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1月16日 第31話「土と形代(かたしろ)」 |
原作少年サンデー2020年1月15日(7号)「MAO」第31話「土と形代(かたしろ)」 ☆ ☆ ☆ 「MAO」が人魚っぽい雰囲気からりんねっぽい雰囲気に変わった? 摩緒の対応はそんなに変わらないのに、展開が軽めになったように思う。 蛙や亀のせいか、菜花のせいか、おもしろい。 「菜花。ちょっとこっちにおいで。」 「・・・なんで?」 「私が見たところ菜花、おまえは土属性だね。」 「ああ・・・そうなんだ・・・で?」 ほのかな恋の気配さえないこのやり取りがとっても新鮮。 なかったけれど、嫌味のない殺生丸とかごめが組んだらこんな感じになるんじゃないかな? 摩緒の顔も戦闘モードじゃなくて淡々としてる? これまでのアクション系じゃなく陰陽師系で行くならそれはそれでありかも。 摩緒=安倍晴明で。 「飲め。」 「あんぐ」 コーヒー吹きそうになりましたあ。 他に気になるのが「妖怪ギガ」。 どこまでもほのぼの系と思っていたら大変なことに。 次回が気になる。 (2020年1月16日の日記)
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1月24日 第32話「式神の主(あるじ)」 |
原作少年サンデー2020年1月22日(8号)「MAO」第32話「式神の主(あるじ)」 ☆ ☆ ☆ 今週号は表紙にセンターにとカラー倍増でお楽しみも2倍。 特に乙弥が可愛すぎ。 それと「MAO」がどんどんおもしろくなってくる。 前回の「あんぐ」は可愛かったけど、今回の魚の大群でできた巨大な陰陽師姿のカエル男?は見た瞬間鳥肌が(泣)。 ただこの男?、通りすがりに舟を沈めているけれど、乗っていた漁師たちに危害は加えず。 これが「犬夜叉」だったら骨になってたなあ。 さらに摩緒を「さま」付けで呼ぶところを見ると、なるほど敵対してるわけではないような。 兄弟子でもなく、この巨大カエル男も、御簾の裏にいた人物の使いなのかも。 摩緒も声か何かで判断したのか知ってるようだし、百火は知らないようだし。 あと、摩緒と菜花の関係が微妙に進んでいるのもおもしろい。 「なるべく早く大正(こちら)にかえっておいで。」とまるで保護者のような言葉遣いの摩緒。 菜花の時代に猫鬼がいるから、菜花も身を守ることが必要。 闘い方を教えておきたい摩緒の心に気づかない菜花。 寂しいからじゃなく、闘うために手助けが必要だから帰って来いと言っているのかと思っている菜花。 菜花にほのかな恋心が芽生えつつあるけど、「まだ」反応しない摩緒が新鮮。 見た目はともかく、摩緒と乙弥が大人組、菜花と百火がまだ子供みたいなスタンスがおもしろい。 百火も落ち着いてやればさすが兄弟子、技術は確かなものがあるようだ。 今秋のまかないさん。 京都のお月見団子はこんな形なんだ、初めて知りました。 (少し細長いお団子にあんこが巻いてある。) あと完璧な百子姉さんがちょっぴりヤキモチ焼いてるのも可愛かった。 ギガはクロが真琴を護り切った、かに見えて更なる危機が。 いつものとぼけた味わいとは一線を画した世界が展開されています。 ひとりぼっち農園、まだ腱鞘炎治らず。 「動かさないと痛みがないから、朝起きて毎日思うんですよねー。 あ、今日こそ治ってる気がする!って・・・ そして動かして親指に走る激痛・・・ ああ今日も駄目だったんだと朝から絶望が・・・」 わかりますよ〜。 指をいたわりつつがんばってくださいね〜。 (2020年1月24日の日記)
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1月31日 第33話「藻久不(もくず)」 |
原作少年サンデー2020年1月29日(9号)「MAO」第33話「藻久不(もくず)」 ☆ ☆ ☆ またすごい名前が出て来た。 でもこのビジュアルのぐじゅぐじゅした感じ、コミックになってもできれば読みたくない(泣)。 表紙の菜花が可愛くて良かったのに。 こういうの、楽しく描いてるのかあ、高橋さんは。 「蟲師」にもあった、話は好きなのに絵が見たくない鳥肌系。 新たに登場した魚集合男は摩緒の兄弟子ではなく、かつて屋敷に使えていた「藻久不(もくず)」という男だった。 「もずく」ではなく「もくず」ね? ただ、藻久不は陰陽師候補ではなく、下働きをしていた男。 術を学ぶ立場にないにも関わらず、術を学びたかったらしい。 当時はそれほど悪い人間には見えないが、その藻久不の願いを利用した?何者かに術を教わり、紗那の猫を猫鬼に したのだと言う。 そしてその紗那を殺したのは摩緒(ということになっている)。 摩緒に泰山府君の秘法を教えて欲しいと、摩緒と百火を飲み込み、京(みやこ)へと連れて行く。 泰山府君の秘法が「人の寿命をほしいままに操る秘法」なのか、泰山府君(太山府君)は焔摩天の眷属の1人であり、 陰陽道の主祭神ともなっている。 その秘法は、死者を蘇らせるものとされるが、文献では死にそうになった僧を救ったのみで、死者を生き返らせたという記述はない。 「MAO」では「死者を蘇らせる」のみならず、「寿命を操る」術としている時点で、ある意味別物だろう。 藻久不で思いし出したのが「海の藻屑」という言葉。 漢字の通り「藻の屑」で、字は違うといえ、こんな名前をあてられた藻久不も哀れ。 まあ「藻屑」よりはいいか。 でも謎の出し方が、というか伏線の貼り方が本当におもしろい。 最初はそうでもなかったのに、どんどん引き込まれていく感じ。 気づいてみれば、菜花は出てたの表紙だけ。 あと、乙弥の今週の一言。 「生け簀みたいになってます。」 (2020年1月31日の日記)
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2月13日 第34話「蟲毒の穴」 |
原作少年サンデー2020年2月12日(11号)「MAO」第34話「蟲毒の穴」 あれ?銀骨?ちょっと出て来てちょっと苦しめられたりするのだけれどあっさり退場。 小物タイプというか何というか、そんな感じの藻久不の退場だった。 もう単語登録消してもいいかな、もうちょっと待とうかな、そんな感じ(笑)。 今週の藻久不はあまり緻密に描かれていないのでまあ良かったかな?と思ったけど。 哀れ藻久不はいわゆる屍舞かい!と突っ込み入れたのは私だけ? 百火もだんだんいい味出して来た。 興味深いのは、藻久不が、紗那がまだ生きていた頃から操られていたらしいこと。 次号は新展開との事だけど、そろそろ菜花にも摩緒と一緒に活躍して欲しい。 「これは、同じ『呪い』を背負う摩緒と菜花の『全てを終わらせる』物語」、この煽りはやっぱりいい。 「犬夜叉」などストーリー物は目的としては同じなんだろうけど、ハッピーエンドに進んでいると思わせない「MAO」の 暗さというかシリアスさというか。 この辺が人魚シリーズと似ている。 「舞妓さんちのまかないさん」、小学館漫画賞受賞おめでとうございます! 「少年向け部門」なんだね、一応。 ちょっと笑っちゃいました。 可愛い可愛い物語です。 ギガはメインストーリーがなかなか進まない、まさか考え中? ひとりぼっち農園はほんと勉強になるなあ。 (2020年2月13日の日記)
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2月25日 第35話「泰山府君」 |
原作少年サンデー2020年2月19日(12号)「MAO」第35話「泰山府君」 今回は泰山府君の説明と、朽縄メインで話が進む。 なんかね、「十二国記」っぽい世界や安倍晴明などが出て来るので、それだけでワクワクするけれど、 摩緒の側では話はそれほど進まない。 現代にいる菜花の所も話自体は進まない。 菜花に頼まれて「泰山府君」について「授業中に」要点をまとめてくれた白羽くん(笑)。 彼も是非摩緒の世界に招待したい。 そして朽縄=華紋は、京都で「大病を患ってたものの、高名な祈祷師(御降家の陰陽師)により回復した」女性美哉子に会いに行く。 ところが美哉子は実際は死んでいて、生きているように見えるだけだった。 朽縄の目には美哉子はミイラに見えるのだが、その足元には水。 藻久不も水を操っていたが、藻久不を操る強さの割には、美哉子に関する術は不完全。 泰山府君の術がこの水を操る人物とどう関わって来るのか、そして最後に出て来る女性がその術者なのか、謎が深まる。 と言っても、この巫女のような姿の女性は術者というより従者に近い感じもする、紅子のような。 御降家は朽縄の古巣であり、御降家を名乗る術者の集団は、「御降家」の名は高めつつ、その実体に関しては知られないようにしているようだ。 謎があちこちに飛び散っているので、まとめづらい面もあるけれど、登場人物もどんどん増えて来ておもしろい。 今回のギガ、真琴はとりあえず無事だけど、クロの方がなんか危ない、心が痛む展開に。 ひとりぼっち農園は(売れて)品切れおめでとうございます。 でも横山さんずっと犬キャラだと思ってたら、後の日よけが犬の耳に見えてただけなのね。 26号は古見さん人気投票結果発表だそうです。 古見さんと只野くんで1,2位独占かな? (2020年2月25日の日記)
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2月29日 第35話「雨の訪問者」 |
原作少年サンデー2020年2月26日(13号)「MAO」第36話「雨の訪問者」 ちょっと見てみたくなった。 今回も新しいキャラ、新しい謎の登場でスピード感が増している。 それと58ページから59ページの摩緒の3カットが優しげで好き。 菜花もなんだかんだで強くていい。 乙弥のちょっぴり怖い表情もあったりしてお得な号だった。 大正時代、「水中メガネ」はあったのか。 眼鏡はもっと前からあったろうけど、ゴーグルとして存在したのがいつからかは残念ながらわからなかった。 菜花は大正時代に帰って来たが、罠にかけられた摩緒が1人ピンチに陥る。 前回最後に出て来た少女は式神、その手にあるのは900年前、猫鬼を「苦しめた」謎の槍。 その槍に触れた摩緒もまたダメージを受ける。 術に操られた女性も気になるが、摩緒に寄りそう幼い少女。 意外と彼女が式神の主かも? 乙弥と菜花が追いつくだろうから次回が楽しみ、しかもセンターカラー。 今週のギガは「鬼一口」。 またサイドストーリーに行っちゃったけどいい話だった。 今秋のクエスチョン、うるう年で余った時間の使い方。 高橋さんは「仕事に回す」、さすがです。 (2020年2月29日の日記)
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3月7日 第37話「蟲毒(こどく)の壷」 |
原作少年サンデー2020年3月4日(14号)「MAO」第37話「蟲毒(こどく)の壷」 そして漫画「ゴーストハント」を読みたくなる。 漫画「魍魎の匣」を読みたくなる。 蟲毒、そして九字切り。 「ゴーストハント」も「魍魎の匣」基本は小説だけど、こういう時は「絵で見る」ことの わかりやすさもいい。 初めて小説で九字切りを知った時は、全然イメージできなかったから。 今回は摩緒&乙弥最大のピンチ。 乙弥は来週あたり、「ひどい目に合いました。」なんてぴょこんと復活しそう、いえして欲しい。 倒れた姿も愛らしい。 とにかく菜花ががんばった。 もともと力はあったにしろ、とっさにここまでがんばれるのは、やはり菜花の心の強さかと思う。 かごめもそうだったけど、こいうヒロインの気性は、話をスムーズに進める上でも効果的だし好もしい。 丁寧に伏線を張るというより、謎をぼんぼん投げっぱなしな感じで次週も楽しみ。 今週のまかないさん。 寒いのはわかるから着替えれば(笑)、裸足だし。 でも朝ごはん、上手なあつらえうらやましい。 うちは毎朝トーストとコーヒー、卵かソーセージに野菜炒めかサラダにヨーグルト。 野菜の種類とジャムとヨーグルトのメーカーが変るくらいで変りばえせず。 時間がないというより心の余裕がないんだろうなあ。 今週のギガ。 変化したクロの目の怖さよりも、全身のビジュアルが哀しい。 この作品は、どんな結末を用意しているのか・・・。 今週のひとりぼっち農園。 横山さん、43歳の誕生日おめでとうございます。 巻末クエスチョン。 「心の中の天使と悪魔に一言。」 高橋さんの答え。 天使「寝る前に食うな。」 悪魔「食え。」 それって悪魔と天使「に」一言じゃなくて悪魔と天使「の」一言では。 私も昔は夜食の誘惑と戦っていたけど、さすがに最近はなくなりました。 (2020年3月7日の日記)
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3月13日 第38話「血の交わり」 |
原作少年サンデー2020年3月11日(15号)「MAO」第38話「血の交わり」 ☆ ☆ ☆ 予想通り?乙弥は自分で回復したが、摩緒は死の淵に。 そんな摩緒を助けたのは、菜花の妖力(と想い、にしておこう)。 摩緒が蘇って嬉しい菜花が可愛いが、摩緒は次々と刺客を送り続けて来る相手の方が気になるらしい。 菜花不憫・・・。 その水の兄弟子が不知火(しらぬい)と呼ばれる陰陽師。 不知火がいる神社、狛犬のように置かれているのは、蛇と亀が絡んだ像。 亀と蛇が合体した想像上の動物を「亀蛇(きだ)」と呼ぶが、そのイメージではないだろうか。 妙見神と呼ばれる菩薩の乗物として登場するが、この神社の雰囲気は京都の妙見堂にある 妙見大菩薩に近い。 さらに熊本にある八代神社(妙見宮)と組み合わせた感じかな? 「MAO」では水の中に建っているが、それは水を操る人物ということで、「犬夜叉」の水神のようなイメージだろう。 ただこの不知火も「美しい」と設定されているものの、美しくないのが気になる。 主要人物で美しい人物がまだ出てないのは、切れ長の目の人物が目と目の間が離れすぎているせいだろうか。 奈落や初期殺生丸のような、美しい悪役あってこそ作品のおもしろさも引き立つと思うのだが。 今週のギガ、ちび真琴が可愛かった。 それだけに件(くだん)の結末が気になってしまう。 サンデー15号はちょっとおおしろい企画があった。 同じ小学館の「ドラえもん」50周年記念コラボで、掲載作品全てにドラえもんが登場。 インパクトでは藤田さんの「双亡亭壊すべし」、何しろ表紙で双亡亭キャラより大きくて目立ってる。 一番のお気に入りは「妖怪ギガ」の件(くだん)の回想シーンに出て来るタイムマシンで、「それから・・・ どれほどの月日が流れただろう・・・」のカット。 明治維新から戦争までの間の時代にもかかわらず、ドラえもんが馴染み過ぎてて笑えるほど。 ちなみに「MAO」は大正時代の子どもがついてる鞠がドラえもん、高橋さんにしては意外性がない。 今週のクエスチョンで、一番欲しいドラえもんグッズもどこでもドアで、高橋さんにしては?意外に普通。 (2020年3月13日の日記)
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3月22日 第39話「真砂」 |
原作少年サンデー2020年3月18日(16号)「MAO」第39話「真砂」 ☆ ☆ ☆ 今回は新キャラが登場するが、それよりも猫舌がおかしくて、そればかりが印象に残った。 最初は意味わからなかったけど、2度目に読んであっ、猫かと(笑)。 それはさておき水の術を操る弟子といえば「真砂」という名の女性だった。 摩緒と百火と華紋の記憶では物静かな女性。 同じく亀蛇を使うが、不知火とはビジュアルも言葉遣いも違う。 不知火の方が雑な術を使うようだが、だからといって高度な術を使えないわけでもないようだ。 摩緒に先立ち、不知火と対決した華紋は、不知火が「あの男か!?」とその正体に気付く。 カニに心当たりが? 弟子の1人ではないのか、真砂と兄と妹、そんな関係なのか、かなり気になる展開。 摩緒の仲間が増えていくのではなく、摩緒の周りの登場人物がどんどん増えていくだけに謎も深まる。 そして今回切なかったのが「妖怪ギガ」。 自分を失ってしまったクロの代わりに、身を挺して真琴を救う件。 真琴に気づかれぬままに死んでしまうのかと思ったがそこで真琴が件に気付き、助けようとする。 真琴も件も助かって欲しいし、この後の展開が本当に気になる。 (2020年3月22日の日記)
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3月28日 第40話「不知火」 |
原作少年サンデー2020年3月25日(17号)「MAO」第40話「不知火」 ☆ ☆ ☆ 「MAO」も早くも40話。 「犬夜叉」や「境界のRINNE」と比べて、1話限りのゲストキャラにこだわらず、早いペースで物語に関わるキャラを 絡ませて来る。 それだけにスピード感はあるけれど、謎が多くてわかりにくい。 それまでの高橋作品にあまり見られなかった展開のような・・・。 でもそこがおもしろい。 先を読ませない展開。 弟子たちみんなが白髪が混じっているということは、全員がそれほどの経験をしたのかも気になる。 華紋の記憶にある不知火はできの悪い弟子。 今も出来は悪いが、性格はだいぶ変わった。 身の丈に合わない術を使いたがるのは藻久不と同じ。 でも藻久不と違って今ではそれなりの成功を収めているというか、少なくとも華紋は止めを刺せなかった(刺さなかった?)。 そして今回初登場は不知火の妹。 今度こそ絶世の美人さんであれ。 一方現代に帰って来た菜花。 摩緒に気持ちは揺れるけど、「私は輸血袋か」って(笑)。 今週のギガ。 やっと真琴に件が見えた。 うし男君と呼ばれる件、件の声は真琴に聞こえているのだろうか。 (2020年3月28日の日記)
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