その他の話題を語る道(一)

5月29日Xファイルシーズン1
13年ぶりに復活する「Xファイル」、そのお祝いにシーズン1のDVDボックスを買った。
昔はほとんどテレビを見なかった(ドラマやバラエティに興味がなかった)から、Xファイルが地上波で放映されていた頃を知らない。
スカパーに入って見始めたのが第何シーズンだったか忘れたが、すぐに夢中になった。
Xファイルが終わり、犯罪物のドラマはよく見るが、SF物はほとんど見なくなった。

「スーパーナチュラル」も途中まで見たけど、Xファイルほど夢中にはなれなかった。
なのにしないんだもんなあ、再放送。
(Dlifeではしていたらしい)
綺麗な画像で録画したいとずっと待っていたが、かなわなかったのでとりあえずシーズン1を買った次第。
買ってから、日本で新しいXファイル放送する前に全話放送するんじゃないかな?なんて思いもしたけど待ちきれなかった。

で、第1シーズン、やっぱりおもしろい。
まだ初々しいモルダーにスカリー。
政治色は少なめで、突然変異や超常現象に力を入れているのがいい。

特に「スクィーズ」のユジーン・トゥームズや「ローランド」が良かった。
モルダーとスカリーが互いの信頼感を深めていく「炎」や「闇」も好きだし、ジリアン・アンダーソンのお気に入り「海の彼方へ」もいい。

最初はモルダーの考えを頑なに否定するだけだったスカリーが、やがては超常的な現象を科学的に証明しようと、モルダーのために 努力し始め、モルダーもスカリーの信頼に応える。
モルダーとスカリーがこの2人で良かったと本当に思う。

「Xファイル」や「ミレニアム(ランス・ヘンリクセン主演)」「ローン・ガンメン」などはもっともっと愛されても(再放送されても)いいと思うのだが、どうだろうか。
犯罪物、医療物、恋愛物などのドラマに比べておもしろい超常現象物が圧倒的に少ないような気がするんだ・・・。
(2015年5月29日の日記)
4月28日借りぐらしのアリエッティ
前宣伝が凄すぎて、それだけでおなかいっぱい胸いっぱいになっちゃって見なかった「借りぐらしのアリエッティ」。
先日テレビで放映されて録画したのをやっと見ました。
間を開けてしまうと、否応なしに評価やら感想やらを聞いて(読んで)しまって先入観の塊になってしまう。

それでも厳しい評価をされている部分のいくつかは、公式サイトの「作品解説」や原作を読んでいると ある程度理解できるものでした。
逆に映画だけでその意味を理解できるように作るのが本筋だろうけど。

翔の台詞は、確かにその台詞だけだと「えっ?」と思うけど、前後の流れや翔の性格、設定など知ればそんなに 違和感がない。
タイトルで「借りぐらし」となってるけど、返すつもりもないのに「借り」なんて綺麗事でしょ?となっても、実は原作の 原題が「Borrowers(借りる者たち)」となっているので、「ジブリ」がそのまま使ったのだから、問題があるとすれば作者の方。

ちなみにこのシリーズの和訳のタイトルは「床下の小人たち」のようにしてあって「借り」という言葉を使っていません。
たぶん翻訳者がこのような違和感を読者が持たずにすむように、あえて「借り」の言葉を使わなかったのだと思っています。
(もちろん作品内では普通に使われている。)

作者やジブリであえて使ったのには意味があって、人もまた自然から「借りる」ことなしに生きていくことはできない、「所有する」 ものなどありはしないということを伝えたかったのだとか。
「借り」の意味が違うんですね。

返すことを前提とした「借り」ではなく、全ての生き物は自分の持ち物などありはしないのだから、主に自然からその恩恵を 受けて生きている、その恩恵を「借り」とした。
辞書の意味とは別のこういった解釈ではないかと思います。
ただ前述した通り、その意味が映画で伝わって来るかというと伝わってこない。

見始めた時、あまりの美しい映像に胸ときめきました(笑)。
私も小人になって床下で借りぐらししたい、そう思いましたもん。
映画はそう思わせるように作られています。

原作はもっと淡々としています。
人に人の暮らしがあるように、小人には小人の暮らしがある。
その暮らしは確かに魅力的に描写されてるけど、それに憧れるのは読者の勝手。
その意味で私は映画はジブリの意図はともかく、ファンタジー色が強い作品だと思いました。

ところがそこに「現実」が入って来ます。
良かれと思って翔がした台所交換事件、悪意あるお手伝いさん。
でも現実ならきっとそう。
ハルが結局何をしたかったのかよくわかりませんが、もしかしたらお金を取って見世物にしたがる人もいるかもしれない。

アリエッティも今は素敵な暮らしをしていますが、もしかしたらスピラーのような恰好をしてコオロギの足を御馳走と思う 生活が待っているかもしれない。
翔に恋しても、小人を絶やさないためにはスピラーと結婚して子孫を残す「義務」がある。
(その辺はアリエッティがちゃんと向き合う描写があって好感が持てました。)

ファンタジー色が強いがために、あまりに素敵な描写なためにそういった「現実」に強い拒否感が働いてしまう。
でもメッセージ性を強めるために入れられた数々の「現実」がマイナス方向に行ってしまった気がします。
たとえていうなら、「ファンタジー」の赤と「リアル」の青を混ぜたら、綺麗な紫になるはずが、なんだかえぐい色になっちゃった。
嫌な苦みまで出ちゃった、みたいな。

どちらの色も真っ向から受け入れるためには、人の目線で作った映画ではなく、小人の目線で作った映画であるべきだったかと。
確かに主人公はアリエッティで、アリエッティ基準で作られてはいるのだけれど、どうも上から見下ろす(体の大きさだけでなく) 映画の感が拭えない。

原作ではアリエッティが「人間は自分たちのために存在している」と言うくだりがあって、そこだけ抜き出すととても傲慢に思えますが、 小人の立場から考えるならそれもありだと思えます。
このように原作は、小人の世界が綺麗事じゃないんです。

舞台が日本になったのは、監督に舞台となった世界を忠実に描くだけの知識、力量が現時点では、ない」ということだそうです。
これはいい決断だったと思います。
じゃあというわけで、小人を日本人にしたら(借りぐらしの花子さんみたいな?)にしたらなんか嘘っぽくなりそうだし。
舞台は日本、雰囲気は外国、これで良かったと、映画を見て思いました。

でもね、ここまで綺麗に作るなら、いっそハルも反省し、翔も無事手術を乗り越えて帰って来て、アリエッティ一家は3人に守られて この家で静かに幸せに暮らしましたの方がむしろ合ってたような気がします。
いい人に出会って守られるなら、無理して出て行かなくていいじゃない?
保護されるのは矜持が許さないって意識はもちろんあるでしょうが、映画での説得力のなさや、雰囲気的にいっそ夢見るファンタジーで 押さえた方が、この映画らしかったように思います。

映画はいろいろ考えながら見ましたが、私は好きです。
ラピュタやトトロや、あの頃の無条件に好き!って感動は千と千尋以降なくなっています。

理由の一つはやっぱり声のせい。
映画前に派手に宣伝してた、キャラが喋ってるんじゃない、「キャラのふりした〇〇さん」の顔が最後まで消えません。
声優さんじゃなくても上手な人、合う人ならいいのですが、最近のジブリ映画に感情移入できない理由のひとつはこれです。
嫌いじゃないけど、アマゾン流に評価するなら★3つです。
(2015年4月28日の日記)
2月17日 LAW & ORDER:性犯罪特捜班
先日友達から「えむさんが見てる海外ドラマ、年単位でずれてるっ!」と突っ込みが入ったが(笑)、まさにその通りで、 私の場合とりあえず録画、後々になって見るので、下手すれば見始めた頃にはシリーズが終わっていたりする(笑)。
そして今新作として登場しているドラマも、見始めるのが2年後くらいになる。
リアルタイムで見なさいとよく言われるが、何よりCMが嫌いなので、録画しておけばどんどん飛ばせるし。

しかも見たい番組自体が多いので、DVDの枚数もかなり多い。
ちなみに昨年の大河ドラマ「軍師官兵衛」もやっと上月城まで追いついた。
物語としてここからどんどんおもしろくなるので今後が楽しみ。

さて「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」。
これまで見て来た数々の刑事物の中で、一番リアルに怖い。
必ずしもハッピーエンドで終わるわけでもないので、見終わった後鬱々としてしまうこともしばしば。
レギュラーの1人オリヴィア・ベンソンを演じたマリシュカ・ハージティが私生活でも影響を受けたと語るほどに、ここで起きる事件は 「現実に起こり得る悲惨さ」に満ちている。

このマリシュカも大好きな女優さんの1人だが、ジェーン・マンスフィールドの娘であることはずっと知らなかった。
他のメンバーも個性豊かなキャラが揃っているが、特にお気に入りはジョン・マンチ(リチャード・ベルザー)。
「恋に落ちたら」とか「虚栄のかがり火」「スピーシーズ2」など意外な所に出てたんだなあ、全然気づかなかった。
(2015年2月17日の日記)
1月27日 CSI:科学捜査班
OPからしてインパクトの強いCSIシリーズ。
その中で一番地味といえば地味、でも安定しておもしろいのが、この元祖CSIではないかと思う。
地味と言っては失礼だが、登場キャラが堅実という意味で。
それだけに見る側も安心して見ることができる。

初めて知った頃、ちょうどサラ役のジョージャ・フォックスの降板反対の署名運動が起きていてその人気ぶりに驚いた。
彼女が「ER」に出ていたのは知らなかった、見ていたはずなのだが。
ちょうどスカパーに入って「Xファイル」見始めた頃だからだいぶ前か・・・。

私はキャサリンが好きだが、彼女は12シーズンで「退職した」らしく、残念。
でもFBIからのヘッドハンティングに応じる形で退職ならかっこいい(笑)。

主人公格もウィリアム・ピーターセン演じるギル・グリッソムから交代しているらしいが、私が見ているのはまだグリッソムメインの 話なので、ありがたいことにまだまだ先は長い。

ただ最初は1話の中に2.3の事件が入ってあちこちに話が飛ぶのが苦手だった。
でも現実にはこんなもんだろうな。
(2015年1月27日の日記)
1月11日 パトリシア・コーンウェル〜「検屍官」から「儀式」まで 2
★激しくネタバレ含みます。★

ただ最新作「儀式」は良かったと思う。
良かったと言っても「業火」以前に評価を戻す気にはなれないが、胸を張って★4つはつけることができると思う。
相変わらずマリーノとのネチネチしたやり取りが延々続き、次にケイはかつての恋人たちに対し、とんでもないことを思う。
たしかにかつての恋人たちにはろくでもない人物が多かったが、見ず知らずの人を庇って爆死したマークもいる。

「関係を維持する努力をとくにせずにいても問題のない男たち。
洗濯の手間のかからない男、安上がりな恋人、セックスだけの気楽な関係、利用し利用されるだけで面倒のない相手を 求めていた。
仕事で見聞きしたことをしばし忘れさせてくれればそれでよかった。」

ケイの恋の苦しみにそれなりに共感したり同情したりした読者の想いもバッサリ切り捨てられた。
ただケイの事件に対する、被害者に対する誠実な姿勢は一貫して変わっていない。
だから私もついてってるんだと思う。
買うのをやめようと思ったことは一度もない。

ただ「儀式」の結末はどうだろう。
確かに彼の所業はひどかったが、「地獄に落としてやる」とケイが宣言し、彼を追い詰めた。
正義は行われ、彼は捕らわれたが、その結果があれである。
法の名の元に、それがケイの信念と思っていたのに、まるで私憤のような描写と、それに対して何の感慨も持たない 彼らにはちょっと首を傾げざるを得ない。
でも前述したように、作品としてはおもしろかったし、好きである。

マリーノにも微笑ましいところはあって、訓練している犬のクインシーをうまく扱えず、325ページの「『水たまりの水なんか 飲むな!』
吠えているのはマリーノの方だ。」には吹き出してしまった。

他に私が好感を持ったのが「恥ずかしがり屋のアン」。
おもしろいのがケイの秘書のブライスと一緒に登場する場面があるのだが、妙なデジャヴを感じて、何だろうと思っていたが、 先日気づいた。

「赤毛のアン」シリーズでアン・シャーリーが結婚するのはギルバート・ブライス。
結婚後彼女はアン・ブライスとなるのだ。
まさかコーンウェルのオマージュではないと思うが、なんか楽しかった。
たまたまだが、「儀式」の後にクレオ・コイル著「聖夜の罪はカラメル・ラテ」を読んだら、そっちにもブライスさんが出て来て、 なんだか「赤毛のアン」シリーズも読みたくなった。

もうひとつ、時々話題になるのが映画化のこと。
以前はデミ・ムーアで、現在はアンジェリーナ・ジョリーで2人ともイタリアの血は入っていないようだが、私のイメージだと 「ゴースト」のデミ・ムーアがそのまま年を取った感じかな?
本当はコーンウェル自身にケイを演じてもらいたいのだが、一番のはまり役。
コーンウェルは「クリミナルマインド」にゲスト出演したことがあるそうだが、残念ながら、まだ見ていない。
(2015年1月11日の日記)
1月10日 パトリシア・コーンウェル〜「検屍官」から「儀式」まで 1
★激しくネタバレ含みます。★

子供の頃から国内外を問わず、ミステリ好きだった私だが、1位クリスティー、2位ドイルは動かないにしても、 3位以下はいろんな作家が行ったり来たりしていた。
でも、初めてコーンウェルの「検屍官」を読んだ時、3位コーンウェルが確定した。
それほど衝撃的だった。

陰惨な事件の中で、プロの検屍官として完璧な仕事をするケイ・スカーペッタ。
それだけならよくある話だが、傍目には完璧に見えるケイの内面が彼女の一人称で語られるため、非常に感情移入しやすい。
方やバ−ジニア州検屍局長、方や平々凡々な一般人。
でも社会の中でいろいろなストレスを感じながら揉まれているのは同じ。

ケイの場合はこちらとは比較にならないほどの環境で、男尊女卑の典型みたいな存在、何が何でも足を引っ張ろうとするライバル、 はた迷惑な家族、折あらばスクープを得ようと付きまとうマスコミ。
でもその感情移入度が、他作家の他ヒロインとは比べ物にならないほど深くなるのは、ひとえにケイの性格故だろう。
とにかくまじめにで融通が効かない、時には頑固。

自分で自分を追い込んで行くので、他人事ながらハラハラしてしまう。
そんなケイをフォローするのがマリーノ、ベントン、ルーシー、ローズ、フィールディング、バンダーといった仲間達。
ここで「えっ?」と思う方もいるかもしれないが(笑)、ここはあくまでも1巻「検屍官」での話。
孤独感を深めることはあっても、ケイを愛する人はこんなにいるんだ、と嬉しくなってしまう。
まるで自分もその中の1人になったように錯覚してしまう(笑)。

当時の最先端技術を酷使した捜査も魅力的だった。
ちょうど初めて「CSI:科学捜査班」を見た時のように。

ミステリとしてどうかと言えば、伏線を張って登場人物の中から犯人を絞って行くタイプではない。
読者に推理をさせず、最後に犯人がびっくり箱から飛び出してくるようなパターンが多く、どちらかと言えばサスペンス。
何に驚いたと言って検屍官ともあろう彼女が、「直感が金切声をあげている」なんて言うんだから。
まあポアロに言わせれば、女性の直感(の一部)は、それまで培った知識や情報の賜物であることが多いとのことだし、 ケイの場合は外れがないけど。

そのまま一気に読んでって、「業火」がクライマックスだった。
女性がヒロインというより、海外小説は恋愛面に重きを置いている物が多いが、このシリーズも御多分に漏れずで、 ステレオタイプなイケメンが出て来て恋の対象となる。
仕事中であろうが、心中で恨み言を述べたり、の描写には辟易したが、最近ではむしろ少ない方だと知った。

私はむしろマリーノが好きだった。
見た目はほんとに嫌な奴、でも有能な警官。
ケイに敵意を抱きつつも、だんだんその才を認め、最後には誰よりも有能な味方になる。
そしてルーシー、不器用な天才、ケイの姪で自分の母よりもケイを信頼し、愛している。

そんな中でケイとベントンは愛し合うようになり、不倫の時期もあったが、やがて恋人同士となる。
しかしある殺人鬼のためにベントンは殺され、ケイは1人残される。
ここまでが「業火」。
私にとっては、前述通りのクライマックス。

ところが、この後作品内の人間関係が変わるにつれて、作品自体がおもしろさを失う。
さまざまなトラブルが増えるのは当然としても、それが本としてのおもしろさの低下に繋がったら、ただ苛立つだけである。
しかもそれが、ベントン、マリーノ、ルーシーと私が好きなベスト3(ケイ以外)となったらもういたたまれなくなる。

ベントンは最初から生き返り設定で死んだことにしたのだろうか?
そうではなくて、まるでネタが尽きたから生き返らせることにしたみたいな唐突感が否めず、それをずっとケイもベントンも私も引きずっている。
そしてマリーノ、私はケイとマリーノの確執はなくても良かったのでは?と思う。
これまたみんながずっと引きずって、最新作「儀式」でもケイが100ページ辺りまで延々恨み言を並べている。

だからといってマリーノを切らない。
悪い意味での腐れ縁がこれまた本としてのおもしろさを失っている。
だいたいこれは修復不可能な関係ではないだろうか。
ルーシーも、なぜこんな性格になってしまったのか。
平気で法を犯し、ケイにもある言葉で認定されている。
フィールディングはただただ哀しかった。

作者には一度出した人物を次に貶める癖があるようで、亡くなったローズやウィンゴーはむしろ(キャラとして)幸せ。
好きだったバンダーやフランシス・ベンなどは貶められるくらいならもう出て欲しくない。

最後には一致団結して嘘のような仲直り。
でも次作ではまた最初からネチネチ恨み言が始まってうんざりする。
ケイが若返り、マリーノが急激にダイエットし、さらにケイの一人称から普通の文体に戻ったことが輪をかけた。
あと作品自体に罪はないが、訳者が相原真理子さんが亡くなり、他の方に変わったことで文章への馴染みも消えた。
ある日突然字が大きくなって、上下巻仕立てになって値上がりしたのには目を疑った。

にもかかわらず、コーンウェルが好きな海外ミステリ作家第3位であることは変わらないし、毎年予約して買っている。
また一人称に変わったことで少し救われた部分もある。
でもケイを周りから見ると、相変わらず出来物として見えるように描かれているのは不満だが。

★この項続きます。
(2015年1月10日の日記)
12月18日 CSI:マイアミ
アメリカはテキサスとフロリダが大好きで、独身時代はよく行ったものだが、それだけにフロリダの風景や 他のシリーズに比べて開放的な女性キャラの服装(笑)なども懐かしかった。

でも一番素晴らしかったのがホレイショ・ケイン、そしてその吹き替え役の石塚運昇さん。
最初に吹き替え聞いてびっくりしたのは、デヴィッド・カルーソの声や喋り方とあまりに違うこと。
高めの声で丁寧な喋り方のカルーソに比べ、石塚さんの声は低くて喋り方もハード。
失礼ながらよく石塚さんを配役できたなあと思ったほど。

私は石塚さんのホレイショにまずハマった。
他にも公開される新作映画に比べると、声優さんも粒揃いで、演技の素晴らしさももちろんだけど、キャラに合ってるのがいい。
あっ、石塚さんのホレイショは合っているというより独自のホレイショ像を作り上げたという感じかな?

例によって飛び飛びで、時には戻ったりしながら見ているので、わかりにくいのがキャラ同士の関係。
ホレイショの想い人らしき女性は出て来るけど、恋人にはなり得ないの?とか過去の因縁があるっぽいこの男は誰?とか。
幹となっているストーリーはあるものの、基本的には1話完結なのでいいのだけれど。

後でゲーム「戦国無双3」にやくざの大親分みたいな北条氏康が登場した時、声がやはり石塚さんで、ホレイショが アテレコしてるのかな?って思ってちょっと笑った。

前回の「CSI:ニューヨーク」を読んでくれた友達に、「まだ見てないエピソードがたくさんあるのは羨ましいけど、ちゃんと1話から 見てあげないと作品に失礼よ。」と叱られた、確かに・・・。
ちなみに彼女は根っからの海外ドラマファン。
私みたいに広く浅くが趣味の人ではないので、うん、頭が下がります(笑)。

ホレイショの他に好きなのが「弾丸ガール」ことカリー・デュケーン。
「Xファイル」のスカリーは別格として、好きな海外ドラマの女優さんベスト3が彼女と「コールドケース」のリリー・ラッシュ、 「LAW&ORDER クリミナル・インテント」のアレクサンドラ・エイムズ。

でも好きというよりドラマ自体が凄絶で女優さん自体が影響を受けてしまったほどの「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」の オリビア・ベンソンが一番すごいと思う。
演じるマリシュカ・ハージティはジェーン・マンスフィールドの娘だそうだ、初めて知った。
(2014年12月18日の日記)
12月8日CSIニューヨーク
CSIシリーズでは一番最後に見始めた作品。
最初の印象は「えらく地味だな。」だったけど、いつの間にかCSIの中で一番好きになっていた。
何故?と聞かれても困るけど、マイアミもオリジナルも全部好きだし、特別に好き、というキャラがいるわけではない。
でも一番おもしろい。

以前は1話から順番に字幕スーパーで見ていた(俳優さん本人の声が聞きたい)が、大分前から時間がないのでとりあえず 録画しておいてながらできるように、吹き替え中心になっている。
だから順番やシリーズごとというわけにもいかず、もうめちゃくちゃ。

ほとんどの作品が背景に登場人物の大きな変化はあるものの、事件そのものは一話完結になっているので助かるが、 それもあって感想を書くことができず、むしろ他サイトさんの感想を夢中で読みふけっていることが多い(笑)。

吹き替え版でも、海外の映画に比べてドラマが安心して見られるのはやはり「声優さんを使っているから」だろう。
この当たり前のことが映画では当たり前でない事が多く、ゲストの声によっては見る気になれない映画も多い。
その辺、ドラマはシリーズなので拘束期間が長いせいもあり、一度限りのタレントさんは使えないのがむしろありがたい。
(あるシリーズでは1シリーズだけえっ?と思うような起用もあったが)。

特にCSIシリーズは派手な俳優さんが少ない分、声優さんもベテランぞろいで落ち着いているため、安心して見れる。
特にマックとステラが好き。
この頃のシリーズはほとんどが放映終了となっているが、私は最後まで見ているシリーズがない、というよりほとんどが 第2、3シリーズまでしか見ていないので、楽しみはまだまだ続く。

「Xファイル」や「ミレニアム」さえ最終回はまだ見ていないのだ(笑)。
でもごたごたたまって山のようになっている(しかもちゃんとタイトル書いてない)DVD、一生かかっても見切れるかどうか・・・。
なにしろ2日に1枚はダビングで作っている状態・・・。
(2014年12月8日の日記)
11月30日 BONES ―骨は語る―
私は海外ドラマが大好きだけど、意外と見るジャンルは限られていて、こういう刑事物、捜査物、ミステリー系が多い。
医療ドラマは痛そうで嫌(以前「ER」見た時は、手術のシーンが駄目だった)。
恋愛物や青春ドラマ、ファミリードラマもほとんど見ない。
アクション物は物によりけり(バイオレンスは苦手)、ホラーは大好き。

「BONES ―骨は語る―」も捜査物のひとつ。
女性法人類学者テンペランス・ブレナン(愛称がボーンズ=骨=骨を扱うから?を)主人公とする法医学物と言った方がいいのか。
私はこれを見るたびにパトリシア・コーンウェルの「検屍官」シリーズを思い出す。
「検屍官」シリーズも以前はデミ・ムーア、最近ではアンジェリーナ・ジョリーを主役に実写化する話が出ては消え、でもやもやしているが。

録画はしててもなかなか見る暇がなく、まだ第2シーズンあたりまでしか見ていないが、最初に見た時、こんな職場では働きたくないなと思った(笑)。
仕事の厳しさではなく、出て来るレギュラー陣がどうもクセが強くて、嫌いじゃないんだけど、こんな中に放りこまれたくないというか・・・。
主役のボーンズも有能で博学、仕事のできる女性なのだが、潤いがないというか何というか、典型的なキャリアウーマン。

男らしさの良い面も悪い面もたっぷり持ち合わせているブース捜査官、友情には厚いけど恋多き女のアンジェラ等々、初期はこのクセの強さばかりが 目立っていたような気がする。
でも骨の鑑定という独特な分野を扱っているのがおもしろく、見ているうちにこっちが慣れたのか向こうが性格を調整して来たのか気にならなくなった。
でも他のドラマに比べると感情移入はあまりしない方かも。

あとおもしろかったのが、ボーンズが「素晴らしい骨格」をしているという設定で、凄い美人だけど顔がダイナミックというか派手。
小顔が人気の日本だと受け入れにくい骨格だけど、目鼻立ちが大きいのですごく綺麗に見える、というか理知的に見える。
アメリカの女優さんでこんな骨格の持ち主は意外と多い。

このシリーズも私にしては珍しく、吹き替えで見ることが多いのは、ボーンズの声が湯屋敦子さんだから。
映画「バイオハザード」のジル・バレンタインとか妖艶でありながら妖艶さを感じさせない声と口調が好き。
「コールドケース」のリリー・ラッシュの田中敦子さんと共に、海外ドラマ女性吹き替え声優さんの双璧。

何かと関わるブースとは恋愛関係になるようだが、まだそこまでは見ていない。
でも事件解決後ダイナーで食事をしながら談笑し、そのままフェイドアウトして行く場面が一番好き。
(2014年11月30日の日記)
10月31日LAW&ORDERクリミナルインテント
言わずと知れた「LAW&ORDER」スピンオフ作品の1つ。
一度でも見たことがある人は、「アメリカの現役刑事がもっともリアルに感じるキャラクターと絶賛!」の宣伝文句に 「あるわけない」と突っ込みいれたはず(笑)。

元祖は知らないが、あまりにリアルで視聴後落ち込むことの多い「LAW&ORDER性犯罪特捜班」、スピンオフではないが 集団で事件に挑む「クリミナル・マインド FBI行動分析課」に比べると、このドラマはただ一つ、ヴィンセント・ドノフリオ演じる ゴーレンさんが勢いとはったりで押し切るドラマ。

もちろん多彩な知識や明快な心理分析、どんな物でもなめてみる?確固たる証拠固めと裏付けとなる部分はしっかりとある。
でもそれらが霞むゴーレンの押しの強さがこのドラマの魅力、だった。
残念ながら終了済みで、

1、DVD化されていない。
2、吹き替え版が出なかった。
3、終了後恒例第1シリーズからの再放映がされていない。

という不遇なドラマなので、私もトータルで30話も見ていない(涙)。
人気なかったのかなあ。
おもしろいと思うんだけどなあ。

私の中では「コールドケース(こちらもDVD化されていない)」と並んで大好きドラマの筆頭だが、もうひとつの特徴は、ゴーレン達の プライベートが全くなかったこと。
後半になって、いかにもネタ切れな感じでゴーレンの裏側も出て来たが、ほとんどは見事なほどそれぞれの裏側と断ち切った プロフェッショナルなドラマだった。

事件捜査は秀逸でも、私生活がぐだぐだな「コールドケース」に比べていかにも潔く、清々しく見たものだった。
クールな相棒、エイムズとのクールな掛け合いも楽しく、最初から全て録画したい作品である。

ちなみにDlifeでは、とんと御無沙汰の「Xファイル」、「コールドケース」などと共に放映されているらしい。
視聴環境にない私はひたすら悔しい。

主演のゴーレンことヴィンセント・ドノフリオ、「フルメタルジャケット」「や「ザ・セル」他いくつか見てるけど、全然記憶にない、申し訳ない。
シーズン8からジェフ・ゴールドブラムが主役交代で登場したけど、「ザ・フライ」や「ジュラシックパーク」で好きだった。
でもやっぱりインテントはゴーレンさんじゃないとね。
(2014年10月31日の日記)
10月21日夏目友人帳
なんだかんだと漫画を語っていますが、実は漫画大好き!というわけではありません。
いったん好きになるととことん読むけど、興味がないと目が素通りなので、好きな漫画=知ってる漫画で 名前を上げてもそんなにないと思います。

少年サンデー買ってるので、そこから好きになった少年漫画はいくつかありますが、少女漫画は昔から少年漫画 以上に興味がなく、誰かに教えてもらったことがきっかけで読み始めたの作品が多いです。
緑川ゆきさんの「夏目友人帳」もそのひとつ。
教えてもらったのではなく、高橋留美子さんがお気に入り漫画として名前を上げていたのがきっかけでした。

驚いたのが、主人公夏目貴志にとって妖怪が戦う敵ではなく、仲のいい友達でもない、子供の頃からその姿が見える故に トラウマとなっているところです。
中には優しくしてくれた妖怪もいたようですが、ほとんどが夏目をいじめ、さらにある理由により襲ったりするのです。
人と関わらず、うわべだけの付き合いにこだわるものの、それ以外によくも壊れずに成長したと感心するほど 悲惨な子供時代を過ごした夏目。

祖母であるレイコが妖怪と勝負して奪った名を集めた契約書である「夏目友人帳」、その所有者は名前を書かれた妖怪を 好きに使役することができ、生き死にすら自由にできるという、妖怪にとっては恐ろしい物です。
名前を取り返すためにはもちろんのこと、自分がその所有者になり変わろうとする妖怪もいます。

でも夏目は祖母の形見である友人帳を守りたい、さらにできることならその名を返してやりたい。
その助けとなったのがニャンコ先生こと斑です。
普段は生きた招き猫のような可愛い姿でありながら、その実体は強い妖力を持つ上級妖怪。
夏目が死んだら友人帳を受け継ぐことを条件に、用心棒を引き受けますが、いつしか夏目と斑の間には深い信頼が生まれ、 というよりニャンコ先生と夏目の会話はもはやギャグ、そのギャップもまた良いです。

最初は淡々と読み始めましたが、1巻2話の露神編から一気に引き込まれました。
夏目の優しさ、妖怪の愛しさ、その繋がりの寂しさと暖かさ、そして確かさ。
「犬夜叉」や「うしおととら」は人間と妖怪の絆ががっつりしていて、敵味方がはっきりしている。
そこに読者は爽快感を見出しますが、「夏目友人帳」は夏目が危ういながらも確実に、人との絆、妖怪との絆を手繰り寄せているように 見えます。

ストーリーやキャラに合った、その儚い雰囲気の絵も好きです。
最近は原作を離れてニャンコ先生人気が一人歩きし、キャンペーンやら何やらで盛り上がっているようですが、そこはさすが少女漫画(笑)。
原作がその核たる部分を失わず、夏目を大切に大切に育てて行って欲しいものです。

余談ですが、アニメも見ました。
夏目役は「戦国無双」シリーズが印象的な神谷浩史さん。
優しく愚直なほど正義感に溢れ、魏と愛の狭間に悩む青年武将浅井長政を演じていますが、無双流の味付けで、頭がちょっぴりお花畑。
そのイメージが強かったけど、夏目の声はいいですね、透明感があって優しくて。

井上和彦さんの斑&ニャンコ先生二役の使い分けの見事さも、井上さんなら当然か。
他に印象的なのが私が大好き柊の雪野五月さん、三鈴の黒田崇矢さん、露神の青野武さん、そして名取周一の石田彰さんです。
(2014年10月21日の日記)
10月4日さよならポワロ
10月6日にNHKのBSプレミアムで「名探偵ポワロ カーテン〜ポワロ最後の事件〜」が放映されます。
名優デビッド・スーシェが25年に渡って演じ続けてきたポワロの最終回です。
ホームズ、ミス・マープルと共に好きな海外ドラマトップでずっとあり続けてきた「名探偵ポワロ」。
でも恥ずかしながら、私はもうとっくに終了しているとばかり思っていました。
スカパーで見たり、時々レンタルしたりしていたものの、懐かしいドラマとしてずっと存在し続けていたのです。

ところが紆余曲折はあったものの、ずっと新作を作り続けていたことをたまたま知り、驚いて調べてみたらちょうどファイナルシリーズ(第13シリーズ)が今年9月から放映され、10月6日の「カーテン」をもって完結するのです。
本当に驚きました。
6日にはスーシェが案内役となったスペシャルの再放送もあります。
「象は忘れない」「死者のあやまち」なぞ全5作品、録画はしましたがまだ見てはいません。
「カーテン」は当分見れないだろうなあ・・・。
ストーリーがストーリーだからね。

後期シリーズはヘイスティングス、ジャップ警部、ミス・レモンが登場せず、「ビッグ・フォー」で久々の顔合わせとなったとか。
確かに原作でもそれほど出番のある人たちではありませんが、ドラマはいないと寂しいなあ。
そして忘れちゃならない熊倉一雄さん。
最後までポワロの声をきっちり演じて下さいました。
お疲れ様でした、そして本当にありがとうございました。
(2014年10月4日の日記)
7月28日 畠中恵
サイト始めてたくさんできた犬夜叉友だち、犬夜叉以外のテーマでもメールやチャットでお喋りしてて、 嬉しかったのが本や映画の好みが似てる人(女性)が多かったこと。
宮部みゆき、宇江佐真理、北原亞以子他女性作家だけでもたくさんいる。
まあ犬夜叉好きってだけで、時代物、物の怪物が好きがほぼ基本だしね。

で、話に必ず出て来たのが、「しゃばけ」シリーズで大ブレイクの畠中恵さん。
病弱な若だんなとよりどりみどりの物の怪たち、楽しいだけじゃなく深みも苦みも悲しみもちゃんとある ストーリー、私もかなりハマった。

ハマり過ぎて現代物には興味がなく、しゃばけ以外の時代物を読んでも皆しゃばけのスピンオフに 思えるのは困ってしまった。
だけど畠中さんのしゃばけ以外の時代物にも問題があって、主人公キャラが皆似てるのだ。
病弱だったり、特殊な能力が違ったり、悩みが違ったりと細かく見るといろいろあるのだけど、口調も似てるし 性格も似てるし、展開も何となく似てるし、表紙の可愛いイラストまで似た雰囲気なのだ。

これは読者が困るだけでなく、畠中さん自身もしゃばけ人気に捕らわれて抜け出せずにいることの表れではないだろうか。
タイトルも似てるので、たとえばアマゾンで「畠中恵」を検索した場合、どれがしゃばけシリーズで、どれが他のシリーズなのか わかりにくい。
しゃばけ人気におぶさるのではなく、しゃばけと違うカラーをもっと打ち出して欲しいと思っている。

現代物で、前に「アイスクリン強し」を読んだ時は、薄いなあというのが正直な感想だった。
でもその2年後に、「アイスクリン強し」の前日談である「若様組まいる」読んだら、これはおもしろかったんだなあ。
その後「アイスクリン強し」を読み返したら前よりおもしろく感じたほど。
その意味でこれからのしゃばけシリーズとの差別化に期待している。

現代物でちょっと変わっていたのが「百万の手」。
他作品とは一線を画すシリアス物だったけど、畠中物としてはどうなのかなあとまた勝手な評価をしてしまう。
畠中さん、ごめんなさい。
でもシリアスな世界をほのぼのと描くところに畠中さんの真骨頂があると思うので、しゃばけを離れたその世界、期待したい。
(2014年7月28日の日記)
7月16日 海街diary
吉田秋生著「海街diary」6巻を読みました。
タイトルは「四月になれば彼女は」。
サイモン&ガーファンクルの名曲です。
この曲をモチーフとしてストーリーが進みます。

すずが風太や仲間たちと一緒にサッカーができるのもあと少しの間だけ。
さらにすずには、静岡の学校からスポーツ特待生枠の推薦の話が来る。
それは姉の幸たちと一緒に暮らす今の家を離れる事。
この家を離れたくないという想いに揺れるすず。

でも言い換えれば、この古い家が迷えるほど素敵な場所であること。
幸たちと一緒に暮らすことを決めた時、すずには一瞬の迷いもなかった。
迷うことは幸せなこと。

「海街diary」との出会いは、これまた連載がだいぶ進んでから。 子供の頃、友だちのお姉さんに少女漫画大好きな人がいて、借りていろいろ読みましたが、その中で 気に入ったのが青池保子著「エロイカより愛をこめて」、樹なつみ著「OZ」、そして吉田秋生著「BANANA FISH」でした。
もう一日に20冊くらい読んで、親にその子の家に行くのを禁止されたほど(笑)。

ただこれらの作品は「少女漫画」の中ではある意味異色で、一般的な少女漫画は全く興味がなく、何を読んだかすら覚えていないです。
「BANANA FISH」はかなりハードな内容でしたが、その後吉田物を読む機会もなく、ずっと後になって図書館で再読したくらいかな?
その吉田さんが「今」描いている漫画、絵がずいぶん柔らかく可愛くなったなあと思いつつ読み始め、たちまち夢中になりました。

かつて幸、佳乃、千佳の三姉妹を置いて家を出て行った父が死んだ事を知らされ、お葬式に行った3人は、そこで異母妹のすずと出会う。
しっかりした子、でも自分の感情を見せない子、すずが気になる幸は、すずに自分たちと一緒に暮らそうと誘う。
迷うことなく行くことを決めたすず。
4人姉妹となった幸田家での日常が始まった・・・。

大きな事件や小さな出来事、ときめく出会いや笑える展開がいっぱい詰まっている作品です。
まるで自分が姉妹の誰かになったみたいに、その時々にときめいたり喜んだり悲しんだり笑ったり。
とことん感情移入ができます。
鎌倉の風景も素敵です。

6巻ではすずがずいぶん大人っぽくなって幸に似てきたなあと思いました。
いい人しか出て来ないのに、リアル感がある。
やたらと恋愛が絡んでくるのに、みんな自然で清々しい。
でもこの4組のカップルが普通に結婚したら、家族関係がかなりごちゃごちゃしそうです(笑)。
心を洗いたい時読みたくなる本、それが「海街diary」です。
それにしても「BANANA FISH」を描いた作家がこんなこじんまりした日常をこんなに楽しく見事に描き分けるなんて、とその間の作品を知らない 私は不思議に思いました。
確かにこじんまりした日常だけど、その中でみんなが精一杯生きてる、その描写が素晴らしいからこんなに感動できるんだなあと思います。

昨年私も真似して梅酒作ってみました。
普通に売ってる梅や氷砂糖がこの大きさの容器だと2個必要です。
そこで1個は梅酒で1個は梅ジュース。
ジュースの残りの梅は甘く煮てジャムにしました。

梅酒はまだまだ大事にとってあります。
時間をかければかけるほどおいしくなるんだって、楽しみです。
(2014年7月16日の日記)
7月3日 上橋菜穂子
ファンタジーは好きなジャンルのひとつだが、どちらかと言うとカタカナファンタジーよりも、漢字のファンタジーが好きだ。
漢字の方がファンタジーであっても身近に感じるせいだろうか。
そんな中、カタカナファンタジーであっても漢字に負けないくらい思い入れがあるのが上橋菜穂子さんの作品群。
たぶんカタカナの世界ではあるけれど、日本人作家が書いた物だからだろう。

初めて守り人シリーズを読んだ時、これが児童文学だとは気づかず、後で驚いた。
「獣の奏者」もそうだが、確かに子供は出て来るが、人の死、人生の選択、社会の中で自分の想いを貫くことの難しさ など、大人でも迷ってしまうような難題を真っ向から突き付けて来るのだ。

でも考えてみれば、人生なんて年齢に関わりなく様々な問題に多かれ少なかれ直面することになる。
子供だからなんだからと選んではいられない。
そして子供は子供なりのやり方でその問題に向き合い、対処していく。
そうして生きて行く上で、上橋さんの描く厳しい世界は格好のテキストとなるのだろう。

同時に自然の美しさや、想い合う人々の情愛や、異国の国の風景や、そういった様々なものもまた知ることになる。
厳しいけれど美しい、優しいけれど苛烈なその世界には強烈に惹きつけられる。
「守り人」も「奏者」もアニメ化され、NHK制作なだけに原作の世界観を壊すことなく話を膨らませていい作品に仕上げていたと思う。
ひとつだけ不満を言えば、バルサが若くて美人過ぎたことだろう(笑)。
小説の表紙の美人じゃないけど、若くはないけど無骨で誠実な、でも精神の強さと美しさが現れた絵が好きだったから。

できれば「狐笛のかなた」もアニメ化して欲しい。
守り人や奏者に比べれば地味だが、とっても素敵な和風ファンタジー。

今Wikipediaを読んでいたら、「ファンとの交流を大切にしており、サイン会・講演会なども頻繁に行う。」とあった。
私も一度だけサイン会に行ったことがある。→「こちら
小説とは全く違った笑顔が素敵な気さくな方で、ひどく驚いたことを覚えている。

上橋さんは今年3月 国際アンデルセン賞作家賞を受賞されました。
おめでとうございます。
今後も素晴らしい作品を書き続けて下さいますように・・・。
(2014年7月3日の日記)
6月30日 コールドケース
「Xファイル」でスカパーにハマり、次々に海外ドラマを見たが、「コールドケース 迷宮事件簿」と「LAW & ORDER:犯罪心理捜査班」、 この3つが私の中でベスト3だった。
(ホームズやポアロなどは殿堂入りということで除く、笑)。
ところが「Xファイル」はともかく、他の2作は最終回を迎えてなおDVDがリリースされる気配がない。

「コールドケース」の場合はちゃんとした理由があり、おそらく今後も出ることはないのではないかと思われる。
舞台はフィラデルフィア、殺人課の未解決事件(コールドケース)専従捜査班に属する刑事たちが、様々な未解決事件を解決して行く。
過去の事件を扱うだけに、当時の社会事情や風俗、ファッションなどが忠実に再現され、さらにその時代流行った曲が散りばめられる。
過去に遡れば遡るほど、知らないはずの時代と曲が懐かしく、まるでその時代にどっぷり浸かって生きてきたような錯覚さえ覚えてしまう。

残念ながら、問題点もそこにある。
あまりにも贅沢に当時流行った曲を使ったために、著作権の問題でDVD化がほぼ不可能と言われているのである。
だからと言って曲を切ったり、他の曲に変えたりしては雰囲気が台無しになり、作品として成立しなくなるのが辛いところ。
以前Dlifeが開局した時、吹き替えとはいえ「コールドケース」と「LAW & ORDER:犯罪心理捜査班」が1話から放映され、見れない私は 地団駄踏んだものだった。
が、幸い「コールドケース」は1話目から再放送が始まったので、絶対失敗しないように細心の注意をしながら録画している。

なぜこれほど好きかというと、まずヒロインリリー・ラッシュを演じるキャスリン・モリス、私が今現在一番綺麗だと思っている女優さん。
プライベートな写真を見た時はふつうにかわいい女性だけど、ドラマでは髪をアップにしてパンツスーツ、男勝りな性格で有能、喋り方も結構ざっくばらんな感じ。
華奢なビジュアルとのギャップがかなり魅力的、名前の語感も好き。
それでいて男運が悪いというか、仕事で有能なのと同じくらいプライベート(ドラマの中で)は不安定。

しかもまあそのお相手がどうも魅力的じゃない(キャラとしても俳優さん的にも)というか、合わない感じなんだよな。
その分リリーを囲む仲間たちはとっても素敵。
厳しくも頼りになるボススティルマン、お人好しの巨漢ヴェラ、心優しいジェフリーズ。
吹き替えもまた素晴らしい。

ヴェレンズだけう〜ん馴染めないなあ(リリーの仕事上のパートナーとしては最高だけど、その他の部分)と思っていたが、演じるダニー・ピノが、降板した ステイブラーの代わりに「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」のレギュラーになった時は驚いた。
もう一人、女性刑事のミラーもいるが、彼女の登場まで追いついていないのでまだわからない。

でも「コールドケース」の本質は何よりもそのストーリーにある。
テーマが未解決の殺人事件なだけに、殺された人はもちろんだが、その周囲の人々も様々な重荷を抱えて生きている。
事件が解決した時、その重荷をやっと降ろすことができた人もいれば、その重荷の中身を暴かれて報いを受ける人もいる。

テーマも重い。
様々な差別や性同一障害、麻薬や暴力など、アメリカのダークな部分を鋭く掘り下げ、暴き出す。
あの「パイレーツ・オブ・カリビアン」を作った人(ジェリー・ブラッカイマー)とは思えない陰鬱な話が多い。
私が一番心に残っているのは、ビリー・ホリディの「奇妙な果実」そのままに描かれたエピソード「チェス」。

けれどもリリー達の努力によって、真犯人は必ず見つかり、裁きを受ける。
殺された人々が静かな微笑みを浮かべながらリリー、あるいは自分の大切な人の前に現れるラストシーンはどれも美しい。
リリーには「ありがとう。」と、家族や恋人の前には「愛してるよ。」、物言わぬ幻だけど、彼らの笑顔はそう言っているように思える。
娯楽ドラマとして見てもいいだろうが、こうした現実に目を凝らす事もまた大切だと思う、日本もまたしかり。
(2014年6月30日の日記)
6月16日 アガサ・クリスティー
子供の頃から本は好きで、手当たり次第読み漁ったが、一番好きなジャンルはやはりミステリーだった。
ルパンよりホームズ、クイーンよりクリスティー、明智小五郎より金田一耕助が好きだったが、1人あげるとなればやはりクリスティー。
ホームズは大人になってからの方がよく読んでいる。
ストイックなホームズよりも、派手なポアロと優しいマープルの方が子供にはなじみやすかったのかも。

さらにマフィンやスコーンと共に飲む「紅茶」には憧れたなあ。
なにしろうちにあるのはティーパック(笑)。
今は時々「アフタヌーンティールーム」などで雰囲気だけを楽しんでいるが。

もうひとつ、クリスティーと言えば大昔の人だと思っていたら、エレベーターだのビートルズだのが出て来たことにも驚いた。
子供の頃のイメージは、下手すればホームズと同世代と思い込んでいたのかも(笑)。
クリスティーもまた、全作品の感想を書きたかった作家の1人。
中でも好きな作品は初めての出会いの「そして誰もいなくなった」、トリックにびっくりの「オリエント急行の殺人」と「アクロイド殺し」。

雰囲気で好きなのが「バートラムホテルにて」と「パディントン発4時50分」と「ポアロノクリスマス」。
短編集では「教会で死んだ男」。

クリスティーへの憧れは、ミステリーとしてのおもしろさもさることながら、まだ見ぬイギリスという国への憧れでもあった。
そしてもうひとつ、忘れてはならないのが真鍋博さんの表紙絵。
うまく説明できないのだが、抽象的な絵なのに作品のテーマがちゃんと含まれていて、本当に好きだった。

その後表紙が綺麗な風景写真に変更されて、それはまあ仕方がないかと思ったが、今日アマゾンで検索したら、漫画絵の表紙になっててびっくり。
何これ・・・。
古本屋さん回って揃えなくちゃならないなあ。
妹や友達に貸したり、引っ越しくり返すうちにどんどんなくなって、今では数冊しか残っていない真鍋版クリスティー。
まさかなくなる日が来るとは夢にも思ってなかったら扱いもぞんざいだったのが本当に悔やまれる。

クリスティーといえばドラマも好きで、ジョーン・ヒクソンのミス・マープル、デヴィッド・スーシェのエルキュール・ポアロは、シャーロック・ホームズを 演じたジェレミー・ブレッドと共に大好き。
私としては珍しく、この3つのドラマは必ず吹き替えで見る。
山岡久乃さん、熊倉一雄さん、そして露口茂さん。

ちなみに私は「ポアロ」派だ。
今なお現役でがんばっているのはポアロのスーシェだけ。
新作も出ているのでこのままがんばって欲しい。
(2014年6月16日の日記)
5月29日 Xファイル
立ち上げたいコンテンツはたくさんあったが、全話の感想書きたい漫画、アニメ、ドラマ、小説などもたくさんあったが、結局できなかった様々なテーマ。
その中でも一番書きたかったのが「Xファイル」の感想。
「犬夜叉」その他で手が回らなかったということもあるが、一番大きな理由は、やはり出会いが遅かったこと。

元々テレビを見ない人で、上京してからもしばらくテレビなしで過ごしたくらいだから、「Xファイル」を知ったのは結婚してスカパーを入れてから。
でも見始めたら夢中になり、他にも海外ドラマを見まくるようになった。
何といっても宇宙人である、超常現象である、不思議な事なら何でもござれな雰囲気が良かった。
しかも「信じたい」モルダーと「信じない」スカリーの対立、議論、連携、そして信頼が魅力的に描かれ、登場ゲスト?も一風変わった俳優陣。

実は最終章最終話はまだ見ていない。
見てしまうと「Xファイル」が本当に終わってしまうから。
それほどのめり込んだ。
とは言っても政府陰謀関係のエピソードはさほどではない(笑)。

モルダーが行方不明の時、代役を務めたドゲットも予想以上に良かったが、「Xファイル」はやはりモルダーとスカリーの物語。
第1シーズン第1話から感想書きたかったな。
今はスカパーでも全く放映されず、ファンサイトさんも閉鎖が多い。
そんなに古いのか?と思ったら、なんと1993年〜2002年(平成5年〜14年)までの放映だった。

日本ではもっと後から放映開始となり、さらに後になって私が見たことになる。
そういえば初めて見た時、スカリーの持ってる携帯電話のあまりの大きさにびっくりした記憶が・・・。
その後、似たような超常現象を扱うドラマで「スーパーナチュラル」なども見始めたが、「Xファイル」ほど夢中にはなれなかった。
ただ、同じクリス・カーターの「ローン・ガンメン」「ミレニアム」はおもしろかった。

「ローン・ガンメン」はあまり評判にならなかったらしいが、「Xファイル」本編にも出て来るあの3人組、好きだったなあ。
残念ながら、テレビの録画はビデオでしか持っていないので、スカパーでこの3作品を放映してくれないかなあ。
レンタルだと、5枚組セットになってたりして、とても見切れないので、こうなったら購入を考えるしかないのかなあと思う。

映画も2本製作されたが、1作目はともかく、2作目は今ひとつだった。
テレビで制作不可能なテーマで出ている小説版にもいい話があるので、そっちで映画を作って欲しかった。
お金と時間をたっぷりかけて(特に「遺跡」「旋風」「闇に潜むもの」)は映画になればかなりおもしろかったと思う。

小説と言えば、昔神保町の古本屋さんで「宿主」のノベライズを見つけたことがある。
ドラマ版「宿主」を元に、シナリオ分岐型に作ってあり、これはかなりおもしろかった。
ちょうどゲーム「かまいたちの夜 監獄島のわらべ歌」で遊んでるみたいなとんでも展開もありで。
恋しいなあ、「Xファイル」。
(2014年5月29日の日記)


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