犬夜叉考察 17
犬夜叉松江ツアー−1
★「犬夜叉松江ツアー」の写真は「こちら」です。

★ストーリー

・犬夜叉とかごめは日暮神社の土蔵の中で、謎の古地図と巻物、そして鏡を見つける。
祖父によると、これは「八雲の玉」の在処を記した地図であり、鏡は「物見の鏡」と言い、容器のある場所の風景を映したり時代を越えて会話したりできる不思議な鏡であるという。

八雲の玉は四魂の玉と同じ強大な力を与えてくれるが、その力があまりに強大なため、松江に封印された。
しかし今、封印の力が弱まってきているとのこと。
犬夜叉とかごめは八雲の玉を見つけ、封印し直すために松江に向かう。

祖父が渡してくれたのは八雲の玉を封印した者が飼っていた白兎の毛で作ったお守り。
しかし妖怪により古地図は奪われてしまう。
2人は残った地図の一片と物見の鏡を頼りに古地図探しを始めた。


★概要

・古事記、日本書紀、出雲風土記など出雲地方の神話から題材をとったストーリー。
「因幡の白兎」や「八岐大蛇(やまたのおろち)退治」などお馴染みの物語を思い浮かべながら謎解きを楽しみ、同時に神話にまつわる数々の名所を歩く。
限りなく日本的な物語である「犬夜叉」のツアー地としては理想的な環境だが東日本のファンにはかなり辛い場所でもあり、泣く泣くあきらめた人も多数。
次回は是非東日本で開催希望。
遠野なんていいストーリーができそうです、あと秋葉原とか?


「犬夜叉松江ツアー」の話を聞いた時は、迷わず「行く!」と決めましたが、なんやかんやで結局飛行機に飛び乗ったのは松江の桜も散り始めの頃。
ちゃんと松江に関する情報やアクセスなど調べておこうと思っていたのに、結局ぶっつけ本番になってしまいました。
松江と言えば恥ずかしながら宍道湖のシジミ、出雲大社の近くくらいしか思いつかない情けなさ、とりあえず空港のそばの書店で「松江・出雲大社」のぽけっとサイズのガイドブック(昭文社)を買い、それを読みながら飛行機で1時間半、出雲空港に着きました。

早速出雲空港連絡バスに乗ってJR松江駅へ。
松江にいた2日間とにかくJR松江駅、しんじ湖温泉駅、そして松江城に何度行ったことか。
松江を観光しようとするならこの3箇所を基準に一畑電鉄、市営バス、レイクライン(バス)、松江ウォーカー(バス)で回るのがお約束です。

まずは松江駅の観光案内所に向かいます。
もう4月も半ばでしたが、私たちと入れ替わりに案内所から犬夜叉セットをぶら下げた女の子2人が出てきました。
小さなスーツケースを引いています、どこから来たのかな?と嬉しくなりながら見送りました。
観光所の中では名古屋弁の女性4人組が犬夜叉のツアーポスターを見ながらおしゃべり中。

「(子供さんと)アニメ見てたからわかるかも、やってみる?」ってそんな会話。
その後このグループに会うことはありませんでしたが、参加されてたら嬉しいのにな。

案内所でツアーブックやヒントが書かれた用紙などをもらって出発。
案内所の中にも「物見の鏡」が置いてあってその写真も撮りました。
これはクイズを解く上でその問題のある場所を教える大きなヒントとなっています。

最初に向かったのは松江城。
松江市は中心に松江城があり、回りに堀をめぐらせてその周りに建物が並ぶ典型的な城下町です。
緑も多く、しっとり落ち着きのある優しい街というのが第一印象でした。

松江城は堀尾氏によって作られたものですが、その後京極氏を経て松平徳川家康の流れを継ぐ松平氏が城主となりました。
中でも松江の文化に影響を与えたのが七代藩主松平不昧公(ふまいこう)です。
実は私、いきなり「まずいこう」と読んで連れの失笑を買いました(^_^;)。

不昧公は当時どん底にあった松江藩の財政を立て直すと同時に優れた文化人として松江の発展に貢献しました。
市内を散策しているとあちこちに古式ゆかしい?和菓子屋さんがあってついのぞいてしまうのですが、これらも茶の湯に親しみ、不昧流という茶道を極めた不昧公の影響と言われています。

彩雲堂」の「若草」、「三英堂」の「菜 種の里」、「風流堂」の「山川」の三大銘菓を始め、いろいろ試しましたが、特に「桂月堂 」の「薄小倉」がおいしかったです。
きんつばに似た食感ですが、外側のかりっとした砂糖衣?のような部分がたまりません(笑)。
他のお菓子に比べて甘さも控えめでした。

「若草」や「菜種の里」は私には甘すぎるように感じましたが、八雲庵で、お抹茶を濃い目にして食べるとおいしいのだと教えて頂きました、なるほど。
 (2006年4月24日の日記) 
犬夜叉松江ツアー2
風に桜が舞い散る中、石段を登って最初に松江城の天守閣に向かいます。
「城」というとどこか典雅なイメージがありますが、近寄ればよるほどその頑丈な造りと黒塗りの壁が印象的、「無骨」という言葉が似合いそう。
まずは石垣の隙間だらけで雑な造りにびっくりしました。
ところがこれは、石の大きな部分を奥に、小さな部分を表に出した、最も頑丈な作り方なのだそうです。

実戦向き、戦うための城、守られるための城であることがまず実感できました。
以前は天守閣のてっぺんにキーワードがあったそうですが、今はふるさと館に変更になったとのこと。
ちょうど3組のツアー参加グループが受付で揃ったのでまとめて受付のお姉さんがしてくれましたが、なんせ高い所が好きですから(笑)、そのまま登ってみることにしました。
あえてスリッパを履かず、木の温もりと柔らかさを踏みしめながら薄暗い階段を登っていきます。

1階ごとに鎧や兜や武器などいろいろな展示品が飾ってありましたが、それ以上に敵の上に石を落とすための穴「石落とし」や鉄砲や弓で攻撃するための穴「袋狭間」などが印象的でした。
てっぺんまで登るのはかなりきつく、これはふるさと館に変更してもおかしくないなあと納得。
小さな子供さんや時間に追われる旅行客にはきついかも(私は翌日も昇りましたけど)。

そして望楼。
亀田山の松江城の天守閣のてっぺん約30メートルの高さから見おろす松江市は緑と桜と水に囲まれたとても綺麗な街でした。
ただ風が強くて寒いのにはまいりました。
後でレイクラインの運転手さんに聞いた話だと、松江には「お弁当を忘れても傘忘れるな」って言葉があるほど天気が変わりやすく、春、夏でも寒く、雨が降る日があるそうです。

天守閣を降りてから松江郷土資料館に行こうとしたら残念ながらお休み、松江神社だけ寄りました。
資料館は「興雲閣」と呼ばれ、かつて天皇をお迎えするために建てられたのだそうです。
松江神社は資料館隣り、松平直政、不昧公、そして徳川家康などを祀る静かな神社です。

白い鳥居の色の剥げた感じが趣があって良かったです。
天守閣から降りて横断歩道を渡り、ふるさと館へ。
島根県の物産や観光を紹介、販売する施設で1階はお土産屋さん、2階は各市や町の特産品を展示したり歴史、観光スポットを紹介しています。
時間がなくてゆっくり見ることはできませんでしたが、パンフレットやマップも多く、キーワードもとてもわかりやすく置いてあるので(笑)とても楽しい場所でした。
2階の職員?の方もなんか人懐っこく明るい感じで、いかにも観光地だからといった親切じゃなく、とことんいい人なんだ〜って感じが良かったです。

天守閣受付には天守閣に誘う犬夜叉とかごめのパネルがありましたが、ここには弥勒のキーワードを探そうという宣伝パネルが。
ということは弥勒のパネルは後で作られたってこと?

ふるさと館では買い物はせず、そのまま堀川めぐりになだれ込みます。
犬夜叉とは縁のなさそうな、でも笑うと顔がくちゃっとして目がなくなるおじいさんに誘われ、「ぐるっと松江堀川めぐり」のコースに。
チケットの販売所にかごめの宣伝パネルがある他、おじいさんたちが休憩する場所に犬夜叉松江ツアーのチラシが2枚ぺたぺたって貼ってあるのが目につきます。

でも船頭のおじいさん、犬夜叉のことはな〜んにも知らないらしい(笑)。
キーワードは3つあって松江城のそばから乗ると2つしか見られませんが、2つ見ただけで答えがわかると教えてくれたり、大きなヒントとなる看板を「はいあれっ。よく見てね、よく見てね。」と指さしてくれたりといいのか?って思うほどいろいろ教えてくれました。
 (2006年4月27日の日記) 
犬夜叉松江ツアー3
堀川めぐりでは、その辺にある狭い用水路みたいなとことか、普通の高さの橋の下とか平気で通るので、狭いとこだとガリガリッて船と壁がこすれる音がしたり、低い橋の下では屋根が下がって中のみんなが小さくなったりしてました。
他のお客さんが関西のグループでそのノリのいいこと、船頭さんが「頭を下げてくださーい。」と言うたびに「は〜い。」とペコッ。
なんとなく私たちも一緒に「は〜い。」ってペコッ。

初日にキーワード2個見つけて翌日1個見つけるコースに乗りましたが、2個見つければ答えは簡単にわかります。
私が乗った船のおじいさんはとっても可愛くて、天井を低くした後、「はいありがとう、だんだん。」と言うのがなんだろうって思ってたら、「だんだん」って出雲地方の方言で「ありがとう」って意味なんだそうです。

後で八雲庵に方言集が貼ってあったのを見つけました。
船を下りて「カラコロ工房」に向かいます。
カラコロ工房の「カラコロ」は当時木の橋だった松江大橋を歩く下駄の音を聞いた「耳なし芳一」などで有名な小泉八雲ことラフカディオ・ハーンが大好きだったことから名づけられたのだそうです。

旧日本銀行松江支店の建物をそのまま使った綺麗な建物で、地下に降りるとまるでルパン三世でも忍び込んできそうな金庫の分厚い扉が見られます。
中に入るとそのまま閉じ込められてしまいそうな圧迫感。
「若草」で有名な「彩雲堂」やたくさんのお店やカフェがあり、中には犬ツアー客には割引のサービスなど行ってくれる所もありましたが、どことなく寂しい印象。
カラコロ工房に限らず、経営って言うのかな?する場所が変わったり、赤字のため撤退の噂が飛び交う施設があったりと、この犬夜叉ツアーで必死に活気を取り戻そうとする努力のような部分がそこかしこに見られ、でも隠し切れない寂しい雰囲気が漂っていると言うところでしょうか。

けれどもお店の店員さんや働いているスタッフの方々は全然そんなことを感じさせず、とにかく明るくて楽しくて優しい、そしておしゃべり好きな(笑)方ばかりでした。
カラコロ工房でのキーワード探しは、きょろきょろしながら歩いていればすぐ見つかるので簡単です。
バスの時間に少し余裕があったので、大理石をふんだんに使った建物内を歩いたり、お店をのぞいたりお茶を飲んだりして楽しみました。

次は「武家屋敷」です。
この辺は「小泉八雲記念館」や「塩見繩手」など見所がいっぱいあるので駆け足でしたが、七宝に誘われてキーワード当ての綱引きはしっかちチェック。
暑い一日で喉が渇いたので「八雲庵」に飛び込み、「若草」をお抹茶で流し込みます、ゆっくりしたいよ〜(涙)。

八雲庵はお蕎麦屋さんと聞いていたんですが、私たちがお邪魔したのは別館の甘味処の別館の方でした、おいしかったけどおなかすきすき。
小泉八雲記念館でお助けシートをもらった後、松江駅に戻り駅のそばの食堂で出雲そばをかき込み、今度は「ルイス・ ティファニー美術館」に向かいます。
ここだけは時間をかけてじっくり見たい場所。

キーワードはものすごくわかりやすい(笑)というか探す必要もない場所にあるので、イングリッシュガーデンを散策してティファニー美術館を歩き回って。
有名な「窓」の前では息をすることを忘れ、テーブルランプにため息をつき(でもトンボの目は怖かった、笑)、売店でポストカードやクリアファイルを買いまくり。
ティファニーの家具で統一された部屋、パリス・サロンもうっとりするほど素敵でしたが、こんな部屋に入ったら身動きできなくなっちゃうよね、緊張して。
何触っても壊しちゃいそうだ(^_^;)。

有名な「ベルナルド・カラボー」のチョコレートのお店ものぞいてみましたが、甘い濃厚な香りに圧倒されて結局1個も買わず、代わりに? アフタヌーン・ティーを楽しみました。
アフタヌーン・ティーなのにコーヒーを頼んでしまって大失敗、の巻でした。
 (2006年5月11日の日記) 
犬夜叉松江ツアー4
1日目のうちにフォーゲルパークも行っておきたかったんですが、フォーゲルパークにはレイクラインも松江ウォーカーも行かず、電車も1時間待たなければならないと言うことで断念。
「犬夜叉」がらみの場所でもなさそうなので、翌日時間が空いたら行ってみようと言うことで松江市内に戻り、また松江城に行ったり堀川めぐりのおじいさんとおしゃべりしたり、ふるさと館でお土産買って送ったりしてました。

泊ったのはせっかくだからと奮発した玉造温泉。
何しろ勾玉だしね。
せっかくの温泉でしたが夕食時間終了まであと20分ぐらいで駆け込んだので、がーっとビール飲んでがーっと食べて、えっ、シジミあった?みたいな(笑)。
でもその後温泉にある足湯に浸かって改めて温泉に入ってゆっくり飲んで気持ちよく眠りました・・・。

2日目の朝は朝食前の時間を有効活用、小雨混じりに旅館から傘を借りて勾玉橋に向かいます。
「出雲勾玉の里伝承館」によれば、素盞嗚尊(すさのおのみこと)が八岐大蛇(やまたのおろち)退治をした時にこの地を訪れ、櫛明玉命(くしあかるたまのみこと=玉作湯神社の祭神)から勾玉を奉献されました。

須佐之男命はこれを天照大神(あまてらすおおみかみ)に献上し、それが三種の神器のひとつ「八坂瓊勾玉」になったと言われています。

玉造温泉の入り口にも三種の神器=他に八咫鏡(やたのかがみ) 草薙の剣(くさなぎのつるぎ) をイメージしたモニュメントがありましたが、これはなんて言うか、目が点 になりました。 勾玉橋も玉作湯神社も入り口とは逆に奥へ奥へと歩いて行きます。

温泉街に沿って川が流れていますが、橋の下に下りて川原を歩くこともできます。
ちゃんとした散歩道が整備され、出発客を見送るどこかの旅館の女将さんの声が聞こえる他はしんと静かです。
あっ、ありました、勾玉橋。
橋の下を歩いているので大きな勾玉を見上げるような形になります。

思わず「おはよう、犬夜叉」ってつぶやいてしまいました。
「犬夜叉」のためだけに伊東に行き、「犬夜叉」のためだけに新潟にも行きました。
そして今、「犬夜叉」のためだけにはるばる松江までやってきた自分、なんとなく笑っちゃいます。

さらに進むと玉作湯神社の石段が見えてきます。
じっとり濡れた木々に埋もれた石段です。
古代勾玉作りが行われていた場所で、「出雲風土記」にも登場します。
温泉は「玉造」ですが、この神社の名前は「玉作」と書くのもややこしいです。

すきっ腹で少し息を切らしながら石段を登ると、傘にぶつかった雨のしずくが顔に当たって身震いするほどの冷たさです。
あまりにしんと静まり返っていてむしろ怖いくらいでした。
木でできた古い素朴な本殿や石碑などゆっくり見てくることはできませんでしたが、狛犬がいつも外にいて可哀そうだと犬小屋があったのには笑いました。

「犬夜叉」関係はあと美術館と最終問題が残っているだけなので、先にタクシーで八重垣神社に向かいます。
実は私、この場所こそが「犬夜叉松江ツアー」の原点であると信じて疑わないものですから、何が何でもいかずばなるまい、とまあ決心していたのです。
ツアーストーリーやキーワードを(後述しますが)思い浮かべただけでも、このツアーが

「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠み に 八重垣作る その八重垣を」
この歌から作られたのは間違いないでしょう。
素盞嗚尊が八岐大蛇を退治したことはさっき書きましたが、それは生贄にされていた稲田姫(いなたひめ)を助けるため。
退治後に素盞嗚尊は稲田姫と結婚してこの八重垣神社の場所に住んだと伝えられているのです。

「八雲立つ」は「雲が多く湧き起こる」という意味でしょう。
「湧き起こる雲は八重垣(八重になった垣根)にように妻を包み込んでいる」とでも訳すのでしょうか、自信はありませんが。
ちなみに「八重」とは必ずしも八という数にこだわっているわけではなく、「幾重にも」という意味でいいのでしょう。

とにかくこのリズム感、繰り返される「やえがき」という言葉の美しさ、意味や由来は知らなくても、聞いただけでどこか懐かしさのようなものを覚えるのは、遠く出雲の地に生まれた記憶のかけらが心のどこかに残っているのでしょうか、そんな風に考えてしまいます。
その八重垣神社に向かい、またまた時間に押されて大急ぎでお参りし、縁結びの鏡の池に大急ぎでコインを浮かべてあっという間に沈んだのにあせりつつ、八重垣神社を出発しました。
 (2006年5月18日の日記) 
犬夜叉松江ツアー5
ところがあまりに急ぎすぎて、今度はいろんな施設の開館時間まで時間が残ってしまいました。
そしたらタクシーの運転手さんが玉造温泉への帰り道、少しこの辺を案内しましょうか?と言ってくれて大感激。
最初に連れて行ってくれたのは「岩坂陵墓参考地」。

逆髪の結羅編の感想を書いた時、赤い櫛の伝承関連でイザナギノミコトとイザナミノミコトの悲恋について調べたことがあります(「原作アニメ比較 1」参照)。
死んでしまったイザナミ(妻)を蘇らせようと、黄泉の国に向かったイザナギ(夫)、イザナミが蘇ることはなかったのですが、実はその黄泉の国の入り口といわれる場所が、やはり島根県にあるんです。

後で調べた「古事記・日本書紀を歩く(日本交通公社・林豊著)によると平田市にあるとのことで、猪目(いなめ)洞窟と言い、人骨や道具が発見されたそうです。
中に入ることもできますが、

「穴の奥に入っていくと進むほどに狭まり、頭上からはポタポタと水滴が滴り落ち、なんとも表現しがたい異様な匂いが立ち籠める。(上記より引用)」

ではさすがに二の足を踏んでしまいそうです。
遠いこともあり、そこはあきらめてイザナミのお墓とされている岩坂御陵参考地に連れて行ってもらいました。
こんもりと木が茂った小高い丘ですが、そこにはなんと宮内庁の管轄であることを示す立て札が。

運転手さんのお話によると、イザナミのお墓とされる場所は全国各地にありますが、この地が一番有力とされ、宮内庁管理下にあるために発掘や調査ができないそうです。
他にも天岩戸やヤマタノオロチ退治した場所などお話は聞きましたが、いつかの再訪を誓って断念。
「ところでイザナギのお墓は?」と運転手さんに聞いてみると「ない」とのことでした、なぜないかはわからないとのこと。
元々「神話」である「歴史」ですから、そこがおもしろいのですけどね。
ちなみにヤマタノオロチ退治や「八雲立つ―」の句を作ったスサノオノミコトはイザナギ、イザナミの息子にあたり、天照大神(アマテラスオオミカミ)はスサノオの姉となります。

次に「ここだけは見て欲しい」と連れて行ってくれたのが「神魂(かもす)神社」。
折から降り始めた雨にしっとりと濡れた緑に包まれた日本最古の本殿作りと言われる神社。
赤杉でできた素朴にさえ見える本殿は、触れると柔らかな温もりを伝えてくれます。

今回の旅行ではいろんな場所を回りましたが、一番心に残ったのがこの神魂神社でした。
境内を歩き回っていると、石段を登ってきて参拝をされる人がいらっしゃいました。
見惚れるほどゆったりと落ち着いた参拝の仕方で、どうやら神職についておられる方のようです。
「ご旅行ですか?」と声をかけてくださり、少しお話しましたがさすがに「犬夜叉松江ツアーです。」とは言えませんでした^^;。

そして9時を回ったので「八雲立つ風土記の丘資料館」に寄りました。
ぐるっと一回りして資料をもらってきただけですが、昔教科書で見た埴輪や銅鐸、武器などの複製があって触ってみることができたのが嬉しかったです。
この後玉造温泉に戻って今度は「いずも まがたまの里伝承館」へ。

ここでは勾玉作りの体験もできますが、時間がないのであきらめてお土産や自分のための買い物三昧。
勾玉は色によってその効能?が違うとかいろいろ聞いてきました。
なんかどこに行っても話ばかり聞いてます。
でもピアスやらネックレスやらストラップやらネクタイピンやら買い込んだので、自分も満足連れも満足でした。

ところが伝承館をでたら外は暴風雨。
傘は駅のコインロッカーの中・・・。
雨にも負けず風にも負けず、バスを待って15分間立ち尽くし、再び松江駅へと向かうのでした。
 (2006年5月20日の日記) 
犬夜叉松江ツアー6
駅から今度はレイクラインに乗って普門院と月照寺へ。
普門院は小泉八雲の怪談「あずきとぎ」に登場します。
あずきとぎ橋を「杜若(かきつばた)」の歌を歌いながら渡ると恐ろしいことが起きると言われていました。
けれどもそれを信じなかったある武士が「杜若」を歌いながら橋を渡ると、一人の女に箱を渡されました。
箱の中には武士の子供の首が入っていたという恐ろしくも悲しい物語です。
「杜若」とは「伊勢物語」を題材にした謡曲だそうです。

月照寺は松江藩松平家の菩提寺です。
私は「月の照る寺」という字の感じと語感に行ってみたいと思いました。
そこでかなり無理して行ったのですが、雨上がりの色濃い緑の山の中に分け入っていくような感じに思わず足を止めてしまいます。
このまま進んだら二度と戻って来れないような、神隠しにあいそうな奇妙な感覚に囚われました、ほんとです。

それほど頭上から滴る水滴と、むっとする緑の匂いと陽射しと影のコントラストが不思議な雰囲気を醸し出していました。
ここにはやたらと威勢のいい大亀さんが鎮座してましたが、やはり八雲によると夜になるとのそりのそりと散歩を始めるそうです。
夜道でばったり出会ったら怖いけど、甲羅に乗せてもらって散歩するのは楽しそうです。
頭をなでると長生きするそうなので、家族や友達の分までなでてきました。

再び松江駅に戻り、出雲そばと蜆汁がついた定食をかき込み、ぼてぼて茶にトライしてから宍道湖駅と戻って今度はフォーゲルパークへ。
こちらは「犬夜叉」とは関係ありませんが、とにかく素敵な所だということで。
ところが松江と出雲の途中にあるこの場所だけがレイクラインでも松江ウォーカー(どっちもバス)でも行けません。
電車で行くしかなく、しかも本数が限られているので電車時間に合わせて移動しないと大変なことに。

なんとまあ宍道湖沿いの無人駅。
昔の映画に出てくるような小さな待合室だけで何にもないだだっ広い雰囲気が良かったです。
フォーゲルパークは色彩鮮やかな花とたくさんのフクロウに囲まれた場所で、ここは電車の時間がいくらか余裕がありましたが、それでも早足歩き。
フクロウは「不苦労(苦労なし?)」といった意味で縁起がいいそうなのでここでもフクロウグッズ買いまくり。

また電車に乗って宍道湖駅→松江駅と戻り、いよいよ最終関門。
ここでは迷路の中をキーワードを探しながら歩いて扉を探し、パスワード(数字)を打ち込むことになります。
そしたらここで、またまたカップルとばったり、4回目です。
「もう最後ですね〜。」「早く見たいですね〜、八雲の玉。」

会話しつつ前のグループが終わるのを待ってましたが、あれ?いつまでたっても出てこない。
しかも中ではなんかあせる気配が・・・。
私たちも飛行機の時間があったし、カップルも新幹線の時間チェックしたりしてあせり始めます。

するとついにお父さんとお母さんと男の子の3人連れがあきらめて出てきました。
男の子は泣きそうな顔してます。
どうやらドアが開かなかったようです。
可哀そうなので声をかけてみると、パスワードが間違ってました。

私たちも時間がないということで、3組がぞろぞろと一緒に入ることに。
そして八雲の玉と対面、まだまだ終わらないのが犬夜叉ツアーのすごいところです。
迷路の中で集めた言葉を組み合わせて言葉を作らなくてはなりません。
でもクイズとしては難しいものではないので、すぐ完了。

その足で再びバスに乗って県立美術館へ。
ここでも早歩きでしたが、雨上がりの眩しいほどの宍道湖の夕日を背に受けて弥勒と珊瑚の写真を撮って終了〜。
犬夜叉とかごめは美術館の前に、弥勒と珊瑚は宍道湖側に。
デジカメでも足りず、インスタントカメラを4,5個買って写真撮りましたが、せっかくだから出雲大社にも行こう!と疲れた体に鞭打って?出雲市へ。

でも行った甲斐がありました。
名前は有名ですが、実際に見る出雲大社はむしろ素朴でそのモノトーンの色合いが、ほんの少し翳ってきた空の下、連なっています。
神楽殿の大綱も見て、資料館で20匹くらいいたカメムシに悲鳴を上げ、四魂に関する像を見つけ、バス停までひたすら歩き(笑)。

でも遠い遠い出雲の空の下、出雲大社を見上げていると、人が、国が生み出されたという神話の世界が不思議な実感を伴って胸に迫ってきます。
おそらく犬夜叉松江ツアーなんて企画がなかったら、来たくてもなかなか来れない土地だったでしょう。
ここまで来たらついでに厳島神社にも行きたかったし、鳥取砂丘にも行きたかったけど、タクシーの運転手さんが笑いが止まらなくなるほど無謀な希望だったようです。
お金も減り、体重も減り、疲れ果てて出雲市内に入り、書店を回りました。

旅行の楽しみは、その地でしか買えない本や資料を探すことにもあります。
市役所や図書館も回りましたが、さすがに松江、出雲を記した本は全国どこでも買える物ばかり。
それでも出雲風土記の解説本など買いこんで飛行機に乗り込みました。

飛行機の中での1時間半、ひたすら眠って私の犬夜叉松江ツアーは終了。
ダンボール半分のパンフレットや写真、本やグッズがおみやげです。
その後給料日までは1日500円での生活でしたが(涙)、それでも行って良かったと思います。
今度は是非遠野でやって欲しいです。

今回のツアーにあたって相談に乗ってくださったYさん、ありがとうございました。
 (2006年5月23日の日記) 
犬夜叉松江ツアー7
「犬夜叉松江ツアー」が終了しました。
今後どれだけ情報が出てくるかわかりませんが、とりあえず松江市のホームページの「松江市長記者会見・記者発表資料」はチェックしておくべきかも。
過去ログだけでも松江ツアーについて触れられている箇所があります。

1、平成17年11月30日水曜日の「定例記者会見」にて。

JR主催の「犬夜叉の松江探訪ツアー」に対する負担を松江市として計上、参加見込み者が1万3,000人と予定しているとのこと。

ツアーは12月17日〜5月31日まで(年末年始をのぞく)なので1日平均80人前後ですか。
もちろん土日、祝日は増えると思うので一概には言えないでしょうが。

2、平成18年5月9日火曜日「定例記者会見」及び「「平成18年大型連休 主要観光施設入り込み客数について」の資料。

17年度の主要11施設大型連休入り込み客が17万7,000人に比べ、18年度は18万6,408人で69,408人増加しました。

松江ツアーに関係のある観光施設を抜き出してみると

            17年度      18年度 

・   松江城    16,021人 → 16,719人  ★+698人

・小泉八雲記念館  9,921人 →  10,003人 ★+82人

・  武家屋敷     8.479人 →   9.066人 ★+587人

・  堀川めぐり    18,270人 → 20,240人 ★+1,970人

・  県立美術館    10,115人 → 25,242人 ★+15,127人

・  カラコロ工房    17,126人 → 12,823人 ★−4,303人

・ 松江ウォーター
  ヴィレッジ       12,761人 → 11,669人 ★−1,092人

・ レイクライン(バス)   7,388人 → 8、889人  ★+1,501人

大幅増加の要因のひとつとして「山陰デスティネーションキャンペーン」の企画の一つである「犬夜叉松江探訪ツアー」があげられてます。
県立美術館が大きく増加した要因は日展の開催があげられていますが、それだけではないはず(笑)。
県立美術館はクイズのない場所なので、行かなければ行かなくていいのですが、一番素敵な犬夜叉&かごめ、弥勒&珊瑚のパネルがあるところ。
クイズをお助けシートに頼ってでも行くべき場所だったと思います。

特に宍道湖の見事な夕日をバックに寄り添っている弥勒と珊瑚は本当に素敵でした。
かなりのハードスケジュールでぼろぼろになってたせいか、このパネルを見て「ああ松江まではるばる来たんだあ・・・。」と涙が出そうになるほど感動しました。
ただお助けシートをもらうに必要な小泉八雲記念館が案外少ないのはびっくり。
あまり苦戦する人いなかったのかな?などといろいろ推理してしまいます。

もちろんこれらは大型連休のみのデータなので、他の土日祝日、そしてもちろん平日にも行った人を考えれば1万3.000人は軽く越えていそうって予想と言うか希望と言うか。
ちなみにやはり松江で行われた「名探偵コナン」のツアーは、「Web−さんいん」によると1ヵ月半で1万人を越えたそうです。
コナンの人気にはかなわなくても、3ヶ月で1万人越え予想、どうでしょう?

さて「犬夜叉」探しで記者会見の記事に目を通していくと、たとえば予算案に「アスベスト対策」の記述にアスベスト対策のために修理中で行けなかった県立図書館を思い出したり、曖昧だったルイス・C.ティファニー美術館の誘致から撤退問題への流れなどを追うことができます。
ティファニー美術館はとてもすばらしい場所だったので、このまま続いてほしいと思いますが、とても厳しい質疑応答などがされていてとても心配になりました。

また、「出雲 玉造アートフェスティバル」の記事に玉作神社の狛犬の犬小屋を思い出して笑ったり、松江がさらに身近に感じられます。
同時に松江市にもまた、政治的社会的な問題が山積していたりして、松江で出会った人たちの笑顔や優しさを思い出すにつけ、いろいろと考えさせられることもありました。
もう一度行きたいです、松江、そして出雲。
あまりに駆け足だったので今度はゆっくりのんびり。

他にツアー前に「島根映画祭2005」で「紅蓮の蓬莱島」の上映をするところなど、コナンツアーを踏襲しているのが手馴れた感じで好印象です。

それにしても「大手前駐車場」、「塩見縄手」、「松江ウォーター・ヴィレッジ駐車場」の臨時観光案内所での聞き取り調査によると、連休中の松江への出発県調査で、東京が481件で9位でした。
けっこういらしてるんですね、びっくりです。
この中にツアー参加者、どれくらいいらしたんでしょうね・・・。
(2006年5月23日の日記)
犬夜叉松江ツアー8 〜回答編
犬夜叉松江ツアー回答編」がアップされ、とりあえずは正解だったことに一安心。
日々の生活に押されて松江でのきついけど楽しかった旅も記憶の引き出しにしまい込まれそうになった8月のある日、「犬夜叉 松江ツアー事務局」よりプレゼントが届きました。 中には「へるんの栞」。
「お助けポイント」だった「小泉八雲記念館」で売っている八雲の作品や写真を使った栞5枚セットでC賞「松江の名産品」の中から100名様にプレゼントの一品。

私は2人で行ったので高橋先生のサイン入りポスターはまだ発送されていないんじゃないかなあ、これからじゃないのかなあとはかない希望を抱いていましたが、先日ツアー事務局に電話して確認したところ賞品は全て発送済みとのこと。
日本のどこかに狂喜乱舞した参加者が20人はいたんだなあ、いいなあと思ってしまいました。
ちなみにツアー参加者総人数その他の情報を公開する予定はないそうです、残念。

ツアー参加後、「松江市長記者会見・記者発表資料」を毎日チェックしていますが、ツアーに関する情報は前に紹介したもの以外出ていません。
自分の住んでるところよりも熱心に読んでいるが、「犬夜叉」とは別の部分で松江市の現実が見えてきてとてもおもしろいです。

「松江祭鼕行列」や塩見縄手や松江城を舞台に行われる「松江水燈路」などの発表を読めば、八雲庵の裏手にある鼕(どう)の大きさに瞠目した思い出や、何度もひいひい言いながら上り下りした松江城天守閣の急な階段が蘇るし、「松江舟歌」CD発売や「キャンドルナイトまつえ」の資料に市民生活に根づいた観光を目指す市の努力、さらにアスベスト問題や福祉の問題など旅人には見えなかった松江の現実が見えてきます。

それでも松江と言えば思い出されるのは出会った人たちの優しさと笑顔。
そしてありがとう、楽しかったの気持ち。
今後も公式発表はなくとも松江市のホームページは追って行きたいと思っています。

さて回答編によると、全ての元となる言葉が、ツアーのみの設定ですが

 「八雲立つ 八重垣つくる お社(やしろ) 松江の湖」

となっています。

「八雲立つ」は本来ならば雲が湧き起こることを意味しますが、ここでは「八雲の玉」を「断つ」、つまり「封印する」との意味合いを込めました。
そして「八重垣」はスサノオノミコト(素盞鳴尊)がイナダヒメノミコト(稲田姫)と共に暮らした場所で、今でも地名が残っているそうです。
「八重垣を作って八雲の玉を封印する聖域は松江の湖とする」と意味づけたことを知った時、ツアー地として松江が選ばれた理由がわかったように思いました。
是非映画もしくはスペシャルとして映像化して欲しいです。

コナンでもやってたからできないことはないと思うのですが、いかがでしょうか?小学館&よみうりテレビさん。
と実は要望出してます、すでに(笑)。
次回は是非秋葉原でやって欲しいです、遠野でもいいな、遠いけど。

ツアー事務局さんの対応もいつも親切で丁寧でなんか友達と話してるみたいで楽しかったです。
松江の皆様、本当にありがとうございました。
そしてメールで感想やレポートを送ってくださった皆様もありがとうございました。
次は戦国時代で会いましょう!
集合場所はもよりの日暮神社で(笑)。

          ☆          ☆          ☆

8月5日のブログより追記

★松江ツアーのプレゼント
「犬夜叉松江ツアー」事務局から可愛いプレゼントが届きました。
小泉八雲記念館の「へるんの栞」5枚セットです。
当たったんだあ〜ってとても嬉しくなりました。
あんなに楽しかった、そして大変だった松江ですが、戻ってからは日々の生活に追いまくられていると、遠い昔のような気がしてきます。

でも手紙を読んだり栞を眺めていると、出会った松江の人たちの暖かさが蘇り、ほんわりした気持ちになりました。
今頃高橋先生のサイン入りポスターが届いて狂喜乱舞している人もいるんでしょうね。
事務局の方々、本当にご苦労様でした。
そしてありがとうございましたって伝えたいです。
いつかきっと再訪したいと思ってます。
(2006年9月14日の日記)  
犬夜叉松江ツアー結果
「犬夜叉松江ツアー」の結果を公表予定はないということでしたが、個人的にメールで問い合わせたところ、丁寧なお返事を頂きました。
(私信につき、資料のみ掲載します。)

          ☆          ☆          ☆

犬夜叉松江探訪ツァーについて

1.参加者総数  4,158

    内 訳

JR、旅行会社の旅行プラン
3,856

地元(松江市)参加者
 302

2.応募はがき総数  827

?解答別

          正解
  636

半正解
  98

不正解
  86

無効・無記入
 

?男女別

男性
  259

女性
568

?年代別

10代未満
84

10代
  176

20代
136

30代
215

40代
  137

50代
39

60代以上
23

無回答
17

3.参加者の感想(アンケート調査より抜粋)

?ツァーに参加されていかがでしたか

  よかった
636

まあよかった
  157

どちらでもない
 10

あまりよくなかった


よくなかった
 

無回答
11

?ツァーの内容は難しかったですか

難しかった
188

やや難しかった
  355

普通だった
 180

やや簡単だった
52

  簡単だった
37

無回答
 
4.アンケートの中にあった主な意見

・ルイス・C、ティファニー庭園美術館がよかった

・ぐるっと松江堀川めぐりの船頭さんが最高に楽しかった

・松江ウォータービレッジの庭園がきれいだった

・松江城天守閣からの眺望がすばらしかった

・松江城に行ってよかった

・松江城の桜がきれいだった

・ぐるっと松江堀川めぐりの船の屋根が上下するのに驚いた

・松江のまちはゴミ等がなく、とてもきれいでよかった

・宍道湖の夕景を見れたのがよかった

・交通の便がよく、ぐるりんパスで気軽に回れてよかった

・犬夜叉ツァーで楽しく観光できていろいろな観光スポットに回れた

・松江の人はみんな親切でやさしかった

・犬夜叉ツァーで楽しく観光できていろいろな観光スポットに回れた

・出雲そばがおいしかった


以上のような結果が出ております、何かの参考になれば幸いです。

よろしくお願いします。

松江市観光振興部観光企画課

観光企画係 ○○

TEL:0852-55-5633 FAX:0852-55-5634

Mail:kankoukikaku@city.matsue.shimane.jp

          ☆          ☆          ☆

電話での応対もとても親切なものでしたが、メールも担当者の方の人柄が表れているような優しい文面でとても感動しました。
本当にありがとうございました。

さて、結果報告を読んでの感想ですが、参加者が思ったより少ないなというのが正直なところです。
特に地元参加。
地元の人とかたまたま松江を訪れた旅行者がとりあえずもらってみようか、ってなってもいいと思うんですけど。
実際に謎解き始めたらよほど「犬夜叉」に愛着ある人でなければ難しいだろうなって気はします、確かに。

謎解きは難しかったと思います。
特に時間に追われる私たちはゆっくりじっくり考える時間が持てなくてジタバタしてたような気がします。
それでも「せっかく松江に来たんだから何が何でも解いて帰るぞ!」って決意と他のツアー参加者を巻き込んで一緒に取り組んだことでなんとか正解を出すことができました。
その結果が「へるんの栞」一組でした。

年齢別で60代の方が多いのには驚きました。
きっとお孫さんといらっしゃったんでしょうね。

それにしてもまさかお返事をもらえるとは夢にも思ってなかったので本当に嬉しかったです。
またひとつ素敵な想い出が増えました。
(2006年10月10日の日記)  

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