「MAO」感想(第231話〜240話)
6月8日 第231話「顔と薬」
原作少年サンデー2024年6月5日(28号)「MAO」 第231話「顔と薬」

☆   ☆   ☆

確かに御降家には弟子がたくさんいた。
大五と夏野が際立って優れていたけど、そこまでいかないそこそこの土の術師もいただろう。
もしその1人がたまたまこの薬を作っていたら。
その薬がたまたまこの時代まで残っていたら。
あり得ない話ではないと思う。

ただ、土の中に長い間埋もれていたのをこの男、造顔師がたまたま掘り出したのかと思っていたら そうではないようだ。
造顔師は御降家の名前を知っていた。
不知火ではないだろう。
不知火ならちゃんと御降家の呪物として与えていただろうし、ここまで非道な形にはしないと思う。
(白眉ならありそう)

それはそれとして気になるのが造顔師の顔。
雰囲気はかなり違うが、御降家当主と似ていないこともない。
目がひとつ、右頬に開いた口。
まあ口の位置としては、他の場所だとおもしろすぎるし、摩緒達が大体右側に立つので、左側につけると 口が見えない。

それでこんな顔になっていると思うが、御降家当主の遺骸が何らかの形で関わっていると思うのはうがち過ぎ?
私は実は、思いっきり小物扱いだった当主が蘇って欲しいんだよなあ。
まだバラバラで先の見えない話のまとめ役としてちょうどいいような気がする。
御降家そのものの謎を知るただ1人の人物だし。

造顔師はこのエピソードのゲストキャラっぽいが、その背後に新たな御降家の弟子が出て来るか。
でも御降家の美顔、美容商売はやって欲しいかも(笑)。
この辺は呪いや暗殺関係なく、まじめにやってたような気がする。
(値段は高そう)
御降家の美容土薬の通信販売の宣伝とか見てみたい。
(2024年6月8日の日記)
6月15日 第232話「壺の中の顔」
原作少年サンデー2024年6月15日(29号)「MAO」 第232話「壺の中の顔」

☆   ☆   ☆

「MAO」を読む時は、当たるかはずれるかはともかくとして、いろいろ先読みするのだけれど、 今回は全く見当がつかなかった。
造顔師がかつて会った薬売りが御降家の生き残りかと思ったらそうではなかった。

土薬に襲われ、顔がなくなった時語った声は女の声か、自分の声か、3番目の人物(御降家)か。
今回の土薬の中のたくさんの顔、かなり気持ちが悪い。
次は蓮次があんな顔になるかとドキドキしたり。

賢かったのは菜花。
いきなり「相生(そうせい)」なんて言葉が出て来てびっくりした。
相生は、五行(木火土金水)の相性のことで、火は土を助けるから、百火は土薬を浄化できないし、 蓮次ももちろんかなわない。
闘った時の強い弱いではない相性ってこれまで出て来たっけ?

この場では土属性の菜花が土薬を一部浄化し、戦いはこの場で一番強い菜花と血赤丸に託される。
摩緒は、同じ土属性なら菜花の方が格上と判断したが、ここで、あっさり土薬がなくなって終わりではないだろう。
浄化の後、出て来るのは何?もしくは誰?
続きが気になるけれど、残念ながら次号は休載。
(2024年6月15日の日記)
7月3日 第233話「強く」
原作少年サンデー2024年6月26日(31号)「MAO」 第233話「強く」

☆   ☆   ☆

今回の土薬のエピソード自体はあっさり終わって驚いた。
また、ここまで夏野を引っ張ることにも驚いた。

私も菜花と夏野の絆は好きだけど、きっちり別れを告げたのだからあとは前に進むパターンがこれまで多かったように思う。
登場するとすれば回想とか。
夏野は退場したけど、その存在は今後も重大な意味を持ってくるのだろうか。
だとしたら楽しみ。

土薬編は菜花と夏野の絆を描くためだけのエピソードだったかもしれないが、もしかしたら別の形で 御降家に絡んで来るとか。
考え過ぎかな?

もうひとつ気になったのが、摩緒の最後の言葉。
「五色堂の兄弟子たちと私の闘いが始まって・・・
 私が菜花のそばにいられなくなった時のために、
 もっと強くなってくれ、菜花。」

これは自分が華紋や百火と闘うことになった時、菜花から離れるという意味だろうか。
でも菜花自身、御降家はともかく猫鬼と関りがあるので、そんな暢気な状態ではないと思う。
菜花もまた摩緒と自身のために闘わなければいけない立場。
(華紋や百火への想いは別として)

摩緒がそんな菜花を気遣うのならそれは間違っているし。
もしかしたら自分が死んだらのことを想定しているのだろうか。

仮に御降家の不知火や白眉を倒して猫鬼も倒したらみんなはどうなるのだろう。
不老不死の呪いは解けないので、彼らがそのまま生き続けてくれたらいいと思う。
でも猫鬼の死が摩緒や菜花の死だったら、とかいろいろ考えてしまった。

そして次回動く男とは?
(2024年7月3日の日記)
7月5日 第233話「戻ってきた厄災」
原作少年サンデー2024年7月3日(32号)「MAO」 第234話「戻ってきた厄災」

☆   ☆   ☆

前回の感想で、最後に
「そして次回動く男とは?」と書いたが、予想としては主体的に動く立場の不知火、白眉、大五あたりだと 思っていた。
でも今回登場したのは、摩緒はともかくとして蓮次、百火、そして流石。
3人ともどちらかと言えば、不知火の命か摩緒との関りで動くことの多いキャラ。

今回動いたのは、男というより「化生の匣」だった、懐かしの、蟹顔の。
化生の匣に乗り移られた蟹顔の男、どこかで見たことあるビジュアル。
何だったかなあ、「エイリアン」か、違うなあ。
遠い昔に見たホラー映画。
「プレデター」?
モデルと言うわけではなく、怖いけど何となく愛嬌のあるそのビジュアル、懐かしい。

その元凶、化生の匣を単独で追っていたのは、百火と流石。
殺気立ってはいても、この2人の会話は相変わらずギャグ。
「百火くん」には笑った。

でも流石の言う「相剋」は正しい。
木は土の養分を奪う、つまり木は土より強いから蓮次は助かった。
(魄の種が土薬より強かった。)

でも水は火を消す。
水の流石は火の百火より強い。
次回の流石と百火の闘いが楽しみ、いえ心配。
摩緒が来るかな?間に合うかな?
今回はずいぶん暢気に構えていたけれど。

それとは別に、芽生と蓮次は魄の種について話す。
蓮次は摩緒から魄の種を取り除く術(すべ)を持っていると聞いたこと。
芽生は、魄の種は一時(いっとき)は命を繋ぐが(その先には惨い死が待っている)ことを示唆。

蓮次は覚悟の上の事。
後悔はしていないし、芽生を恨んではいないと言い切る。
蓮次が2度までも魄の種に救われることには、都合の良さを感じる部分もあるが、ヒールの立場に ありながらも2人が見せるかっこ良さ、ビジュアルだけではない魅力はやはり退場するには惜しい。

華紋もその気になれば、芽生や蓮次の意思とは関係なしに浄化はできるのではないか。
ただ土薬のように、魄の種が芽生や蓮次に同化し過ぎていて、浄化=死となることを危ぶんでいるのか。
もしくは芽生も蓮次も巻き込まれた一般人ではなく、敵対する不知火の下で悪事に手を染める人物。
彼らがそれを承知の上での覚悟があるなら、その意思を尊重しているのか。

仮に魄の種を浄化して2人を救って、それからどうなるのか。
心を改めて摩緒側に付くわけにもいかないし(不知火には恩がある)、かえって2人は辛い立場に 陥りそう。

いずれにしても化生の匣は新・御降家の手に渡すにはあまりに危険すぎる呪具。
芽生や蓮次とは対照的な魅力を持つ流石の勝ちになっては困るので、ここは百火を応援したい。
どっちも好きだけど。
(2024年7月5日の日記)
7月14日 第235話「火と水」
原作少年サンデー2024年7月10日(33号)「MAO」 第235話「火と水」

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タイトルは「火と水」だけど、木の華紋、火の百火、土の菜花、金の白眉、水の流石+摩緒の勢揃い。
集結は嬉しいが、どうしても「犬夜叉」の七人隊vs犬夜叉一行+鋼牙を思い出してしまう。
あの華やかさに比べると、地味に感じてしまうのは、敵も味方も普通の人間だからだろうか。
七人隊のビジュアルの個性に比べるとかなり寂しい。

戦闘シーンの炎や水や土や金や木を、カラーで、いえそれより色と動きのついたアニメで見たいと つくづく思う、映えるだろうなあ。
術を駆使したスピーディーな戦闘自体はおもしろく、術師に負けない菜花のがんばりも、「腕を上げたなあ」と 夏野目線で嬉しくなる。

化生の匣を捉えたのは最後に現れた土、新たな土の術師。
やっと出て来た、おそらく大五。
大五が化生の匣をうまく使ってパワーアップしてくれたら嬉しい。
摩緒の敵となっても味方となっても。
化生の匣を、逃げ回るだけの奈落にしてはいけない。

菜花は土属性だけど、実際に使っているのは自分の血。
大五のように土も使いこなせたら強さも増すだろうが、それは無理かな。
戦闘はともかくとして、相変わらずの百火と流石の漫才、白眉の華紋に対する慇懃無礼な態度はおもしろかった。
(2024年7月14日の日記)
7月21日 第236話「土剋水(どこくすい)」
原作少年サンデー2024年7月17日(34号)「MAO」 第236話「土剋水」

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「土剋水」と書いて「どこくすい」と読む。
「うしおととら」を思い出すなあ、懐かしい。
土は水を剋す、土は水に剋つ。
つまり土は水より強いという意味だが、そこは流石と菜花。
菜花が流石を剋すことができるわけもなく、摩緒、百火も含めて大ピンチ。

そこに大五が登場は予想通りだが、意外なのは大五が化生の匣を破壊したこと。
化生の匣から邪気が出るが、それを祓ったのは華紋。
大五が化生の匣の邪気を使役するつもりだったらがっかりだろうが、この程度の邪気なら最初から 興味なさそう。

でもだったら、何のために来たのだろう。
御降家センサーで追って来たとしても、結局は摩緒達を助けただけに終わった。
白眉が不知火がいないことで皮肉っていたが、大五は不知火が簡単に移動できないことを知らないのか。
それにその目的が不知火を殺すことだけとは思えない。

結局何のために来たのか?大五。
その目的は次回明かされるのだろうか。

☆   ☆   ☆

「らんま1/2」の「完全新作的アニメ化」に続いて、ほぼ全てのメインキャラ声優さん続投のニュースには 驚きました。
私は「犬夜叉」から入ったので詳しくないのですが、らんまは当時、年齢もキャリアも若手?新人?の 声優さんがメインだったんですね。
放映が1989年(平成元年)開始で35年前。
山口勝平さんも林原めぐみさんも日?のり子さんもバリバリの現役で、だから続投が可能。

「うる星やつら」は?と思ったら今から43年前の放映ですか。
私はどちらもリアルタイムで見ていないので、当時の熱狂は知らないのですが、楽しみに待ちたいと思います。
ただ、絵が可愛い絵からなんかスタイリッシュ?になってちょっと違うなあと・・・。
実際に映像を見たらまた印象変わるかもしれませんが。

そして次こそ「MAO」をお願いしたいです。
(2024年7月21日の日記)
7月30日 第237話「味方」
原作少年サンデー2024年7月24日(35号)「MAO」 第237話「味方」

☆   ☆   ☆

摩緒や菜花の前では夏野の名前を出しつつ、どこまでもいい人の大五。
これが演技なのか本心なのかと思えば、どちらも、というのが正解かと思う。
夏野の目を通して摩緒達と関わっていたが、化生の匣がどんな物かということは知らなかったと言う。
菜花の事は守ると言い切りつつ、摩緒とは「昔のように・・・やっていこう」と笑む。
ただし「仲良く」といった言葉はつかない。

摩緒と菜花は大五が味方と信じたようだが、華紋や百火はそこまで信じ切れていない。
確かに後半を読む前からどこか怪しさは感じた。
夏野の名前を出し過ぎることや何となく雰囲気が。
そう思わせるように描かれているんだろうな。

そして後半。
大五が幽羅子の前に現れた。
「幽羅子・・・ 
生きて出会うのは初めてだな。」
にはちょっと笑った。

幽羅子は紗那に、紗那の妖が真砂を引き裂く現実を見せ、絶望させた。
自ら死を望んだ紗那の心臓をつかみ出したのも幽羅子。
夏野を使って調べさせた幽羅子は、大五にとってはまさに「悪」。
単純にそうかな?って気持ちもあるけど、夏野の目を通せばそうなるかもしれない。

戦い始める2人だが、あっという間に決着がつく。
幽羅子を捕らえた大五の台詞が怖い。

おもしろいなあと思ったのが、つい「犬夜叉」と比較してしまうのだけれど、 あちらではかごめと桔梗、「MAO」では紗那と幽羅子という同じ顔の女性が 登場する。

細かい設定や結末は抜きにして、犬夜叉はかごめと桔梗、2人に恋する。
奈落はかごめには全く興味を持たず、桔梗一筋だった。

「MAO」では、摩緒が紗那一筋で、大五が紗那と幽羅子に反応する、恋愛的な意味で、 だと思う。
「気に入った 幽羅子。」
紗那に生き写しだから、恐ろしい女だから気に入った。
今週はここまでだが、今後幽羅子はどうなるのだろう。

神楽のように、大五の操り人形になるのだろうか。
殺生丸を想いながら、奈落に仕えていた神楽のように、摩緒を想いながら摩緒に敵対するのだろうか。
そう単純ではないだろう。
奈落は神楽は自分の分身だし、神楽に対する恋愛感情はなかった。

大五と幽羅子の関係はもっと生々しい。
幽羅子が大五の配下に素直になるとは思えないが、ならざるを得ない何かがあるのだろう。
当分は幽羅子が大五の配下として摩緒の前に出ることはないだろうが、幽羅子を伴う大五の立場は 複雑で、完全に摩緒側でもなく、不知火側でもない第三勢力となったようだ。

表面上は摩緒と仲良く、そんなうさん臭さを感じてしまったのは私だけではないと思う。
もしかしたら大五は、こちらが本来の姿だったのかもしれないとすら思う。
摩緒の事は気に入っていたけれど、その気持ちに嘘はないけれど。
紗那とのことすら純愛だった?と疑ってしまうのは私の方がすれている?
御降家自体に興味はないけれど、術師としての野心はあるのかもしれない。
同時に紗那復活の可能性も出て来るかも。
幽羅子の体に紗那の心臓、私は望まないけれど。

次号新章となっているので、ここでいったん大五と幽羅子は姿を消すか。
できれば大五にもう少し語って欲しい。
最近ちょっと停滞気味に感じていたが、この展開で大きく舵を切ったと捉えたい。
(2024年7月30日の日記)
8月2日 第238話「恨みと望み」
原作少年サンデー2024年7月31日(36号)「MAO」 第238話「恨みと望み」

☆   ☆   ☆

あれ?みたいな。
いつも自信を持って考察してるわけじゃないけど、ここまで外すとは・・・。
大五の立場から語られると、幽羅子がとんでもなく極悪な存在に思えるが、当時読んでいて そうは思わなかったというのが正直なところ。

もちろん当時は幽羅子の立場から語られていたから、大五視線とはまた違うだろうけど。
ただ1人地の底で生きて来た幽羅子に、当時そこまで露骨な嫉妬や憎しみの心が育っていただろうか。
寂しい、恋しい、羨ましい、そんな心情は感じたが。

幽羅子がある意味典型的な「御降家の女」であることは間違いない。
でも幽羅子の中に毒の部分が育ったのは、あの日以降だとどうしても思ってしまう。

幽羅子に特に思い入れがあるわけではないが、幽羅子が紗那を殺したことを摩緒が知ったら、確かに摩緒は 幽羅子を許さないだろう。
いつか誤解が解けて、摩緒が幽羅子を許したとしても、摩緒が幽羅子に恋することはないだろう。
そう思うとやはり幽羅子が哀れに見えるし、ここよ安らぐ形で救われて欲しいと思う。
そう思うと、むしろ大五の方が悪者に見える不思議。
大五の紗那に対する想いが具体的に描かれたことがないからかな。

ちょっと笑ったのが、ここで大五が「また会おう 幽羅子」と去って行ったところ。
大五と幽羅子が行動を共にすると、話がややこしくなるからか、ずいぶんあっさり。
犬夜叉を仲間の所に返そうとする桔梗を思い出した。
どうしてこう「犬夜叉」を思い出すかと思ったら、パターンが似ているんだ。
もちろんキャラが全然違うし、「MAO」は「MAO」でおもしろいのは強調しておく。

後半は、謎の銅鏡と不知火、そして久々登場の真砂。
不知火は真砂に憧れて、亡骸を大事にしているのかと思っていたが、今週の展開を見るとそれだけではないようだ。
銅鏡のおかげで真砂が蘇ったりしたら、華紋大喜びの巻、となるかな。
真砂の幸せを願っていた華紋にしてみれば、それは望まない展開だろうか。
(2024年8月2日の日記)
8月14日 第239話「銅鏡」
原作少年サンデー2024年8月7日(37・38合併号)「MAO」 第239話「銅鏡」

☆   ☆   ☆

前回サメの亡骸から出て来た銅鏡が、手にした者たちを溺死させる事件が発生。
御降家の呪具かと思いきや、摩緒は御降家でそんな呪具は見たことがないという。
菜花と乙弥を伴い、向かう摩緒。
ちょっと廃屋の井戸編(128話〜132話)を彷彿させる水対決になりそう。

余談だが、現在小学館ビルで開催中の「少年サンデー創刊65周年記念 絵コンテ・ネーム展」で 8月は高橋先生の「MAO」。
廃屋編の後の摩緒と菜花の浴衣デート「まっすぐな言葉」のネームが1話丸ごと展示されていて とても嬉しい。
X(旧Twitter)などでちょこちょこ見ることはできるけど、これだけ並ぶとやはり壮観。
(後日ブログに掲載予定です)。

で、話を戻して今回も水を相手に大苦戦の摩緒。
外で見守るしかない菜花が出会ってしまったのは不知火だった。
不知火は以前は水から離れられない(借り物の足だから)と言っていたが、最近ちょこちょこ出張って 来るのは流石のおかげ?
今回の銅鏡は水にまつわる呪具だけど、流石が御降家に入ってから不知火の出張が増えたような気がする。
いずれにしろ流石は、自分が心配しているほどその立場は危ういわけではなく、むしろ安泰なのではないかと思う。

この銅鏡に絡んで来るのはもう1人真砂。
銅鏡のエピソードはともかく、この水分のおかげで真砂が蘇りはしないだろうかと願っている。
ただ真砂の蘇りは不知火の死?につながるかもしらないからさすがにそれはないかな。

摩緒のいない場所で不知火と出会ってしまった菜花。
不知火は真砂に関わる銅鏡の回収に来たようで、今のところ菜花に敵意はないようだ。
というより眼中にない感じ?

戦闘になったらさすがに菜花はかなわないだろうが、次回の展開に期待したい。
(2024年8月14日の日記)
8月25日 第240話「海龍鏡」
原作少年サンデー2024年8月21日(39号)「MAO」 第240話「海龍鏡」

☆   ☆   ☆

海龍鏡は真砂が作った物だった。
御降家当主の命令とはいえ、人殺しの呪具を作るのを嫌がった真砂は、できあがった海龍鏡を封印して 海の底深くに沈めた。
失敗することにするなら、完成させずに封印すれば良かったのでは?と思わず突っ込み。

それが900年の時を超え、封印の力も尽きて戻って来たらしい。
不知火が菜花に説明してくれるが、姉弟子である真砂を相変わらずの呼び捨て。
白眉でさえ、慇懃無礼な形とは言え華紋に敬語を使っているのにこの態度。
以前華紋が不知火を怒っていたが、恋人を呼び捨てにすることへの怒りだけではなく、姉弟子への 不遜な態度を怒っていたのかもしれない。

今回も廃墟の井戸の時のように、摩緒は溺死の危機。
菜花もがんばるが、さすがに不知火は海龍鏡を使いこなす。
最後のカットに摩緒反撃の予感。
次回はセンターカラーが楽しみ。
(2024年8月25日の日記)

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