー2024年2月28日(14号)「MAO」 第219話「大五の加護」 ☆ ☆ ☆ 今回気になることがあって、コミック読み返してみたけれど、「MAO」って読めば読むほどおもしろくなる、 そして読めば読むほど謎が出て来る。 高橋先生が意図したものだろうか?と時々ちょっと考える。 今回最大の謎は、83ページの夏野の言葉。 死を覚悟しながら摩緒の診療所に逃げたのは、 「助けてほしかった訳じゃない。 ただもう一度、菜花に会っておきたかった。」 ここで「犬夜叉」の神楽を思い出した。 どこかクールな感じが前から神楽と被っていたけれど、 「ただもう一度 菜花に会っておきたかった」の言葉。 神楽の最後。 「(殺生丸に)最後に・・・会えた」と似ている。 夏野が最後に会いたかったのが摩緒や華紋なら納得できる言葉。 夏野は前から菜花に好意的だったけど、この言葉には大切な妹、というより別の愛しい存在のように感じた。 夏野が菜花を、というより菜花の中にいる誰か?のような・・・。 夏野の中の大五が菜花の中にいる誰かに会いたいような? それからもう一つ、あの日の事故で猫鬼の血を浴びた菜花。 あれは偶然巻き込まれただけなのか、それとも菜花でなければならなかったのか。 猫鬼が大五のために、泰山府君の法で夏野を生き永らえさせていることばかりがクローズアップされているが、 猫鬼は菜花の祖父も蘇らせていたわけで、でも菜花に初めて会った時に、菜花を認識していなかった。 さっきも書いた、菜花の中にさらに誰かいる、という可能性はあるだろうか? となると紗那しかいないけど、菜花が紗那の生まれ変わり説はさすがに無理があるだろう(笑)。 さらに猫鬼がここまで大五に固執するわけも知りたい。 そしてなぜ猫鬼が大正時代に目覚めたかも。 もう一つは大五。 大五の魂が戻ったとして、それで夏野が死ぬことを大五は望むだろうか。 大五なら夏野を生かしておけそうだ、というよりそれを期待したい。 白眉は幽羅子の所業を摩緒には秘密にするというが、普通に夏野や大五から漏れそうな気も・・・。 不知火のいない所で話がどんどん進むなあ。 最後に夏野をかばって登場した摩緒がかっこ良かった。 今までいろんな武器が描かれて来たけど、やはり日本刀が一番映える。 (2024年3月5日の日記)
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3月8日 第220話「警告」 |
原作少年サンデー2024年3月5日(15号)「MAO」 第220話「警告」 ☆ ☆ ☆ 五色堂から現れた大五のラスボス感よ。 まるで大五が全ての根源とでも言いたくなる存在感。 そして五色堂にあの日のメンバーが再び集まる、と書きたいところだが、 ここには亡骸となった真砂はともかく白眉がいない。 そしているべきではない菜花がいる。 ではこんな不完全な形で集まったのは、大五復活に直接ある者達か。 でも華紋や百火、あるかなあ。 そもそも大五にこんな力があるなら猫鬼の力はいらなかったんじゃ? まあ夏野がいなければ体は戻らなかったわけだけど。 四魂の玉じゃあるまいし、なぜ大五の体はバラバラになって散らばっていたのだろうか。 そして一番の謎が、消された記憶。 灰丸は猫鬼であると、大五が摩緒に伝えた記憶。 私はちょっと勘違いしてたけど、灰丸は藻久不に蟲毒にされた後も、普通に紗那に飼われてたんだ。 大五が死んだ時も、灰丸は紗那のそばにいるので、まだ猫被っていたのだろうか。 夏野がまだ生きているから、この時点で大五は抜け殻。 でも夏野の顔にひびが入り、絶体絶命。 大五には、その力で夏野を救ってほしい。 それにしても、最近は、話が進むごとに謎も増える気がする。 (2024年3月8日の日記)
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